RPG以外のRPGネタ


▼RPG以外のRPGネタ
この項目はジャンル「RPG」以外のゲームで、RPGに関係あるもの、辞典に一時でも収録されていたものを収録しました。
※RPG大辞典で取り扱うものは基本的にはジャンル「RPG」であり、この項目は例外的な扱いです。


▼非コンシューマRPGタイトル
【R-TYPE FINAL2 グランドフィナーレの野望】
【ウルティマオンライン】
【カードヒーロー】
【カオスシード】
【スーパーSOS大戦 地球が情報操作される日】
【Sister Quest】
【ゼロヨンチャンプシリーズ】
【ディシディア・ファイナルファンタジー】
【ToHeart2ダンジョントラベラーズ】
【ときめきメモリアル2】
【ポケモンカードGBシリーズ】
【勇者のくせになまいきだ。】
【ルーンファクトリー 新牧場物語】

▼コンシューマRPG以外のRPGネタ

【RPG風戦闘】
【アダルトゲームのRPG】
【ガディアクエスト】
【窟子仙】
【警備員のバイト】
【次元戦闘機】
【シズ】
【選挙】
【DUNGEONES&TAKAFUMIS】
【フェイ・イェンHD】
【パチプロ風雲録】
【マーク・ハンター】
【愉快なダンジョン】

▼パワプロクンポケット

【パワプロクンポケットシリーズ】
【パワプロクンポケット4】
【パワプロクンポケット7 大正冒険譚】
【パワポケダッシュ 地獄ダンジョン】
【パワプロクンポケット9 スペースキャプテン編】
【あれ】
【裏サクセス】
【怪奇ハタ人間編】
【カメダ】
【最高の傭兵】
【魔王(パワプロクンポケット) 】

▼魔法陣グルグル

【ザムディン】
【バド】
【魔法陣グルグル】
【魔法陣グルグル 勇者とククリの大冒険】


▼非コンシューマRPGタイトル


●あーるたいぷ ふぁいなる2 ぐらんどふぃなーれのやぼう【R-TYPE FINAL2 グランドフィナーレの野望】
1rem製作のアクションシューティングRPG。ハードはEXIDNA。
R-TYPE FINALでSTGとしては完結したはずのRシリーズにアクション要素とRPG要素を加えた最新作。
無名のR-9をプレイヤーが育て上げ、伝説の超必殺技「トゥルーファイナル波動砲」を会得するのが目的。
3stに登場するシリーズ恒例の巨大戦艦は実際に銀河系サイズでモデリングされたという大銀河戦艦“MO-1”。
長は優に16万8千光年を超え、モニターに捉えきる事が不可能な難敵など意欲的すぎる作品である。

ここでネタバラシ。
実は、この作品はアイレムが毎年恒例でやっているエイプリルフールネタの一つなのだ。
対応ハードの突っ込みどころ満載な性能などファンの笑いを取ったが、
Rシリーズの続編を望むファンからは、アイレムならノリで続編を作りかねないと言わしめた。
FINALでのSTG終了宣言の通り、Rシリーズ続編のジャンルはSLGとなってしまったが、
未だにACTRPG要素を加えてもいいから製作を期待するファンは少なくない。


●うるてぃまおんらいん【ウルティマオンライン】
日本ではこけまくった、アメリカ産RPG の終着駅
マニアにしか受けなかったというが、そのマニアの数が増えた分
今作は日本でもそこそこのヒットを飛ばす。
グラフィックは限りなく硬派、生まれたばかりだと
オーク(雑魚)にもぼろくそにされる戦闘能力
一般受けしにくい要素が強いが、
それでも根強い人気を誇れる秘密は
その冒険を体験したものになら解るはずだ


●かーどひーろー【カードヒーロー】
GBのRPG。「カードヒーロー」というオリジナルのカードゲームで戦うゲームである。発売元は任天堂。
(カードヒーローは、後に商品化されている)
舞台は普通の街であり、カードゲーム系に多い「伝説のカードを手に入れて世界征服をどーのこーの」というような大げさな展開は無い。
相手は普通の友人だったり、カードマニア(オタク)の社会人だったり、せいぜい不良グループ程度。
そのぶん1人1人のキャラが凄く濃く、しかも人数も多いため、地味には感じないのが楽しい。
また、ごく一部の強すぎるカードさえ使わなければ、かなりの戦略性やデッキを組む面白さもあるし、
1つのカートリッジだけでコンプリートできるので、カードゲームソフトとしての人気は高い。
ただし、開始時にランダムで決められるIDによってカードの出現率が大幅にかわるので、交換の魅力も損なっていないところが上手い。


●かおすしーど【カオスシード】
96年にSFCで、98年にサターンで発売されたRPG。SFC版の販売はタイトーだが開発はネバーランドカンパニー
SFCの末期であり、分岐シナリオ、アクション戦闘、ダンジョン作成と意欲的に諸要素を取り込んだ作品。
知名度に比例して販売数も少ないようで、サターン版は定価の2〜3倍の値がついて取引されていた。

☆関連語☆
ネバーランドカンパニー


●すーぱーえすおーえすたいせん ちきゅうがじょうほうそうさされるひ【スーパーSOS大戦 地球が情報操作される日】
アニメ原作のSLG『涼宮ハルヒの戸惑』に収録されているミニゲーム。
ゲーム本編の目的はゲームの製作(他にもあるがスレ的に関係ないので省略)であり、
それで製作可能なゲームの中の一つ。タイトルで想像付くと思うがスパロボのパロディのSRPGである。
まああくまでミニゲームなので一話しか無いんだが。

ストーリーは原作の一エピソードを元にアレンジを加えた物。さらに発売元が同じバンブレストなもんだから
タイトルロゴや画面構成、システム周りにいたるまで徹底的にスパロボチック。
さらにイベントや台詞、戦闘アニメの随所に本家スパロボのパロディが大量に仕込まれており。
元ネタが分かればもう爆笑ものである。

そのあまりのクオリティに『実は本家スパロボのスタッフが作ったんじゃねーの?』とか
『いっそ完全版を作ってくれ』なんて声も上がるほどである。

ちなみにゲーム本編での進行によっては各所がバグったバージョンが出来てしまうのだが。
最悪の場合はグラフィックがSFCレベルになってしまう。しかしこっちはSFC時代のスパロボを
意識した作り(飛ばせない戦闘・しょぼい戦闘アニメ・チープなBGM等)になっており、
これはこれで味があっていいと言う意見も多い。


●シスタークエスト【Sister Quest】
SNKプレイモアから発売されたジャンル名・ヒロイックファンタジーRPG。
業界初のRPGとパチスロを組み合わせている点が最大の特徴らしい。
どこらへんにRPG要素があるのかは不明だが、実態はただの萌えスロである。


●ぜろよんちゃんぷしりーず【ゼロヨンチャンプシリーズ】
最初に言うが、このゲームは本来レースゲームである。
しかし、このシリーズには何故かRPGのミニゲームがある。
このRPGが1を除きかなり作りこまれている。
当然RPGなのでレベルは上がる。武器や防具もある。
これだけでは留まらず必殺技や魔法まである。
挙句の果てには転職やキャラメイク、隠しダンジョンもある。
そのため、本来の目的であるお金を貯めて車をチューンするためではなく
このRPGをやりこむためにレベルを上げる人が多い。
ここまで書くと普通のRPGのゲームに見えるがレースゲームのミニゲームの一部である。

しかしゲームバランスがシリーズ全体的に見て悪く、どちらかというとスルメゲーである。

最後に言うがこれはレースゲームである。


●でぃしでぃあ・ふぁいなるふぁんたじー【ディシディア・ファイナルファンタジー】
1)
2008年12月にPSPで発売されたソフト。なお、「ディシディア」とはラテン語で「異説」という意味らしい。
FF1〜10の主人公キャラクターのコスモス(調和)サイドと、
そのライバル的位置にいるキャラクターのカオス(混沌)サイドとの争いを描いた作品。
総勢キャラクターはコスモス10人+カオス10人+αというなかなかの豪華っぷり。
これでも少ないという声も結構あるが。

主な戦闘システムは、所謂弱攻撃でブレイブというポイントを稼ぎ、
溜めてきたブレイブ値は強攻撃でそのままダメージとして相手に与えていく、というシステム。
格闘ゲームのように自分の好きなキャラクターを動かせるので、うれしい限りだろう。
…と、ここまでは余談。

このゲームの最大の見所は、やはり歴代シリーズのイベントや名台詞を高クオリティで見ることができる、という点だろう。
ざっと挙げるだけでも
・皇帝の「ウボァー」、ゴルベーザの「いいですとも!」、エクスデスの「カメェェェッー!」
・フリオニールの「いいじゃないか!タダだし」「…ゴクッ…」
等など、とにかく数え切れないほどの歴代ネタが散りばめられている。
製作に当たって、まずはファンサイト巡りから始めたというスタッフの名は伊達ではない。
無論ネタだけでなく、真面目なシーンもかなり多い。
特にエンディングの演出は、FF1をプレイした人は鳥肌無しには見られないほど。
「続編は作らない」と言われているが、ファンからは続編をぜひ!という声が非常に大きい。


●とぅーはーとつーだんじょんとらべらーず【ToHeart2ダンジョントラベラーズ】
恋愛ギャルゲー『ToHeart2』のスピンオフ作品で、同作のヒロイン及びサブヒロイン総勢19人をキャラとして使えるRPG。機種はPSP。
導入は、ヒロインの一人が持ち込んだバーチャルRPGマシンが誤動作して本当にファンタジー世界に
飛ばされてしまうと言うもので、元々はPC版ファンディスクの1コンテンツだった。

これだけ聞くと、単なる萌えキャラのみに頼った中身スカスカのクソゲーを連想するかもしれないが、
その実態は萌えゲーの殻を被った思いっきりガチな作りのハック&スラッシュ系3DダンジョンRPGである。

元々PC版の時点で一昔前ならこれだけで商品として成り立つほどの完成度を持ち、実質これがメインで
残りのコンテンツはおまけと言えるほどだったが、単品移植されるにあたりさらにパワーアップ。
一般向けのためエロこそ削られたものの、アイテム探しやキャラ育成は実にやり込みがいのある内容で、
さらにネタ要素も満載と、たかがキャラゲーと舐めてかかったら確実に痛い目を見る作品となっている。

総じて完成度は非常に高く、3DRPG好きで萌えキャラに抵抗がないなら手を出して損はない逸品である。


●ときめきめもりある2【ときめきメモリアル2】
1)コナミが1999年にPS向けに発売した人気恋愛シミュレーションゲーム。
主人公は私立ひびきの高校に入学し、女の子と仲良くなって
最終的に卒業式の日に意中の娘から告白を受けることが目標となる。
前作「ときめきメモリアル」から様々な面で進化しており、
ディスク五枚組みという桁外れの容量(FF9ですら四枚組み)
女の子が自分の名前を呼んでくれる、EVS(エモーショナル・ボイス・システム)を
PSとしては初めて採用(ゲーム機では64の実況パワフルプロ野球5が初)、
などといったことで話題になった。

2)(1)である条件を満たすと街にたむろする不良達及び彼らを束ねる番長達、
修学旅行先で動物と戦闘をするイベントが起こる。
それだけなら単なるイベントで片付けられるが、
その戦闘がなんとこれより少し前に発売されたFF7と瓜二つなのである。
ATB方式の行動、ポリゴンで表現されたグラフィック、戦闘終了時の音楽やポーズの仕方など、
どうみてもFF7を意識したとしか思えないつくりになっている。
しかしながら意外と細かく作られており、主人公の能力によって変化するパラメーター、
部活ごとに異なる必殺技、一部の敵には弱点となる属性が設定されているなど、
意識していないと返り討ちにされてしまいかねないので注意が必要である。
また、番長の妹を攻略しようとすると必然的に戦闘が多くなってしまうので、
きちんとした対策がほしいところである。

☆関連語☆
ATB ファイナルファンタジー7


●ぽけもんかーどじーびーしりーず【ポケモンカードGBシリーズ】
一時期ブームとなったポケモンカードをゲーム化。ゲームボーイで発売されていたシリーズ。
現在、無印と2の2作が発売されている。
基本的に初期ポケモンカードのルールで、手軽かつ、テンポ良く
ポケモンカードを楽しめるため、一部では今だにプレイしている者もいる。
無印はスターターセット、第一弾拡張パック、ポケモンジャングル、化石の秘密、GBオリジナルのカードを収録。
2は上記のシリーズに加え、ロケット団(悪いポケモン)、拡張シート等、
約400種類のカードが収録されており、やり応えがある為、中々評価は高い。
だが一方で、GBオリジナルカードのサンダーが強すぎる、エネルギーリムーブが強すぎる、
赤外線通信をしないと手に入らないカードがあるのは如何なものか、といった批判もある。
だが、今ではワンコインでお釣りが来る価格で売られているので、90年代後期を懐かしんでプレイしてみるのも良いだろう。


●ゆうしゃのくせになまいきだ。【勇者のくせになまいきだ。】
2007年12月6日にSCEより発売されたゲーム。開発はアクワイア。

このゲームは、地下のダンジョンを発展させて、
モンスターを生み出してダンジョンを荒らしにくる勇者を撃退するゲームで、
ジャンル的にはRPGではない。
しかし、タイトルが示すとおり、非常に幅広いRPGからネタを引っ張ってきている。
FF、DQはもちろん、ポケモンやウルティマ、メガテン
マイナーどころではwarcraft3や、ザ・ブラックオニキス等
オールドゲーマーもびっくりな勇者が攻め込んでくる。
また、戦った勇者、生み出したモンスターは図鑑に登録されて、鑑賞が出来る。
この図鑑自体も非常にネタが満載で、RPG好きには爆笑できる。
また、意外と高い難易度もレトロゲームを彷彿させる。

一例
ステージ名 ぼくに このてを よごせというのか
勇者の肩書き きりのさんぽしゃ クチヒゲ
勇者が使う魔法 ベマホ、バキャルコ、バイキルス
勇者の台詞 FRESH MEEEEAT!!



●るーんふぁくとりー-しんぼくじょうものがたり【ルーンファクトリー 新牧場物語】
シュミレーションで有名な牧場物語の異色作。
RPG要素を含んだ牧場物語。…と、いうよりは、
牧場での仕事もできるRPGというのが正しい気もする。

ストーリーとしては、記憶喪失の少年が畑仕事をしながら、
洞窟に出向き、いろいろなことを知っていくというもの。

ゲームバランスはやや低め(理由は後ほど)といったところ。
ただ、中盤に冬にならないと入れない洞窟がある為、
それまでの間、寝まくった人が多いかと思われる。
牧場物語ならではの謎解きもあったりして、
RPGの方としては、異色作にしては及第点といったところ。

しかし、牧場物語としては不満が多かったりもする。
不満点を挙げると以下の通り、


・住民とのイベントがほとんどない(それなのに、異様に上昇しやすい)
・牧場物語なのに、牧場の畑は序盤から存在意義がほとんどゼロ


まぁ、今回もバグが多い(牧場物語シリーズはバグが結構多い。)のだが、
それが難易度を下げてたりするのであったりする。 それが分かりやすいのバグは以下の通り、

・序盤(中盤よりかも?)なのに、異様な額で出荷できる鉱石が出る所がある(金稼ぎが楽すぎる)。
・狼型モンスターに乗っていると、本来は入れない洞窟にも入れる(イベント短縮可能)。
・農具の改造失敗で、異常に上がる錬金レベル(強力な武器が楽に自作可能)。


ちなみに、次回作が発表されていたりするが、タイトルに「牧場物語」の部分が無くなっていたりする。
やはり、牧場仕事もできるRPGと考えるがよさそうだ。


▼RPG以外のゲームのRPGネタ

●あーるぴーじーふうせんとう【RPG風戦闘】
主にアクションゲームでみられる戦闘演出。
ドラクエをはじめとするRPGの戦闘のパロディで、「○○の攻撃!」等の
RPGのお約束とも言えるメッセージが表示される事が共通点であり、
作品によってターン制のように敵と味方の攻撃できるタイミングが分かれている、
完全にターン制コマンド選択式、単なるイベントであったりと細かい所は異なる。

大抵は難易度が低いので息抜きにもなり、RPG好きとしては嬉しい演出である。


☆使用例☆
A「おい、このゲーム、アクションだったのが
 いきなり_がはじまったぞ!」
B「その前に恋愛シミュレーションになってただろ。」


●あだるとげーむ-の-あーるぴーじー【アダルトゲームのRPG】
1)18歳以上が対象のゲーム(主にPC)からコンシューマーに移植されたRPG。
「うたわれるもの」のようにおまけ程度のものもあれば、
「永遠のアセリア」のように本気でRPGを作ろうとした作品もある。

2)聞く人が聞くとどうみても狙っている、
あるいは拡大解釈すればそう取れなくもない的な台詞ないしCGがあるRPG。
最近の作品としては「アルトネリコ」や「シャイニングティアーズ」など。
昨今CEROが厳しくなっているが、それを風刺するために作ったのか、
はたまた「気がついたらできちゃってました」なのか、それともプレイヤーのただの妄想なのか。
神ならぬ製作者のみぞ知る、といったところだろうか・・・


●がでぃあくえすと【ガディアクエスト】
『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』に収録されているRPG。副題は「異界の王の宴」。
初期のドラクエなどを元ネタとしており、始まり方が唐突だったり名前に平仮名しか使えなかったりする。
あくまで昔「風」なだけで実際に作られたのは現代なので、どこでもセーブが可能だったりシステム周りは良好。
「○○の守護者」という名前の特定の敵を「ガディア」という仲間に加えるという、女神転生の様なシステムが特徴。
ストーリー展開は王道ながらやや捻った部分もあり、ファミコン時代の気分に浸ることが出来るだろう。
ただ、ダンジョン数が少ない分一つ一つが長く、少々ダレる部分もある。

また、当初は86年9月発売予定と(ゲーム内の)雑誌などで告知されていたのだが、延期を繰り返し結局発売されたのは87年9月11日。
そんなところまでドラクエリスペクト。

なお、続編の『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』ではシリーズ 第 3 作 『ガディアクエストサーガ』を
プレイすることが出来る。
「光」と「闇」の2バージョンが同時発売(もちろんあくまでゲーム内世界で)されるなど、
今度はポケモン的な要素も含む。
完結編のラストでいきなりSF化するなど、そういうところも昔のRPGっぽい……かもしれない。
第2作に関しては現実のプレイヤーはどう頑張ってもプレイできないので、想像で補うしかない。
有野少年、「好きな子おるん?」とか言ってないでちょっとは教えてくれもいいじゃない


●くっしせん【窟子仙】
ポケモンとほぼ同時期(二週間違い)で世に出た黄色いマスコットネズミ。
悲しいかな、その存在は登場ゲーム同様あまり知られていない。

☆関連語☆
カオスシード、ネバーランドカンパニー


●けいびいんのばいと【警備員のバイト】
ゼロヨンチャンプRRのミニゲームにして本編。
ゼロヨンチャンプはその名のとおりゼロヨン(400m直線レース)のレーシングゲームだが、
なにせ400mなのでレース自体はプレイヤースキルよりもマシン性能によるところが大きい。
そのためゲーム中、主人公はマシンのチューンナップとそのための金稼ぎ(ミニゲーム)にひた走ることになる。

警備員のバイトはそんなミニゲームのひとつで、ダンジョン踏破型のRPG仕立てになっている。

警備員としてビル(ダンジョン)内を巡回し、倒した敵や踏破した階数に応じてバイト料がもらえるシステム。
中盤以降は1回で100万円以上稼ぐことも可能である。
敵は最初のうちこそチンピラなど普通の人間が相手だが、
途中から段々とおかしくなりゾンビだの食肉植物に襲われ、最後は魔人や魔王まで現れる。
また、仲間が出来たりいつの間にか魔法が使えるようになったり宝箱を開けたり、やりたい放題である。

ビルの中で普通に化け物が出てくるなんて、ここはアンブレラ社か何かか。
警備員本人がビルのお金(宝箱)を勝手に持っていくのはどうなんだろうか。
たった一日で数百万稼ぎ出し、それをすべて車につぎ込む主人公を両親や税務署はどう思っているのか・・・
バイトである以上、警備会社は主人公に支払うバイト代以上の収益を得ているはずだがその辺も謎。

などなど突っ込みどころが多すぎる怪しい存在である。
少なくとも我々の知る警備員の概念とはかけ離れている。舞台は一応90年代の日本のはずなのだが・・・

ゼロヨンチャンプシリーズは毎回何かしらの形でRPGが登場するが、
RRの警備員のバイトはRPGとしての出来が(設定の滅茶苦茶さは置いておいて)歴代の中でも最も評価が高い。
戦闘の難易度が高め、隠しダンジョンがある、レベルも100以上まで上がるなど
やりこみマニアを燃え立たせる要素が多くあり、それでなくても効率よく金稼ぎが出来ることから
ほとんどのプレイヤーは車に触っている時間の10倍以上を警備員のバイトに費やすことになる。
もうお前勇者に転職しちゃえよ。


●じげんせんとうき【次元戦闘機】
アイレムが発売しているパチパラシリーズ内のギャンブラーRPGに登場する乗り物。
移動手段として使え、星間物質からエネルギーを集束射出する波動砲を装備している大型車両。
イベントで主人公の同級生である小川桜子が開発してくれる。元ネタは同社が発売しているSTGの自機。
戦闘機とはいっても車輪で地上を走行するタイプであり、ちゃんと車検は通ってるものと思われる。
一般向けに納入した次元戦闘機によってトラブルが起きた際に、
夜店のおっちゃんより反重力エンジンをもらい新たな次元戦闘機を開発することになるが……
この新型機、前輪を収納して完全に地面から浮いてしまう。
免許更新したばかりの主人公だが免停は免れないだろう。

同社が発売しているRPG「なりそこない英雄譚」にも登場しており、
馬車の役目を担い、敵とエンカウントした時に開幕援護攻撃してくれる。
問題はこれら一連の騒動よりもオーバーテクノロジーを平然と扱う登場人物達だろう。
作品の世界観とは当然浮いている。(前者は現代、後者はファンタジー)


●しず【シズ】
韓国グラビティ社が発売したアークトゥルス(日本語版はファルコムが担当)の主人公。

いわゆるショタ系(男の娘でもOK)キャラであり非常に内気で華奢で可愛い容姿をしており、
作中何度も美少女扱いされてしまい複数の男性からモーションやお持ち帰りされたりする。
中でもストーリー中盤で同性愛者の少女が主人公を助けた理由が「美少女だったから」とまで言われる始末。
もちろんゲーム上のイラストも全キャラ中一番「可愛く」描かれている。
実際男性ユーザーから非常に人気があり、主人公に萌えたユーザーは数多い。

物語中盤で「絶対善のシズ」と「絶対悪のシズ」とに分裂してしまい、以降は「絶対悪のシズ」を操作する事になる。
この「絶対悪のシズ」は全身に刺青が施され、表情も凶悪になり、口調もぶっきらぼう、性格も攻撃的とそれまでのシズからは完全に別人にであるが
すでに身も心もシズに萌えていたユーザーにしてみれば「これはこれでありシズキュンかわいいよシズキュン」と
さらに救いようのない世界に突き進むというオチになっている。

・・・だが悲劇は起こった。
なんとEDで上記に記載していた同性愛者の少女と共に生きる為に
主人公は女性へと性転換(正確にはニュアンスが異なるが)というRPG史上例を見ない驚愕の展開となってしまう。
もちろんそれまで可愛いい可愛いショタ(男の娘)であるシズキュンに萌えていたユーザーを絶望のどん底に突き落とす結果となってしまった。

ホント この世は地獄だぜ! フゥハハハーハァー


●せんきょ【選挙】
ロングランボードゲームソフト「桃太郎電鉄」シリーズに登場したイベント。
電鉄会社社長である主人公はある程度ゲームを進めることで選挙に出馬できるが、
その際に下準備として、「100のポイントをHP、攻撃、守備、素早さに振り分ける」という
RPGキャラメイク風のパラメータ振り分けをしなければならない。
理由は社長秘書曰く「選挙とは候補者同士の戦い、まさにRPGである」とのことであり、
同じく出馬しパラメータを振り分けた三人の候補者とともに、
選挙という名のターン制バトルロイヤルを繰り広げることになるのである。
特筆すべきは「スーパー桃太郎電鉄2」にて、ランダム候補者として立ちはだかる「おざわあ」。
元ネタであろう某政治家の権力に配慮してか、他の候補者が100ポイント所持であるのに対し
「おざわあ」は150ポイントを所持しており、登場した場合は苦戦を強いられることになる。

上記「おざわあ」の存在他、RPGを謳いつつも運の要素が強く、
イベント自体スルーした方が無難であることから、桃鉄ファンにも印象は薄いものと思われる。
パラメータが増える裏技等もあるらしいのだが……


●だんじょんず-あんど-たかふみず【DUNGEONES&TAKAFUMIS】
PCゲームブランドである、Keyより発売された「智代アフター」
そのPS2移植版「智代アフター CS Edition」に収録されているSRPG。
本編中で、特定の条件を満たした場合にプレイできるおまけであるが、
結構なボリュームがあり大抵の場合本編よりもプレイ時間が長くなるなど、やたらに充実したおまけである。
「鷹文」達が繁栄する時代、すべての鷹文達の元である054番が突如失踪。
やがて獣人の巣食う地下迷宮の最深部にいる事がわかり、
朋也、智代、河南子の3人の戦士と迷宮の上に建つ城の主であるともの4人で、
何人もの鷹文達と協力し、全50階の迷宮を突破して054番を連れ戻しに行く…というストーリー。
システムは、戦闘開始前に4人の行動を入力しておき、戦闘開始後、
入力された行動に従って戦闘するという、先行入力型。
泣きゲーで有名なKeyらしく、最後は涙を誘うシナリオとなっている。
ちなみに、PS2版は操作性がかなり改悪された。


●ぱちぷろふううんろく【パチプロ風雲録】

アイレムが発売しているパチパラシリーズに収録されているギャンブラーRPGシリーズ。
プレイヤーの分身である主人公がパチプロとして数々の修羅場を勝ち抜いていくのが目標。
しかし、そこは選択自由度の高さとネタの黒さに定評のあるアイレム、基本的にはやりたい放題やれる。
ガチホモにはしろうとガチ百合になろうと、ドSになって弱者を踏みつけて高笑いしようと、
ドMになって誰かの下僕になろうと、何をなそうがプレイヤーの自由である。
メインシナリオはあるがメタルマックスシリーズのようにクリアするかどうかもプレイヤーの気分しだい。
1周目はまともにクリアし基本シナリオを確認したら、2周目からドス黒い本性を表すプレイヤーが後を絶たない。


●ふぇい・てぇんはーと・おぶ・でぃーう゛ぁ【フェイ・イェンHD】
月刊ニュータイプ2011年2月号掲載のイラストを初出とするバーチャロイド
(バーチャロンシリーズに登場する兵器の総称。要するにモビルスーツみたいなもの)。
緑色の長いツインテールに銀色のボディからも解るとおり初音ミクのデザインが取り入れられている、
バーチャロイドの中でも一際異質な機体である。
ゲームでのコラボを経由し立体化もされているので知名度は意外と高い。

バーチャロンはアクションゲームである上イラストだけとなると
流石にRPGとは無関係と思われるがそうではない。
この機体、スパロボ最新作である「スーパーロボット大戦UX」への参戦が決まっているだ。
過去幾度となく予想を上回る参戦作品に耐性が付いてきたスパロボユーザーも
これには流石に動揺を隠せず、OG外伝の台詞を引用し
「前言撤回!驚きました」とのたまう者が後を絶たない。


●まーく・はんたー【マーク・ハンター】
黄金色のスーツを纏った姿のヒーロー。
しかしヒーローと呼んでいいかは怪しく、「薄汚い金目当てのハンター」を自称しており、
その言葉通り金のためならどんな汚い仕事も引き受け、
さらには二重契約や裏切り行為なども平然と行う男。
初出はコンパチヒーローシリーズのRPG「ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦」のオリジナルキャラとして登場。
その後「無限のフロンティアEXCEED」に電撃参戦を果たした。

それゆえガイアセイバー時代からゲーム内の登場人物、
プレイヤーどちらからも評判は決して芳しくはないようだ。
無限のフロンティアでも「賞金がかかっている敵を狙いに行ったと思ったらその敵にさらに高い金を出すからと言われ
ホイホイ雇われた挙句主人公一行に立ちはだかる」、「敵の組織に潜入させたら案の定向こうでさらに
契約を交わし主人公一行に立ちはだかる」など嫌われない方がどうかしているレベルの行動をする。
マークハンターを知っている者からは「予想を裏切らない裏切り」と言われる始末。

しかし実力そのものは高いらしく、敵を作りまくっていながらそれでも平然と生き抜いているある意味凄い人物。
実際ゲーム中でも敵として立ちはだかる時にはそこそこ苦戦する相手であり、味方に加わるとかなり強力な
支援攻撃をぶっぱなしてくれるので、普通に使える。

また、裏切り方がある意味突き抜けており、
「敵として倒して引導を渡そうと思ったら敵に雇われた分は働いたと言って
前述の敵の組織をさらに裏切って潜入の報告に戻る」といった離れ業も披露している。
(条件を満たすとさらに仲間にもなる)
その節操の無さは主人公一行からは怒りを通り越して呆れさせられていた。
しかしネタキャラと割り切る分にはギリギリ憎めないキャラと言えなくもなく、一部の人にはそこそこ愛されている模様。
それがマークハンターという男さ・・・。

☆関連語☆
ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ


●ゆかいなだんじょん【愉快なダンジョン】
ToHeart2ダンジョントラベラーズにおけるイベントの一つ。
ダンジョンの各階層ごとに発生する連続イベントであり、
戦士ペンギンのペギーと魔法使いクマのベアードのコンビがコントのような掛け合いをしながら
ゲームのテクニックについて教えてくれるチュートリアルイベントである。
が、ゲーム中盤を過ぎるといい加減教えるテクニックもなくなったのか
チュートリアル要素が無くなり、完全にコントと化してしまう。

本編よりも愉快なダンジョンの続きが見たいから先に進むというプレイヤーも少なくないとか。



▼パワプロクンポケットシリーズ

●ぱわぷろくんぽけっとしりーず【パワプロクンポケットシリーズ】
コナミの野球ゲーム「実況パワフルプロ野球(以下パワプロ)」シリーズの分家的作品シリーズ。
発売機種がGB・GBA・DSと全て任天堂の携帯ゲーム機から登場。略称はパワポケ。
パワプロに搭載されているモードの一つ「サクセス(選手育成)」を独立させ、携帯機で野球も遊べる、
といった形で1999年4月1日に初代パワポケが発売。以後シリーズは続き、現在に至る。
無茶苦茶なシチュエーションに個性豊か過ぎる登場人物が織り成す、
危ないブラックジョークと笑えるネタが飛び交い、どこかダークでシュールなシナリオを持つ、
本家パワプロとはひと味もふた味も違う、「パワポケ」独特の雰囲気のサクセスモードがウリ。
もちろん野球部分も新作が出るたびに、3D化するなど徐々にパワーアップ。
シビアなイベントを乗り越え、強い選手目指して育成するのが楽しい。
…でもこれ野球ゲームだよね?何でRPG大辞典に書くのか。
それはパワプロクンポケットシリーズに搭載されているもう一つのサクセス。
「裏サクセス」の存在があるからである。

☆関連語☆
裏サクセス

☆このゲームの固有項目☆
【裏サクセス】
【パワプロクンポケット4】
【パワプロクンポケット7 大正冒険譚】
【パワポケダッシュ 地獄ダンジョン】


●ぱわぷろくん-ぽけっと-ふぉー【パワプロクンポケット4】
パワプロシリーズのGB版、パワポケの4作目。
もちろん野球ゲームなのだが、おまけサクセスにRPG風ファンタジー編というものがある。
これは勇者である主人公(野球帽にユニフォーム姿)が『野球人形』を完成させるため旅をするというストーリー。
北朝鮮やブッシュ大統領をもネタにするパワポケスタッフが作っただけあって、部下を粛清しすぎて人手不足に陥る魔王が登場したりする。
RPGとしての難易度はクリアするだけなら大したことはないが、能力の高い野球人形を作ろうとするとそれなりである。

☆このゲームの固有項目☆
【魔王(パワプロクンポケット) 】*


●ぱわぷろくんぽけっと7 たいしょうぼうけんたん【パワプロクンポケット7 大正冒険譚】
育成ADVパワプロクンポケットの七作目。 裏モードがRPGとなっている。
表は野球部分のダメダメさとエロゲ臭さを加速させた怪作だが、裏モードは申し分ないクオリティである。

舞台は大正12年。
概要は莫大な借金を抱えた私立探偵である主人公が、
借金を返済するためにコンテストの賞金目当てに野球人形と言う機械人形を作り上げる。
その過程で我威亜党(がいあとう)という世界政府を目指す秘密結社との戦いに巻き込まれていくストーリー。
最終的なボスはシリーズファンならおなじみの亀田。
大正時代というだけあって当時の社会運動や日本軍部の腐敗、第一次大戦の戦後の状況などもネタになっている。
武器も実在の銃器がモデルとなっており、元ネタを知っていればニヤリとできるネタも少なくない。
また、歴代シリーズの登場キャラが登場し仲間になるが、職業がバラエティに富んでいる。
(陸軍軍人、海兵、貴族、芸者、士族、貧乏な狩人、元スパイ、忍者の末裔の新聞記者etc)
ワンプレイの時間はRPGとしては短いが、パワプロのサクセスと言う点では長いのがネック。
ちなみにバグをうまく使えば野球漫画のような
松坂並みの速球に針の穴を通すコントロールを持ち無尽蔵のスタミナを持ち
イチローのような身体能力に松井秀樹を越えるパワーを持つ怪物選手を作成することが可能である。

独特の世界観と豊富なパロディで、シンプルながらバランスがよく楽しめるが、
本来の野球ゲームとしての面はかなり破綻しており、本末転倒という感がある。


●ぱわぽけだっしゅ じごくだんじょん【パワポケダッシュ 地獄ダンジョン】
野球の試合がカード野球だったり、目的が小学生の全国野球大会優勝だったりする
小学生中学年〜高学年を対象に発売されたパワポケダッシュだが、
相変わらず本編の野球部分とは関係の無い、裏サクセスは収録されている。
今回は主人公が死んだ親父を助けるために、地獄のダンジョンをさまようわけだが、
ゲーム画面を見ると「不思議のダンジョン」風である。
しかしシステム結構異なっている。(移動方向が上下左右のみ、武器防具が耐久値をもつなど) でもちゃんとダンジョンは自動生成されて罠や店もあるし、
仕組みは違えど満腹度や祝福・呪いのアイテムがあったり、
レベルアップで野球の能力を上げ、モンスターの落とした肉で特殊能力を付けるなど、
相変わらず凝っている。
ゲーム自体は「15000ターンで地下25階へ向かう」というルールで、
他のサクセスと同じようにレベルを引き継いでやり直しが5回まで出来るので、
「不思議のダンジョン」と比べてみるとやや易しめである。


●ぱわぷろくんぽけっと-ないん-すぺーすきゃぷてんへん【パワプロクンポケット9 スペースキャプテン編】
野球バラエティゲーム・パワプロクンポケットシリーズの第9作。
今作も例の如く裏サクセスがRPGモードである。

舞台は人類が宇宙に進出してから数世紀が経過し、
人類が多くの星を開拓し、惑星ごとに国家を形成している架空の銀河系。
圧倒的な軍事力で銀河の大半を支配する宇宙連邦に対し、
宇宙ステーション「ルナリング」のスペースキャプテンである主人公が
立ち向かっていくというのがおおまかなストーリー。
主人公は祖国のルナリングを救うために宇宙ワクチンを手に入れるべく、
多くの星を巡り、交易・冒険をすることになる。
今作では従来通りのRPG戦闘の他にも、宇宙空間での3Dシューティング戦闘も用意されている。
裏サクセスの世界観の壮大さはシリーズ最高スケールであり、
イベントの豊富さもシリーズ最高クラスである。
スペースオペラ風世界観であるためか、スターウォーズやスタートレックの影響が強く出ている。
また、古今東西の様々なSF作品のパロディがストーリーや世界観の随所に散りばめられている。
主人公が訪れる星はどれも個性的な特徴を持っており、
星の一つ一つに専用のエピソードが用意されている。
全体的に重く、暗いエピソードが多く、後味が悪かったり、救いようの無いエピソードも少なくない。
だが、最終決戦の熱さはシリーズ随一でもある。
また、劇中に野球が意外な形で登場する。
物語の黒幕は、例によって例の如くシリーズを通しての
悪の元凶として君臨するカメダである(ただし、真のラスボスは別に存在する)。

ゲームとしては星の配置などのランダム性が大きく、作業ゲー化してしまうことも多いのが難点。
「ワームホール理論」という裏技を駆使することにより、オールMAXの能力値を誇る選手を作成するのも夢ではない。

また、今作は野球ゲームとしての完成度もなかなか高い。


●あれ【あれ】
パワプロクンポケット11の裏サクセスハタ人間編2章の隠しボス。
地下100階まで続くダンジョンの一番奥にいる。
敵の宇宙人いわく「地球人を支配する偉大な存在。人類を支配する子供の神」
らしいのだがその姿はどうみても世界で一番有名な夢の国に住んでいるネズミの姿をしている。
さらに必殺技はエレクトリカルビームといろいろあぶない。
そしてそいつを倒したあと仲間が「あいつらが作ったのが電気ネズミの方じゃなくてよかった」や
「あれはパチモンでにせものでオマージュでやんす」などいろいろ著作権的にあぶないことをいっている。


●うらさくせす【裏サクセス】
野球ゲームのパワプロクンポケットシリーズ(以下パワポケ)に搭載されている選手育成モード。
正式に登場したのはパワポケ4から。(それ以前にも戦争編とか地雷ゲームがあったが)
最初にプレイできる「表サクセス」よりもブッ飛んでいる世界観とシナリオを持ち、
多くのシナリオで「 野 球 を し て い な い 」選手育成モードである。以下紹介。
「パワポケ4 RPGファンタジー編」…なぜかドラクエタイプのRPGで選手作成。
「パワポケ5 忍者戦国編」…シミュレーションの要素が強いRPG、しかもシナリオ3本立て。
「パワポケ7 大正冒険奇譚編」…依頼を受け解決することでシナリオを進めるRPG。
「パワポケ9 スペースキャプテン編」…惑星間交易を行いつつ、シューティング戦闘もあるRPG。
「パワポケダッシュ 地獄ダンジョン編」…劣化不思議のダンジョン。
いずれも共通して難度が高いが、うまくいけば強力な選手を育成できる。

☆関連語☆
パワプロクンポケット4
パワプロクンポケット7 大正冒険譚
パワポケダッシュ 地獄ダンジョン


●かいきはたにんげんへん【怪奇ハタ人間編】
パワプロクンポケット11で登場する、RPG風の裏サクセス。
ストーリーは、パライソタウンと呼ばれる人工島で突如ハタを刺した人間が出没し、
謎を探るべく主人公が仲間を集めつつ宇宙人に立ち向かう…と言う物。
紙のハタと言う事で水が有効らしく、水鉄砲での攻撃が主体となっている。

モンスターにハタ人間がいるのを除けば至って普通のRPGではあるが、
合成毎に性能が変ったりと疑った点が幾つかあったりする。
シナリオは十日間とRPGとしては短いが、仲間のアルバム集めは結構時間が掛かる。
また、宇宙人基地破壊ルートはかなり高難度らしい。

エンカウントシンボルのゴキブリはトラウマ物です…


●かめだ【カメダ】
パワプロクンポケットシリーズの裏サクセスモードに、
2の『戦争編』、6の『しあわせ島編』、9の『少森寺編』を除きシリーズを通して登場するキャラ。
登場する全ての裏サクセスにおいて、物語の悪の元凶を担う。

表サクセスモードに登場するキャラクター、亀田光夫の裏サクセスバージョンであるが、
性格は表サクセスの亀田とは大違いで(と言い切れないかもしれないが・・・)、非常に傲慢で卑劣で残忍であり、狡猾で冷酷非情。
たびたび作中における悪の権力を掌握し、有能な手駒を思いのままに操るカリスマ性も併せ持つ。
自分自身には心底自惚れる極度のナルシストでもあり、逆に自分以外の生命全てを「ゴミクズ」同然であると見下し、
権力を濫用しての非道な振る舞いは当たり前、作品によっては宇宙規模の大量虐殺もためらわない。
さらに次元転移装置を所有したことで、彼の魔の手は並行世界へも拡がりを見せる。

一方マニア気質は表サクセスの亀田と変わり無く、毎回有名SF作品のコスプレ衣装を身にまとい、
人型機動兵器「ガンダーロボ(こちらも毎回マイナーチェンジする)」を駆って主人公の前に立ちはだかる。

その性質上ラスボスとしての出番が多いが、近年では真のラスボスの前座になることが多く、
最近はプレイヤーからもかませ犬扱いされることも少なくない。
とは言え毎回悪逆の限りを尽くしておきながら、絶対に死亡せずに生き延び、
7作以上も常に悪の元凶として君臨し続けるという、RPGゲームでもかなり稀有な悪役キャラクターともいえる。

☆関連語☆
裏サクセス 悪役 虐殺


●さいこうのようへい【最高の傭兵】
パワプロクンポケット12裏
秘密結社編に出てくる謎の称号
意味は「強さ」よりも「信用」を重視した
傭兵達の故郷ビスランドをたたえる称号である
(この世界の傭兵達は平気で信用を損なう行動をとるが
 ビスランドの傭兵は故郷の安全と引換なので
 卑劣な真似をしない・・・らしい。)

そしてこの称号の真の意味を知る者はあまりに少ないと言われている
「僕は・・・の人形じゃない、「最高の聖騎士」の・・・息子だ。」
コナミ製ギャルゲーの端くれがひとつ「みつめてナイト」にこんな会話がある。
「最高の傭兵」は「最高の聖騎士」の意味を補完するために生まれた言葉なのだ
そこまで「立派な父親」を持っているなら
「「隣の家に住んでいるラスボス」を「攻略してから出直して来い」」
奴は「隣の家」が「王家」と言えるくらいの「名家の三男」だったはずなのに
全く、誰に似たんだか。


●まおう【魔王(パワプロクンポケット)】
パワポケ4の裏サクセス、RPG風ファンタジー編に登場する魔王。
『ちょっとしたミスでも部下を粛清する』というRPGの魔王には珍しくもない行為を繰り返した結果、
魔王自ら庭の草むしりをしなければならないほどの深刻な人材不足に陥る破目になっている。
その反省からか温厚な魔王らしくない性格で、こちらから挑まない限り普通に会話が可能で、
選択肢によっては愚痴に付き合ってくれた礼にとアイテムまでくれる。
また前述したように人材不足のため、主人公の仲間を魔王城に就職させるように頼んでくるイベントもある。
しかし実力は魔王の名に恥じない凄まじさで、倒そうとすると戦闘にすらならず問答無用でゲームオーバーに。
魔王と言えば倒すものだと思い挑んだプレイヤーを発狂させた。



▼魔法陣グルグル


●ざむでぃん【ザムディン】
最強魔法。主にハッタリに重宝される。

☆使用例☆
「な、なんだ__というのは?」
「知らんのか、オレのじーさんの名だ!」

☆関連語☆
魔法陣グルグル


●ばど【バド】
漫画、魔法陣グルグルの主人公の父親。
若い頃は勇者にあこがれていたが、肝心の魔王がいなかったために勇者になれなかった。
そんな熱い思いは今でも健在で、妻のレナとともに主人公ニケを勇者にしようと
日々嫌がる息子を追い回したり罠を仕掛けたり毒を盛ったりと勇者修行を強要していた。

作中で登場したことは少ないが、そんな熱意は強烈なインパクトを残し、
「RPGにおいて理想的な主人公の父親とは?」という話題において
しばしば引き合いに出される。

ずっと勇者にあこがれ続け、息子にまでそれを強要するほどの熱意、
その情熱は以下のセリフに集約されている。

「わしはな… 若い頃勇者になるつもりだった… 修行もした…
だが肝心の魔王がいなかったのだ 今の世は魔王がいる  幸せだー!!」

☆関連語☆
魔法陣グルグル


●まほうじんぐるぐる【魔法陣グルグル】
1) 月刊少年ガンガンで連載していたマンガ。衛藤ヒロユキ作。
RPGをやった事があるプレイヤーが疑問に思う箇所をギャグにし人気を呼んだ。
同じ言葉しか喋らない城下町の人間への突っ込み、
勝手に他人の家に上がりこみ物を物色して住民に突っ込まれる
でかい宝箱に少量の金貨しか入っていないことへの突込みなど
プレイヤーが「ちょっとそれ変じゃね?」と思われるところを余すところなく書き出してくれた。
後期に入ってからは、その様な演出もなくなってしまい少々残念だが
それでも良質のファンタジー漫画であることには違いない。
RPGファンなら手にとってみてもいいかもしれない。
またTVアニメ、劇場アニメにもなったが、こちらも「勇者は こんらんしている」などの
DQ式メッセージウィンドウが出てくるなど凝ったギャグが多かった。

うちのおかんが、暇つぶしに読んで「ククリちゃん(魔法使い)ばっかりがんばって
肝心のニケ君(勇者)がさぼってばっかりだがね。」と言っていたが、つまりはそーゆーゆるい漫画である。

2) (1)を原作としたRPG。
SFCで2作、GBCで1作でている。GB版も存在するがこれはミニゲーム集なのでこことは関係ない。
GB版はタカラ社、ほかはすべて旧エニックスから発売された。
魔王ギリを倒すというマンガでの目的はいちおー忘れていないらしいが
ギリのギの字も登場せず、オリジナルの展開で進む。少しシュールでゆるいギャグは健在。

原作ではククリが円を基本とした魔法陣を描くことで魔法が発動するが、
ゲームでもさまざまな図形ををプレイヤーの手で組み合わせて魔法陣を作ることができる。
原作がストーリーのみではなくゲームシステムそのものに生かされた例。
他にも、魔法陣をトラップとして配置できたり作戦によってエンカウント率が変わったりと
色々工夫のある良作。

にしてもSFC版2作品ともククリ用「エッチな下着」が存在するあたりはさすがエニックスといったところ。

☆このゲームの固有項目☆
【魔法陣グルグル 勇者とククリの大冒険】


●まほうじんぐるぐる-ゆうしゃとくくりのだいぼうけん【魔法陣グルグル 勇者とククリの大冒険】
エニックスが出した魔法陣グルグルシリーズ・・・とは何のつながりもない、タカラが出したGBソフト。
原作初期のノコギリ山の冒険辺りまでを舞台にしている。コミックスで言えば1巻まで。
原作は3〜4巻あたりから絵柄の変化とともにファンタジー比重が増加してシュールさは薄れてしまったが、
このゲームは初期限定のシュールなギャグを味わうことができる貴重な作品。
主人公にニケとククリのどちらかを選べる。展開は異なるが、大まかなストーリーは一緒。
移動してイベントを起こし、ミニゲームで敵と対戦して進んでいく。難易度はそんなに高くない。
ミニゲームだけを個別に遊ぶ事もできるが、二人対戦はないので一人での暇つぶし用。
キャラクターの成長やお金などの概念はなく、RPGと呼んでいいのかどうかも怪しいが
パッケージに「RPG」っておもいっきり書いてあるからRPGなんでしょう・・・多分。



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