デビルサマナーシリーズ


▼女神転生デビルサマナー系列作品



▼真・女神転生デビルサマナー

【占い師マリー】
【キョウジスペシャル】
【葛葉キョウジ】
【大天使のブラ】
【中華街】
【ネコパンチバズ】
【マダム銀子】

▼デビルサマナーソウルハッカーズ

【アルバートとコペルニクス】
【怨霊エリカ】
【カツオ】
【デビルサマナー ソウルハッカーズ】
【伝説の万馬券】
【ナオミ】
【ネミッサ】
【Pメッチー】
【ファントムソサエティ】

▼デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団

【アカラナ回廊】
【貴方の夢は?イベント】
【凶鳥ガーヂアン】
【葛葉ゲイリン】
【葛葉ライドウ】
【デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団】
【鳴海】
【ネビロス道場】
【ライホー君】


▼デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王

【異邦人】
【仮面の男(赤)】
【擬態】
【シナド】
【デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王】
【凪】


▼真・女神転生デビルサマナー


●うらないしまりー【占い師マリー】
デビルサマナーに登場する占い師。
表向きは胡散臭い占い師だが、本性は主人公に悪魔退治の依頼を持ってくる仲介人である。
彼女から仕事を貰わなくても話は進むが、こなしておいた方が経験値・アイテムともに無難。
必須イベントとしてゲーム冒頭と後半に彼女から仕事を任されるのだが、
クリア後の報酬が数万程度と少なく、命をかける悪魔退治の仕事の賃金の安さに驚く事になる。
しかし、後半の刑事から「仲介人に百万払った」と言う台詞が聞かされる。
主人公の手元には5万程度しか渡されず、依頼を移動させるだけで95%のマージンを持って行った事が発覚。
いくら主人公の体であるキョウジが『金に無頓着だった』とは言え、これはあんまりすぎる話である。


●きょうじすぺしゃる【キョウジスペシャル】
真女神転生デビルサマナーの重要キャラ葛葉キョウジが、
物語冒頭のイベントバトルで披露する焼殺コンボの通称。
敵の行動を封じ、火属性に弱くさせるシャッフラーの魔法をかけた後
全体炎魔法マハ・ラギオンで焼き尽くすという強力かつ無駄のない攻撃である。
シャッフラーは多くのザコに効くため、味方が使う分にも便利な雑魚散らし。

技の内容が非常に容赦なく、
RPGのNPCがこのような戦術的な戦い方をすることは珍しいため
メガテニストの間で語り継がれる名コンボである。

☆関連語☆
葛葉キョウジ


●くずのは-きょうじ【葛葉キョウジ】
真・女神転生デビルサマナーで主人公に体を貸すキーパーソン。
傲慢な台詞回しとキョウジスペシャルと語り継がれる焼殺コンボ技をもつタフガイ。
作品のコンセプトが探偵物語とルパン三世で構築されており、
主人公がルパン三世で彼は松田優作である。
もちろん松田優作であるので決める時は決めるが普段の行いはキツイ。
彼の行いをまとめると

・生業を目撃した主人公を未遂に終わるが始末しようとする
・敵に追い詰められ魂だけ逃れ、進退に窮したところ主人公の状態を確かめずに魂を抜き取って自分の体に入れる。
・自分の仕事を任せるがヘマをすると無間地獄に突き落とすと脅す
・主人公の恋人(物語の核心)を敵の手から救う。
・敵組織を壊滅し残党狩りに移行する時、体を取り戻しにくる。
・ちゃっかり無間地獄に突き落としてくれる。
・でも死神に裏切られて体は主人公に取られる。

以上から鑑みると完全に悪者である。
しかし松田優作がコンセプトで野性的なカッコ良さを演出しているので人気は高い。
そのうえ自身の体を失う代わりに他人の体を乗っ取れることができるようになり、
犠牲者の外見に頓着せず実利を求める姿勢がカッコ良さに拍車を駆けている。
個人的にいつ因果応報を受けるか楽しみな人物でもあるが
ゲームキャラなのでそんなことはありえないだろう。

補足:なお、メギドラオンをピクシーに覚えさせるというお茶目な方でもある。

補足2:なお、設定として・・・
「千年前から世界の裏で魔と戦い続ける一門の出で、一門屈指の実力の持ち主。
そのサポートとしてクズノハと呼ばれる組織を持ち、サマナーであるキョウジにも女性のサポート役がつく。
GUMPという特殊機器を用いて普段はディスクに封印された悪魔を使役することができる・・・」
というのがある。
さて2005年、仮面ライダーの新作「仮面ライダー響鬼」における主人公の設定が結構似ていたのだが、
なにしろデビルサマナーという作品自体が糞マイナーであったため、誰からも似てるという声が上がらなかった・・・。


●ちゅうかがい【中華街】
真・女神転生デビルサマナーにおいて最大の難所ともいわれるダンジョン。
出現する敵の強さは普通に進めていれば苦労することは無いのだが、 問題はそのマップ構成。
マップ自体の広さに加えて20箇所以上のワープポイントが存在し、
闇雲に進んでいてはボスの元にたどり着くことはまず不可能。
加えてグラフィックも他のダンジョンに比べてけばけばしい印象があり、
これもプレイヤーを惑わせる要因の一つとなっている。
あまりの難易度にここで挫折したプレイヤーも多く、そのためか後に発売された
スペシャルBOX(ゲーム本編及び悪魔全書、アレンジサントラの同梱版)の説明書には
本ダンジョンのマップが掲載されるという異例の事態となった。
もっとも中華街に限らず本作後半のダンジョンは総じて難易度が高く、
クリアしたプレイヤーの間では「中華街はまだマシ」という意見も少なくない。


●まだむぎんこ【マダム銀子】
デビルサマナーシリーズの登場人物。
第一作の舞台である平崎市で会員制クラブ「クレティシャス」を経営しており、新月の時のみ会うことが出来る。
とは言っても、そもそもクレティシャス自体が利用価値のほぼ全く無い施設であり、
大半のプレイヤーは中盤のイベントで会う時以外に顔を合わせることはほぼない。
続編であるソウルハッカーズでは、サマナー集団「クズノハ」の目付け役として、
サマナーのネットワーク等の監視をおこなっているという設定を与えられた
そしてファントムソサエティの陰謀を察知して
レイ・レイホゥを連れてハッカーズの舞台である天海市を訪れている。
こちらでもやはり中盤の合体剣入手イベントの時のみに関わるぐらいで、
他には最序盤でちょっと顔を出すイベントが用意されている程度。
とまぁ、はっきり言って設定上の立場はかなり重要なはずなのだがストーリーへの関わり方はかなり薄い。
他に特徴と言えば、デビサマではいかにも「クラブのママ」的な黒髪の和服美人だったのが
ハッカーズではスーツと毛皮のコートでしっかりと決めた
薄い金髪のイケメン美人と容姿が別人じゃないかと言うほど違うという程度だった。

しかし、3DS版ハッカーズのフルボイス化において彼女(?)を
杉田智和氏が演じた事で一気にその存在感が増す。
元々、金子氏が「あれね、ジジイなんですよ80過ぎの」という
本気なのか冗談なのか判断しずらいコメントをしていたのだが
だからと言って本当に男性声優に演じさせるとは誰が予想していただろうか。
杉田氏はこの他にも葛葉ライドウも演じている為、
一部では銀子はライドウなのではないかと囁かれている。

ちなみに、ゲームの内容はほぼPS版と変わらない為、
「相性ラブくらぶ」というミニゲームでもしっかり女性キャラとして登場するし
最序盤でのヒロインの銀子へのコメントも「格好いい女の人」である。
……ヒトミちゃん、あの声で女の人は無理があると思うよ。



▼デビルサマナーソウルハッカーズ


●あるばーととこぺるにくす【アルバートとコペルニクス】
ソウルハッカーズに登場するインストールソフト、平たく言えばアイテム。
アルバートで合体事故で悪魔が消滅する事が無くなり、コペルニクスで事故率が上昇する。
この二つを用いる事で事故率を99%にする事ができる。
前作ではなかなか作る事が出来なかった秘神・珍獣と言った種族を作るのが容易になった。
しかし最大の活用法はどうしようもない雑魚悪魔で合体事故を起す事にある。
合体事故で登場する悪魔は主人公のレベル+5−15の中からランダムで選ばれる。
そのため、元となった悪魔がどんなレベルであろうとも、
作るのに最低4体必要な魔神・破壊神と言った高レベル悪魔を容易に作る事ができる。
覚えている魔法が普通に作るより少ない・忠誠度が高くないと言う欠点はあるが、
魔晶変化させる・造魔の餌にする・合体材料にすると言った活用ならそれほど問題も無い。
低レベル悪魔は脅しをかけたり、100〜200円程度の弾丸一つで仲魔になってくれるので、
「愛してる」「ベストパートナー」と甘い言葉をかて連れて行き、
じゃんじゃん事故を起すプレイスタイルもまたデビルサマナーである。


●おんりょう-えりか【怨霊エリカ】
デビルサマナー ソウルハッカーズに登場するボスの1体。

主人公の仲間であるシックス(本名・迫 真悟)の姉で、かつて仲の良い姉弟だったが、
遊んでいる最中にシックスのおふざけが原因で命を落とす。
それがシックスのトラウマとなり、「元から姉はいなかった」と刷り込んで
片隅に押しやっていた記憶がVRホラーハウスで悪魔となり、怨霊と化した。
シックスと一緒に居たいがために彼の魂をVRホラーハウス内に閉じ込め、
取り返しに来た主人公らと戦うことになる。

幼少時シックスに話して聞かせた怪談の魔物を召喚し、
妖虫ゴッギー、夜魔ルゲイエ、妖獣バグスとともに一斉攻撃を仕掛けてくる。
また、ハテナ・ボックスで「性格・冷静」以外の仲魔を控えに強制帰還させて隊列を崩したり、
魅了や氷結の魔法でダメージとともに行動を封じる、
味方一列を呪殺でまとめて即死させようと狙ってくるなどかなり多芸な難敵。
ただ、エリカの魔物はVRホラーハウス内の主人公の行動によっては召喚させないことも可能。

余談だが、彼女はシックスの記憶をもとに形作られたものであるため
精神は姉それなりであるのに見た目は赤いランドセルの黒髪幼女である。
さらに黒ソックスに絶対領域のため・・・

かどうかはよく分からないが、一部で妙な人気があったりする。
本作(ソウルハッカーズ)発売は1997年だが、アトラスには変な所で先見の明がある気がしてならない。


別のシーンで
「か、勘違いしないでよ!あいつの鼻につく言い方が気に入らなかっただけよ」
とツンデレのテンプレ的台詞も見つけたが
また別キャラの話なのでそっとしておこう


●かつお【カツオ】
デビルサマナーソウルハッカーズの主人公の渾名。
初期デザインがサザエさんのカツオっぽかったため、
悪魔絵師・金子一馬が「カツオ描くなよ」と自己ツッコミを入れたことが由来。
ハッカーグループ「スプーキーズ」のメンバーであるが
ひょんなことから銃型COMP「GUNP」を手に入れてしまい
デビルサマナーとして天海市を巡る巨大な陰謀に立ち向かっていくことになる。

所謂巻き込まれ型主人公な彼であるが
・物理攻撃しかできないのにゲームバランス上通常攻撃がイマイチ弱い。銃撃は更に弱い。
・主人公が死んだらゲームオーバーなので後列に置いておいた方が得策
・パートナーの魔法が強力なので後半はアイテム係になりがち
等の理由から「メガテンシリーズ最弱主人公」と呼ばれることも多い。

まぁメガテンシリーズ主人公と言えば
大魔王も造物主も殴り殺す人造救世主や
最終的に万能属性以外無効というチート性能になる半裸や
どんな攻撃も前転で回避するモミアゲ書生などがいるため見劣りするのは仕方ないと言えよう。


●だいてんしのぶら【大天使のブラ】
デビルサマナーソウルハッカーズに登場する装備品。
大天使スラオシャを魔晶変化させるとできる、その名のとおり天使の羽をモチーフにしたブラジャー。
羽の部分が結構大きい・鎧扱いなので多分服の上に身に着けるものと思われる。
ブラジャーのくせに防御力72と回避44というゲーム内で最高の性能を持ち、おまけにで電撃を吸収できる優れた防具。
このブラの特徴として男女ともに装備できることと、
装備するのには知力を20に上げなければいけないということがある。
頭が良くなければ装備できないのに、装備した姿は羞恥プレイというある意味嫌がらせのような装備品。
しかし電撃吸収の便利さ・防御と回避のよさ・このゲームは主人公が死ぬとゲームオーバーという状況から、
主人公が特に装備させられやすい。どうみても変態です本当にありがとうございました。
プレイヤーによっては最高の頭部装備品(PS版だともっと上の装備はある)の「百七拾八式鉄耳」という
うさぎの耳がついたヘルメットと一緒に装備されることが結構あり、
その場合、うさ耳に服の上からブラジャーなので変態っぷりに更に磨きがかける。
この装備で街で買い物をしてみたり家で妹と会話してみたりする主人公はある意味勇者である。

☆関連語☆
ネタ武器


●でびるさまなー‐そうるはっかーず【デビルサマナー ソウルハッカーズ】
女神転生シリーズ誕生10周年を記念して98年にSSで発売されたRPG。
デビルサマナーシリーズの2作目でもある。
99年にはPSにも移植され、ポケステに対応し、クリア後ダンジョンやエンディングなどが追加された。

この作品の特徴は、数ある女神転生系列作品の中でも程よい難易度と、
(メガテンにしては)快適なインターフェースが挙げられる。

それまでの女神転生シリーズはエンカウント率が高かったり、
ダンジョンが無駄に広かったり、レベルが上がりにくかったりと
ユーザーに不親切な部分がそこかしこにあるのが問題だったが、
本作ではそういった部分の多くが普通のRPG並みに解消されている。

また、作れる仲魔を手軽に調べられる検索合体システムが採用されていたり、
どこでもセーブできるツールがあったりと初心者にも取っ付きやすくなっている。
そのためこの作品で女神転生を知ったという人も少なくない。

シナリオも出来が良く、特に死者の死の直前を追体験するビジョンクエストなどが好評。
前作デビルサマナーの登場人物もチョイ役として出演しているので、
シリーズファンにも楽しめるお勧めの一品。ただしPS版はロードが長いので注意。


●でんせつのまんばけん【伝説の万馬券】
「ソウルハッカーズ」において、性格が「愚鈍」の悪魔が魔晶変化した際に
1/32の確率で変化するアイテム。
店舗における売値は\50,000だが、これをゲーム内の銀行にもっていくと\400,000に換金できる。
「愚鈍」の悪魔は贈答品の中でも入手の容易な品物の提供で忠誠度が上がるため、
金欠に陥ったプレイヤーは忠誠度を上げきったあとに出現するまで何度もリセットすることになる。
また、PS版に限り、カジノの強力武器・防具の早期入手資金源として有用である。


●なおみ【ナオミ】
デビルサマナー・ソウルハッカーズの登場キャラ。
フリーランスのデビルサマナーであり、
COMPによる召喚が一般的な世界では珍しく自分の魔力で管に悪魔を封じて使役する古いタイプのサマナー。
物語開始前に、ファントムソサエティという組織に雇われて
強大な力を持つ悪魔を倒す為に舞台となる天海市にやってきた。
作中ではビジョンクエストと言うイベントで3人のサマナーの最期の戦いを追体験するというものがあり
彼女はその最後一人として、
大いなる力を持つものを無暗に倒す事が一体どういう結末を迎えるのかというのを知ることになる。

COMPを持たない為、主人公や他のサマナーの様に仲魔を召喚したり悪魔と会話したりする事は出来ない。
その代り、管に封じている悪魔の力を解放するという形で強力な魔法が使用できる。
その中でも最大の特徴は、味方全体のHPとMPを完全回復する魔法「ソーマ神権現」だろう。
戦闘中にしか使えないという制約があるが、どんなピンチ状態からでも一瞬で立ち直れるという反則級のこの魔法と
圧倒的な威力の攻撃魔法のお陰でナオミでの戦いでは負ける要素が一切存在しない。
ハッカーズ最強は誰かという話になると、ほとんどの場合、彼女に落ち着くほどである。
また、ナオミが最後に闘う悪魔を選ぶ際、どちらかを選ぶかによってラスボスの強さが全く違うものになる為
この選択時には慎重な判断が求められる。

その強さや作中での重要性だけでなく登場イベント時の健啖ぶりや
装備品の中にウサミミヘルメットの「百七拾八式鉄耳」があったりとインパクトのあるネタも備えており
彼女が持つ苦悩や将来への夢等の要素が薄れてしまっている感は否めない。

様々な意味で、ソウルハッカーズを語る上で外せないキャラだと言える。


●ねこぱんち-ばず【ネコパンチバズ】
真・女神転生デビルサマナーに登場する銃。というかバズーカ。
猫パンチの名の通り、猫の手を模した弾頭が飛んでいく。
単発で命中には難があるものの最大の攻撃力を誇る銃であり、これがあればほぼ他の銃は必要なくなる。
大抵の場合、この手の武器は手に入れるのが終盤だったり面倒な手順が必要だったりするのだが、
このネコパンチバズ、なんと主人公のレベルが25あれば入手可能だったりする。
その方法はレベル25の悪魔、ネコマタの忠誠度をMAXまで上げて魔晶変化させるだけ。
ただし、ネコマタは物欲系なので忠誠度を上げるためには莫大な量の宝石等が必要となるのだが…

ちなみに続編のソウルハッカーズだとネコマタは「ニャン2クロー」に変化するのでご注意を。


●ねみっさ【ネミッサ】
デビルサマナー ソウルハッカーズのヒロイン。悪魔っ娘。
GUMP(銃型コンピューター)の中に封印されていたが、その経緯をビジョンクエストで知った主人公の手によって封印が解除される。
実体を持たないため、その際近くにいた主人公の幼馴染の少女「ヒトミ」に憑依する。
性格は無邪気でわがまま、自分本位な悪魔らしい性格だが、仲間との交流やファントムソサエティとの戦いを経て
仲間への信頼や思いやりなどの人間らしい心を得ていく。

ちなみに憑依されたヒトミの方は意識がハッキリしており、
ちゃんと会話に参加するし、時にはネミッサにツッコミを入れたりする。
ネミッサが会話するときの髪の色は銀で、ヒトミが会話するときは元の黒髪なのだが
これは演出の都合であり、実際は憑依されたときからずっと銀髪である。

キャラ的に人気がある彼女だが、戦闘面でもバッチリ有能で
攻撃系と回復系を中心にバランスよく魔法を覚えていく。
彼女の魔法が強力なので主人公がアイテム係になることもしばしば。
なお、覚える攻撃魔法の系統はゲーム開始直後の選択により変わり
炎系&破魔系、氷系&呪殺系、電撃系の3つに分かれる。
それぞれの魔法系統から「アギッサ」「ブフッサ」「ジオッサ」とも呼ばれる。


●ぴー-めっちー【Pメッチー】
PS版ソウルハッカーズに登場したポケットステーション専用ミニゲーム。
ゲーム中盤から利用できる電子ペット販売店を装った悪魔のトレード施設「王国屋」で、Pメッチーを購入する事で遊べる。
このPメッチーは悪魔の幼体であり、そのままCOMPに加えても通常より弱い能力しか持たないが
ポケットステーション内で育成する事により、強くなったり上位の悪魔に変化したりする。

本作が発売された当時、ほんとんどのゲームに搭載されていたポケットステーション対応のシステムなのだが
育成するのにかなりのMAGを消費する事。手間をかけた大して強くならないと言った欠点の方が大きく
ミニゲームもさして面白いものではない。
その代わり、通常ならば造るのが困難な魔神や破壊神と言った強力な悪魔を即座に購入できるという事
購入時に表示されるパラメータ表示からどんな悪魔なのかが大体わかる為、
欲しい悪魔が並んだら購入して合体材料にするプレイヤーの方が圧倒的に多かった。

デビルチルドレンシリーズにも、最下級のオリジナル悪魔の一体として登場。
表向き及び一般客に販売されているのは電子ペットである、というソウルハッカーズの設定を受け継いでか電撃魔法を所持し
怒ると周りに電撃を放つという説明文も。
アニメ等ではどういう訳かセツナ達とずっと一緒に行動しており、どうやら世界で二番目に有名なネズミの二番煎じを狙ったようだ。
その結果が、一体どうなったのかは語るまでもないだろうが。


●ふぁんとむ‐そさえてぃ【ファントムソサエティ】
アトラスの「デビルサマナーソウルハッカーズ」に登場するサマナー組織。
その実態は大いなる意思の意向に従い、
人類の進化と成長を管理しソウル(魂)を回収するための機関。
太古より存在し上層部は人間ではない。
組織名は前作「真・女神転生デビルサマナー」では伏せられていたが、本作にて判明した。
(そもそも前作では設定されておらず、
開発者がインタビューにて「イルミナティ」「光明結社」などと嘯いていた)
名前の由来はプラットホームであるセガサターンのライバル機プレイステーションの略称PSから。
由来についてはあからさまに公にはされず、
後にプレイステーションに移植された際にも特に修正はされなかった。
ちなみに同前作に登場する天堂組は任天堂に由来する。

☆関連語☆
敵 天堂組 グリゴリ フィネガン


●!わちんこ【!わチんこ】
デビルサマナーソウルハッカーズの仮想世界「ストレンジエリア」に登場する
ボーリングの球のような顔をした謎の生命体 ヽ(∵)ノ が出会い頭に発した迷言。
ひっくり返すと“!わチんこ”→“こんチわ!”→“こんにちは!”で挨拶の意なのだが
ファーストコンタクトでその法則性に気付くわけもなく、多くのプレイヤーに衝撃を走らせた。



▼デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団


●あからな-かいろう【アカラナ回廊】
葛葉ライドウ対超力兵団のラストダンジョン。
入口の1930年からスタートし、最終的にラストボスが待つ時空の彼方へと繋がっている。
また、最深部直前にいるメッセンジャーとの会話で「貴方の夢」を答えるイベントが発生する。


(以下ネタバレ)


各所に設置されている砂時計を破壊しながら先へ進むのだが、破壊する前にそれらに触れると
各年代での出来事(原爆投下、ケネディ暗殺、あさま山荘事件など)を端的に見ることができる。
しかしその内容は1990年で「悪魔と戦う3人の少年」という
我々(=プレイヤー)が暮らしている現実世界の歴史から逸脱する。
同様にあちこちにいるメッセンジャーとの会話でも様々な時代の出来事や人を知ることができるのだが、
こちらも1990年を境に「大使がICBMの発射スイッチを押した」、
「センターはファクトリーという慈悲を与えてくださった」といったセリフが目につき始める。
シリーズファンなら気がつくだろうが、
これはライドウの時代が後の時代である真・女神転生1および2に繋がって行く歴史の分岐点だということを暗示している。
またこれ以外にも『失踪したライドウ』『正当な歴史』など、妙に気になる話を聞けるのだが…?


(ネタバレ終わり)


なお続編の対アバドン王でも、ある別件依頼を達成するとエクストラダンジョンとして探索可能。
こちらは通常戦闘に2分の時間制限&悪魔会話不可&逃走不可という縛りがあるものの、
カオスルートをクリアした上で金髪の青年の依頼を受けると
時空の彼方でルシファーと戦うことができ、さらに倒すとルシファーの作成が可能になる。

☆関連語☆
葛葉ライドウ対超力兵団 ラストダンジョン 貴方の夢は?イベント


●あなたのゆめは?いべんと【貴方の夢は?イベント】
「デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団」での一イベント。
柴犬に『貴方の夢は何?』と尋ねられて、自由文字入力で夢を入力する。
その後、ラストダンジョンでは柴犬だった存在が夢破れ自暴自棄になっているのだが
入力した夢の内容を再び答えることで、希望を見出し立ち直るというイベントである。
(その際、回復ポイントやステータスUPアイテムのある場所に行けるようになる)

…と、通常ならば感動のイベントとなるはずだが
入力する内容が合ってさえいればよく、内容そのものは問われないので
「金」「ハーレム」などの身も蓋もないものを入力する者や
「大学芋をたらふく食う」などのネタに走ったものを入力する者もいるとかいないとか。

☆関連語☆



●くずのはらいどう【葛葉ライドウ】
「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団」および
「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」の主人公。
若くして帝都守護の任を負う「葛葉ライドウ」を襲名したデビルサマナーの青年。
ヤタガラスという組織が葛葉一族に出した依頼により、悪魔絡みの事件を処理するべく、
「弓月の君高等師範学校」に通う探偵見習いの書生という名目で帝都へ派遣される。
が、作中では事件捜査を優先しているのか、一度も学校へ通っている描写はない。
なお、ライドウという名は、創始者とともに葛葉一族の礎を担った4人のデビルサマナーの1人に由来し、
葛葉一族の当代の実力者の中で神道系の術に卓越する者がライドウの名を襲名することが習わしである。
彼はその十四代目にあたるが、当然のごとく本名は別にある。
ちなみに、ライドウは漢字で書くと雷堂と表記するらしい。

退魔装備一式と悪魔を使役するための管を人目から隠すために、学ランの上に外套を着用している。
学帽に妙なこだわりがあるのか、銭湯に入る時どころかゲーム中で一度も脱ぐことはない。
性格は思春期をデビルサマナーとして修行に費やしてしまったため、一般的な人付き合いが苦手で寡黙的。
しかし、相手にも非はあるが笑みを浮かべつつビール瓶で人を殴打する等怖い面もある。
また、好物は大学芋、悪魔からも鋭いと評されるモミアゲ、下着は凛々しい白褌とネタに事欠かない。
おまけにアバドン王では、妖精夫婦に小姓にされかけ、
占いを信じこんだ女学生に運命の人扱いをされるなど、悪魔にも人間にもモテモテである。

なお、「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王Plus」に同梱された
「真・女神転生V〜Nocturne マニアクス クロニクル・エディション」では、
以前発売されたマニアクスに登場したダンテの代わりに、彼がゲスト出演している。


●でびるさまなー-くずのは-らいどう-たい-ちょうりき-へいだん
【デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団】

2006年3月2日に発売された、デビルサマナーシリーズ最新作。
タイトルから分かる通り今までのメガテンに比べてかなりテイストが違い昭和のB級特撮のような雰囲気が漂う。
発売当初は悪魔の総数が従来より少ない(72体)、ライドウのアクションが微妙、
肝心の悪魔を用いた捜査の応用幅が狭いなど葬式に近いムードもあった。
しかし後には「悪魔を使役している感」は過去最高であったり、ちりばめられた下ネタや小ネタが面白いなど
日増しに評価は高まり、現在では不満点を解消した続編に期待する人や思い通りの仲魔を造り出す人など
それぞれに楽しんでいるようだ。
また登場人物も一人一人個性が強く、キャラが立っている。
特にライドウの上司の鳴海は、捜査は全てライドウに任せ自分は捜査に参加する様子を(ゲーム中では)見せず、
捜査資金として小額の金しか渡さない(新聞記者のタヱが情報提供料としてくれる金の方が多い)、
ミニゲームの麻雀でイカサマばかりしていることから、ニートの愛称で親しまれて(恨まれて?)いる。
なお真女神転生3ではゲームオーバー時がフランダースの犬のような演出である事からパトるという言葉が生まれたが、
ライドウでは主人公の十四代目葛葉ライドウが歴代ライドウに囲まれ罵倒される様から説教部屋という言葉が生まれた。


●なるみ【鳴海】
デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団に登場する探偵。
主人公14代目葛葉ライドウの上司で、一応身元保証人のような位置付けなのだが、
ストーリー中では依頼される仕事を主人公に丸投げし、
全然仕事をしているように見えないためライドウスレではニート呼ばわりされており、
更に「主人公にロクな給料を払わない」「行きつけの商店や料亭のツケを払わず催促される」
「ミニゲームの麻雀でイカサマしまくり、学生や悪魔や猫から金を巻き上げる」
…といった執拗なまでのダメ人間ぶりからすっかりネタキャラとして定着。

特に麻雀でのイカサマ三昧はひどく、初っ端から国士無双を出されることも珍しくない。
【ニート】鳴海に国士無双されたらageるスレ【鼻血】というスレまで立つ始末。(現在は落ちている)

とはいえゲーム中では“やる時はやる”的な雰囲気が終始漂っているのでまだ救いようはある。
しかし小説版では“なにがなんでも働きたくねぇ”的な性格に描写されており、
もはや正真正銘のニートである。

が、続編のアバドン王では一転、中の人が変わったんじゃないかと思うほどの働きぶり、
切れ者ぶりを発揮するようになる。
捜査会議を開き、あちこち足を運び、推理を巡らせる豹変ぶりに脱ニートの呼び声も高い…ものの、
僅か100円の報酬で麻雀牌を探させたり、お使いをライドウに任せて自分は露天風呂でくつろいだり、
イカサマ麻雀の腕もそのままと、本質は変わっていないらしい。

ちなみに本作でも「貴方の夢」を入力するイベントがあるのだが、
事情が事情とはいえ何故か鳴海に告白する仕様になっている。


●ねびろすどうじょう【ネビロス道場】
「デビルサマナー葛葉ライドウ」に登場する悪魔「ネビロス」を利用した増援稼ぎのこと。
ネビロスは、増援を呼ぶ特技を有する。
しかもネビロス自身は物理攻撃が通用しないが、召喚される増援は物理攻撃で倒せる。
そのため、全体物理攻撃の多用による効率的な稼ぎが可能。
更に、増援の種類として「経験の取得」に向くもの、
「高額アイテムの取得」に向くものが存在するため、目的に応じて使い分けられる。
このように、第14代ライドウの戦いを見守りその成長を助ける姿から、
ネビロスはプレーヤーから親愛の念を込めた「道場主」の尊称を受けている。

なお、戦闘開始から1時間程度でMP切れとなり増援を呼べなくなったネビロスは
プレーヤーから感謝の念を込めた「物理以外の攻撃」を受けて倒れることになる。

デビルサバイバー2にも2周目以降限定の隠しボスとして登場、今作では無尽蔵に増援を呼ぶことが出来、
更に本来ならlv20程度の時期にlv50〜60の増援を呼ぶため、非常に稼ぎやすいポイントとなっている
周回特典を得るための実績の一つに、「フリーバトルを使わずゲームクリア」があり、
これを取得するためにお世話になるプレイヤーも多い

☆関連語☆
マドハンド 無限増援


●らいほーくん【ライホー君】
葛葉ライドウシリーズに登場するジャックフロスト。
その姿は学ラン学帽に鋭いモミアゲ、ちょっと短いものの黒マントという
主人公である十四代目葛葉ライドウそっくり。
「十五代目葛葉ライホー」の襲名が夢…らしい。

超力兵団では二周目以降、ライドウの称号が一定以上で金王屋(道具屋)に行って戦闘に勝利することで、
アバドン王では一周目から、別件依頼でライホーくんを倒すことでそれぞれ作成可能になる。
じゃあくフロストのように火炎反射や呪殺魔法は所持していないものの、
トモダチ召喚や冬将軍といった専用スキルでプレイヤーを苦しめてくれる。
仲魔にしたときにはこれらのスキルがなくなっているのが少々残念だが、
終盤まで通用する能力と、何よりその可愛らしさでカバーできるだろう。

ちなみに嫌いなものは「空気を読まないこと」と「ゆーざーのフリエキ」のようで、
選択肢でKYな返答をすると、もう二度と会えないしデータも消える的なドッキリ発言(実際はウソ)や
ライドウはオイラのこと忘れちゃったの的ながっかり反応を返してくれる。
逆にきちんと空気を読めばアイテムをくれたりも。
なお、ライホーくんの推測によると、アバドン王で悪魔の二体同時召喚が可能になったのは
「ゆーざーのご意見」のおかげらしいので、
ゆーざーのご意見が通じればライドウシリーズの第三作目も夢ではない…かもしれない。


☆関連語☆
葛葉ライドウ ジャックフロスト ジャアクフロスト


▼デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王

●いほうじん【異邦人】
『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王』における悪魔の口調タイプの一つ。通称すわ族。
シリーズ定番となっている精神に異常をきたしたとされる悪魔の口調、いわゆる狂人系口調の亜流なのだが
従来の狂人系口調にある種のわざとらしさがあった(健常者が台詞を考えてるのだから当然だが)のに対し
すわ族は言葉の裏を感じ取れない気味悪さを持つ口調である。

最初に話しかけた時には言葉が通じず、一声吠えて逃げ去ってくのみなのだが
遭遇→会話を繰り返す内に『アウ〜?アウアウ?』と言語が通じないまま無理矢理意思の疎通を試みようとしたり
『な、なにか用アルか!私の方は何も用はねぇでございますだよ、コラ!』などとひどい訛りで喋り始める。
そして最終段階に達すると

このオレいわゆる異邦人系口調の流暢且つ冗長なマシンガントークはこのようにくどくどつらつらと春の訪れを告げる雪解け水のよう
にとめどなくまろび出てこのゲームの主人公即ち十四代目葛葉ライドウを通してオレの素敵トークを読んでいるブラウン管の前のアン
タことプレイヤーを多種多様なボキャブラリィと突拍子もない語り口、つまりはアンタ達が生きている時代即ち平成の世で言う所のい
わゆるひとつの電波系トークで圧倒したりゲンナリさせたりするんでスねェ。なお通称であるすわ族の『すわ』ってのはナショナルラ
ンゲージつまりは国語用語で感嘆詞に分類される言葉で予想外の出来事に驚いた時に発する言葉なんだがこれを何故かオレ達異邦人系
悪魔はひときしり喋りまくった後セリフの最後に付け足すんだなこれが。現代ではあんまり使わない言葉だがガンダム原作者の富野由
悠季が『機動戦士ガンダム』の草稿通称富野メモでキャラに喋らせたりしてるから雑学として憶えておいたりすると一興なんじゃない
かねェ、いややっぱ忘れていいわ。すわっ!

・・・と、↑のように異常な調子で語り掛けてくるのである。
この口調の特徴は本旨を忘れてしまいそうになるくらいまだるっこしい形容詞や注釈を挟みまくっておきながら
あまり句読点を用いず、またメッセージウィンドゥ内でほとんど改行を入れないため
言葉の取捨選択をしないまま一気にまくし立てられてるような感覚に陥り
読んでるプレーヤーに不気味な威圧感を与える点にある。

また他の口調の悪魔が運次第で初見から仲魔にできるのに対し
異邦人系口調は最終段階まで言語を「成長」させねば口説けないため、仲魔にする上でかなり煩わしく
また最終段階まで成長させたらさせたで上記のようなトークが待ち受けているのも
ゲンナリ要素の一つと言えるだろう。

その他にも会話時に特定の受け答えで機嫌を損ねると
『残念アンタのアドヴェンチャーはここで終わってしまったァァァ!』
とシャドウゲイトのパロセリフを吐きながら襲い掛かってくるなど
何かとネタに事欠かない口調である。


●かめん-の-おとこ-あか 【仮面の男(赤)】
デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王の登場人物。
発表後しばらくして公式ページのキャラクター紹介の欄にライドウらとともにはじめに載る。
黒い仮面の男というキャラもいるのだが、なぜか仮面の男(赤)。
怪しい虫を持った謎の男、なのだと誰もが思ったはずだが、
なんと仮面以外まったく同じ服装のキャラクターがその後キャラクター紹介ページに載るのである。
そして発売してみると仮面をとってない姿が先に登場、その後仮面をつけて登場したときも
つける前と同じ名前が最初から表示され、まったく隠していないのだった。
ストーリーに変更があったのだろうか、なぜ意味なく分けられていたのかは不明。
公式ページや雑誌の情報を見ずに買ったプレイヤーにはどうでもいいかもしれない。
ちなみに物語序盤は(仮面に関係なく)謎の男なので安心されたし。


●ぎたい【擬態】
葛葉ライドウ対アバドン王で、技芸属の悪魔を召喚中に使用可能な捜査用スキル。
特定のキャラの髪の毛(あるいは血)を入手することで、対象そっくりに変身できる。
その範囲は若い女性から爺さん通り越してヲカマ、更にわんこと幅広く、
このスキルで特定のキャラに擬態しないと取れないアイテムや、発生しないイベント等が存在する。
中でも若い女性に擬態した状態で銭湯の女湯に入る、入らないの選択は
EDに影響する主人公の属性(ロウ、カオス、ニュートラル)を自由に調整できる数少ない方法である。

だがこのスキルが真価を発揮するのは、シナリオ進行のためではなく
二周目以降、金髪の青年ことルイ・サイファの髪の毛が入手可能になってからである。
金髪の青年に擬態し、異界にいるメッセンジャー扱いの悪魔に話しかけると、
その尊い素性のお陰か、なんとお金をカツアゲ(それもかなりの金額)できるのである。
デビルカルテの利用や刀合体等で何かと物入りにも関わらず、
ミニゲームの麻雀で上司にカモられるのが日常茶飯事なこのゲームにおいて、貴重な資金源となっている。

それにしてもさすがはアトラス、主人公が女に擬態して本当に女湯に入ったり、
やんごとなき身分の方の振りをして下々の悪魔から金を巻き上げることくらい、屁でもないらしい。

☆関連語☆
葛葉ライドウ ルシファー ルイ・サイファー



●きょうちょう-がーぢあん【凶鳥ガーヂアン】 真・女神転生Vマニアクスクロニクルバージョンに登場するライドウの専用スキル。
効果はデクンダ(ステータス低下状態の解除)と全く同じ。
ステータス補正が鍵を握る当ゲームにおいて非常に有用なスキルなのだが、真価はそこではなく、
ライドウが使役しているモー・ショボー(女の子の姿の悪魔)が
投げキッスをすることで効果が解除されるという演出にある。

だが、このスキルにはツッコミどころが存在する。
ライドウ本編ではモー・ショボーはデクンダを覚えない…というか、
そもそもステータス低下スキルがないのでデクンダ自体存在しない。
ついでに過去のデビルサマナーシリーズでも、モー・ショボーは初期スキルにデクンダを所持していない。
使えないはずのデクンダを何故モー・ショボーが使えるのか、ライドウがわざわざ仕込んだのか、
単にスタッフの趣味によるものなのか。
謎はありつつも、その便利さとょうし゛ょの投げキッスのWパンチにKOされたプレイヤーは、
ゴウト先生の御姿を拝見できる「挑発」と並ぶ二大萌えスキルとして
最後までライドウのスキル欄にこの名前を輝かせている。

なお、このスキルのおかげで一部のプレイヤーから
ライドウにロリコン疑惑がかけられているのは余談である。

☆関連語☆
葛葉ライドウ ゴウト


●くずのはげいりん【葛葉ゲイリン】
デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王に登場するデビルサマナー。
漢字表記では「猊琳」と書く。
葛葉一族の四天王が一角、十七代目葛葉ゲイリンの名を継ぐ老人。61歳(厄年)
ヤタガラスより山陰地方の霊的守護を任されており、
弟子の凪とともに治安維持活動に従事している。
アメリカに渡り武者修行を行った経歴からか、独特の英語まじりな口調で会話する。
物事や運命に関しては受け入れるスタンスであるが、
早々に限界だと諦めてしまう悪癖でもあると自認している。
高齢であるがゆえに体力的には一線級とは言い難いが
最高位レベルの仲魔と長年の経験に裏打ちされた実力はライドウに勝るとも劣らない。
事件捜査に訪れたライドウを当地の暗殺集団の襲撃から救い、事件解決への手助けをしてくれる。
しかし、管轄地域の隠された歴史に踏み込むような捜査を行うライドウを
あまり好ましく思っていない面も見受けられる。
弟子の凪にハイピクシーをパートナーとして与え、
将来はゲイリンの名を継げる程のデビルサマナーに成長してほしいと密かに願っている。

当時は不治の病だった結核を患っており、先は長くはない状態だった事が終盤発覚。
若き頃に先代ゲイリン達のような偉業を成し遂げたいと心に誓っていたが、
ライドウの様に若くして帝都守護の大役や超力兵団事件解決と言った功績を上げられぬまま
死期が近づいていることに焦りを感じていた。
そのため、今作の事件と同種の事件を過去に解決した先代ゲイリンが残した資料をめぐり、
ライドウと対立することになる。
ライドウとの手合わせに敗れた後は、
事件解決のために必要な能力を持つ邪神の力を借りるべく、邪神の封印解放儀式に挑むも、
後一歩及ばずに力尽き、ライドウや凪に未来を託し、時間厳守な死神のお迎えを受けた。
人格者ではあったが、意外とやらかしてしまった事は多い。
前述の結核は数年前に凪と初めて出会った頃には既に患っていたが二次感染対策を行った描写なし。
弟子の凪がステップアップを望む希望はスルー気味なのに、
持たせていた仲魔ハイピクシーも彼女の力量に合わぬ悪魔だったり、
ラスダンのイベントにおいて悪魔召喚術は伝授したが、
武器に関しては指導が甘かった事などが判明。
一人黙々と悪魔を狩り続けたと言われる十三代目ライドウといい、
特攻野郎Aチームのような曲者じゃなきゃ四天王は務まらないらしい。

☆関連語☆
デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王


●しなど【シナド】
デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王に登場する、
とある村にて信仰されている土着の神様である。
作中ではラスボスを張っているのだが、
ラスボスとしては、近年稀に見るほどの逸材である。
以下にその経歴をざっと挙げてみると
・物語の中心となる帝都には災厄がまき散らされたが、
 自身は別の黒幕が仕掛けた事態の本当に最後の方で便乗しただけ
・作中の登場人物にではなく、
 プレイヤーに電源を切れ(意訳)と何度も迫ってくる
・ラストダンジョンは借り物
・絶望を見せてやるといって、見せたのは村の村長に対する一揆である
・ラストダンジョンの中ボスは八体の内、七体が他人の部下で,けし掛けて来るだけ
・中ボスを倒した時の発言が「これで勝ったと思うなよ…!」
・その捨てセリフも何度も言ってくる
・自分の所に来た主人公の知人を何故か巨大化させる
・そしてシナドの見た目は巨大な一つ目で、まるでどこぞのベアード様である
・倒した時の第一声が「なんでこうなる!?」
・こいつが単独で起こした悲劇は、農夫が大事にしていた農耕用の牛を食ってしまうだけ

とまあ本当に情けない。
終盤では本筋よりサブイベントの方が面白いと言う意見もチラホラあるが、
これは、ラスボスの情けなさと、くどさによる賜物である。
やはりラスボスは大物で無いといけない事を教えてくれる貴重なボスであった


●でびるさまなー-くずのは-らいどう-たい-あばどん-王 【デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王】
2008年10月23日に発売されたシリーズ最新作。
今回はメインは山奥の村に古くから伝わる儀式と謎の集団と推理物チックなストーリーになっている。
前作的に考えてファンですら発売が予想されていなかったため各界に衝撃が走った。
いざ蓋を開けてみるとお馴染みの悪魔や交渉の復活、戦闘のモッサリ感の解消、
合体システムの強化、新たな葛葉の登場、謎の金髪の青年(笑)など高評価を得た。
特に悪魔合体がシリーズ屈指の中毒性があるため気付いたら合体ばかりやっていた人も多いようだ。
またサントラ付き初回限定版とダンテの代わりにライドウが登場する
「真・女神転生3ノクターンマニアクスクロニクルエディション」が付属したPLUSが発売されファンを喜ばせた。


●なぎ【凪】
デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王に登場するデビルサマナー。
幼い頃に悪魔祓いを行っていた葛葉ゲイリンと出会い、ゲイリンの弟子となった少女。
凪という名前は師による名付けであり、日露ハーフである事以外は謎が多く本名、年齢不詳、
ゲイリンと同じくゲイリン語で話す。。
客観的に物事を判断できる理知的な面を持つが、自分の限界を悟り早々に諦めてしまう悪癖がある。
ライドウに対しては当初挑発的な態度で接してくるが、命を救われた後は先輩として慕ってくれるようになる。

将来の夢は十八代目葛葉ゲイリン襲名であるが本人はデビルサマナーとしての実力は残念なレベルである。
更なるレベルアップを図るべく、ライドウの協力を得てにボス悪魔に挑むがあっさり返り討ちされたり
相棒のハイピクシーは師から貰い受けたもので、本来は自身のレベルで使役できなかったり、
コミカライズであるコドクマレビトでは召喚したヨシツネに主導権を取られてしまうという悪魔召喚師にあるまじき事態に。
一応歴代ゲイリンの思念体一人を瞬殺するなど爆発的な潜在能力はある。
漫画版では絵師のせいでデザインが可愛くなったり、ライドウに頭を撫でられて赤面したり萌えキャラ化している。

☆関連語☆
デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王 ゲイリン語





戻る