女神転生系列作品汎用用語


▼女神転生系列作品汎用

ここでは女神転生シリーズの汎用項目を扱います。


▼女神転生系列作品汎用

【アームターミナル】
【悪魔(女神転生)】
【悪魔合体】
【悪魔召喚プログラム】
【アスタロト】
【アラハバキ】
【アリス】
【伊邪那岐大神】
【ヴィクトル】*
【永眠の誘い】
【おばちゃん(デビルサマナー)】
【オレサマ オマエ マルカジリ】
【カーン系魔法】
【ガイン君】
【カグツチ】
【勝ちオタ】
【合体】
【合体事故】
【ギリメカラ】
【キングフロスト】
【交渉】
【ゴウト】
【ゴトウ】
【コンゴトモヨロシク】
【COMP】
【サタン(女神転生)】
【師匠】
【ジャアクフロスト】
【邪教の館】
【ジャックフロスト】
【STEVEN】*
【生体マグネタイト】
【刹那五月雨撃ち】
【造魔】
【属性(女神転生)】
【DARK属性】
【ターミナル】
【月(女神転生シリーズ)】
【てんばつ】
【東京大破壊】
【登場悪魔議論】
【髑髏の稽古着】
【仲魔】 【人間系悪魔】
【万能属性】
【ヒーホー】
【ヒノカグツチ】
【ファイナルヌード】
【物理反射】
【プレスターンバトル】
【マーラ様】
【将門公】
【魔晶変化】
【魔法継承】
【ミシャグジさま】
【メガテニスト】
【女神転生】
【メギドラオン】
【モー・ショボー】
【木星からの使者】
【Y.H.V.H.】
【四大天使(女神転生)】
【ラジヲ塔】
【ルイ=サイファー】
【ルシファー】
【ロシアンルーレット】




▼女神転生系列作品汎用


●あーむたーみなる【アームターミナル】
女神転生2と真・女神転生1、2、if...に登場したCOMP。COMPと言えば真っ先にこれを連想する古株のメガテニストも多い。
左肘から先を覆うグローブと一体化した本体&キーボードと、左目又は両目に装着するHMDがセットになっている。
見も蓋もないことを言ってしまうとFC用の珍周辺機器として知られるパックス・パワーグローブそのまんま。
何故このデザインが採用されたのかは不明だが、女神転生2の開発当時パワーグローブが(この時点ではPC用の入力機器として)
研究段階にありそのデザインをいち早く取り入れたのではないだろうか。

余談だが'93年発売のTRPG版では容量80MBのMOがHDDの代わりに使われているという設定で時代を感じさせる。

☆関連語☆
悪魔召喚プログラム COMP


●あくま【悪魔(女神転生)】
女神転生シリーズにおけるモンスターの総称。神や天使だろうとみんな悪魔である。
と、いうのもきちんとした理由がある。
神や悪魔の立場というものは地域や時代によって様々に変化する。
ある地域では善神として崇拝されているモノが、別の時代・場所では神の敵であり、
さらに時代や場所を移すとやはり善なるものとして崇められる……
などということは実に多い。
また、神だからすべて正しいとも限らないし、悪魔だからその行いが完全に悪だとも言い切れない。
こうした点を考え、一方的な価値観や思い込みを排除するために「神をあえて悪魔と呼ぶ」のである。

ちなみに、本シリーズの原作は「デジタル・デビル・ストーリー」だが、
ニュアンス的には「デジタル・デーモン・ストーリー」の方が正しく、
事実海外で発売されているメガテンシリーズは悪魔を「デビル」ではなく「デーモン」と呼称している。
(デビルだと一般的な邪悪な悪魔という意味だが、デーモンの場合は人間ではない超自然的な霊という意味合いになる)


●あくま-がったい【悪魔合体】
1)女神転生シリーズ独自の、交渉で仲魔にした悪魔を合体させ全く別の悪魔に生まれ変わるシステム。
2身合体、3身合体、剣合体などがあり最新作のノクターンではイケニエ合体というのが登場した。
悪魔合体には法則があり通常はその範疇を逸脱しない。
だが月齢によって通常では起こりえない合体ができ強力な悪魔やレアな悪魔を仲魔にできる。
親切にも合体表が説明書に付いてあることが多く、覚えきれないユーザーにはありがたい。
当の筆者も覚えているのが地霊×竜王で鬼神になるのと夜魔×妖魔で幻魔になる程度が限界だった。
人間を仲魔にできた真・女神転生1と2は人間を合体の一方に使うことでレベル制限を突破し序盤から高レベルな悪魔を使え、
ピクシーが戦闘メンバーからどうしても外せない大きなお兄さん達に大きく貢献しただろう。
ちなみに、合体できる所は初期の作品では「邪教の館」と決まっていたが時代の流れとともにニーズに応える形で自分のCOMPでも
簡易合体ができるようになった。余談だが意図的に起こせる合体事故にハマる人も少なくない。

2)女神転生シリーズの売りのひとつであるゲームシステムのひとつ。
仲間にした悪魔(当シリーズでは「仲魔」と表記)同士を、
邪教の館と呼ばれる施設で合体することにより、より強い仲魔を作り出すことができる。
悪魔の種族の組み合わせやレベルによって、できあがる悪魔が変化するため、
当シリーズの高い中毒性の一因となっている。
3体の悪魔を合体可能な「三身合体」、悪魔と剣を合体できる「剣合体」、
合体前の悪魔の所有している魔法を合体後の悪魔に引き継げる「魔法継承
合体事故によってしか生まれないレア悪魔の追加など、新作が登場するたびに発展し続けている。
このシステムを模倣した作品も非常に多い。


●あくましょうかんぷろぐらむ【悪魔召喚プログラム】
女神転生シリーズにおける重要なキーワード。
文字通り、悪魔を召喚するためのプログラムである。
通常、時間がかかったり複雑な手順を必要とする召喚の儀式を、
コンピュータ上でエミュレートすることによって、迅速かつ手軽に悪魔召喚を可能としている。
また、悪魔の言語を人間の言語に翻訳したり(作中で悪魔との会話パターンが同じなのはこの機能で出力できるパターンが少ない為)
契約や召喚時に行うべき対価の支払いの自動化などの機能を有していて、
魔術的素養が乏しくても悪魔の召喚が行えるようになっているという、他の作品の召喚士が知ったら噴飯ものの便利ツール。
ただし、召喚した悪魔そのものを制御できるかどうかは召喚者の力量にかかっているため、 それだけの力がない者が扱うのは大変危険。
シリーズによって製作者が違っており

女神転生&女神転生2は初代主人公の中島朱実
真・女神転生および真2とif…はスティーヴン博士
デビルサマナーシリーズはヴィクトルという錬金術師
となっている。

この中で最も恐ろしいのが女神転生の主人公、中島朱実の召喚プログラムだろう。
なんと、彼はこの複雑極まりないプログラムをBASIC言語で組上げているのである。
しかも容量が約10MBで済んでるというトンデモっぷり。
原作では敵の手にこれが渡って敵が解析したときに「肝心の所が魔術的すぎてわからない」とコメントしており、
ますますBASIC言語でどう組んだのか理解に苦しむことに。
さすがに無理があると思ったのか、OVAでは高級言語であるFORTRAN77で組み上げたらしきシーンがある。


なお、この悪魔召喚プログラムはソウルハッカーズ以降しばらく日の目を見ることはなかったが、
ストレンジジャーニーやデビルサバイバーなど近年は登場する機会が増えてきている


●アスタロト【あすたろと】
アシュタロス、アスタロートとも。
キリスト教の大悪魔にして女神転生シリーズの多くの作品に登場する魔王。
元は古代バビロニアの大女神イシュタル(もしくはカナアンのアシュタルテ)だったが
当時信仰のシェアでYHVHとライバル関係にあったこと、
また売春を美徳とする教義がユダヤ教徒の逆鱗に触れた為悪魔に貶しめられた。
ドラゴンにまたがった美しい天使の姿で現れるが、口臭が凄まじく猛毒の域にまで達している。

女神転生シリーズにおいてはナムコの第一作から登場、続く二作目ではイベント上の出番も増えたが
上記の経歴からかオカマ口調で喋る卑劣な悪魔というキャラ付けがなされており
これは以降の作品でも継承されていった。

真女神転生シリーズにおいてはイシュタルとして復権する事を熱望しており、
真女神転生IIにおいてついてにその望みは果たされるものの
この作品は三つある結末の内一つが地球(ほぼ)死滅ENDであり
その場合彼女の復権もまた光秀の三日天下となってしまう。
イシュタルの復権も地球のイレースも主人公の意志と行動次第なため
復権させてくれたかと思ったら
直後に同一人物に消滅させられるイシュタルはかなり理不尽な思いで逝った事だろう。

またルシファーやベルゼブブに次ぐ悪魔であり、
日本でもメジャーな為、多くの創作作品に登場する存在でもある。
FF2においてはパンデモニウムの強力な固定敵として登場し
漫画「GS美神」では実質的な物語の黒幕を、
魔夜峰央の漫画作品では主人公を務めパタリロとも共演した。

☆関連語☆
メギドアーク Y.H.V.H.


●あらはばき【アラハバキ】
女神転生系列作品に登場する悪魔。
見た目は青色系の土偶。
真・女神転生Vではモムノフ(日本神話におけるアラハバキの部下で古代兵士姿の悪魔、
過去作品ではアラハバキと同一グラフィック)が変異することで仲魔になるため、
変異させて人型が土偶になったことにショックを受けるプレイヤーも大なり小なり存在する。

しかし問題はそちらではなく、防御相性の方である。
防御相性が作品が異なっても同じだったり、あるいは作品が変われば相性も変わったりと
多彩な本シリーズの悪魔の中で、アラハバキは真・女神転生V以降それが顕著に顕れている。
その内容は

ライドウシリーズ:物理弱点、火炎・氷結・電撃・衝撃・呪殺無効
アバタールチューナー:氷結弱点、氷結・破魔・万能以外無効
真・女神転生V:氷結反射、物理・破魔・呪殺無効、それ以外に弱い

と、どれもこれも微妙に複雑に弱点や耐性が混在したり反転したりしている。
そのため上記作品を多くやっているプレイヤーほどアラハバキの防御相性に頭を悩まされ、
別タイトルでの属性が混ざった知識でスキルを繰り出した結果、
無効や反射の憂き目にあい最悪全滅、という阿鼻叫喚の地獄絵図を生み出した。
なかでも真・女神転生Vでは、アラハバキの反射ダメージによる全滅が
ある意味一番エグイ全滅の仕方だと一部のプレイヤーから言われている。

似たような例として
・真・女神転生ifのランダ(恒例の物理反射がない)
・昨今の作品に登場するジャアクフロスト(火炎弱点のジャックフロストと名前が似ているが火炎反射)
等が挙げられる。
彼らと戦うことで、アナライズの重要性や思い込みの危険性が身をもって理解できるだろう。


☆関連語☆
真・女神転生V デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王 デジタルデビルサーガ・アバタール・チューナー


●ありす【アリス】
真・女神転生以降、真、異聞問わずで女神転生シリーズ作品に登場するキャラ。

崩壊後の東京は悪魔が跋扈する世界であった。
その中に一つ、平穏に繁栄する街があった。それは六本木であった。

アリスはその六本木を統括する魔王ベリアルと幽鬼ネビロスによって作られた
「永遠の少女」である。
ゲームにおける六本木はアリスという存在を満たすためのゆりかごであり
そこにいるのは皆アリス同様ネビロスによって蘇らされた死者である。

そこに現れた主人公達も日常のようにアリスの玩具になってもらうつもりだった。
だが、相手が悪かった。ベリアルは主人公達の手によって封印され、ネビロスもまた
倒されることによって彼女達の日常は主人公達によってもろくも崩れ去る。

そして、ベリアルとネビロスの作った死者は開放され、また土に還るのであった…が、
何故かアリスだけは残り、「魔人として」真・女神転生2をはじめペルソナシリーズ
など様々なところに出てくるのである。

☆用例☆

ザ・ヒーロー「ゆりこは大変なものを盗んでいきました」
___    「えっ…」
ザ・ヒーロー「それは、ベリアルの詰まったわきみの壷です」
___    「ばかー アンタ達なんかしんじゃえー」


●う゛ぃくとる【ヴィクトル】
デビルサマナーシリーズに登場する人物。
表向きはホテル業魔殿のオーナー、裏の顔は悪魔研究者で、悪魔合体を行なっている。
デビルサマナーシリーズは真女神転生とは懐を分かつ世界観を持っているからか、重要人物であるスティーヴンが登場しない。
代わりに悪魔召喚システムを作り上げたのが、数百の年月を生きる悪魔研究者のヴィクトルである。
悪魔と人造悪魔を調べることで、神がいかにして人間を作り上げたかを研究しているらしい。
悪魔合体は悪魔研究の一環で、悪魔召喚師ならば誰とも問わずに協力する姿勢をとっている。

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団では怪しい手の動きに白衣、失敗すると口から煙を吐くとえらくコミカルだったが、
年月のたったデビルサマナー・ソウルハッカーズでは悪魔研究者として威厳のある風格を漂わせていた。
それでも編物が趣味だったり、決して失敗を認めようとしなかったりと、他シリーズの合体師や研究者とは雰囲気が大きく異なる。


●えいみんのいざない【永眠の誘い】
デビルサマナー・ソウルハッカーズや真・女神転生3に登場する特殊攻撃で、
睡眠状態の相手全てを即死させる特殊攻撃。特に真・女神転生3では
相手を眠らせる魔法・ドルミナーも同時に持つサキュバスやニュクスが多用し、
多くのプレイヤーを苦しめた。

似たタイプの技に、ポケットモンスターシリーズに登場する「ゆめくい」
(眠り状態の相手に大ダメージを与え、その分のHPを吸収)がある。


●おばちゃん【おばちゃん(デビルサマナー)】
「ソウルハッカーズ」および「葛葉ライドウ」での、悪魔の口調の一つ。
「ソウルハッカーズ」では、前作の「関西弁」に代わって入った。
関西弁の気安い口調、会話内容はほとんど世間話と、大阪の下町のおばちゃんといった感じであるが
交渉では高確率で現金を要求してくるという特徴も。
該当の悪魔は、ハクジョウシを除いて人間っぽくなかったため、特に注目はされなかった。

…だが、続編の「葛葉ライドウ」で悲劇は起きた。
女性口調が「おきゃん(幼女系)」「ありんす(遊女系)」「おばちゃん」の3つしかないためか
過去の作品ではいわゆる大人の女性口調だった悪魔達がここに割り振られた。
その中には、人気の高いスカアハやパールヴァティも含まれていたため、不満を持つファンも少なからず存在し
そのせいか公式ふぁんぶっくでも「女はなべておばちゃんなのだと、涙の納得」と書かれた。


●おれさま-おまえ-まるかじり【オレサマ オマエ マルカジリ】
女神転生シリーズでは満月のときは悪魔と交渉することができず必ず失敗するが
デビルサマナーでその際に獣系悪魔が言う台詞。
そのインパクトから無関係なところでこれに真似たカキコをするものがいる。

補足:このセリフは真・女神転生から使われている。
補足2:この台詞は満月限定ではない。
補足3:「葛葉ライドウ」では、自己パロディ「オマエ オレサマ マル封ジ」というセリフも。

☆関連語☆
交渉 コンゴトモヨロシク


●かーん-けいまほう【カーン系魔法】
女神転生シリーズに登場する魔法の系統で敵の攻撃を反射する。
物理攻撃を反射する「テトラカーン」と魔法攻撃を反射する「マカラカーン」がある。
こちらが受けるはずだったダメージをそのまま敵に反射できるため、
防御力の低いメンバーがいるなどの状況下では尋常ではないくらいのダメージを与えることができる。
特にソウルハッカーズでは一部の悪魔の行動順位に関係するパラメータをMAXまで強化できる上、
コストパフォーマンスに優れたこの系統は猛威を奮った。
真3以降はMPの消費量が上がり、ボスなどはこちらがカーン系を使用したことに反応し、
それに合わせた攻撃を仕掛けてくるようになったために、やや使用価値が低下した感がある。


●がいん-くん【ガイン君】
デビルサマナーシリーズに登場する悪魔の口調の一つ。
モコイやオバリヨンといった、比較的親しみやすい外見の悪魔が該当する。
基本的にマイペースでノリが良く、自分のことを「ボク」、主人公を「チミ」と呼び、
ヒーホー系とはまた異なる、かなり独特な言い回しを使う。
ソウルハッカーズでは、この口調の悪魔との会話中に低確率でミニゲームが発生するおまけもある。

なお、ガイン君というのは開発スタッフの一人、磯貝正吾氏の名前をもじったもの。
氏のメモが個性的だったため、悪魔会話に採用されたらしい。
ちなみに氏をモデルにしたキャラが、真・女神転生デビルサマナーに磯野刑事、
ペルソナ1に黒瓜勉、ペルソナ3&4では江戸川という名で登場している。

☆ガイン君語録☆
「もう、ぜんぜんダメ。チミって、しょうがないネ。」
「イケてるね、ボク。もう最高、チミ。躍っちゃおうかな、ワルツ。」
「どうなのよコレ?イスタンブールのお土産だけど。」


●かぐつち【カグツチ】
1)
真・女神転生V-NOCTURNEにおける物語の中心となる存在。
本作品の舞台である球体世界「ボルテクス界」の中心に浮かぶ原初の光であり、
ここに到達し、己の意志を示すことができた者は創世を行うことができる。
システム的には歴代作品における月と同じ役割を果たしている。
名前の由来は、日本神話のイザナミ神から生まれた同名の火の神から(ヒノカグツチとも言う)。

2)
同作品の本編のラストボス。
しかしルート次第では、戦わずにそのままEDを迎えることも可能である。
見た目はほぼミラーボールであり、第二形態ははそれに顔が浮かびあがっただけ。
そのせいか、第二形態を「顔カグツチ」と呼ぶ人もいる。
また口調が偉そうなために、ゲーム中の悪魔やプレイヤーから「偉ぶってんじゃねえ」と言われる始末。
しかしさすがにラストボスだけあり、専用スキルの威力は凄まじい。
中でも全体攻撃スキル「無辺無尽光」は威力だけならばゲーム中最強レベルを誇り、
補助スキルでステータス補正をしていなければほぼ確実に全滅する。
多くのパトを味わいながらも、ようやくラストバトルまでたどり着いた
プレイヤーの心を更にへし折ってくれるだろう。

ただ使用前にはメッセージが表示されるので、補助や回復をおこたなければ対処できる上、
マニアクス版(クロニクルエディション含む)で追加されたルートに進んだ場合は
カグツチを遥かに凌ぐ実力者である閣下との連続戦闘が控えている。
当然こちらの方がより苦戦するため、
単なる前座扱いされてしまうこともある哀れなラストボスでもある。

☆関連語☆
真・女神転生V-NOCTURNE ラストボス 閣下 月(女神転生シリーズ)


●かちおた【勝ちオタ】
真女神転生3のスキル「勝利の雄叫び」のこと。
このスキルを持った悪魔は戦闘に勝利すると
HPとMPが全回復するというバランスが崩壊しかねない能力を持つ。
敵の火力が増すHARDモードではパーティー全員に持たせておきたいスキル。
しかし、一番持たせてあげたい主人公にはつけられない。
直接の後継作ではないが同じ会社から発売されているペルソナ3にも全く同じスキルが出てくる。

☆関連語☆
戦闘後に全回復


●がったい【合体】
メガテン用語。
「悪魔合体」とも呼ばれる密技。
邪教の館で、2匹以上の悪魔を合体させること。
合体の種類には、「2身合体」、「3身合体」、「イケニエ合体」、「カース合体」などがある。
合体には法則があり、この法則をつかむことが合体をより効果的なものにする。
稀に失敗することもある。その結果は法則を一切無視したものとなり、予期せぬ悪魔が生まれることもある。
また、合体でしか仲魔にすることができない悪魔もいる。
有名なところでは、「ランダ」+「バロン」=「シヴァ」。

☆使用例☆
仲魔も増えたし、邪教の館に行って__させよう。


●がったい-じこ【合体事故】
主に女神転生シリーズで使われる用語。
仲魔2体、または3Pで心と身体を捧げあい、新たな命を創造しようとするが
邪教の館のオヤジの手抜きにより、予想とは違う悪魔ができてしまうこと。
たまに奇形児ができて涙することも。

☆よくあるシーン☆
また____でスライムかよ…リセットだな


●ぎりめから【ギリメカラ】
ほぼ全てのメガテンシリーズに登場する象の悪魔。
元ネタのスリランカ神話ではマーラ様の乗り物の魔物である。

メガテンで嫌いな悪魔は? という話題になるとまず挙がる。
見た目が怖い(一つ目象)、即死魔法持ちという特徴もさることながら、
嫌特性物理反射を持っているため、
オートバトルのままパーティーを突っ込ませて全滅したメガテニストは星の数。
真2では魔法禁止エリアでも容赦なく登場し、なすすべのない状況に陥ることさえあった。

女神転生2では誤植で「ギリメカテ」という名になっている。


●きんぐ-ふろすと【キングフロスト】
女神転生シリーズに登場する半オリジナル悪魔。種族は魔王。
キングスライムよろしく、霜の妖精ジャックフロストが幾十幾百と合体して生まれたフロスト族の王であり、
ジャックフロストをそのまま巨大化して王冠とマントを羽織らせたような非常にファンキーな容貌を持つ。
初登場は真・女神転生2だが、そのインパクトある容姿ゆえか後の作品にもしばしば登場する。

…と、ここまでは表面上の話。
このキングフロスト、見た目と言動のファンキーさに反して非常に濃い裏設定の持ち主だったりする。
彼が初登場した真・女神転生2の主舞台は
メシア教(ユダヤ教とキリスト教を統合した一神教)が支配する厳格な法社会であり
政治犯・思想犯の存在は決して許されないのだが、民衆に紛れたテロリストを特定するのは容易ではなく
かと言ってメシア教の建前上、民衆を巻き込むような荒療治も出来ない。
(これに関してはすぐ化けの皮が剥がれていくが)

そこでデモノイド(労働・食料用に造りだされた人工悪魔)を
外的脅威に見せ掛けて暴れさせ、その『作為的な無作為の殺戮』に
おおよその潜伏場所まで割り出されているテロリストが『偶然』巻き込まれるように仕向けたのである。
さらに、用済みになったそのデモノイドを
これまた彼らによって生み出された人造救世主アレフ(主人公)に討伐させることで
アレフの虚構の救世主伝説にハクを付け、民衆にメシアの降臨を印象付けさせる。

テロリストの抹殺・悪魔の恐怖によるメシア教への民衆の帰依・人造救世主の政治的アピールという
言わば一石三鳥の自作自演作戦であった。
そしてそのデモノイドは無数のジャックフロストを人工的に合成することで生み出され、
教会施設のあるホーリータウンエリアを霜と氷の世界へと変えていった。

…つまりはキングフロストである。

☆関連語☆
ジャックフロスト キングスライム


●こうしょう【交渉】
メガテン用語。
出くわした悪魔(モンスター)と会話すること。
成功すれば主人公の味方になったり、お金やアイテムをくれたりする。
失敗すると、悪魔が去ってしまうか、有無をいわさず戦闘になってしまうこともある。

☆類義語☆
会話

☆関連語☆
仲魔 悪魔合体

☆使用例☆
この悪魔と__してみようっと。


●ごうと【ゴウト】
「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団」および
続編の「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」に登場するキャラクター。
正式には「業斗童子(ゴウトドウジ)」と呼ばれる。
元々は葛葉一族でも指折りの実力派デビルサマナーだったが、
現在は訳あって黒猫の姿に身をやつしている。
ゲーム中では主人公・十四代目葛葉ライドウのお目付役として、様々な助言を与えてくれる。
超力兵団では一人称は「俺」だが、なぜかアバドン王では「我」になっており、
それに伴って口調もやや古風なものに変更されている。

冷静な発言で威厳を漂わせる一方で、ねこじゃらしに興奮したり
ボケ発言やギャグのような状況に冷静にツッコミするなど、なかなかお茶目。
他にもライドウに代わって報告書をタイプライターで打ったり(猫の手には酷)、
電車賃がない時は立替えてくれたり(後できっちり請求される)と、まさに至れり尽くせり。
麻雀においても、セリフのないライドウに代わってコメントしてくれるのだが、
普段は慎重な発言をするも、上がった時には我が事のように喜んでくれるツンデレさん。
その甲斐あってか一部のファンから、ライドウシリーズのヒロインだという声まで出ている。
フィールドを走るライドウのあとを一生懸命ついて来てくださるゴウト先生の御姿に、
胸をキュンキュンさせたプレイヤーは少なくないだろう。

☆関連語☆
葛葉ライドウ


●ごとう【ゴトウ】
「真・女神転生」での登場人物。漢字で書くと「五島」(ただしメガドライブ版では「後藤」)。
選ばれたものしか救われない千年王国が作られるのを阻止するため
クーデターを起こして東京を戒厳令下におき、レジスタンスのリーダーと同名の少女を監禁している。
そんな彼とは早いうちに会うことになるのだが、格好がなんと、ふ ん ど し 一 丁 の み である。
どの選択肢を選んでも、序盤で命を落とすことになるもののインパクトのせいか
「真・女神転生2」では亡霊、「真・女神転生if…」ではアキラのガーディアンとして、
「真・女神転生NINE」では巨大なゴトウ像が登場する。

なお、「デビルサマナー」では異なる運命をたどり、クーデター未遂で逮捕されている。

☆関連語☆
東京大破壊


●こんごともよろしく【コンゴトモヨロシク】
メガテンシリーズにおける超有名セリフ。
悪魔が交渉や合体で仲魔になったときに、プレイヤーに対して言うセリフである。
昔のメガテンほど、セリフパターンが少ないためこのセリフが多用された。

☆使用例☆
ワレハ魔獣ケルベロス、コンゴトモヨロシク…


●こんぷ【COMP】
女神転生シリーズのキーアイテムである悪魔召喚プログラムをインストールした小型コンピュータの総称。
プログラム上で儀式を行うことで悪魔を召喚、使役できる他、交渉時の翻訳、オートマッピング、
敵データのアナライズなどかなり多機能。後には合体機能までもが追加された。
外見は様々で、ノートパソコン、腕に装着するタイプ、銃型、ギター型、メリケンサック型など千差万別。
ちなみに悪魔そのものをデータ化しているわけではなく、COMP内にあるのはあくまで召喚するための儀式データである。


●さたん【サタン(女神転生)】
女神転生シリーズにおいて、最重要ポジションに位置する悪魔。種族は魔王、大天使、神霊など。
通俗的には堕天使ルシファーの別名として、大魔王の代名詞的な扱いを受けることが多いが
ルシファーとサタンが別々に存在する女神転生においては、より独特な役割を担っている。

女神転生2においては、ルシファーを失い統制を欠いた魔界をコントロールすべく、
唯一神が差し向けた魔王として登場しており元々はルシファーの部下であったものの、
唯一神の後ろ盾を受けて増長するなど、そこはかとなく小物臭が漂っていた。
真女神転生2においては、唯一神の裁きの執行者として、
目覚めれば三界の全てを滅ぼすLAWサイドのリーサルウェポン的存在でありサタン自身も唯一神の分霊として扱われる。
その復活イベント及びLAWルート終盤の行動、
そしてエンディングでの末路は、多くのプレイヤーを愕然とさせた。

これら二作に共通しているのはいずれも『唯一神の手先』として登場しているという点である。
女神転生においてこうした扱いを受ける背景には、元々のサタンは旧約聖書ヨブ記に代表されるように
唯一神や人間に懐疑や試練を投げ掛ける存在ではあっても、邪悪な存在とは言い切れない役割だったという経緯があり
また地獄で罪人に責め苦を与えるというキリスト教的悪魔の役割は、唯一神の法の執行と合致したものであり
その長であるサタンもまた唯一神の息の掛かった存在と捉えることができるからだと思われる。

因みに、女神転生2における彼の仮の姿である鈴木社長はシナリオ設定を手掛けた鈴木一也氏の父親がモデルと言われている。
また鈴木一成氏は女神転生サントラブックレットにおいて、レー○ンはサタンの化身であり、
ルシファーが広めた資本主義に対抗するため社会主義を広めたと位置づけている。
あくまでゲーム内の裏設定とは言え、既に後のメガテンのブッ飛びっぷりが散見してると言えよう。


☆関連語☆
【ルシファー】【サタン】


●ししょう【師匠】
女神転生シリーズを始め数々のアトラス系作品に登場する悪魔「スカアハ」のこと。
出典元であるケルト神話において、実際に英雄クーフーリンの師匠であったことがその由来。
正座で浮遊している姿はまさに師匠の名にふさわしく、その知識も武技のみに留まらない。

なお、真・女神転生3では同じくケルト神話の地母神「スカディ」に変異するという性質を持ち、
うっかり変異を許したスカアハ信者を阿鼻叫喚の渦に巻き込んだ、罪なお方でもある。


●じゃあくふろすと【ジャアクフロスト】
女神転生シリーズに登場する悪魔。
同シリーズで登場する妖精ジャックフロストの亜種で、真女神転生Vでの種族は夜魔。
真・女神転生Vノクターンで序盤の街シブヤのショップ店員だったジャックフロストのヒーホー君。
いつか王様(キングフロスト)のような強い悪魔になることを夢見て旅に出た後、
紆余曲折の果てにカブキチョウ捕囚所にたどり着く。
そこでマガタマ「サタン」を取り込んだことによりジャアクフロストに変異した。
カブキチョウ捕囚所を支配するボスとなったが、マニアクスでは撃破後に仲魔にすることができる。
防御相性の良い悪魔であり、物理属性90%軽減、弱点だった火炎は反射、
即死系は言うに及ばずバッドステータス系も習得スキルで無効にするため、
まともに通用する属性は片手で数えられる程度しかない。
見た目の印象から火炎属性攻撃を撃ちこんで反射パトとなったプレイヤーは数知れず。
特徴的な耐性は後のシリーズでも一部引き継がれ、初期レベル上では念願叶ってか最強のヒーホー系となることが多い。
初出の真女神転生Vも含め、多くのシリーズでは仲間にする過程で専用イベントがあるなど優遇されている。
中でもデビルサバイバーでは特定のイベントを進めることで、悪魔では唯一人間扱いのユニットとして仲間に入る。
このときの種族は「まじん」。
他にも、ライドウで登場した時は世界観にあわせるためか「じゃあくフロスト」になっている。


●じゃきょう-の-やかた【邪教の館】
悪魔を材料として、「合体」を行う施設。
怪しげなオヤジが一人で切り盛りしている。

☆使用例☆
仲魔も増えたし、____に行って合体させよう。


●じゃっくふろすと【ジャックフロスト】
女神転生シリーズに登場する下級妖精。
原典(イングランド)的には霜の妖精だが、そこまで深く設定されてはいない。名前も霜男という意味から来ている。
女神転生2からの登場だが、2では唯一姿が「マフラーをした雪だるまが傘を持っている」感じになっている。
また、中盤に登場する割と強い敵なので油断していると全滅の憂き目に遭う。
それ以外では(つまり真女神転生からは)「青い帽子を被り、白と青、ヒーホー言葉」という特徴が備わる。
この頃からは下級な敵として登場。出世街道をよじ登ることに。
シリーズが進むにつれて人気も高まり、キングフロスト、フロストファイブ、ジャアクフロストなどの亜種も登場。
果てはゲームを離れプリント倶楽部にまで登場し、女子高生などを中心に「プリクラ君」などと呼ばれたこともある。
ゲーム的な能力としてはそんなに強くはなく、せいぜい序盤〜中盤にメンバーにいるかどうかであろう。
(もちろん好きな人は最後まで連れるが)
なので、真女神転生2(キングフロスト登場)まではあまり注目されなかったという過去も。
ちなみにデザインをした金子一馬氏によると、ドラクエにおけるスライムのようなキャラにしたいと思っていたらしい。


●すてぃーう゛ん【STEVEN】
真・女神転生1、2、if...での悪魔召喚プログラムの作者。
車椅子に乗った赤いスーツの白髪の男という特徴的な姿をしている。
元々は物質の転送システムである「ターミナル」の研究開発を行っていた科学者だったのだが、
そのターミナルが偶然にも魔界に繋がってしまい、魔界からやってくる悪魔達に対抗するために召喚プログラムを作った。
「DDS-NET」を通じて召喚プログラムを広め、悪魔に対抗できる人間を増やそうとしたが、
主人公のように使いこなせた人間はむしろ稀で大半はプログラムの意味も理解できず、
余計に混乱を拡大させるだけという……物語の元凶とも言える人物。

作中では主人公の行く先々に登場し、回復やコンピュータの改造などの手助けをしてくれる。
何十年経とうと姿が変わることがなく、主人公達が30年の時を超えた後も何事もなかったかのように現れた。
真2ではコンピュータネットワークを本拠地とする存在として登場、
主にヴァーチャル空間内で会うことになるのだが後半は当たり前のように物質世界にも出てくる。
その正体が明かされることはなく、むしろGBA版真2のサイドストーリーでは自分自身の存在を理解していないという発言まで飛び出た。
全ての元凶であり、悪魔召喚プログラムを作ったことから原作小説の主人公・中島朱実ではないかという説もあるが、
それとて憶測にしか過ぎない。

モデルはSFC版発売当時日本でも有名だった理論物理学者スティーブン・ホーキング博士。


●せいたい-まぐねたいと【生体マグネタイト】
女神転生シリーズで登場する、悪魔を召喚するために必要な物質。
マグネタイトやMAGと表記されることが多い。
人間の喜怒哀楽等の様々な感情によって生じるエネルギーのようなもので、
レベルの高い悪魔ほど必要とする量が多く、それゆえに召喚の儀式を行う際に多くの贄が上げられたりする。
また、悪魔は実体化しているだけでも徐々にマグネタイトを消費していくため、
悪魔は頻繁に人間を襲って補給する必要があるのである。
これは仲魔にも適用されるため、高レベル悪魔を召喚しっぱなしで歩くとすごい勢いでMAGの値が減っていくので注意。
貧乏性なプレイヤーはこれが嫌で、ボスの手前まで仲魔を呼び出さずに突き進むことも少なくない。

ちなみに、悪魔を倒して入手したマグネタイトは悪魔召喚師が持つCOMP内へと蓄積され、
必要な時に必要な量を取り出せるようになっている。
だから交渉時に「マグネタイトを921ちょうだい」といわれてもすぐに用意できるのである。

追記:DDSATシリーズでは全ての生命体にわずかながら含まれている物質という設定。
ウイルスにより悪魔化が可能となった主人公たちは常人よりも遥かにはやく消耗する。
通常の食事にもわずかながら含有されるものだが、量が足りず餓えを覚えてしまう。
生体マグネタイトは死亡と同時にその体から失われていくため狩り殺して食うよりも生きたまま食らう方が摂取量は多く、
効率よく摂取するためより多くの生体マグネタイトを含む存在即ち人間を食うことになる。

☆関連語☆
悪魔召喚プログラム COMP 仲魔


●せつなさみだれうち【刹那五月雨撃ち】
ペルソナシリーズに登場する攻撃スキル。
ペルソナ1の時は平仮名表記だったため『切なさ乱れ撃ち』と誤読したプレイヤーが続出した。
日本語の難しさと漢字表記の大切さを教えてくれるスキルである。

なお、このゲームには他にも
「あんぱそうひそう」、「えいこうくりからげり」、「からさでやおろずうち」など、
平仮名で書くと何が何やら分からないスキルが幾つもある。
ちなみに漢字で書くと、順に「暗波双飛爪」、「洩光倶梨伽羅蹴」、「神等去出八百万撃」
……漢字で書いても意味不明なものもあるが。
そう考えるとちゃんと意味が分かる(刹那の間に五月雨のごとく矢を撃ち込むという意味)
このスキルはまだましな方なのかもしれない。

余談だが、某切なさ炸裂な恋愛SLGの関連グッズに大枚はたいてしまった一部ギャルゲーマーには
名前の響きだけでトラウマを喚起するとかしないとか…

ちなみに、真・女神転生ストレンジジャーニーにおいて「刹那五月雨撃ち」の他に
誤読でネタにされ続けた「切なさ乱れ撃ち」という技が別に用意された。
本家よりも威力は落ちるが、バッドステータス「消沈」が付加される。
使用するのは上半身がライオン下半身がアリという姿の妖虫族の悪魔ミルメコレオである。

スタッフはそれをわかっているのか、真・女神転生ストレンジジャーニーにおいて
長年ネタにされ続けた「切なさ乱れ撃ち」が実際に登場した。
「切なさ乱れ撃ち」の名の通り、本家より威力は低いが
代わりにバッドステータス「消沈」を付加する。
まさに せつなさ みだれうち。


●ぞうま【造魔】
ご存じドラゴンクエスト3のラスボス……では無く、
真女神転生デビルサマナーから登場した、ドリー・カドモンと呼ばれる人形を素に作られる人工の悪魔。
他の悪魔と合体させることで、レベルやパラメーターが上昇し、
通常の悪魔合体では継承できない特技も継承させられ、連れ歩く際にマグネタイトを消費しない。
そのため気軽に連れまわせ、ほぼ100%命令を聞き、思い通りの魔法や特技を持たせることが出来、
また耐性も優秀であるなど、数々の特長を持つ。
続編のソウルハッカーズでは、最初に合体させた悪魔に応じて人型、天使型、龍型、獣型の四系統に分かれ、
それぞれパラメーターボーナスや継承できる特技、耐性などに違いがある。

魔法継承の自由度が高く、属性魔法の穴埋めをさせるなど、用途は広いが、
新月時に大幅に弱体化し、一度継承した特技は基本的に消せないなど、特性を知らないと運用は難しく、
また最高に近いパラメーターを求めると、通常の仲魔の強化より何倍も手間がかかってしまう。
そのため、中にはまったく放置して進める人も。

なお合体相手などの条件を満たして造魔を合体させると
「英雄」や「猛将」といった別の種族の仲魔になる。
こちらは特技が固定でマグネタイトを消費するものの、パラメーターも高く、何より強化が造魔に比べて簡単など
使い勝手はおおむね良好なため、造魔より愛用する人も少なくない。

が、それ以上にプレイヤーを期待させたのは
ソウルハッカーズでも一二を争う人気キャラ「メアリ」が造魔である事だった。
「きっと次回作では、プレイヤーもメアリのような造魔を育てる事ができるにちがいない!」
とメイドスキーな人々をワクワクさせたが
デビルサマナーシリーズが葛葉ライドウシリーズに移行した事によって
その望みは完全に断ち切られたのであった……

☆関連語☆
悪魔合体 魔法継承


●ぞくせい【属性(女神転生)】
他の一般的なゲームの攻撃・防御などの属性ではなく、思想や存在の方向性などを示す属性。
思想の違いは
自由と情念を尊ぶが、それ故に暴力的で弱肉強食であるCHAOS
法と秩序を尊ぶが、それ故に異なるものを排除し厳格な階級社会であるLAW
その両方を内包し調和を求めるが、どちらつかずの日和見主義に陥りやすいNEUTRAL
存在の方向性の違いは
開放的で明るく、知的で生命力に満ち溢れたLIGHT
閉塞的で暗く、死や原始的な欲求を満たそうとするDARK
そのどちらでもないNEUTRAL
思想の違いは真・女神転生からだが、存在の違いはFC時代にGOOD・NEUTRAL・EVILという形で存在していた。

これら3×3の9ツの属性で、悪魔の立ち位置などが決定される。
LAW・CHAOS・NEUTRALの違いはシステムやストーリーにも深く関係し
LAWの場合はCHAOS悪魔の召喚や会話で仲魔にすることができず、CHAOSの場合はLAWに対してそれらが不可能になる。
また、真1と真2はいずれの思想に属するかによってエンディングが3パターンに変化。
LIGHTとDARKは、LIGHTは通常出現しない(例外的に出現するダンジョンもある)
DARKは通常出現するが、会話で仲魔にすることが不可能(ソウルハッカーズや真3ではスキルや特殊なアイテムで可能に)

これらの属性はそれぞれにそれぞれの正義や主張が存在し、どれが間違っていてどれが正しいとは一概には言えない。
特に両方を内包するというNEUTRALは、その定義の難しさからファンの間で時折、議論が行われることも。


●だーくぞくせい【DARK属性】
女神転生シリーズにおける悪魔体系の区分けの一種。
主に通常出現する悪魔のうち会話で仲魔にならない種族を指す(例外あり)
DARK属性の種族は悪霊や屍鬼など世間一般でいう邪悪(排他的、非建設的、自己破滅的)な存在であり、
魔王や邪神などごく一部の高位種族を除き、知性も理性も希薄な下等悪魔が多い。
会話で仲魔にならないのもそのためである。

そういった経緯からロクに会話も試されず経験値のコヤシとなりがちな彼らであるが、
実は他の悪魔に比べて低級で卑小な分、好き勝手にオリジナル悪魔を設定できるため
女神転生の世界観構築に大きく貢献している者が少なくなかったりする。
特にその作品の時代背景を反映しやすいゾンビ・ゴースト系にそれが顕著であり
バブル時代の栄華が忘れられず大破壊後も現世への欲望から這い出てくる者(ボディコニアン、マンイーター)
ゾンビ薬によって生きながらゾンビ化し現体制の暗部である強制労働に従事させられている者(ワーカーホリック)
前作での第一次東京大破壊によって数十年経ってもなおICBM炸裂時の灼熱に苦しんでる者(インフェルノ)
同じく第二次東京大破壊時の大洪水の溺死者が悪霊化して数十年も彷徨ってる者(デプス)などなど。

また仲魔にはならないものの悪魔によっては専用の会話メッセージが用意されており
ただ一言『あつい』(前述のインフェルノ)から『俺はお前だ!本物のお前はここで死ね!』(ドッペルゲンガー)
『私、キレイ?』(くちさけ)『やくざを殺して平気なの?』(やくざ、ちんぴら)など。
ゾンビ系などは主人公が持ってたお菓子を食べて成仏したり、生前を懐かしんで現在の惨状を主人公に愚痴ったりと
妙に人間臭く、むしろ仲魔になる悪魔より個性的だったりする。

基本的に暗く殺伐とした彼らであるが、もし本編の展開に疲れたなら
無駄だからと言わずに話しかけてやると一服の清涼剤になる・・・かも。


●たーみなる【ターミナル】
メガテンシリーズにおけるセーブポイント及びワープポイント。(一部の作品ではセーブのみ)
真・女神転生はこの施設の稼働実験の失敗により地上と魔界が繋がってしまうことから物語が始まる。

さて、そんなターミナル、普通のゲームならなんてことはないのだがそこはメガテンクオリティ。
本シリーズでは外伝のラストバイブル以外、町の間を移動する魔法や乗り物が存在しない。
そのため、新しい街にたどり着いた時はまずココを見つけだすことが最優先となる。
そしてまた、微妙にわかりづらい箇所に設置してあるので前情報なしだと見つけるのに非常に苦労させられることに。

真3ではダンジョンの要所要所にこれの子機が設置され、
なおかつ一目でわかるようになったので、ゲームオーバーしやすい本作における一種の救済措置になった。

また、ターミナルという名称が登場したのは真1からだが、
FC版の女神転生2に同様の機能を有した「チェックマン」なるものが存在する。


●つき【月(女神転生シリーズ)】
女神転生シリーズおよびペルソナ、デビルサマナーシリーズで、システム上大きな影響を与える存在。
基本的に月齢によるものであり、特に満月時には多くの現象が発生する。
具体的には
・満月時には悪魔が興奮して会話にならない(例外あり)
・新月、満月時のみ発動する特殊なスキルがある
・月の満ち欠けの状態によって強さが変わる悪魔がいる(特に造魔が顕著)
・新月、満月時に悪魔合体をすると合体事故の発生率が上がったり、
通常とは異なる合体法則が適用される
・特定の月齢でないと通過できないマップや入手できないアイテムが存在する
・特定の月齢でのみ遭遇できる悪魔や発生するイベントがある

などである。
中でも、悪魔会話については満月時にしか聞けないセリフやそれに対する主人公の返答などが
用意されているので、それを見るためリスクを承知で悪魔に話しかけたり、
わざと満月時に悪魔合体を行って事故を起こし、珍しい悪魔を生み出そうとするプレイヤーも多い。

なお、真・女神転生VNocturneでは月は存在しないが、
代わりにカグツチと呼ばれる満ち欠けする太陽のようなものが月と同様の役割を果たしている。


●てんばつ【てんばつ】
真・女神転生2より登場した技。
使用者の相反する属性…LAWならばCHAOSに、CHAOSならばLAWの者に斬撃ダメージを与えると説明されているが、
実際は現HPから1/4のダメージを与える技。HP量の多いボス戦では大変重宝する。
この効果は敵だけでなく、味方の反属性悪魔も対象となるので使用には若干の注意が必要。
if…とデビルサマナーでは現HPの1/8のダメージ。ソウルハッカーズでは1/2のダメージを与える。
真3では破魔属性での1/2ダメージに変更され、更にこの技が登場する頃には普通に殴って半分以上削れることや
ボスは全て破魔属性を無効化するために価値が暴落した。

有名な使い手は破壊神シヴァ。
というのも、真・女神転生2のラスボスY.H.V.H.はLAW属性であるため、CHAOSの天罰が非常に有効なのである。
そして破壊神シヴァは魔王ルシファーを除けばCHAOS最強の悪魔なので、ラスボス戦での活躍が非常に印象深いものとなった。

しかしいくら反対の属性とはいえ
「唯 一 神 に 天 罰」とはなんともシュールである。

☆関連語☆
割合ダメージ


●とうきょうだいはかい【東京大破壊】
真・女神転生第一作目で起きる東京の大崩壊。
199X年、テレポーテーション装置の実験失敗で魔界と現世が繋がったことによる悪魔の跳梁や
自衛隊ゴトウ陸佐による悪魔の力を借りたクーデターなどを経て、
アメリカ駐日大使トールマン(正体は唯一神の秩序を奉じるロウ勢力の神々の一柱、魔神トール)が
東京を悪魔もろとも消し去るためにI.C.B.M.を直撃させたことによる。
この結果、東京は悪魔の支配する荒廃した場所となってしまいそれまでの通貨なども紙クズ同然となった。

真・女神転生2、偽典・女神転生、真・女神転生-20XX、そして女神転生IMAGINEなど、
女神転生シリーズのいくつかではこの東京大破壊が起こった後の世界を描いている。

しかし、真・女神転生デビルサマナーではゲーム序盤に行ける喫茶店のテレビで
ゴトウ陸佐のクーデター画策による逮捕、アメリカのICBM誤射阻止事件、
トールマン大使の病死、などのニュースが流れている。
つまりデビルサマナーシリーズの世界ではこの東京大破壊が起こらなかった
という歴史を歩んでいるらしい。
デビルサマナーシリーズと世界観を共有しているペルソナシリーズの世界も同様であると思われる。

すなわちこの東京大破壊は、それが起きるか否かでメガテンシリーズの世界の流れを
大きく二つに枝分かれさせる、重要な分岐点となっている。

☆関連語☆
カタストロフィー


●とうじょうあくま-ぎろん【登場悪魔議論】
女神転生系列のゲームの発売直前によく見られる現象。
FC時代から続くこのシリーズだが、増えると同時にリストラされる悪魔もいる。
悪魔絵師こと金子氏の悪魔のデザインには定評があり、
自分好みの悪魔が次回作で出るか出ないか、
過去作品をプレイしたファンは神頼みをしながら待つことになる。
もっともこのシリーズでは、時に神が一番酷いことをするのだが。
さらに登場するにしても、同じ悪魔でもゲームによりデザインが異なることがあり、
それがまたファンをやきもきさせることになる。
PS2の作品でも、別作品で主人公の初期悪魔にすらなった人気悪魔のピクシーが出てこなかったこともあり、
マイナー悪魔ファンはともかくメジャー悪魔ファンも油断できない恐怖の風物詩である。


●どくろのけいこぎ【髑髏の稽古着】
真・女神転生2および真・女神転生if…に登場する防具。
防御力などの数値は大したことはないのだが、
なんとあらゆる物理攻撃を反射できるというとんでもない特性を備えた鎧。
その代償として魔法攻撃のダメージが倍化してしまうが、魔法の威力そのものが低いためほとんど問題にならない。
(知力を上げておけばそもそも当たりすらしない)
一番怖いのが即死魔法と状態異常魔法を食らいやすくなることぐらいだが、
同時期に全バッドステータスと即死を無力化する兜「ドルフィンヘルム」が手に入る。
さらに、序盤のカジノで「スターグローブ」という籠手を入手しておけば電撃魔法を吸収できるようになり、ほとんど無敵と化す。

もっとすさまじいのが、この「ドクロの稽古着」と「ドルフィンヘルム」が店で普通に売っていることだろう。
値段もそれほど高くはなく、特に真・女神転生if…では一つ前のステージで店がないため、
お金がありあまっている状況なので買えないということはまずありえない。
唯一、スターグローブのみがカジノの景品で期間限定なのを気をつければこれ以降、防具の更新は一切必要ない。


●なかま【仲魔】
メガテン用語。
主人公たちの味方として同行してくれる悪魔。
仲魔を増やすには、ひたすら「交渉」をしまくることである。
仲魔どうしを「邪教の館」で合体させると新たな悪魔を作り出すことができる。
新たに作り出した悪魔は、その瞬間から仲魔である。

☆使用例☆
この悪魔を__にしたいなぁ。


●にんげんけいあくま【人間系悪魔】
女神転生シリーズに登場する敵の種類。
というか、悪魔でもメカでもない純粋な種族人間の敵のこと。
シリーズによっては悪魔と同じく会話で仲間にすることができる。
仲魔になるタイプは基本的に劇中に登場する宗教の信者である。
扱いは悪魔と同じく、レベルアップや装備変更は出来ず
召喚したり引っ込めたりすることができる。

悪魔と比べると能力は劣っているものの、
召喚した状態でもマグネタイト(悪魔が実体化するのに必要な物質。
悪魔を召喚した状態で歩くと徐々に減る)が減らず、
また悪魔合体に用いると何になるかわからないランダム合体を引き起こすことが可能。
このランダム合体は結果を見て気に入らなければキャンセルが可能なので
根気があれば好きな悪魔を作ることが可能である。
なので、中盤以降では手に入りにくい序盤の悪魔を作る時や
目的の魔法を持った悪魔を探すときなどに重宝する。

先ほど悪魔と比べると能力は劣っていると書いたが、
これはあくまでも序盤〜中盤の話であり
終盤に現れる人間系悪魔の中には他の悪魔と同程度の能力を持っていたり、役に立つ特技を持っているものがおり
最終決戦で使うには少し苦しいが、雑魚掃除のお供にくらいにはなってくれるため、
広大なダンジョンをマップ埋めする際などはマグネタイトも消費しないため意外と役に立つ。

また、基本的にカオス側とロウ側の対立する二つの宗教の信者が存在するが
主人公がニュートラルの場合はどちらの勢力の信者も仲魔にでき、
両方を一緒に召喚しても仲間割れも起こさないしデメリットがあるわけでもない。
そのため「対立する二つの宗派の信者が宗派の壁を超え平和のためにともに戦う」という
ありがちだが熱いシチュエーションを勝手に作ることも可能。

悪魔が蔓延る世界を、悪魔に頼らず人間の力で救うのもオツなものである。

☆使用例☆
「合体剣に使う悪魔が出てくるのが序盤過ぎて見つからない…」
「そういうときは外で適当に_____を捕まえてランダム合体だ」

ガイアきょうと しょけいライダーがでた!
にアTALK
あくまにどのようにせっしますか
 ゆうこうてきなたいど
 いあつてきなたいど
「こいつ人間扱いじゃねえのかよ…」(*メカだろうが天使だろうが悪魔扱いです)

☆関連語☆
狂信者(女神転生) 真・女神転生


●ばんのう-ぞくせい【万能属性】
女神転生の攻撃属性の一つ。
威力自体が他の攻撃属性より高めに設定されている上、
テトラカーン(物理反射魔法)、マカラカーン(魔法反射魔法)によって反射されないので非常に便利。
他のシリーズでは凶悪な強さを誇る万能属性だが、真・女神転生3では万能属性に耐性のあるボスが登場、
魔法衰退化バグで十分な威力が出ない、プレスターンアイコンが増えないなどの理由で使う人が激減した。
メギドラオンがその代表例。


●ひーほー【ヒーホー】
女神転生シリーズ及び派生作品に登場する悪魔の会話タイプの一つ。
会話時に「ヒーホー」や「○○ホー」という語尾、口癖がつくタイプの悪魔のこと。
口癖だけでなく、「いい根性 すなわち グッド根性ー!」などセリフも変なものが多い。
ジャックフロスト系、ジャックランタン、ジャックリパーが代表的悪魔。
というか最近のメガテンではこいつら以外はあまりヒーホー言わない。
性格的には面白いかそうでないかで物事を判断する傾向がある。

グロいコワい有象無象どもが跋扈するメガテンの悪魔の中ではカワイイものが多く、
また、「ヒーホー」という口癖自体も妙に人を惹きつけるものがあるらしく、
メガテニスト間の会話でもこの「ヒーホー」はしばしば使われる。
ネット上の同盟なんかまであり、人気も高いようだ。


●ひのかぐつち【ヒノカグツチ】
女神転生シリーズに登場する剣。元ネタは日本神話における炎の神。
生まれるときにうっかり母イザナミを焼き殺してしまったため、父イザナギに殺されてしまう。
原作小説において、主人公・中島朱実が剣として召喚したため、ゲームでも剣として扱われる。
女神転生1では最強の剣であったが、
女神転生2からは装備制限があるが攻撃回数がぶっちぎって強い剣が必ず手に入るようになり価値が暴落する。
真・女神転生及び真・女神転生2では普通に進めていった場合最も強い剣になるのだが、
やはりあらゆる性能を超えた最強剣が存在する。
(ただし、その最強剣を手に入れるには大変な努力が必要。単純計算で入手確率1/49512)
if…では再び最強剣の座に返り咲くが、デビルサマナーではとうとう登場することもなく
ソウルハッカーズでは敵全体を攻撃できるが、手に入る頃には剣が効かなかったり反射する敵が普通に出現し、
そもそも主人公が弱いので使い勝手が悪かったりなど散々。
最後に登場したNINEでは攻撃力も特性も見るべき点のない凡庸な武器になってしまった。

Wizの村正のような剣ではあるが、村正が多くのプレイヤーの印象に残る武器なのに対し
こちらは当のメガテニストにも忘れられがちである。

追記:女神転生3ではラスボス


●ふぁいなるぬーど【ファイナルヌード】
女神転生シリーズに登場するスキル。
ソウルハッカーズにおいては敵前列を高確率で魅了するスキルであった。
ペルソナ3では複数のペルソナによる合体攻撃ミックスレイドの一つとして登場。
効果は味方全員の体力全回復と強力だが、まれに味方を魅了状態にしてしまうというリスクがある。
問題はその使用ペルソナが美少年悪魔のナルキッソスだったことである。
男の裸を見て回復するのは男女共にいろいろと問題がありそうな気がする…


●ぶつり-はんしゃ【物理反射】
女神転生における耐性の一つで、その名のとおり物理攻撃を反射する。
他のRPGから流れてきた人は1度はこれの洗礼を浴びることとなり、
古参のプレイヤーでもミスによって自爆することがある。
この耐性を所持してる悪魔ではギリメカラ、ランダが有名で、
魔法禁止フィールドで出てきた場合ほぼ無敵。気をつけろ。


●ぷれすたーんばとる【プレスターンバトル】
真女神転生3NOCTURNEが初出のバトルシステム。
DDSアバタールチューナー、同2にも採用されている。
ターン開始時に行動回数を表すプレスターンアイコン(PTキャラ分)が与えられ、
それを全て消費するとターンが相手・自分に移る。
相手の弱点を突いたりクリティカルを出した場合アイコンの消費を1/2に抑えられるが、
回避されたり無効化された場合2個、吸収されたり反射されたりした場合は全てのアイコンを消費する。
結果軽視されていた一部の補助魔法に陽が当たることになったが、弱点をつけない万能属性の立場が微妙に。
このシステムをフルに利用した敵専用技「眼光」シリーズでターンが永久に来ず全滅することもある。
レベル差があっても主人公を集中狙いされれば負けることもあり、
いつ何時全滅する危険性をはらむスリルある戦闘が楽しめる。

☆使用例☆
「また全滅か」
「でもそれが、___なんだよね!」

☆関連語☆
パトる モト劇場


●まーら-さま【マーラ様】
1)アトラスの看板RPG、女神転生シリーズに登場する魔王。
マーラとはサンスクリット語で「殺すもの」、悪の中の悪であり、魔そのもの。
そして人間が悟りにいたることを妨害する欲望の象徴でもある。
男性器の隠語、魔羅の語源でもあり、「陰茎そのまんま」な姿、汁を飛ばしたり暴れたりする必殺技に
ファンの間でも人気が高く、様をつけて呼ばれるようになった。
同ゲームに登場する「ミジャグジさま(これはさままでで名前)」も同じくあられもない姿だが、
魔ではなく、子孫の繁栄を祈る男根崇拝の名残として諏訪に祀られている神である。種族はなぜか邪神。

2)マーラ様は釈迦の悟りを邪魔したことで有名な、
女神転生シリーズに登場する名物魔王様である。
時には巨大な敵として、時には仲魔として共に戦う事になる。
その御立派なシルエットは男性器の隠語として有名。
マーラ様は壮絶な技巧(テクニック)の持ち主であり、
なんと、その愛らしいお顔を使って女をビンタしたり、
唾液をかけるだけでイカせてしまうことが出来てしまうのだ。
また、大変な暴れんぼうであり、調子に乗って男までイカせてしまうことがある。
あまりの技巧と暴れんぼうのため、ふにゃふにゃなのに人修羅をイカせてしまった経験も…
多くの信仰を集めるマーラ様の特に熱心なファンとしては聖獣バロンがおり、
そのあまりの熱狂ぶりから過去の作品では、
一族総出でマーラ様に扮装して雑魚として登場したことがある。
その時はアナライズにて偽物だと判別できたものの、
自分の姿で雑魚として登場したため普通なら怒る筈である。
しかしそこは太っ腹なマーラ様、なんと、後継作にもバロンの出演を許し、
また、本人はEXボスとなり器の大きさを示すと同時に、スジを通したのである。


●まさかど-こう【将門公】
女神転生シリーズにおける重要人物。新皇を名乗り、関東を独立させるべく承平天慶の乱を起こした平将門その人である。
シリーズを通して東京の守護神として登場。
女神転生2では地上と魔界を繋ぐ存在として
真・女神転生では「帝都物語」の影響からか皇居の地下に眠っており、条件を満たすとニュートラル用の最強剣を授けてくれる。
真・女神転生2では、その力を恐れた大天使達の手によって体が6つに引き裂かれていて、天津神の封印を解く為に将門公を復活させる事に
真・女神転生if…やソウルハッカーズ及びアバドン王では名だたる魔王や神々に勝るとも劣らぬ最強クラスの存在として登場する等、非常に大きな存在感がある。

元が一介の武将、大げさなと思う事なかれ。
都に晒されていた首が体を求めて東国へと飛び去ったという伝説を始め、将門公には伝説や逸話に事欠かない。
現在でも、将門公の首塚に不敬や不遜を以て接する者には祟りがあると恐れられる一方
東京の守護神として参拝する人の手で花や線香が添えられるなど非常に敬われており、
特にアトラスのメガテン開発スタッフは新作の度に将門公の塚に参拝するという。

江戸時代には将門公を祭った神田明神が江戸総鎮守……つまり、江戸を霊的に護る要であるとされ
神田明神の周囲にある北斗七星の形に配された神社も、将門公を神として封じる為のものであるという話まである。
事実は小説よりも奇なりと言うが、ここまでくると生半可なRPGでは裸足で逃げ出す凄まじさである。

☆関連語☆
東京 マサカドゥス


●ましょうへんか/ましょうへんげ【魔晶変化】
「デビルサマナー」「ソウルハッカーズ」に採用されているシステム。
一部の悪魔の忠誠度が最大となったとき、アイテムへ変化させることができる。
(デビルサマナーでは物欲型悪魔、ソウルハッカーズは「狡猾」「愚鈍」悪魔)
忠誠の域を超えた悪魔達が物品として永遠に仕えようとする、いわば「愛の結晶」であるが
換金アイテムとして売られる、他の悪魔への貢物にされるという報われないケースもある。
忠誠度を上げるためには宝石等の貴重なアイテムを提供する、
戦闘時適切な指示を出してやる等の手間がかかるが
武器、防具を中心に有用なものが多く、手間をかけるだけの価値はある。

☆関連語☆
ネコパンチバズ、大天使のブラ


●まじん【魔人(メガテン)】
真・女神転生より登場するようになった特殊種族。
特定の場所に入ったとき、1/256の確率で遭遇できる。(真2ではさらに入る方向も条件に加わる)
真ifでは真1の主人公やロウヒーロー・カオスヒーロー等のファンサービス的な存在だったり
デビルサマナーでは宿敵であるシドの種族名だったりしたが、
基本的には、悪魔でも人でも無い「死の化身」または「死の擬人化した姿」である。

真3マニアクスではイベント敵として出現し、彼らとの戦いがマニアクス追加ルートの重要なキーとなった。
初の魔人戦となるマタドール戦では、それまで通じていた「弱点を突くだけ」の戦術では勝利が難しく、補助魔法等を充実させた戦術を余儀なくされる。
アバドン王でも、新月時に遭遇する強敵として出現。対策をしらないままでは全く歯が立たない凄まじい強さを見せつけてくれた。

だが、真1と真2では彼らと遭遇する為に何時間もプレイヤーが粘ったり
真IFでは満月時に死亡すると1/256でガーディアンとして憑依する為、何度も満月時に自殺したり
アバドン王では実力さえ整っていれば経験値が非常に美味しいと狩りの対象となったりする始末。

さすがは神さえ殺すメガテンクオリティ。死の化身程度、屁でもないという事なのだろうか。


●まほうけいしょう【魔法継承】
女神転生シリーズにあるシステム。真・女神転生2から登場。
簡単に言ってしまうと、合体で作成した仲魔に素材となった仲魔の魔法を継承させるというもの。
無論、制限があってどんな魔法でも継承できるわけではない。
しかし、回復魔法と補助魔法はほぼ全てが継承可能であり、
特に補助魔法は非常に重宝するので上手く継承させればボス戦などで大変便利。
逆に、それらが邪魔をして本当に必要な魔法を継承させられないという事態に陥ったプレイヤーは数知れない。
このシステムの登場により、それまで高レベルの悪魔を作成すればそれで良かった悪魔合体に、
より計画性を持たせることに成功している。

基本的には一定の法則に従って行われるが、
デビルチルドレンやラストバイブル3のように継承させる魔法を自分で選べるパターン。
魔神転生のように制限も何もなく、全ての魔法・特技を継承できるパターンも存在する。
真・女神転生3からはランダム性が強くなり、魔法のみならず防御耐性なども継承可能なスキル扱いとなった。
そのため、悪魔を自分好みにカスタマイズできるようになっている。

☆関連語☆
悪魔合体


●みしゃぐじさま【ミシャグジさま】
日本の諏訪地方の土着神の総称。主な構成神としてはモレヤ神など。
諏訪地方の祭神として古くから君臨してきたが、
国譲りで国を追われた建御名方神と争いになるもフルボッコにされる。
その後は建御名方を立てる形で仲良くしたらしい。
(名目支配権は建御名方神を祖とする諏訪家。実質支配をモレヤ神を祖とする守矢家が行ったとされる)
現在も諏訪地方にはこの守矢家の直系が存在する。

ゲーム中では女神転生シリーズに登場するマーラ様(名は体を現す)に並ぶ問題悪魔。
かの神を祭った御柱祭、および御柱が男性と生気の象徴ゆえか、
御柱にまとわりつく男性器という異形の邪神と化している。
その威風堂々とした姿に人は自ずからミシャクジさまと呼ぶのである。

余談:これだけの存在でありながら、信州舞台の大正もののけ異聞録には出番がなかった気が。
やっぱメガテンのイメージか?

追記:御射宮司だからミシャグジという

☆関連語☆
様 マーラ様 女神転生


●めがてにすと【メガテニスト】
「女神転生」シリーズのファンのこと。
シリーズ独特の雰囲気、およびイラストの金子一馬氏の画風、
さらには同シリーズから神話にはまった者も数多いことなどを合わせて、非常に"濃い"集団となっている。


●めがみ-てんせい【女神転生】
1987年に発売された「デジタルデビル物語 女神転生」続くアトラスの看板シリーズ。
元は小説「デジタルデビル物語」のメディアミックス展開の一角であった。
しかし、当時のRPGにはなかった仲魔システム(敵を仲間にできる)や、
悪魔合体システム(仲魔を合体させて新しい仲魔を作る)といった独特のシステムが評判を呼んだ。
1990年に発表された「デジタルデビル物語 女神転生2」において、
破壊された近未来である舞台、宗教的タブーに果敢に挑戦するダークな世界観、
プレイヤーの選択によってまるで方向性が変わるマルチシナリオといった
以後のシリーズのコンセプトが完成した。

追記:プレイステーション、セガサターンのいわゆる「次世代ハード」時代、女神転生は二つのシリーズを展開する。
ひとつは「ペルソナ」もうひとつは「デビルサマナー」である。
それぞれが違った方面のファン開拓を狙ったこの二作品は、どちらも今に続くファンを持っている。
ジュブナイル方面への訴求を狙ったペルソナは主力ハードで難易度を抑え、
コミック、ラノベ、同人展開などの形で中高生を捕らえた。
マニア方面への訴求を狙ったデビルサマナーはマニアハードで難易度を上げ、
深夜の特撮ドラマや設定資料集という形でやや年齢の高いマニア層をとらえた。
そしてこの両作品の長所を集めた名作「デビルサマナー・ソウルハッカーズ」という形でPS・SS時代の女神転生はひとつの花を開かせる。
なお、この作品において「魔王マーラ」というボスキャラが後に伝説となるほどの威容を晒すこととなる


●めぎどらおん【メギドラオン】
女神転生シリーズ定番の、最強攻撃魔法。
属性が「万能」であるため、一部の敵を除き、万能耐性がないためにあらゆる敵に対して安定したダメージを与えられた。
しかし、2003年に販売した真・女神転生3−NOCTURNE−においては、
プレスターンバトル(弱点やクリティカルを出したら味方や敵の行動回数が増える)が採用され、
弱点が突けずクリティカルも出ない、さらに仕様の問題でレベルが上がると魔法威力が下がるために「メギドラオン」は、元来の重要性が薄くなった魔法攻撃と化した。
以降葛葉ライドウ対アバドン王で脅威の威力の合体技として帰ってくるまでの
PS2のメガテンシリーズでは、「味方にとっては」あまり役に立たない魔法だった。
が、ペルソナ3及び4の隠しボスの「メギドラオン」はとんでもないことになっている。
味方の最大HPが999以下であるにも関わらず9999固定ダメージ、当然全体攻撃であるしメガテンシリーズにリレイズなんて存在しない。
特定状況下で連発モードに入るため(そうでなくても特定ターンに使用)、「メギドラオン」の攻略=ボスの攻略となる。
最強攻撃魔法は、ゲームオーバー率の高い当ゲームにおいては敵が使うことによってよって真の威厳を見せるということか。
ちなみに女神異聞録デビルサバイバーにおいてより上位の「メギドラダイン」が登場し、
こちらもまた、もたもたしているプレイヤーを最大HP超過ダメージで焼き尽くす脅威の固有マップ兵器として恐れられている。
☆関連語☆
開幕マカカジャメギドラオン 人修羅(隠しボスとして登場時、9999メギドラオンに相当する技を使用)


●もー・しょぼー【モー・ショボー】
モンゴルに伝わる鳥の魔物で「悪しき鳥」を意味する。
幼くして死んでしまった恋を知らぬ少女の魂がモー・ショボーになるとされ、
赤い唇の美しい少女の姿に化けて旅人を誘惑し、
油断して近づいてきた途端に嘴で旅人の脳を啜るという。

メガテンシリーズでもお馴染みの悪魔で初出はデビルサマナー、元々はその辺の悪魔A程度の扱いだったが、
ペルソナでは複数で出現し『バイナルストライク』という自爆技で味方全員のHPを1にした上で、
全体攻撃のマハザンを連発するというコンボで多くのプレイヤーにトラウマを植えつけた。
その後、登場回数が増える度にその愛らしい外見と口調で着実にファンを増やしており、
序盤に登場する悪魔にもかかわらず、鍛え上げて最後まで連れ歩く猛者も多い。
「人間、い、いたいよーっ!」
「おーい、たすけてくださーい。」
「あなたの事は名前で呼んだ方がイイかしら?それともご主人?」

☆関連語☆
真・女神転生デビルサマナー ペルソナ 凶鳥ガーヂアン

●もくせい-から-の-ししゃ【木星からの使者】
女神転生シリーズに登場するモブキャラ。
大層な肩書きだがその実態は単なるべろんべろんの酔っ払いであり、
木星からの使者という自称も酒の上のタワゴトと思われる。
FCの女神転生IIにおいてバーで主人公に酒をたかり、奢ってやると情報(木星からのお告げ?)をくれる。

ただ単にそれだけの役割であり、
これだけならメガテンによくいる『取るに足らないちょっと変なモブ』でしかなかったのだが、
SFCの真・女神転生IIでは『木星からの声が聞こえる男』として
装いも新たにまさかの再登場(?)を果たし、やっぱりバーで酒をたかってくる。

しかし真・女神転生IIは世界観的な繋がりこそないものの女神転生IIへのオマージュ色が強く
この木星の人もスタッフの取るに足らないお遊びだと思われていた。

しかしそれから約10年の歳月を経て発売された真・女神転生IIIにおいて性懲りもなく再々登場、
しかも今度の舞台は選ばれたごくごく一部以外は人間が存在できない世界であったため
わざわざ『木星からの声が聞こえる思念体』として登場するという執念深さであった。

なおいずれの場合も単なるメッセンジャー以上の役割ではない。
真II〜真III間では名のあるスタッフの大半が入れ替わってしまってるので
こちらも新スタッフのお遊びだとは推測できるが
木星からの使者というのが本来何を示唆しているのか不明である。


●やはうぇ【Y.H.V.H.】
女神転生2および真・女神転生2のラスボス(ルートによりラスボスとならないこともある)。
戦闘時のグラフィックは大きな「顔」である。

Y.H.V.H.は旧約聖書に登場する、ユダヤ教、キリスト教が崇める唯一神の名である。
イスラム教では唯一神のことをアッラーと呼ぶが、アッラーはユダヤ・キリスト教の神と
同一であるという教義なのでY.H.V.H.はイスラム教での唯一神でもある。

そんな、万物を創造した至高神の名を持つものを主人公は倒してしまう。
日本のゲームだからいいようなものの、国によってはこんなゲームを出したらかなりまずいことになるだろう。

ただしオリジナルのY.H.V.H.は全知全能の宇宙最高の存在であるという教義なのに対し
女神転生2に登場する「Y.H.V.H.」は「私は宇宙の一部でしかない」とか発言、
真・女神転生2の方も「宇宙が私を生み出す」とか言ってるので
これらは名前が同じだけのニセモノです、と言い逃れもできそうだ。


●よん-だい-てんし【四大天使(女神転生)】
キリスト教において最も偉大だとされる四柱の天使。
通常はミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルの四柱を指す。
名のある天使達の中でも花形中の花形であり、当然女神転生シリーズにおいてもレギュラーポジションである。

…が、そこは紋切り型の解釈を嫌う女神転生、
四大天使といえど原典通りの栄光に満ちた活躍ぶりと言う訳にはいかない。

彼らの栄光はデビュー作である女神転生2においてすら既に陰りがちらついており、
大魔王ルシファーの宿敵としてサタンが起用された事により
本来のライバルであるミカエルと他三柱は単なる特殊合体専用仲魔
(しかもレベルの割に物理攻撃力も魔法攻撃力も低く攻撃面ではアテにならない)
という微妙なデビューを遂げてしまう。

続く真女神転生においては晴れてミカエルがラスボスの座に収まるも
対比される相手がルシファーの部下であるアスラ王と、やはりルシファーより一枚落ちる扱いを受け
真女神転生2に至っては東京の支配に成功するも
秩序を偏重するあまり支配形態を大きく歪めてしまい、
過ちに気付いたガブリエル以外は唯一神に見捨てられて暴走を重ねた揚げ句
主人公に討ち取られてしまう。
ルシファーに至っては来たるべきサタンとの決戦の準備に追われ
ハナから彼らを相手にしていないという有様で
四大天使の凋落はここに極まったと思われていた。

が、約10年の時を越えてリリースされた真女神転生3においても彼らに安息は訪れなかった。
主人公が敵対する人間キャラ(元クラスメートのDQN女)の露払いとしてガブ、ラファ、ウリが呼び出されて
セリフすらなく使い潰されるという典型的な噛ませポジションに収まってしまったのである。
これに対して
「なんでこんな電波女のパシリに…」
「迷走してても役回り的には重要だった真2のがはるかにマシ」
「OPデモのカットインではカッコ良く見えたのに、これじゃオープニング詐欺だ」
「時々でいいからミカエルの事も思い出してあげて下さい」
などの声が上がり、また拡張版の真女神転生3マニアクスにおいては
ユダヤ教の最高位天使メタトロンが活躍していたため
四大天使のディスられ感に拍車が掛かるという惨状になってしまった。

☆関連語☆
かませ犬


●らじを-とう【ラジヲ塔】
ライドウシリーズに登場するダンジョン。
物語中では人の負の感情を集めるのに利用されたり、
帝都の地に敷かれた五行の印の一部を担っていたりと、かなり重要な建造物である。

しかしその外観は、メッセンジャーに「男性器を彷彿させる形」と言わしめ、
事情を知らぬ人間には「精力増強の御利益がある」と勘違いさせてしまう問題ありなモノ。
それ故か超力兵団では「ミシャグジさま」、アバドン王では「マーラ様」という
女神転生ファンならば誰もが知る二大問題悪魔が御降臨された。

・ガード不可の強制気絶の生唾を飛ばす、
・高確率で魅了される艶めいた電撃を広範囲に撒き散らす、
・セクハラ丸出しのエロ発言を連発する、
・猛スピードで突進しまくる、

などと自重しないお二方の勇姿に多くのプレイヤーが歓喜と阿鼻叫喚の渦に呑み込まれた、
鮮烈な記憶を植え付ける場所でもある。

当該シリーズが何気にCEROで15歳以上対象に指定されているのは、
このラジヲ塔の存在並びに関連イベント、
そしてお二方のアレなスキルが一因している…のかもしれない。
(※実際は暴力シーン、グロテスクな表現が含まれているためです)

☆関連語☆
マーラ様 ミシャグジさま 葛葉ライドウ


●るい=さいふぁー【ルイ=サイファー】
「女神転生」シリーズの複数の作品にまたがって登場するレギュラーキャラの一人。
ブロンドの青年紳士であり、度々主人公の前に現れては意味深なメッセージやアドバイスを残していく。
その正体は混沌勢力の盟主にして魔界の支配者こと大魔王ルシファーであり、
きたるべき唯一神の決戦に備えてある時は諜報・工作活動のため、またある時は主人公を監視するために
自ら人間の姿に変じて人間界に紛れ込んでいる

・・・のだが、「真・女神転生II」ではたいてい彼がバーで酒をかっくらってる時に遭遇するため
ファンの間ではしばしば「実はただ単に放浪グセがあるだけでは?」とか
「面倒な仕事はルキフグス(魔界の財務大臣兼首相)に押し付けて自分は遊び呆けてるんじゃ?」
などとネタにされる。

また「真・女神転生IIIノクターン(マニアクス)」では名乗りこそしないものの
バリエーションとも言える少年の姿や老人の姿で登場しており、
「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」では16〜17歳前後の外国人観光客の姿で
実に14年振りに「ルイ・サイファ(『ー』は付かない)」を名乗って登場した
・・・が、やはりと言うか何と言うかいつもミルクホール(現代で言うところの喫茶店)でソーダをかっくらっているため
「観光客姿と相まって遊んでるようにしか見えない」としばしばファンに突っ込まれている。

パロディキャラであり、ホラーサスペンス小説「堕ちる天使」と
その映画化作品「エンゼル・ハート」でロバート・デニーロが演じた同名のキャラが元ネタ。

☆関連語☆
ルシファー 閣下 デコピン


●るしふぁー【ルシファー】
その名は「光を掲げるもの」「輝きを拡げるもの」という意味を持つ。
キリスト教の堕天使。
神の右に侍る事を許され、美と気品に満ち、神に最も愛された大天使(もしくは熾天使)
しかし、神を倒してその座を奪おうとしたため、彼に従った天界の三分の一の天使と共に地獄に落とされた。

女神転生シリーズでは人間と悪魔を唯一神の支配から解放し、一切の束縛の無い自由な世界を創造するという目的を抱いており
様々な形で主人公に協力する。
その威厳と慈愛に満ちた言動と姿から「閣下」と呼ばれシリーズの中でも屈指の人気を誇るキャラである。

ちなみに人間の姿をする時もあるがルイ・サイファーというネーミングセンスはどうかと思います。
女神転生3では少年の姿で登場し新たなファン層を生み出した。


●ろしあんるーれっと【ロシアンルーレット】
リボルバー式の拳銃に一発だけ弾丸を込め、一人づつ順番に引き金を引いて行うゲーム。
当然、弾が発射され死んだ者が負けである。
元々は1937年に出版されたフランスの小説内で作られた架空のゲームだったのだが
後にディア・ハンターという映画を通じて世界中に知られるようになってしまった。

生死を軽々しく扱う残虐性と惨さから普通のRPGではまず登場しない。
のだが、真・女神転生2と真・女神転生ifではなんとコレがミニイベントとして存在する。
特定の場所に入った時、1/32の確率で発生し、FATMANという怪しげな男が仕切る中
胡散臭い連中とお互いの仲魔を賭けて勝負する事になる。(とは言え、実際にやるのは仲魔なのだが)
こちらが選んだ仲魔と同じ種族で1ランク上の悪魔をむこうは出してくる為、ロシアンルーレットを何度も繰り返す事で
主人公のレベルを超える悪魔を仲魔にする事も可能。
負ければ仲魔を失い、勝てば戦力が一気に増強される。まさにハイリスクハイリターンなイベント。

ちなみに、このミニイベントで仲魔にした悪魔は当然の事ながら死んでいる状態である。
いくら悪魔が何度でも生き返らせる事が可能だとは言え、命をここまで軽く扱うゲームもそうは無い。
ある意味で、女神転生シリーズのドライさを象徴しているとも言える。

☆関連語☆
悪魔殺して平気なの






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