幻想水滸伝


▼幻想水滸伝シリーズ


▼幻想水滸伝シリーズ汎用

【おかね (幻水)】
【熊 (幻水)】
【軍師】
【ゲオルグ・プライム】
【幻想水滸伝シリーズ】
【ジーン】
【儲の紋章】
【真の紋章】
【ナルシー】
【フライング削除】
【震える大地】
【本拠地 (幻水)】
【紋章】
【ルック】
【レックナート】

▼幻想水滸伝1

【ウィンディ】
【ガスパー】
【グレミオ(幻想水滸伝)】
【幻想水滸伝1】
【そうはいかないワン】
【人食い胞子】
【坊ちゃん】
【マッシュ・シルバーバーグ】

▼幻想水滸伝2

【幻想水滸伝2】
【シュウ】
【主人公とジョウイの一騎討ち】
【ナナミ】
【豚は死ね!!】
【フリード・Y】
【ヨシノ】
【ルカ・ブライト】
【ルカ・ブライト戦】

▼幻想水滸伝3

【エミリー】
【劇場 (幻水)】
【ゲド】
【幻想水滸伝3】
【トーマス】

▼幻想水滸伝4

【腕が痛くて動かない】
【エレノア・シルバーバーグ】
【金印】
【幻想水滸伝4】
【幻想水滸伝4の主人公】
【スノウ=フィンガーフート】
【罰の紋章】
【フレア】
【4様】

▼Rhapsodia

【ウォルター】
【ツノウマ】

▼幻想水滸伝5

【カイル】
【幻想水滸伝5】
【幻想水滸伝5の主人公】
【幻想水滸伝5の陣形システム】
【ふふふ、何でもしてあげるわよぉお!ふふふ!】
【ミアキス】
【リオン】
【リムスレーア】
【ルクレティア・メルセス】

▼幻想水滸伝ティアクライス

【アスアド】
【幻想水滸伝 ティアクライス】
【果てなき道程の書】
【やってみなきゃわからねぇよ】
【リウ・シエン】


▼幻想水滸伝シリーズ汎用


●おかね【おかね (幻水)】
幻想水滸伝の戦闘で登場するコマンド。
敵にお金を支払うことで見逃してもらう。
金額が足りていれば確実に戦闘を回避できるが、あまり使用機会はない。
明らかに金という概念を持たないもさもさのような敵にも効くのが特徴。

2の最終ダンジョンでハイランド兵に見逃してもらうには200,000ポッチ必要。
タコ殴りにしてやりたくなるが
主人公達も死体から金を巻き上げて軍資金に・・・と考えるとお互い様だったりする。

補足:おかねのレート
最低ランクの回復アイテムが「おくすり×6」で100ポッチ
最高値の売り物が「風のつむいだ鎧」で210,000ポッチ
その次の180,000ポッチの売り物を除くと
ほとんどの売り物は100,000以下だからズバぬけた高さである。

追記:本来は逃亡用コマンドだが、実はこのコマンドを連打するだけで
1のラスボス・黄金竜(バルバロッサ皇帝)を倒すことができる。
いくらなんでも情けなさすぎではないだろうか。


●くま【熊 (幻水)】
幻想水滸伝1、2に出てくるビクトールの愛称。見た目が熊のような大男だから、というのが理由。
外側だけでなく中身もタフなシリーズの人気者。


●ぐんし【軍師】
戦争を扱った作品である幻想水滸伝のキーパーソン。
そのほとんどをシルバーバーグと呼ばれる一族と、その弟子達が占めている。
1、2の軍師達は、その才覚を発揮する場面が多く、
軍師の活躍するシーンはストーリーの見せ場にもなっていた。
3、4の軍師は概ね不評である。その理由は「軍師としての仕事をしていない」から。
3では戦争パートにプレイヤーが介入する部分が増え、
その分「軍師の戦略で圧倒的に勝利する」ということがなくなってしまった。
4に至っては挟み撃ちに合うと主人公の持つ力(使うと命を削ってしまう)を
使わせて解決を図るという無能っぷりを晒してくれる。
軍師の凋落とシリーズのそれがかぶる、ある意味責任の重いキャラである。


●げおるぐ・ぷらいむ【ゲオルグ・プライム】
幻想水滸伝1、2、5に登場する、世界中に名を轟かせる伝説の剣士。宿星は天異星。
1では説明書に名前だけ登場し、主人公の父親の元同僚。2では危ないところを助けてくれる凄腕、
5では主人公の父親、女王騎士長フェリドが連れてきた女王騎士として登場する。
赤月帝国六将軍「二太刀いらずのゲオルグ」、ファレナの女王騎士、
グラスランドの黒い月の戦士と、数々の輝かしい軍歴を持つが、それに捉われず雲のように流れて生きてきた。
「信義と約束のために生きる」男であり、「全ての思想を受け入れる」男でもある。

その居合い抜きの威力はゲームバランスを崩壊させ、
5で所々覗かせる深みのある言葉、また、2で「逃亡」ルートを選んだ時の
主人公と彼との問答は、2の隠れた名シーンと言っても過言ではない。
仲間に加えられる2、5ともに初期装備にチーズケーキ×6があり、
外伝では巨大プリン片手に登場するなど筋金入りの甘党。
また、魔防がやる気ねーのかというほど低く、他キャラが元気な中ゲオルグだけ戦闘不能に陥ることも多い。


●げんそう-すいこでん‐しりーず【幻想水滸伝シリーズ】
KONAMIより発売のRPG。
元ネタの水滸伝とは中国の物語で、善人宋江が108人の仲間達と宋国の奸臣高を倒す、というお話。
元ネタ通り108人ものキャラを仲間にすることができることが大きな特徴で、
仲間が増えるに従って主人公率いる解放軍の本拠地がどんどん発展する「本拠地システム」が大きな特徴。
他にはこれといった特徴はないが、魅力的なキャラ、物悲しいストーリーが評価され
1・2にして早くもファン層を確立。一躍人気タイトルとなったが
3において、無理矢理な3Dへの移行、不完全燃焼な感のあるストーリーに
前作からのファンの怒りが炸裂、集中非難を浴びる。

追記:ちなみにこのシリーズ、主人公に恋愛イベントが絶対ない。
本編だけでなく、外伝主人公にすらない徹底っぷり。ヒロインかと思ったら実母だったり。


●じーん【ジーン】
幻想水滸伝シリーズ全てに登場する妖艶な紋章師。
幻想水滸伝シリーズは、同じ世界の違う時代で描かれている物語なのだが、ジーンは一切年をとらない(ようにみえる)。
同シリーズは、探偵に仲間のことを調べさせることができるが、
ジーンを調べさせると記憶を失うか、恐れて逃げ帰ってくるかでジーンのことを知ることは不可能となっている。
シリーズを重ねるごとに露出が増していき、
最新作の5に至ってはほとんど裸状態で登場して男性信者の下半身を元気にしてくれた。


●しんじゃ-の-もんしょう【儲の紋章】
幻想水滸伝シリーズに何度騙されても買い続けてしまう人たちが宿しているとされる紋章。
同シリーズの紋章システムと信者=儲という言葉を組み合わせた造語。
2005年9月現在、続々と発表される新作に、「もう騙されないぞ!」と固く誓っていたはずの
信者達の思いも揺らぎ、「次はもしかしたら良ゲーなんじゃないか…?」
という淡い期待でスレは加速し続けている。
期待が裏切られ、今度こそ信者達が紋章を外せる日が来るのか、
意外な良ゲーが売り出され、もう二度と外すことのない囚われ人となるのか…。


●しん‐の‐もんしょう【真の紋章】
幻想水滸伝シリーズに登場する重要な要素の一つ。
このゲームでは魔法や特殊技能を使う時に、使用者の身体に宿した紋章の力を借りるのだが、
それらの紋章のオリジンにあたるのが真の紋章である。

始まりの紋章、門の紋章、夜の紋章など全部で27あるとされ、
これらの紋章を持つ者は種類ごとに異なる強大な能力と不老の力を得る。
ただし誰にでも宿せるものではなく、紋章に認められた者でなければ使えず、
自由に外すこともできない。更に力を得る代償として「親しい人間の命を奪う」、
「力を使うたびに所有者の命を削る」などの呪いを受けるものもある。

良くも悪くも周囲に多大な影響を及ぼすので、
これが戦争の原因となったり、国家に繁栄をもたらしたり、
大量破壊兵器にされたり、所有者の苦悩や葛藤になったりと
シリーズのシナリオには常にこれが大きく関わっている。
特に正規シリーズの歴代主人公はこれ(5は眷属)を何らかの形で継承することになる。
また、歴代のラスボスも4と外伝を除けば真の紋章がらみの存在である。


●なるしー【ナルシー】
幻想水滸伝シリーズにおいて、優雅できらびやかな服装と
ほとんど出会ったばかりの人間を心の友と呼ぶ、美しき精神を持った人たちをこう呼ぶ。
その服装の奇抜さや、独特の口調・言動、強引さなどから、基本的に色物である。
しかし、自らが仕える主君の横暴を止めるため同僚を説得したり、
大事にしていた薔薇の胸飾りを探し出してくれた恩に報いようと尽力してくれたりなど
心根は忠義の士であり、友と認めた人間には助力を惜しまない。
なお、彼らに話しかけるとBGMが優雅なものに変わったりもする。


●ふらいんぐ-さくじょ【フライング削除】
ネット上で幻想水滸伝に関する情報が早出しされ、数日中にその情報が削除されること。
情報の出所は通販サイトや関係者のブログ、コナミの公式HPなどで、
内容も発売日など販売に関する事からキャラのちょっとした設定など様々である。
幻水ではもはや発売前の恒例となっており、コナミの情報管理の甘さや
公式HPの管理人の怠慢さが窺い知れる。

追記:なお公式サイト以外でも驚くべきフライング情報がされている。
声優、麦人氏のHPの日記で
『Date: 2005-02-17 (木)
昼間、ゲーム「幻想水滸伝」(コナミ)の音声収録。』
と書かれ(現在は削除)当時の幻水ファンは期待と(色んな意味の)不安に沸いた。

2005年3月22日、某ゲームショップのサイトに
『PS2「幻想水滸伝5」の開発開始。開発はコナミTYOとハドソンの合同チーム。』
との情報が載り(現在は削除)物議を醸した。

ちなみに、渦中の幻水5が発売されたのは2006年2月23日である。


●ふるえる-だいち【震える大地】
幻想水滸伝シリーズで共通の土系攻撃魔法。名前の通り大地震で敵を攻撃する。
現実世界で地震が起きた時は「震える大地キタ━━(゚∀゚)━━!!」
「ササライ(土魔法使いのキャラ)様がお怒りのようです」とといったやりとりが幻水スレでのお約束。
余談だが2で敵味方関わらずこの魔法を使うと時々フリーズが起きてしまう。
震える大地のご使用にはくれぐれもご注意下さい。


●ほんきょち【本拠地 (幻水)】
幻想水滸伝シリーズにおける重要要素の一つ。
シリーズの元ネタとなった「水滸伝」の梁山泊と同様に、主人公が率いる軍の活動の拠点となる場所であり、
ここを中心に敵軍との戦争に備えたり、敵の支配下にある地域を解放していくことになる。
基本的に湖のほとりにある城を本拠地として構えるが、海を舞台とする4のみ船を本拠地としている。

本拠地内では集まった仲間たちが日々の生活を営んでいるだけでなく、
道具屋、宿屋などのRPGに欠かせない基本的な施設や、
お風呂、ミニゲームなどといったお遊び的な施設など多くの機能があり、
(ただし、それぞれの機能を使うためにはその施設担当のキャラを仲間にする必要がある)
この本拠地の雰囲気、ゲームとしての利便性ややりこみ要素、仲間たちとのコミュニケーション要素が、
ゲーム全体の評価を決定付ける一因となっている。

☆関連語☆
町が一つしかないRPG


●もんしょう【紋章】
幻想水滸伝シリーズにおけるキーアイテム。27の真の紋章とその眷属の二つに分類される。
大抵の場合これを宿すことによってパラメーターが上がったり魔法を使うことができる。
宿せる位置は頭 右手 左手(キャラによって宿せない部位あり。)

紋章の中でも真の紋章は世界を構成する力が27に分かれて形となったもので、極めて強大な力を持ち、
宿した者には不老と世界を収めれるだけの力を得ることができると言われている。
現在登場している真の紋章は以下の通り。

1.生と死を司る紋章 門の紋章 覇王の紋章 竜の紋章 夜の紋章
2.始まりの紋章(輝く盾・黒き刃) 獣の紋章 月の紋章
3.真の五行の紋章(火、水、雷、土、風) 八房の紋章
4.罰の紋章 
5.太陽の紋章
話にのみ登場・変化の紋章

先頭に上げたものは太陽の紋章以外はその作品の主人公が宿しており、物語はその紋章を中心として
進んでいく。例外として5の主人公だけは太陽の眷属である黎明の紋章を宿す。


●るっく【ルック】
コナミのRPG、幻想水滸伝1〜3に登場したキャラ。世界に27しかない真の紋章の一つ、真の風の紋章をもつ。
1〜2においてはあまり話の本筋に絡まない脇役であったが、
3においてラスボスに大抜擢されその生涯を終える。宿星は天間星。

幻想水滸伝1時代:
小生意気な美少年魔法使いで、師匠であるレックナートの小間使いという扱い。
シナリオにはほとんど絡まず、序盤に初めて主人公と会った際に召喚したモンスターをけしかけた程度。
幻想水滸伝2時代:
やはり小生意気な少年魔法使いとしていきなり登場。だが今回は敵方の将軍ササライとの間に
何らかの因縁があるという伏線が張られ地味にシナリオに絡む。また、ミニゲームや各種イベントに付随してセリフも増えた。
幻想水滸伝3時代:
「灰色の未来」を防ぐために自分も持つ「真の紋章」を破壊しようとする「破壊者」として登場。要するにテロリスト。
結局自らの甘さのために失敗し、セラ(ルックがハルモニア神聖国の施設から幼い頃に誘拐した)とともに死す。

1〜2においてはクソ生意気なそのセリフと行動のせいでかなり好き嫌いが分かれた。
ファンはその言動を面白がり、アンチは嫌悪感を抱くという構図であった。
ところが3ではその言動が生意気・性格が悪い、というよりセカイ系になってしまい
多くの一般ユーザー・アンチのみならずルックファンの多くからも叩かれる運命になる。


●れっくなーと【レックナート】
幻想水滸伝ナンバリングシリーズ皆勤賞の女魔法使い。
真の紋章の一つ「裏の門の紋章」の継承者でその力により不老となっている。
自らを「バランスの執行者」と呼び、3を除いた歴代シリーズ主人公の前に現れる。

1では割とストーリーに関わるキャラだったが、2以降は約束の石版をくれたり
弟子のルックを派遣するなど間接的に主人公に協力するだけで出番が少ない。
なぜか大抵就寝中の主人公の下に夜這いのごとく現れるので
ショタ疑惑がもたれている。ルックが美少年なのも一因か。
(4では石版もルックもくれず、枕元でよく分からないことを言うだけでまるで存在理由がない)

3ではルックに力負けし、暴走を許すなど情けない一面も見せている。



▼幻想水滸伝1


●うぃんでぃ【ウィンディ】
幻想水滸伝1に登場する敵。
将軍を操り帝国を腐敗させる、イベントで強力な魔法を使うもののその場で直接対決はしないなど、
黒幕っぽさをたっぷり演出した。それに応えてラストダンジョンでボスを倒した後に登場するものの、
いきなり皇帝と昼メロ的展開を始めて飛び降り心中してしまう。
この後真のラスボス戦が!と勢い込んでいたプレイヤーは拍子抜けしたことだろう。
この後の戦いのためにと、わざわざラスボス戦で魔法を温存したりしたらさらにマヌケである。
(ラスボス戦の戦闘BGMが通常ボス曲と同じであったため、更に勘違いする人間が増えた。)


●がすぱー【ガスパー】
「幻想水滸伝」に登場するキャラクター。
彼を仲間に加えると本拠地で「ちんちろりん」というミニゲームができるようになる。
しかしこのミニゲームにおいてガスパーのCPUは、
高確率でしょんべん(3回繰り返すと負けになる)を連発してくれるので、楽に大金が手に入る。
終盤なにかと金の入り用なこのゲームにおいて彼は「ガスパー銀行」と呼ばれ、スレ住人から愛されている。
ちなみに順番を覚えることで簡単に稼げる「コイン当てゲーム」を遊べるマルコというキャラクターもいるが、
こちらはガスパーに比べて実入りが少ないためマルコ銀行とは呼ばれない。

ちなみに公式ガイドブックのスタッフのコメントには「ガスパーをカモにしないであげて下さい」と書かれてる。


●ぐれみお【グレミオ(幻想水滸伝)】
主人公の教育係の青年で、主人公の母親のような存在。
家事全般を得意とし、得意料理はシチュー。
頬に大きな傷が特徴で、大きな斧を振り回して戦う。

このグレミオ、坊っちゃんこと1の主人公のことを溺愛しており、
坊っちゃんがなにか危険なことをしようとすると、「坊っちゃん危険なことはおやめください!」と言い、
どこかに行こうとすると、「私も付いていきます坊っちゃん!」と言いついてくる、
という具合に坊っちゃんに対し過保護な教育係である。

しかし、中盤から終盤にかけてのところで、仲間をかばうために惨い死に方をするという悲しい出来事が起こる。
そこの場面については関連語の【人食い胞子】を参照。

……が、あるフラグをたてるとイベントが起こり、奇跡の復活をはたす。
その感動の復活第一声は「まだまだ、坊っちゃんのために…」といつもどおりに主人公を心配していた。

上記のフラグをたてると2にも登場し、とくせいシチューを伝授したり、やっぱり主人公を心配している。

☆関連語☆
【幻想水滸伝】【人食い胞子】


●げんそう-すいこでん-わん【幻想水滸伝1】
コナミより1995年に発売された記念すべきシリーズ第一作目。
赤月帝国の五将軍テオ・マクドールの息子である主人公が、
とある事情からレジスタンスである解放軍に参加、腐敗した帝国を滅ぼすという話。

戦争を中心に描いた物悲しいストーリーは評価が高い。
ただシリーズ一作目ということで、システムは荒削りで操作性はわりと悪い。

原典である水滸伝やその他有名な歴史物語をモチーフにした場面がいくつかあるのも特徴。
例:関所を通過する際、正体を隠すため主人公の従者が主人公を殴る(義経と弁慶)

余談だが主人公の父親であるテオ(42歳)は真面目で一本気な軍人として描かれているが、
同じ帝国軍人であるソニア(27歳)とできている。
さらに地方出征前夜には主人公を先に自宅に帰し、ソニア邸で二人きりの時間を過ごしている。
主人公の母親は既に他界しているので問題はないがこういう描写があるゲームもなかなか珍しいだろう。


●そう-は-いかない-わん【そうはいかないワン】
幻想水滸伝1におけるコボルト族(犬型の亜人)クロミミの台詞。
戦争イベント『最後の戦い』で、ユーバーの「ゴミムシどもが!このおれさまにたてつくとは!コロス!!」に対する返答。
クライマックスでのこの脱力台詞に、緊張の糸が切れたプレーヤー多数。
なお、2のゲンゲン隊長の台詞だと勘違いしてる人もいる模様。
使い勝手の良い台詞で、スレの流れを変えたい時などに応用できる。


●ひとくいほうし【人食い胞子】
幻想水滸伝1のソニエール監獄において、主人公たちを確実に始末するため、
敵方の将軍ミルイヒ・オッペンハイマーが撒き散らした生物兵器。
主人公の下男・グレミオの機転で主人公たちは部屋の外へ脱出、難を逃がれるが、
胞子が外に流れ出るのを防ぐためグレミオは一人部屋に残り、そのまま絶命した。
扉越しの会話から息絶えていく様子が如実に感じ取れるのが悲痛さを引き立てる。

のちにその部屋に残されていたのがグレミオの服と武器だけであった点から、
肉だけでなく骨まで全て食らい尽くしてしまう恐ろしい胞子に相違ないと推察される。
人死に、人食いの場面が出てくるRPGは数あれど、
死にゆく様子を想像するのが最も恐ろしい描写の一つと呼んでよいのではないか。


●ぼっちゃん【坊ちゃん】
幻想水滸伝1の主人公の愛称。由来は彼の忠実な付き人であるグレミオの呼び方から。
幻水1の舞台となる赤月帝国の将軍、テオ・マクドールの息子として生まれるが、
生と死を司る紋章とも呼ばれる「ソウルイーター」という紋章
(身につけた人間の周りの人間の魂を喰らう厄介な紋章)を受け継いで以来運命が大きく変わり、
祖国・赤月帝国に対する反乱軍に参加、反乱軍初代リーダーの死後跡を継ぎリーダーとなってしまう。
その後も紋章の呪いによって親しい者たちが死んでいったり、自らの祖国や親に刃を向けることになったり、
平和になった後は隠遁生活を送るが、(プレイヤーによってはだが)その3年後の
ジョウストン都市同盟vsハイランド王国の戦争(幻水2) にも駆り出されることになったりと、
過酷な人生を送ることになる苦労人。
ちなみに、選択肢の内容などから、実は腹黒という噂も流れている…


●まっしゅ-しるばーばーぐ【マッシュ・シルバーバーグ】
幻想水滸伝1の記念すべきトラン共和国最初の軍師。元帝国軍軍師。
元はカクの街で学校を営んでいたが、
帝国軍のレジスタンス狩りによりレジスタンスのリーダーのオデッサが死に、
そのオデッサの兄であるマッシュのもとにが尋ね オデッサの遺言もあり軍師に就任。
数々の策をたずさえ帝国軍を打ち破った。
が、水上砦シャサラザード攻略戦にて帝国のスパイであったサンチェ○に刺され重症を負う。
のちに帝国首都グレッグミンスターを攻略した際に息を引き取る。



▼幻想水滸伝2


●げんそう-すいこでん-つー【幻想水滸伝2】
コナミより1998年に発売されたシリーズ二作目。
前作から三年後、前作の赤月帝国から舞台を北西に位置するデュナン地方に移し、
デュナン地方の統一を目指す都市同盟とハイランド王国の戦いの中で争いあう親友二人の姿を描く。
前作よりボリュームアップした壮大で物悲しいストーリーに加え、
前作の課題点だったシステムも大幅に改善され、シリーズ最高傑作の呼び声が高い。

幻想水滸伝1と密接に関わっていて、
・前作のキャラクターが複数登場(108星のうち20人程度が前作のキャラクター)
・前作の舞台である赤月帝国の首都グレッグミンスターが登場(街のBGMも一緒)
・このグレッグミンスターでは3年の月日を感じられる、前作プレイヤーならニヤリとできる場面が多い。
・前作のデータをコンバートすれば前作の主人公を仲間にすることができる。(108星ではない)

こういうこともあってか幻想水滸伝1&2がセットで好きというファンも多い。


●しゅう【シュウ】
幻想水滸伝2の正軍師。
1の軍師であるマッシュの弟子だったが、
「どんな手段を使っても勝てばいい。」という思想を持っており、
それがマッシュの「敵味方双方の死者を少なくする。」という思想と合わず破門された。

その後交易商を営んでいたが、同じく元マッシュの弟子のアップルに頼まれ都市同盟軍軍師に就任。
初戦においてよせ集めの兵2000でハイランド王国軍10000を打ち破り、
最後には自らの身を犠牲とした作戦をうちたて王国軍を撃破した。
しっかり生きてたが・・・
2の戦争シーンでは、同盟軍は彼の戦略によって一方的に勝つことが多い。
それは彼の知略を充分に示せているし、ストーリーとして見せ場を作れてもいるのだが、
その分「プレイヤーの戦略によって勝つ」という部分はなきに等しい。自動的に勝てる。
そのため2の戦争にはやりがいがないとして嫌う層も存在する。
ちなみに2の戦争シーンでは「アップル(副軍師)におまかせ」という自動戦闘も選べるのだが、
どう転んでも勝てそうな戦いで散々撃破されたり負けたりすることで有名。


●しゅじんこう-と-じょうい-の-いっきうち【主人公とジョウイの一騎討ち】
幻想水滸伝2のラストシーン。文字通り主人公とその敵ジョウイの一騎打ち。
2人は親友であったが、運命に翻弄され
それぞれ互いに敵対し合う2つの軍のリーダーになった。

主人公がジョウイの勢力を打ち倒し、ジョウイは行方不明になるものの
彼はオープニングで二人が離れ離れになる際に、
『いつかここで再会しよう』と約束した場所で待っている。
二人はもう昔のように戻れないことを悟り、ここで最後の決着をつける。

そのシチュエーションと感動的な音楽に心奪われた人間は多く、
幻想水滸伝2のシナリオが同シリーズで最も評価の高いものである一因となっている。
なお、フラグを全て満たした後一騎打ちで3ターン目まで粘るor負けると、
ベストエンドに突入し主人公もジョウイも死なない大団円となる。

ちなみにこの決闘、すっぽかすことも可能で、
その場合EDでいつまでたっても来ない主人公を待ちぼうけてるジョウイの姿を見ることができる。


●ななみ【ナナミ】
幻想水滸伝2の主人公の義姉。非常にバイタリティ溢れるキャラで

・主人公を壁にめり込ませて人型の跡をつける
・牢屋にぶち込まれても兵士をなぎ倒して自力で脱出
・作った料理は大人一人を昏倒させる
・戦闘中になんかくつろいでる(ミカン食ったり茶しばいたりマンガ読んだり)

などコメディ面も担当できる。
しかし内心は主人公と幼馴染のジョウイが争うことに心を痛めており、二人が元の関係に戻ることを願っている。
ゲーム中、二人を敵の矢から庇って死亡。

ただし、ロックアックス城攻略前に108人の仲間全てを集め、矢を受ける直前の選択肢を押せば
(どちらを選んでも問題ないが、ぼやぼやしてると消える)生存させることが可能。

しかしこの時「どうせここで離脱するから」と思ってナナミの防具をはぎ取ったりすると他の条件を満たしていても生存フラグが立たなくなってしまう。
RPG慣れした人ほど引っ掛かるトラップであろう。

さらにジョウイとの一騎打ちで条件を満たせばベストエンドを迎えられる。
幻水2のEDにはベストエンドとノーマルエンド(ナナミ&ジョウイ死亡)の2種類(+α)あり
制作者が「ノーマルエンドが正当なED」とコメントしたり外伝で上記の二人が生存してたりするため
ファンの間であるがどちらが正史かで意見が分かれている。

ちなみにこのナナミというキャラ、主人公にやたらお姉さんぶるがお互い孤児で年齢が推定(16歳)のため
もしかすると妹かもしれない。


●ぶた-は-しね【豚は死ね!!】
幻想水滸伝2に登場する敵国家、ハイランド王国の皇子ルカ・ブライトの名言。
ハイランド軍がリューベという村を襲撃し、村人を虐殺する際、
町娘が彼に命乞いをするやり取りでのセリフである。以下該当シーン↓

町娘「お、お願い・・・やめて・・・」
ルカ「どいつもこいつも、命乞いばかりしやがる。貴様! そんなに死にたくないか?」
町娘「は、はい・・・。見逃してもらえるのでしたら、な‥‥なんでもいたします」
ルカ「そうか‥‥‥それならブタの真似をしてみろ」
町娘「え・・・・。」
ルカ「ブタの真似をしてみろと言ったんだ!!」
町娘「は、はいっ!!!ブーブー・・・・」
ルカ「ふ‥‥ふはははは!! おもしろいな‥‥」
町娘「じゃ、じゃあ・・」
ルカ「豚は死ね!!!!」

ルカの非情さ、残酷さ、狂気がよく現れており、
シーン自体のインパクトも相まって未だにネタにされるセリフである。
なお、主人公はこの虐殺を目撃しているが、
助けに入ろうとすると「今出ていっても殺される」と仲間の手で気絶させられる。

☆関連語☆
豚 死ね 名言 プレイヤー激怒イベント


●ふりーど・やまもと【フリード・Y】
幻想水滸伝2に登場するキャラクター。
主人公たちが、本拠地となる場所を調査しに行く際、同行してきて仲間になる。
性格はいたって温厚・誠実だが、真面目一辺倒で力の抜きどころを知らない。
(そのためスタッフからも「いい奴だが一緒にいると疲れそう」とコメントされている)
上司であるグランマイヤー市長を厚く敬愛しており、それに関するイベントもある。
ちなみに妻であるヨシノと出会ったきっかけも、市長の紹介でだったりする。

パラメータは軒並み低いが、全キャラ中でもトップクラスの「運」の高さを持つ。
地味ながらも重要な役どころだったり、ヨシノさんを妻に持っていることを考えれば納得…だろうか。


●よしの【ヨシノ】
幻想水滸伝2の仲間キャラで、フルネームはヨシノ・ヤマモト。
性格はおしとやかな大和撫子。
趣味はお洗濯、薙刀&和服&眼鏡着用に加え、
紋章術との相性が全体的に良好で、夫よりステータスの伸びが高い。
と、いいとこ取りをしまくっているキャラ。
よって…

夫のフリード・Yにプレイヤーの憎悪は向けられることになる。
仲間になる際の、フリード・Yとヨシノの赤面もののやりとりや、
続編の3で二人の娘のサナエが登場したことに殺意が沸いたのは筆者だけではないはずであると信じる。


●るか・ぶらいと【ルカ・ブライト】
幻想水滸伝2の敵国家、ハイランド王国の皇子(のち皇王)。
皇子でありながら優秀な軍人であり、ハイランド軍の全権を掌握している。
オープニングでは戦争の口実を作るために味方の部隊を襲撃し、敵軍にその罪をなすりつけ、
また序盤から中盤にかけて幾つもの村・町・拠点で殲滅・虐殺を繰り広げる悪漢中の悪漢。
その際のエピソード「豚は死ね!!」は彼を語る上では欠かせない。
戦闘力も相当なもので、イベントでは単身で主人公の軍を半壊に追い込んだ。
その強さに対抗するため、主人公は彼との決戦で3つの精鋭部隊(総勢最大18人)を作り、
それぞれの部隊を彼に挑ませて消耗させた後、主人公自身が一騎打ちをする。
これらの壮絶な連戦、激闘の末に彼は倒されたが、
最期の言葉「俺は、俺が思うまま!!! 俺が望むまま!!! 邪悪であったぞ!!!」は、
幻水シリーズでも屈指の名言とされている。
その圧倒的な存在感とカリスマ性に心酔したプレイヤーは数多く、
今なお語られることの多いRPG界屈指の名悪役である。

☆関連語☆
悪役


●るか・ぶらいと戦【ルカ・ブライト戦】
幻想水滸伝2における重要な戦い。
絶体絶命の主人公達の軍へトドメを刺すために、少数で夜襲をかけるルカ・ブライト
その情報を内部から事前に入手したため、逆に襲い返してルカを倒すという最後の作戦に出ることになった。
パーティを3つ(計18人)に分け、3連戦(+その後は主人公との一騎打ち)で挑むその戦いは相当熱く、評判はかなり良い。
ちなみにルカ・ブライトは恐ろしく強い。
2(稀に3?)回行動の上に通常攻撃が3連攻撃。それに加え縦/横1列の炎攻撃、とスキがない。
ゲームも中盤〜終盤に差し掛かる辺りで、1つの大きな山場となっている。

補足:3連戦の内最初の2連戦はほとんど影響しない
(負けても続くし、勝っても範囲魔法1~2発で死ぬ兵士がいるかどうかと、ルカのHPが多少違うかどうか)ので、
最後に戦うパーティだけに戦力を集中させておけば比較的楽になる。



▼幻想水滸伝3


●えみりー【エミリー】
幻想水滸伝3に登場する仲間キャラの一人。幻想水滸伝1の仲間ロニー・ベルの娘でもある。
そして同ゲームでは真雷ゲドやライドオンと並ぶバランスブレイカーでもある。
最初は普通の強さだが、スキルを上げていくと通常攻撃の回数がどんどん増え、
最終的には1ターンに最大7〜8回もの連続攻撃を繰り出す。クリティカルもよく出る上に行動も早い。
一人で並みの戦闘メンバー数人分の活躍をする。彼女一人だけでザコを全滅させちゃうこともしばしば。
幻水ファンで知られる小説家の宮部みゆき氏いわく
「(ラスボス戦で)入れておくと、あまりにあっさり勝てちゃうので、2回目からは禁じ手にしました。」

なお、別の仲間のジョアンも同じ戦闘タイプであるため強力なキャラだが、
彼の場合戦闘開始時に眠ってしまう特徴を持つため、まともに戦わせるには眠り対策が必須。


●げきじょう【劇場 (幻水)】
幻想水滸伝3のミニゲーム。本拠地の仲間にお芝居をさせる。
いろいろと評判の芳しくないこのゲームで、多くのプレイヤーから絶賛を受けている数少ない要素。
108星にはそれぞれ、演じる役の得手不得手・演技力の上手下手・役者自身の人気度が設定されており、
配役が理想的であるほど多くの観劇料が手に入る仕組み。ただ、ほとんどのプレイヤーは
このミニゲームの真価を面白ミスキャスト作りに見出しており、それが人気の一番の秘訣になっている。

〔ここが劇場の魅力だ〕
・まず配役選択時の解説コメントからして絶妙なセンスで笑える
・配役の自由度がかなり高く、おバカ配役も自由自在で笑える
・バカ配役の芝居を実際に見ることができる、もちろんツッコミどころ豊富で笑える
・108星それぞれの個性が強調され、印象が深まる
・データコンバートによって旧作の名イベントが舞台で蘇るのでファン感涙

かように申し分のないシステムで、多くの仲間キャラが集う幻水ならではのミニゲームといえる。
4で削除されたのは惜しまれるところ(船に舞台を置くのも不自然なので、その辺は仕方ないが)。
さあ、君もルックなんか放っといて劇場に入り浸ろう!


●げんそう-すいこでん-すりー【幻想水滸伝3】
2002年に発売されたシリーズ三作目。
前作から15年後。前作よりさらに北のグラスランド地方に舞台を移し、
グラスランドとゼクセン、二つの国の争いを描く。

・2Dから3Dに移行。
・戦闘にテンポ感がなくなる。
・世界の未来を憂う敵が出てきて国同士の戦争物語ではなくなった。
などの点から多くのファンを幻滅させた。

もちろん不満ばかりではなくサイドストーリー的扱いの「トーマス編」は、
レベル1からのスタートであるちょっと頼りない城主トーマスを中心に、
弱いキャラクターたちが力を合わせて自分たちの城を守るという心温まるシナリオで評価が高い。
味方キャラクターたちがさまざまな役に扮して劇を上演する「劇場」というミニゲームや、
姫神の音楽にのせたOPアニメーションも人気である。

シリーズで唯一漫画版が出ている。
「幻想水滸伝3-運命の継承者-」(発行元:メディアファクトリー、著者:志水アキ、全11巻)
ゲームの漫画版なんて…と侮ることなかれ、
そのクオリティはファンを納得させるには十分なものであり、漫画版が本編だというファンも多い。
また漫画版の出来のよさから「ゲームは素材はよかったけどアレンジがまずかった」と言うファンもいる。
ただしベスト版が発売されているゲームに比べ新品で買うとなるとゲームより高くつくので要注意。


●げど【ゲド】
幻想水滸伝3に登場する謎の傭兵で第三の主人公。黒ずくめで隻眼という怪しさ全開な男。無口。
その正体は真の雷の紋章の継承者にして50年前のグラスランド独立運動の功労者。御歳112歳。
真の紋章の継承者は歳をとらないため、見た目は36歳のままである。
およそ主人公らしくない男だが、無口なだけで実は結構熱血漢。
村人Aを殴り倒した主人公はこいつくらいのものである。

そんな112歳にもなって青さの残る彼だが、特筆すべきは彼の持つ真の雷の紋章である。
このゲームでは紋章を宿すことでLv1〜4までの魔法が使えるが、
この紋章はLv1で900÷敵数ダメージ、2で直線上1000ダメージ、3で全体1000ダメージ、
4で全魔法中最強威力、単体1800ダメージというバランスブレイカーである。
(参考までに言うと、簡単に手に入る火の紋章でLv4で敵全体900ダメージ)
さらにゲドの場合スキルの効果で威力が1・5倍以上に上がる。
しかもステータスは魔法剣士タイプで体力、防御が高く、魔防も高い。設定上は凄腕の剣士。

シリーズ通してこいつより強いキャラはほとんど存在しないといってもいいだろう。
ただし炎の英雄に選ぶと著しく弱体化するので注意。


●とーます【トーマス】
幻想水滸伝3の主人公の一人。宿星は歴代主人公が持つ天魁星。
母がグラスランドの人間に殺されたことをきっかけに、
父から半ば厄介払いの形で、財政破綻寸前の古城の城主に任命される。
しかし就任直後からトラブル続きで、ゼクセンとグラスランドの対立に巻き込まれたり、
かと思えば突如解雇通告を受けたり、父親からは廃嫡裁判まで起こされ、絶体絶命に。
だがここに来て城主としての自覚に目覚め、これに敢然と抵抗。城の住人たちの手助けもあり、窮地を脱した。
その後は商業の自由地として、人種の関係なく過ごせる城作りを目指して頑張っている。
性格は気弱だが、現実を見据える眼と広い度量を持つ。

…のはいいのだが、彼は作中でとにかく目立たない。具体的には、

・歴代の主人公のように真の紋章を受け継ぐこともなければ、軍のリーダーとなることもなく、
 ストーリー中で非常に地味
・パラメーターが軒並み高くなく、あまり戦闘でも活躍できない(鍛えればけっこう強くはなるが)
・別に彼をラスボス戦に連れて行かなくても支障がない

などの理由から、おそらくシリーズ一目立たない主人公である。
ちなみに甘党。



▼幻想水滸伝4


●うで-が-いたくて-うごかない【腕が痛くて動かない】
幻想水滸伝4に登場するキャラ、スノウの台詞。
自らのヘタレッぷりを披露したときの台詞であり、プレイヤーの失笑を買った。
作品の出来があんまりだったこととも相まって、そのあまりのインパクトに幻水関連スレでネタとして使われるようになる。

補足:「腕が痛い」と言うにも関わらず、救命ボートで逃亡する際にはオールを使うために腕がよく動いている。

☆使用例☆
<よくある質問>にて
Q.腕が痛くて動かないんですけど
A.しね


●えれのあ-しるばーばーぐ【エレノア・シルバーバーグ】
幻想水滸伝4に登場する軍師
シナリオライターの才能のなさを一身に背負わされてしまった悲しいキャラ。
ライターが戦略戦術の類を書けないので、軍師なのに策を持ってない。シリーズ屈指のアホ軍師。
さらに、主人公の紋章が「使うと命を削る」という性質なのだが、それをむざむざ使わせる失敗を犯すため、
完全にいらないキャラになってしまっている。
本当は、酸いも甘いも知り尽くした渋い中年女性軍師になるはずだったのだろうが…ただのアル中。
戦記もののライターに戦記を書けない人を起用してはいけない、という教訓を示す好例である。


●きんいん【金印】
幻想水滸伝4で出てくるアイテム。
オベル国王の持ち物だが、軍と本拠地の名前をつける際に国王が主人公に一時的に渡す重要アイテム。
その形状は福岡の志賀島で発見された金印と同じであるため、おそらくネタとして作られたのだろう。
ネコボルトに盗まれた挙句ネズミに盗られたりする。(ちゃんと手元に帰ってくる)

☆使用例☆
__が……ない!


●げんそう-すいこでん-ふぉー【幻想水滸伝4】
2004年8月に発売された幻想水滸伝シリーズ4作目。
群島諸国の覇権を巡るオベル王国とクールーク皇国の争いを描く。
キャラデザが1作目の河野氏に戻ったり、コンセプトとして「原点回帰」を掲げていたりで、
発売前は「これは期待できるか!?」と多くのファンが思っていた。
しかし、実際には
「本拠地である船の操作性が悪くてイライラする」、「ストーリーが中途半端すぎ」
などを筆頭として山のような批判が噴出。
とてもファンの期待に応えられるような出来ではなかった。
期待が大きかった分、ファンの失望も大きく、3作目以上に叩かれる結果となる。
だが、ゲーム中のスノウの台詞「腕が痛くて動かない」だけは大人気となり、いたるところで見かけることができる。


●げんそう-すいこでん-4-の-しゅじんこう【幻想水滸伝4の主人公】
何かと不幸な目に遭う歴代主人公の中でも特に不幸・不憫と名高い4作目の主人公。
元を正せば一国の王子なのだが、赤ん坊の頃に船が難破。
流れ着いた先で小間使いとして、あのスノウ・フィンガーフートにフォローを入れながら育つ。
強力な力と引き換えに命を削る「罰の紋章」を継承した後、冤罪で島流しに遭う。
仲間からは罰の紋章が怖いと言われ、軍師からは紋章兵器扱いを受け、
ライバルキャラには最期あたりまで顔を覚えて貰えず、
スノウの度重なる妨害を受けながらも、群島諸国を纏め上げ敵国の侵攻を打ち破るが、
バッドエンドではついに命尽き死んでしまう。

他の主人公と比べて明らかにリーダー扱いされていない、命がけで守ってくれる身内キャラがいない、
罰の紋章が戦闘であまりに使えない、関連イラスト含め一回もはっきり笑ったことがないという不幸っぷりだが、
徹底した低姿勢と海のように広い心を見せ、幻水スレ内では「悟りを開いた」と愛されているキャラである。

4のその後が書かれた「ラプソディア」ではグッドエンドをコンバートした時のみ仲間キャラとして登場。
この世を司る27の真の紋章の一つで、夕飯の蟹を狩っているところを発見保護される。
命を削らなくなった罰の紋章片手に鬼のような強さを発揮。
後世の歴史には名を残さない彼だが、不老の身なので今日もどこかで蟹を狩っているかもしれない。

☆関連語☆
4様


●すのう=ふぃんがーふーと【スノウ=フィンガーフート】
1)幻想水滸伝4に登場するキャラ。
発売前の情報では主人公の親友キャラだと言われていたが、
実際にゲームが発売されると、
あるイベントで、船の艦長に任命されたにもかかわらず、自分の船が海賊に襲われたとき、
「腕が痛くて動かないんだ…」という名台詞を吐いて職務放棄、
そして船と乗組員(親友である主人公含む)を見捨てて逃亡という失態を披露。
ヘタレ、イタイ、DQNという三拍子そろったキャラだということが判明した。
その後、当然仲間に馬鹿にされたり、隊長に怒られたりすることが増える。
だんだん、皆から慕われる主人公への嫉妬心みたいなものが現れる。
(本人は気づいてないかもしれないが)
そしてある日、紋章の力で消滅してしまった隊長を、その場に居た主人公が何かやったんだと騒ぎ立て、
状況とスノウの証言だけであっさり、主人公は流刑にされる。
スノウがハメたというわけじゃなく、消えてしまった隊長を見て錯乱して主人公のせいにした感じが人間くさいというか痛い。
さらにスノウは敵軍に味方の情報を売り、自分はちゃっかり地位をもらう。
そこでも本人は悪気はなく、国のためによかれと思ってやったことと信じてるとこが、またかなり痛い。
当然、町の人間からは嫌われまくり。
後日、やはりというか、成長した主人公軍にあっさりやられるスノウ。
それでも主人公を拒み仲間になることをプライドで拒否して小船で出て行く。
さらに後日、今度は海賊スノウとして出現。
やはりあっさりやられるが、それでも主人公を拒み仲間になることを拒否して小船で出て行く。
最終的に、漂流してるとこを拾われ、そこでは何故かあっさり仲間になる( ゚д゚)ポカーン
または、昔小間使いにしていた主人公に首をはねられて生涯を終える。

2)4の続編である「Rhapsodia」にも、4様同様コンバート特典キャラとして登場している。
この作品では精神的に一回り成長し、街の人たちのためにモンスター退治しながら生活費を稼いでいる彼の姿
(と同時に、「新しい剣の切れ味を試したいから、ふさふさ退治に行こう」と言い放つ
後年の痛い子ぶりを髣髴とさせる少年時代の姿)が見られ、
また、戦闘面でも(実は前作でもそうだが)大器晩成キャラとして結構役立つ。
また、旧作の騎士団時代の仲間との会話からも彼の成長が伺える。
ただし、加入前のイベント戦闘でNPCとして登場したときはそれなりのレベルがあったはずなのに、
なぜか加入時のレベルは1であり、しかも序盤は非常に死にやすいので結構気をつかう。
ちなみに死亡するときの最期の台詞は「痛いよ…」という、ファンの期待を裏切らないものになっている。


●ばつのもんしょう【罰の紋章】
幻想水滸伝の世界の核をなす27の真の紋章の一つ。
紋章を使うたびに所有者の命を削り、所有者が死ぬと近くの誰かに取り付くという迷惑極まりない紋章。
イベント発動時の威力は凄いのだか通常戦闘で使うととてつもなく使えない困った子。
ある条件を満たすと赦しの期間に入り命を削られなくなる。


●ふれあ【フレア】
幻想水滸伝4に登場するキャラクター。
オベル国王リノ・エン・クルデスの娘にして王女。その割にアクティブな性格である。
わりとユーザー人気はあるっぽい。実は主人公と……
なお、本格的に108星の仲間入りするのはゲーム終盤にさしかかるころなので、
最初のイベント同行時にいい装備を与えたり武器を鍛えたりしないように気をつけよう。
でないと、オベルを離れる時「お前来ないのかよ!」と悲しいツッコミを入れる羽目になるぞ。


●よんさま【4様】
幻想水滸伝4の主人公の愛称。名前の由来は某韓国人俳優から。
過去作の主人公と同様、敵国に対抗するために結成された連合軍のリーダーとなり、
仲間と共に戦っていく…のだが、どうも個性や存在感に欠けている。
必要なことは連合軍2の国王と軍師が全て語って結論付けるため、
この2人の傀儡と化しているという意見まで見られる。しかし傀儡ならまだまし。
敵艦隊に攻め込まれた際には軍師に魔法(威力と引き換えに命を削る)での掃討を命じられる始末。
もはや消費系アイテム同然…
続編のラプソディアにも登場、仲間になるが上記の扱いから解放されたためか多くを許すことのできる菩薩のようなキャラとなった。
しかし例の国王の下で働くことを決意。まだまだ災難は終わらない…?
ちなみに本人同士は知らないが、この2人は親子である。



▼Rhapsodia


●うぉるたー【ウォルター】
ラプソディアの主人公キリルの父。
ヨーンという羊を擬人化したような少女(ちなみにヨーンは喋ることができない)を使い魔として従え、
息子達と旅をしている。彼自身は序盤で早々に死亡するため脇役と思われていたが
ラストでヨーン=主人公の母親だったことが発覚。

「あんなに渋いおじさまに獣姦趣味が!?」
「喋られない相手とどうやって?ゴウカーン?」
などプレイヤー(特に男性)は衝撃を受けるよりそっち方面に思考が流れていったのは言うまでもない。
ちなみにラストでは魂だけの存在となりヨーンと異世界でいけしゃあしゃあと暮らしている。
一方の息子は魔族の血で不老となり、仲間の元を離れざるをえなくなったのだが・・・。

ある意味このゲームでもっとも評判を落としたキャラだろう。


●つのうま【ツノウマ】
『幻想水滸伝4』外伝こと、『Rhapsodia』に出てくる騎獣。
これに乗ると移動力が上昇するが、その代わり一部のスキルが封印される。
「ウマ」と名の付く生き物だが、その形状はどう見てもカンガルー。
裸馬と馬甲を付けたものとがある。

☆使用例☆
____の毛が……ゴホッ!(咳き込む)



▼幻想水滸伝5


●かいる【カイル】
幻想水滸伝5に登場する剣士。
熱烈/熱烈歓迎、ケリドとも呼ばれ、発売前にも関わらず本作最大のネタキャラ扱いをされ愛されている。
ネタキャラとして扱われるきっかけになったのは、TGS2005で公開されたプロモーションムービー。
この映像での彼の台詞「あぁ〜、熱烈歓迎!」がなぜかスレ住人の心を鷲づかみにし、
本作自体への期待の高まりとともに、あっという間に「熱烈歓迎」がファンの間の流行語となる。
熱烈/熱烈歓迎という本名を食ってしまうほどの別称は、そのムービーが公開された時点で名前が未公開だったために、
暫定的に「熱烈歓迎」と呼称し始めたのがきっかけ。
キャラスレもつくられ様々な妄想ネタが繰り広げられる始末。
さらに、『彼の名前は「ケリド」と判明』というデマに多くのスレ住人が釣られて、再び祭りを引き起こす。
デマいうことが判明しても、カイルという名前が正式に公開されても、
なおかつケリドと呼ばれ続け、熱烈に次ぐ第二の別称となる。
このようにして、台詞ひとつをきっかけにすっかりネタキャラとして定着してしまった彼だが、
続々と公開される最新情報から実は劇中でかなり活躍するキャラだという可能性が指摘され始め、
スレ住人は逆に困惑している。

追記:
実際はネタキャラどころか国や王族に忠誠を誓ういい剣士だった。
早い段階で仲間になる前衛キャラなので序盤はよく使われるが、
魔法剣士タイプで能力的に中途半端なため、
味方キャラが充実してくる後半は二軍落ちしやすい。
また物語においても序盤はわりと目立つがが終盤になると見せ場はなく空気化。
当然本スレでも空気化した。熱烈歓迎も今となってはいい思い出。


●げんそう-すいこでん-ふぁいぶ【幻想水滸伝5】
2006年2月23日に発売された幻想水滸伝シリーズ5作目。
大まかなストーリーはファレナ女王国でクーデターが発生、主人公である王子が奪われた国とを取り返すというもの。
実績のあるライターを採用した本作だが、自軍キャラクターの描写はシリーズ中で最も濃くなっている。
過去作のエピソードを意識したと見られるイベントや1〜5の設定ネタも随所に散りばめられ、
ファンなら思わずニヤリとさせられることも。
家族愛を中心とした描写やある重要な回想イベントには「感動した」という意見が多い。

しかしいわゆる神の目視点の天才軍師の存在で緊迫感が削がれたり、
「主人公を”肯定”してもらうことが大事」を実践した結果、
国を愛しているはずの敵の行動に矛盾が生じその行動目的が曖昧になってしまった。
ちなみにラスボスになる某キャラクターは死んだ描写すら描かれずに退場という仕打ちである。
他にも主人公周りがほぼ全員善人で「身内に甘すぎる」という意見や、
某キャラクターが実質主人公化してしまったことで主人公の存在感が薄くなってしまったのではないかとの声もある。

そして外注先のハドソンにプログラムを任せてしまったツケなのか、頻繁なロードやエンカウント、
メニューの仕様の改悪、ダンジョン化した構造的に欠陥のある街など、
近年のRPGでは類を見ない快適性の悪さには音を上げるファンも多く、
今後の大きな課題 となってしまった。
ファンの間では5の改善版を望む声も多いのだが、
2006年12月に発売されたBEST版には残念ながら改善点は見られない。


●げんそうすいこでん5のしゅじんこう【幻想水滸伝5の主人公】
前作の不幸の塊を背負った4の主人公とまったくもって正反対の主人公で
やたらと美形(というより女顔)&非常に優しい&強い正義感を持つキャラクターだが、幼馴染のリオン
軍師であるルクレティアの言葉に流されやすいなど精神面では多少弱い所が随所で見受けられる 。
歴代の主人公とくらべ物語開始時点で両親が健在、親戚が多い、他の仲間達の交流などが深い、
主人公に対して恋焦がれる女性達が多く、やたらと幸せなポジションにいる彼だが 、
存在感としては若干薄いところもありリオンが主人公という言葉も出ている。
戦闘においての能力は紋章を除けば平均的で他の仲間に若干及ばないところがあった・・・
というよりも異常に強い仲間が多かったといった方がいいのかもしれない。

更に、開発者の思惑がどうなのか定かではないが今回の主人公は真の紋章を取得していないなど
今までの作品と比べるとかなり特殊な存在でもある。
ちなみに発売前は主人公の顔があまりにも中性的なので
今回は女性が主人公なのだという噂が飛び交った(一時女性化したコラージュも出回り更なる混乱を呼んだ)

PS2時代に入ったシリーズの主人公の中では様々な挫折や苦難を乗り越えて成長してゆく様を上手く表現していたので
いろんな意味で成功したキャラクターだと思われる。

更にこの主人公、音楽シミュレーター「ポップン・ミュージック」などでもゲストで出演していることから見ると密かに人気が高いキャラクターなのかもしれない。


●げんそう-すいこでん-ふぁいぶ-の-じんけい-しすてむ【幻想水滸伝5の陣形システム】
ロマサガ2,3経験者から見ると、一発で「ああロマサガ2、3をインスパイアしたんだな。」とわかる代物。
陣形技、2人陣形3人陣形などの少数陣形から、「これなんてインペリアルクロス?」とか、
「これなんてハンターシフト?」と聞きたくなるものまで多数搭載されている。
パクリと騒ぎ立てるよりは、このシステムと幻水の戦闘の親和性に気づいたスタッフを褒めるべき?


●ふふふ、なんでもしてあげるわよぉお!ふふふ!【ふふふ、何でもしてあげるわよぉお!ふふふ!】
幻想水滸伝5のとある町で、軍隊に占拠された後気が触れてしまった女性が言う台詞。
軍隊に占拠された後、この女性がどういう扱いを受けたのか、あえて語らないが、
戦争は人間の理性を狂わせてしまうことがよくわかる。


●みあきす【ミアキス】
幻想水滸伝5に登場する女騎士。宿星は地隠星。
5の舞台であるファレナ女王国の女王と、王家の者を守護する女王騎士の一人。
王子(主人公)の妹、王女リムスレーアの護衛役でもある。

発売前から、その役職とは不釣合いな幼げな顔立ち、「言動が個性的」という設定から、
幻水スレでも人気の高いキャラだった。
また、電撃PSではミアキスのプッシュが凄く、
天サド(天然サディスティックという意味)などという別称もつけられた。

しかし、いざ発売してみると、女王騎士の中では活躍が少ない方で、
女王騎士の中で唯一、地の宿星(水滸伝では、地の宿星は天の宿星より席次が下)など、
発売前の猛プッシュのわりには、さほど優遇されてはいなかった。
電撃も攻略本を出す際、「ミアキスといったら電撃!」と煽っていたにもかかわらず、
特別なページがあるのは別の女性キャラで、
ミアキスには何もないという発売前が嘘のような内容だった。


●りおん【リオン】
幻想水滸伝5の主人公(ファレナ女王国の王子)の護衛を務める女王騎士見習い。
元々「幽世の門」という暗殺者組織で暗殺者として育てられていたが、
組織の解散後は主人公の父でもある女王騎士長フェリドに拾われる。

護衛という立場ゆえ、イベントで外れる時以外は常にパーティーに固定されており、
寡黙な主人公に代わって説明役、相談役、驚き役など幅広い役割をこなしてくれる。
戦闘でも主人公との協力攻撃があるなど、それなりに使えるキャラで、
終盤になると強力な黄昏の紋章を宿すため、更なる活躍を期待できる。

が・・・そのせいで主人公のお株を少なからず奪ってしまっており、
≒ヒロインと言っても差し支えない。

性格的には良くも悪くも主人公に対して一生懸命。
主人公をお守りすることに一途な反面、裏を返せば頑固で直情的なために、
・主人公に対して過保護なことを、女王騎士のゲオルグから注意される。
・投降しようとした山賊を不用意に挑発し、主人公が一騎打ちをする羽目になる。
などの失敗や軽率な言動をとることもしばしば。
その賛否はプレイヤーごとに激しく、信者もアンチも少なからずいる。
特にアンチは幻水のキャラの中ではトップクラスに多いと思われる。
(アンチスレが、2007年5月の時点で9スレ目(ゲームキャラのアンチスレとしてはかなり長寿)


●りむすれーあ【リムスレーア】
幻想水滸伝5の主人公の妹で、ファレナ女王国の王女。
発売前は、雑誌などの「主人公である王子が大好き」という紹介や、
TGS2005で公開されたプロモムービーの、
「あにうえ〜あにうえ〜」と主人公に抱きついてくるシーンのおかげで、
もしかしたらキモウトかもしれないと、不安に思う人も少なくなかった。

しかし、発売してみると、ブラコン気味なのは確かだが、
兄と一緒にいることより勉強を優先したり、
助けられることを待っているだけでなく、自分から行動をおこすなど普通に良い妹だった。

序盤では、刃の付いていない剣での戦いも怖がっていたのに、
終盤では、本物の剣をを突きつけられても毅然とした態度を崩さないなど、
ある意味、主人公である王子よりも成長したかもしれない。


●るくれてぃあ・めるせす【ルクレティア・メルセス】
幻想水滸伝5に登場する軍師
シリーズで唯一、シルバーバーグ家と何の関係もない軍師である。
5発売前は、4のエレノアという苦い思い出があったため、
「また女軍師かよ!」と心配する人も少なくはなかったが、プレイしてみると優秀な軍師だった。
「主人公の紋章の力をもっと引き出せれば、戦争も楽になるだろ」という仲間に、
「紋章ひとつで戦争に勝てるわけじゃありませんよ」と説き、決して紋章に頼るようなことはしない。

ただ、彼女の軍師としての有能さを描くことに力を入れすぎたのか、
敵が終始彼女の掌で踊っていたような印象をうけるため、「敵がアホに見える」と言われることになった。
軍師は活躍させすぎてもいけないということだろう。



▼幻想水滸伝ティアクライス

●あすあど【アスアド】
幻想水滸伝ティアクライスに登場する108星の一人で、宿星は地猛星。
主人公軍と同盟を結ぶことになるジャナム魔道帝国の第二魔法兵団の将官。
敵軍に追い詰められている主人公たちを、
アニメムービーで豪快な魔法を炸裂させて助けるというカッコいい登場をするが、
ぶっちゃけそこがピーク。

・その後一時期的にPTに入るが、今回戦闘で使える魔法は108星のみが使えるものなので、
まだこの時は108星として目覚めてない彼は、さっきぶっ放してた魔法も使えず、杖で殴り続けるしかない。
・いざ108星にめざめて育てていくと弱くはないが超器用貧乏で、部下のが魔力高くなる
・地猛星なのに地奇星とコンビじゃない(絡み自体はあるし、EDでは同じ国に属することになるが)。
・108星の中の亡国の姫に惚れてるが思いに全然気づかれず、25歳とは思えないほどの奥手っぷり。
・姫が捕らえられた時に救出を立候補、これで好感度アップか?と思われたが、凄腕剣士の姫は自力で逃げてきた。
・ついにはキャラガイドでも彼の恋が実る可能性は低いと言われる。

と、本作屈指のネタキャラとなり、公式、ファンともに弄られまくる
年下にも敬語を使う生真面目な人だったり、部下を命がけで助けに行く熱い所もあるので
ネタ以外の人気もあるにはあるけど。


●げんそうすいこでん-てぃあくらいす【幻想水滸伝 ティアクライス】
2008年12月に発売されたDSソフトで、幻想水滸伝の新作。外伝的だが、新章と銘打たれている。
平凡な田舎の村で、幼なじみたちと一緒に自警団をしていた主人公だったが、ある日、
近くの谷が突如として巨大な森に変貌する瞬間を目撃し、そこに現れた遺跡から一冊の本を手に入れる。
その本をきっかけに、世界を巻き込む大きな異変、そしてその中で暗躍し、侵略を続ける強大な組織と戦っていく。

「新章、始まる」という名目を挙げて作られてるからか、従来のシリーズと比較し様々な点で大きな変更がある。
・魔法は回数制ではなく、MP制に。また、魔法は紋章ではなく、星の印というものに変更されている。
・武器も鍛冶屋で鍛えるのではなく、普通のRPGのように武器屋で買う。
・舞台となる世界が違うため、これまでのシリーズと明確な繋がりはない。だが、設定では同じ百万世界に属してる。
・主人公が声付きでベラベラ喋る(喋ること自体は3で既にやってるが)
といったのが主なものである。
108人の仲間、仲間を集めるごとに進化していく本拠地、協力攻撃、「幻想水滸伝らしさ」を感じるものは残ってる。

はっきりとした繋がりはないので、シリーズ初めての人も安心。
ストーリーは極めて王道で、主人公も典型的な熱血漢。
突出してよい部分はないかもしれないが、近年では珍しい、「王道だけど楽しめる」RPGになった。


●はてなきどうていのしょ【果てなき道程の書】
「幻想水滸伝ティアクライス」に登場するキャラクター、ディアドラが持つ杖。
偽書の一つでありストーリーにも絡み、性能も杖系の武器の中でも高め。

しかし、道程の部分が童貞と同じ発音のためわざと間違えるプレイヤーが続出。
同じ作品に登場するリウやアスアドに装備させるネタが横行し、
重要アイテムなのに一躍ネタ武器と化してしまった。


●やってみなきゃわからねぇよ【やってみなきゃわからねぇよ】
幻想水滸伝ティアクライスの主人公の口癖。
いかにも熱血主人公といった言葉だが、作中の敵の主張が
『秩序・停滞』をあらわすのに対し、この言葉は『混沌・未来』を
表しており、物語の象徴となっている。
とはいえこの言葉で軍団の有事を決めることもあり、プレイヤーは
それでいいのかと思ってしまう。
ちなみに本スレでは「このゲームおもしろいの?」という質問に
この言葉で返すのはお約束となっている。


●りう・しえん【リウ・シエン】
幻想水滸伝ティアクライスに登場するキャラで、主人公と一緒に村で自警団をやってる友達の1人。
3年前に村にふらっと現れ、そのまま住み着いた。
このゲームの初報で主人公たちと一緒に紹介されたが、過去の経歴が不明、さらに公開されたキャラ絵の表情が
人を馬鹿にするような小憎らしい笑顔だったため、このシリーズでお約束の裏切り者キャラではないかと予想されていた。

しかし、いざ蓋を開けてみれば仲間のいじられ役でお調子者だが気のいい奴で、宿星が天機星(正軍師の星)だった。
とても知恵者には見えない彼が主人公軍の軍師という事実に驚いたプレイヤーは多く、
ゲーム内で見れるキャラ説明でも「意外にも軍師」なんて書かれている。
すごく神がかった策を出すわけではないが、しっかり要所要所で軍師としての活躍はある。
これまでの天機星のイメージとは色々な面でかけ離れており、

・リーダーと軍師というより、同年代の対等な友人として主人公を助ける(3のシーザーはコミカライズ版ではそんな感じだが)。
・姿は人間とほとんど変わらないが、実はスクライブという亜人種のため、シリーズ初の亜人軍師。
・終盤にスクライブの族長になるので、軍師兼族長。
・シリーズの軍師で初めて通常戦闘をこなせる。

など、良くも悪くも幻想水滸伝としては異端だと言われるティアクライスならではのキャラかもしれない。



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