ロマンシングサガシリーズ

▼このページではロマンシングサガシリーズの項目を収録しています。


▼ロマンシングサガ(ミンサガ含む)

【愛がアップ!】
【アイスソード (サガ)】
【アニメート】
【イフリート (サガ)】
【俺たちゃ海賊】
【ガラハゲ】
【ガラハド】
【キャプテンキャプテンホーク】
【狂人剣】
【金 (サガ)】
【コロコロムシ】
【サルーイン】
【三地点制覇】
【シェリル】
【時間経過ポイント】
【真猿】
【せきかをとく】
【ダーク (サガ)】
【ツフ】
【デス(サガ)】
【殿下】
【な なにをする きさまらー!】
【熱情の律動】
【ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!】
【パニック】*
【バルハルマラソン】
【吹雪 (サガ)】
【マリーン】
【ミニオン】
【ラファエル】
【レフトハンドソード】
【ロマンシングサガ】
【ロマンシングサガ-ミンストレルソング】

▼ロマンシングサガ2

【アバロンのダニ】
【蟻だー!】
【インペリアルクロス】
【オアイーブ】
【オートクレール】
【活人キャンセル】
【クイックタイム】
【クジンシー】
【皇帝 (サガ)】
【皇帝陛下の御出陣!】
【コウメイ】
【子供と子ムー】
【ゴブリンの穴】
【最強の帽子】
【ザ・ドラゴン】
【七英雄】
【10クラウン・千羽ヅル】
【10万クラウン】
【触手 (サガ)】
【スービエ】
【ゼラチナスマター】
【線斬り】
【先帝の無念を晴らす!】
【ソウルスティール】
【テンプテーション】
【ダンタ−グ】
【南下政策】
【逃さん……お前だけは】
【ノエル】
【パリイ】
【ベア】
【ヘンリー】
【ボクオーン】
【冥の術法】
【ラピッドストリーム】
【ルドン送り】
【ルドン高原】
【ロックブーケ】
【ロマンシングサ・ガ2】
【ワグナス】
【ワンダーバングル】

▼ロマンシングサガ3

【アスラ道場】
【石突き】
【一(ロマンシングサガ3)】
【いやです】
【王家の指輪】
【黄龍剣】
【お前の母ちゃんデ〜ベソ〜】
【怪傑ロビン】
【がめつさ】
【キドラントの町長】
【教授(サガ)】
【銀の手】
【グゥエイン】
【氷の剣】
【サラ・カーソン】
【詩人】
【失礼剣】
【宿泊シーン】
【少年(サガ)】
【聖王ブーツ】
【ぞう】
【そこは出口じゃありませんよ】
【タイガーブレイク】
【トーナメント】
【トーマス=ベント】
【トレード】
【にせロビン】
【ハイパーゴールドラグジュアリー フルオートマチック真ファイナル ヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーン】
【破壊するもの】
【ブルクラッシュ】
【分身技】
【分断作戦】
【ボストン】
【マスコンバット】
【ミカエル・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ】
【モニカ・アウスバッハ】
【雪だるま】
【ようせい】
【四魔貴族】
【四魔貴族バトル】
【ラドム】
【ロマンシングサ・ガ3】



▼ロマンシングサガ(ミンサガ含む)


●あい‐が‐あっぷ!【愛がアップ!】
ロマンシングサガ1において、戦闘終了時に「愛」というパラメータが上がった時に出るメッセージ。
「愛」というのは「魅力」と並んで、本来高ければ高いほど回復術の効果が上がるはず……なのだが、
実際はバグで最低ランクの回復術でも体力全快するようになっている。
つまりほとんど何の意味もないパラメータなわけだが、それでもアップするとなんとなく嬉しい。

☆使用例☆
「____、魅力がアップ!、アイアンソードがレベルアップ!」


●あいす-そーど【アイスソード(サガ)】
1)なにをする きさまらー!

2)ロマンシング サ・ガ、及びロマンシングサガ〜ミンストレルソングに出てくる氷の刀身を持った剣。
値段は大変高価で宝石3つ分の値打ちがあると言われてるが、
実は呪われた剣であり、持ってるだけで強盗に殺されてその剣を強奪されてしまう。
アルツールという町を歩いていたガラハドという戦士が犠牲に遭った。

3)分不相応なものを持つとろくな目にあわない、という例え。

4)実はゲーム中でも数々の武器を抑えて最高クラスの攻撃力を持つ両手剣であるにも関わらず、
他のRPGなら中盤辺りで手に入りそうな捻りも凄みも感じないネーミングのせいで、
ガラハド関連のイベントのネタっぷりに拍車が掛かっている。
お陰で、普通のライトゲーマーはアイスソードと聞くとあまり強そうなイメージを思い浮かべないが、
ロマンシンガーにとってはアイスソードは最強の武器であり、殺戮と畏怖の象徴である。

☆使用例☆
ねんがんの __をてにいれたぞ!
その剣はあの______だろ? あぶねえから武器屋に売っておけ。


●あにめーと【アニメート】
ロマサガ1とそのリメイクで登場する、気絶者をほぼ永久に操る術。
使用者はラスボスなど少数。
受けた後の対処法が皆無と言えるため、決まれば非常に凶悪である。
治療できない永久魅了に例えればその惨状が想像できるであろう。
旧1では使用頻度の低さと空振りの多さでいまいち地味だったが、
リメイク版では気絶者フラグを感知しているため、確実性がかなり上がっている。
ちなみに、サガシリーズのラスボスは、味方操作攻撃を使う輩が結構多い。
例えばサガフロンティア2のエッグは「リ・インカーネイト」(転生・再構成)という技を使う。
こちらの味方全体のHPを小回復するという一見意味不明な攻撃だが、
このとき戦闘不能だったキャラは魅了状態で復活するので注意。

☆関連語☆
サルーイン


●いふりーと【イフリート (サガ)】
ロマサガ1及びミンサガのイベント「テオドール乱心」に登場するボスキャラ。
騎士団領の指導者的存在であるテオドールを監禁した後、自らをテオドールになりすまし、
その軍事力を駆使して火のデスティニーストーンを手に入れようとしていた。
戦闘では開幕火の鳥で1ターン目から味方全体を壊滅に追いやり、
それ以後もコラプトスマッシュや縮退砲、火の鳥など威力の高い攻撃を多用してくる。
その上、こいつに直接攻撃をすると炎による反撃を食らってしまう。
壁ボスと言っていいくらい攻撃は苛烈だが、比較的HPは低いため、
装備や術で炎耐性をつけておけば難なく勝利できる。
なおこのイベント以外でも、ある程度戦闘をこなすと雑魚としてエンカウントする可能性があり、
この場合、一緒に登場するお供の質や量によってはボス戦時よりも遥かにキツくなる。

一方、SFC版では、炎バリアが最初からかかっていないためカウンターこそないものの、初手はほぼ火の鳥
(炎属性・全体に約600ダメージ。こいつに初めて出会う頃の味方のHPも高くて650程度。)
を放ってきて、パーティーを阿鼻叫喚の火炎地獄に引きずり落とす。
HPが低いときに出会うと、味方の素早さとほぼ同じくらいであるため、殺られる前に殺る方法が上手く出来ないことも多い。
早期にできる対策方法としては、ナイトハルト(殿下参照)からありがたく頂いたアクアマリン(炎攻撃無効化)や、
火神防御輪(炎・水攻撃無効化)を主力メンバーに装備させておくこと。それらがない場合、奥の手である
ハヤブサキャンセル(バグ技の1つ。最速で行動ができる。)を使ってトンズラしよう。
ハヤブサキャンセルができなかったら…ゲームオーバー覚悟で玉砕するしかない。

☆関連語☆
壁ボス 偽者イベント


●おれたちゃ-かいぞく【俺たちゃ海賊】
サガシリーズ最新作「ロマンシングサガ-ミンストレルソング」において、
メルビルという町が海賊に襲撃された時流れるBGM。
やけに重厚なBGMをバックに野太い声で「俺たちゃ海賊俺たちゃ海賊」と連呼する
その独特な雰囲気に魅了され、ファンとなった者は数知れず。
しまいには2chにガイドラインスレまで立ってしまう始末。

☆使用例☆
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 俺たちゃ海賊♪俺たちゃ海賊♪俺たちゃ海賊♪俺たちゃ海賊♪
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

☆参考URL☆
「おれたちゃ かいぞく」のガイドライン
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1114770596/


●がらはげ【ガラハゲ】
ロマンシングサガおよびそのリメイク作「ミンストレルソング」に登場する聖戦士。
「ねんがんのアイスソード」を「殺してでもうばいと」られることで有名なガラハドの、
ミンストレルソング版においてのあだ名。
理由は簡単、ミンストレルソング版としてリデザインを受けた際
彼の頭頂部が 見 事 に 禿 げ 上 が っ て い た ためである。

SFC版では中期以降アイスソードという
強力な武器を持っているため主人公一向に目をつけられ、選択次第ではあっさりと殺すことができる。
その悲惨さゆえにサガシリーズでは屈指のネタキャラとなっており、
ロマサガは知らなくてもガラハドのことは知っているという人も多い。
しかしミンサガではイベントの内容が改変されており、
アイスソードを力づくで奪おうとすると、戦闘となる。
能力自体はまずまずだが、最初のターンでは強烈な威力の吹雪を放ってくる。
そのため、弱い時期だと一瞬で倒され、SFC版とのギャップに驚いたユーザーも多いという。

殺さずにトマエ火山へ同行してもらうと、フレイムタイラントを見て
アイスソードを悲しげに諦める、哀愁たっぷりな姿を見ることができる。


●がらはど【ガラハド】
ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!
    ↓
「殺してでも奪う」
    ↓
な なにをする きさまらー!

ガラハドからアイスソードを奪い取った。
これからの展開が楽しみだ。(ロマンシングサガ徹底攻略編P35より)


●きゃぷてん-きゃぷてん-ほーく【キャプテンキャプテンホーク】
ロマンシングサガ1における、ネームエントリーの悲劇?
このゲームは男女合わせて八人の中から主人公を一人選ぶことができるが、
そのうちのホークというキャラクターはなぜか取り扱い説明書に
「キャプテンホーク」と名前が記されている。
そのため、ゲーム開始時にそれを名前にすると、オープニングのイベントで、
「レイディラック号の船長、キャプテンキャプテンホーク!」
というメッセージが出てしまい、非常に間抜けになってしまう。
(ちなみにサガフロンティアのT-260Gも、
タコおじさんにT260GGにされてしまうことがある)
なお、ワンダースワン版では名前を決めるときにデフォルトネームがあらかじめ
「ホーク」と入っており、この悲劇は未然に回避される模様。


●きょうじんけん【狂人剣】
ロマンシングサガ−ミンストレルソングに存在する武器「青の剣」の通称
正規の入手方法がまさに狂人仕様であり、その代表格としてこのような名がつけられた。

☆楽しい狂人の世界☆
狂人剣入手にはレベル5のお宝の地図というアイテムをを手に入れる必要があります。
1.画面上には表示されない戦闘ポイントという数値を2304ぴったりにします。
 →この時のみレベル5地図の入手が可能です。
  一度でも戦闘に勝利するともう戦闘ポイントはループしてランダムの値になります。
 →特定のイベント発生から333回戦闘する(最初の一回のみ有効)
  または1戦闘ごとに「カギ開け」で確認します。0〜256回やる必要があります。
2.2304ポイントの状態で一定以上の強さの敵を倒してレベル5地図を入手します
 →お宝の地図は敵がアイテムを落とさなかった時に1%の確率で落とします。
 (ちなみに最も適した敵でも2〜3割の確率でアイテムを落とします)
  地図がレベル5である確率は10%、さらにそれが狂人剣を入手可能である確率が30%です。
  
  以上より単純計算での当たり地図入手確率は
 (0,7〜0,8)×0,01×0,1×0,3×100=0,021〜0,024%  です。

3.発掘します。狂人剣の出る確率は 1/2430〜1/675 です。

最近では乱数調整などを利用した「地図入手パターン」が確立されてきているため、
「狂人」とまで呼ばれることは減ってきている。
しかしそれでもきちんとした研究・情報収集・事前準備・計画、そして根気が必要なため、
手に入れるのは容易なことではない。


●きん【金 (サガ)】
ロマンシング・サガの通貨。
RPGでは他にもいくらでも珍しい単位はあるのに、
なぜか厨に目をつけられて 「ネーミングセンスが感じられない」「ジュエルもあるのは変」
など意味不明ないちゃもんをつけられた。
ちなみにリメイク作品のミンストレルも同じ通貨である。

追記:ロマンシング・サガでは何故か「9999金までしかもてない」という縛りがあり、
1万以上持とうと思うとジュエル(1ジュエル=10000金)に両替しなければならなかった。
しかもその両替の方法が「店に物を売って所持金が1万を超えると自動的に両替される」というこれまたよく分からない方法であった。
このため中盤以降でダンジョンを探索しているといつの間にかカンストしていて
手に入るはずの金が無駄になって悲しい思いをすることも多々あった。
余談だがアイスソードは買おうと思うと3ジュエル。


●さるーいん【サルーイン】
いまやFFと並びスクウェアの顔となったサガシリーズのスーパーファミコン版第一弾、
「ロマンシング サ・ガ」のラスボス。通称サル。
力押しで戦うとすさまじい強さを誇るが、HPの秘密に気付けば倒すことは可能。
また石化で即死させることもできるため、「最強ラスボス論争」に挙げられることは少ない。
WSC版ではサルーインソードをほとんど使ってこないのでFF2の皇帝と同じくかなり弱体化してしまった。

☆関連語☆
石化


●さんちてん-せいは【三地点制覇】
ロマンシングサガのプレイスタイル。
三地点とはそれぞれ
・最終試練(善行値という隠しステータスが高い)
・冥府(不必要な殺人or入り口を守るフレイムタイラントを倒す)
・オールドキャッスル(上のどちらも満たしていない)
という条件で行く事のできる最終ダンジョン一つ手前のダンジョンで、
その三つ全てを攻略することを___と呼ぶ。
最終一つ手前だけあって強力な中ボスや大量のザコなどが待ち受けているので準備を怠ると死ねる。
特に最終試練はクリアまで脱出不可能という性質上ハマリやすいので注意。

行くための条件がそれぞれ他の二つを否定する形になっているが、
善行値が上下する特定のイベントを利用し、上手く調整する事で___が可能となっている。
目指す場合のキーパーソンはガラハド。彼からアイスソードを「殺してでも うばいとる」タイミングが重要。
(ころしてでもうばいとるだけあって冥府行きが確定)
ちなみにグレイはキャラクターの関係上ガラハドを殺す選択肢を出すのがが非常に難しいので初心者は選ぶべきではない。
ただ、ガラハドを殺さずともフレイムタイラントという冥府への入り口を守るボスを撃破する事で冥府へ行けはする。
ただしフレイムタイラントが結構強い上に冥府から帰ると大変愉快なことになっているが。

余談だが多くのプレイヤーが___を「オールドキャッスル⇒最終試練⇒冥府」の順番としている。
理由は最も容易なパターンである事とガラハド復活(冥府行き確定フラグ解除)によるデメリットがないためである。

リメイク版のミンストレルソングでも条件が変わってはいるが___は可能。
やはりガラハドは殺されやすい。
調整が楽になった、ガラハドが意外と強いなどの理由で殺さないパターンが増えたのが彼への救いか。
(ただしグレイでもガラハドを殺しやすくなった)
おまけに三地点で入手できる装備の大半が市販品より使いにくいために無理に行う必要は無くなった。
とはいえ何となくやってしまうプレイヤーは多いのではないだろうか。

☆関連語☆
ガラハド な なにをする きさまらー!


●しぇりる【シェリル】
ロマンシングサガおよびリメイク作品のミンストレルソングに登場するキャラクター。
各地のPUBで働く女性だが、正体は悪しき三柱兄妹神の一人闇の神シェラハ。
と、いっても本人は世界に害を及ぼす気はさらさらない。
本来の力は光神エロールをしのぐが、エロールの説得と本人の希望により
デスティニーストーン光のダイヤモンドを薬指にはめ人間に転生した。

ロマサガSFC版ではパブで働く記憶喪失の女性。
専用グラフィックであり攻略本で裏設定が語られていたりするがゲーム中はこれといったイベントはなし。
デステニーストーンを集めることが主人公の目的の一つなのだが、彼女の持つダイヤモンドは入手不可能。
移植版であるWSC版ではイベントが追加、ダイヤモンドを入手できるようになっている。

そしてミンサガでは各地のPUBで彼女に関するイベントが発生、最後には彼女の宮殿へ招かれ戦うことになる。
その一連のイベントは、人の業をさりげなく描く河津ならではの味があり印象深い。
なおPUBには詩人(正体はエロール)がいるが、それはシェリルの監視のためでもある。
神様なら直接監視しなくてもテレパシー的なもので監視すればいんじゃね?
と思うかもしれないが、何、気にすることはない。

と、まあ、リメイクのたびに消化不良の部分が解消されていっている。
この辺りに河津氏をはじめとするスタッフの良心を感じるが、できるならはじめからやっとれ、という気も。
ちなみにシェリルに話を聞くと、自分に近づいた男は不幸になるという話が聞けるが、
これ実は兄の死の神デスの仕業である、実に妹思いの兄ですね。


●じかんけいかぽいんと【時間経過ポイント】
ロマンシング・サガ1の根幹に関わるシステム。名称はある老舗攻略サイトにて用いられた物。
本作は戦闘回数によってシナリオが進行するが、
厳密にはこの時間経過ポイントを踏むことで初めて戦闘回数に応じた時間経過が起こる仕組みとなっている。
通過するだけで何度でも判定を起こせる物とイベントに組み込まれている物があるが、
特に前者は交通の要衝から微妙に外れているため、
運が悪いといつまでもシナリオが進まなかったり、逆に一気に進んで知らないうちに終了していたりする。


●しんさる【真猿】
ロマンシングサガミンストレルソングでデスティニーストーン10個を全て捧げたサルーインのこと。
その強さはサガ歴代最強どころかあらゆるRPGのラスボスの中でも最強クラスと言われ、
開発者はクイックタイム、オーヴァドライブはやつのために作ったとコメントしている。
ゴッドハンド×4の2ターン連続で何もさせてもらえずに握りつぶされたプレイヤーは多数いると思われる。
なお、現在では対策がたてられ、クイックタイム、オーヴァドライブを使わなくてもだいぶ安定して倒すことができるようになった。
それでも上記のゴッドハンド連発がくるとほぼ全滅確定。

追記:開発者のクイックタイム、オーヴァドライブに関するコメントは以下の通り。

小泉 『クイックタイム』や『オーヴァドライブ』は、
最強のサルーインに対して「勝てないように作ってる」と言われたときに、
「いや、こうすれば勝てますよ」という言い訳として用意したようなものなんですよ(笑)

ミンサガのアルティマニアのバトルチームのインタビューより


●せきかをとく【せきかをとく】
ロマサガ1に登場したアイテムの名前。
どんな効果があるかは説明するまでもない。
GBサガシリーズではFFと同じ「きんのはり」があったのだが、
ロマサガシリーズ移行に伴い、FFとの差別化を図ろうとして、強引に別の名前にしたものと思われる。
にしても、もっといい名前はなかったのか。

ちなみにロマサガ2では石化回復アイテムは存在せず、
ロマサガ3では「石化回復」という名前になっている。


●だーく【ダーク (サガ)】
ロマンシングサガ・ミンストレルソングに登場する新キャラ。無印ロマサガには登場していない。
一周目では仲間にできない、隠しキャラ的な存在。
条件を全て満たすと、次周で特殊なオープニングが発生。仲間にできるようになる。

元々はアサシンギルドの次期頭目であった男で、ギルド復活を宣言するために奥義『仮死復活』に挑戦する。
だが、サルーインの僕ミニオン・ワイルの策略で儀式は失敗、
その身体には煉獄で千年もの間、責苦に耐え続けたという魂が入れられる。
結果、彼は不完全な形で復活する事になり、二つの魂を身体に宿した結果、記憶を喪失。
自分が何者かも分からぬまま、各地を彷徨う事になる。

彼を仲間にして能力を上げていくと、上がったステータスの内容に応じて、どちらかの魂の記憶が蘇る。
この際、対応するスキルのレベルが上がるため、スキルを上げるのに必要なジュエルを温存する事が可能。
また、どちらかの魂が完全に覚醒するまでイベントを進めると、強力なアイテムが手に入る。

余談だが、アサシンとしての魂が覚醒して上がるのは小型剣のスキルだというのに、
イベント終了で手に入る彼の愛剣は何故か曲刀。
しかも彼の曲刀スキルの初期値は0のため、せっかくの武器が生かせないことも多い。


●つふ【ツフ】
「ロマンシングサガ」に登場する主人公の一人シフのミンサガ版でのあだ名。
名前の由来は「角が映えているシフ」の略、または単なる「クサチュー語」など、諸説あるが
SFCの頃の美しかったシフがリデザインを受けた際に、
角の映えたゴツイおっさんのような格好になってしまった現実から目を背け、
「あれは名前がちょっと似てるだけの「ツフ」っていう生き物なんだ、
俺達の愛したシフはどこか別の場所にいるはずだ!」
という現実逃避の思いから生まれた産物であることだけは確かである。

☆関連語☆
ガラハゲ


●です【デス】
ロマサガ1及びミンサガに登場する神々の一柱で、冥府を支配する王。
三邪神の長兄にして、ラスボスであるサルーインの兄でもあるが、
基本的に中立の立場にあり、こちらから戦いを挑まなければ無害な存在。
それどころか、こちらのLPと引き換えに死亡した仲間を蘇らせてくれたり、
最強クラスの装備である「死の剣」や「死の鎧」をLPと交換してくれる。
また場合によってはサルーインの居場所を教えてくれることもあるため、むしろ良い神である。
加えてキャラデザインや言動に威厳があり、ラスボス以上の(真猿除く)戦闘力を有するため、
プレイヤーの間ではこのゲームの神々の中で最も信仰したい神との声もある。
ただし、マルディアス(ロマサガ1の世界)では一部地域を除いてあまり信仰されていないようだ。(彼を祀る神殿がない)

SFC版ではまだLPという概念がなかったので
パーティキャラの命と引き換えに死の剣、死の鎧をくれる。
死亡したキャラを蘇えらせる場合は主人公の最大HPと引き換えになる。
これを利用すると主人公のHPをバグらせて万単位にすることも可能。

戦闘グラフィックは従来の"死神"のイメージそっくりそのままだが
手にしているものは大鎌ではなく長めの杖である。
デスハンドで1人ずつ確実にこちらのパーティを倒してくるので
短期決戦を心がけないと危険。
倒すと背後にある宝箱の中身を奪えるが、
画面を切り替えると何事もなかったかのように復活している

☆関連語☆
冥王 LP 神 隠しボス


●でんか【殿下】
ロマンシングサガ、ロマンシングサガミンストレルソングに登場する
カール・アウグスト・ナイトハルトの2chでの愛称。
ローザリア王国王子であり、マルディアス全土の統一を目指す野心あふれるお人。
また、優秀な武人であり、カヤキスレビタ(黒い悪魔)の異名を持つ。
初代ロマサガではイスマス城の城主の娘、ディアナに求婚した直後
イスマスをモンスターが襲撃するというイベントがあったため、
サルーイン一派と手を組んでいるという疑惑が生まれていた。
ミンストレルソングでは裏でミニオンが糸を引いている、という描写が出たため疑惑は晴れた。
今作では仲間にもなるためプレイヤーの大きな力になる・・・のだが、
ボイスがとんでもない棒読みのため彼がしゃべるたびに脱力させてくれる。
戦闘中でも棒読み、エンディングの熱くなるシーンでも棒読み。そして脱力。
2chではその棒読みっぷりから「殿下」「棒読み殿下」の愛称で広く愛されている。
決めゼリフは「イクゾー」「シシャドノ」
ボイスは俳優の加藤雅也氏。

追記:このサルーイン一派と手を組んでいるという疑惑を受けて
漫画版ではサルーインの憑代だったという設定がある


●な-なに-を-する-きさまらー!【な なにをする きさまらー!】
1)ロマンシングサガに登場するガラハドなる人物の断末魔。
ゲーム中、あるイベントで必要なアイスソードという剣をガラハドが所有。
それを譲ってもらう時の選択肢で「殺してでも うばいとる」を
選択するとこの台詞と共に彼は死亡、アイスソード入手となる。
ロマンシングサガにおいて、かなり有名な台詞と思われる。

2)ゲーム中、最強の両手剣であるアイスソードを持っているにもかかわらず、
たとえ初期状態から全く成長していない丸腰の主人公しかパーティにいなくても、選択肢のワンクリックだけで奪い取れる。
このショッキングな弱さとあっけなさが、ガラハドのネタキャラとしての地位を不動のものにしている。
逆に、リメイク作のミンストレルソングではアイスソードの威力を如何なく発揮してくるので、
そちらはそちらでパーティを瞬殺されてネタになっている。

追記:パーティが主人公のみの状態でうばいとると、「な なにをする きさま!」となる。


●ねつじょうのりずむ【熱情の律動】
ロマンシングサガ ミンストレルソングの中ボス、ミニオンたちとの戦いで流れる曲。
作曲者はサガシリーズではおなじみの伊藤賢治氏。
ラテン系の力強いリズムと激しいテンポが特徴で、
名曲の多いミンサガでも屈指の人気を誇る曲。
また、バックコーラスはとかく異様な存在感を放っており、
その言語不明瞭ながらも熱い雰囲気に病みつきになってしまった者は多い。
空耳コピペも盛んなようで、ガイドライン板にスレまで立っている。

空耳コピペ

    ∧_∧
    ( ´Д`)
  γU〜''ヽヽ
   !  C≡≡O=亜  デンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレ
   `(_)~丿
       ∪
    ♪
      ♪  ヘエーエ エーエエエー
   ( '∀`)    エーエエー ウーウォーオオオォー
 ((と    つ  ララララ ラァーアーアーアー
(( ⊂,,  ノ゙
   (_,/,,
   ♪    /
   ___/ ♪
  [●|圖|●]  ♪
   ̄ ̄ ̄ ̄
    '∧ ∧♪  ♪  ナァォォォォ オォォォォ
    ( ;´Д`)/    サウェェェアァァァァ アァァァァ アァァァァ アァァァァ
     ♪         イェェェェェェェェェゥゥアァ…
   ♪    /
   ___/ ♪
  [●|圖|●]  ♪
   ̄ ̄ ̄ ̄
    _  ∩  ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー
  ( ゚∀゚)彡 アノノアイノノォオオオォーヤ
  (  ⊂彡   ラロラロラロリィラロロー
   |   |   ラロラロラロリィラロ
   し ⌒J   ヒィーィジヤロラルリーロロロー

☆関連語☆
伊藤賢治 ミニオン 戦闘曲


●ねんがん-の-あいすそーど-を-て-に-いれたぞ!【ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!】
1)すでに説明する必要すらなくなってしまったほどの有名なネタ。
スクウェアがSFCで出した意欲的な作品、ロマンシングサガにおいて、
中盤で現れるガラハドというキャラに話しかけると聞ける台詞。
このアイスソードというアイテムが非常に高価であることと同時に、
イベントクリアのために必要なアイテムでもあったため、
その後の選択肢「殺してでもうばいとる」を選んだ人は多かったはず。
そして、「な なにをする きさまらー!」の断末魔のもと、ガラハドはあっけなく死ぬ。
このネタはRPGに限らず、2ちゃんねるのあらゆるスレでたまに見られる。
もちろんその時は、アイスソードの所がそのスレにおける代表的な物品に置き換えられる。

2)死亡フラグの立った瞬間。ああ無情。


●ぱにっく【パニック】
ロマンシングサガ1に登場する状態異常。
敵にホラーの術をかけられると、この状態になる。
操作不能になり勝手な行動を起こすようになるのだが、単なる混乱ではなく、
そのキャラが覚えてもいない技や術を使ったりするという、RPG史上稀に見る混乱っぷりを見せてくれる。
場合によっては敵専用技や、データ上にしか存在しないはずのボツ技を使ったりするので、
この状態になったら放置してどんな行動を起こすのか見て楽しめる。
運良くスターソードやダークソードの術を使ってくれれば、その武器が手に入ってお得。

ロマサガ2やミンサガでは普通の混乱にされてしまった。当然といえば当然だが・・・


●ばるはるまらそん【バルハルマラソン】
ロマンシングサガミンストレルソングで
はスキル習得のためのジュエルという通貨とは別のポイントがあり、
イベントクリアの報酬で大量に入手でき、またイベントクリアごとに増加し、更に周回引き継ぎをする。
そしてジュエル稼ぎのために『バルハルモンスター』という
最大32回できるイベントを繰り返すことを通称バルハルマラソンと呼ぶ。
このバルハルマラソン、時間効率はいいのだがひたすらダルい。
敵を避けながら各主人公のテーマソングが流れる雪原を駆け抜ける様はまさに催眠術であり、
最短で1回約15分を32回繰り返すのに費やされる精神と時間はかなりのものを要する。
しかしそれでも毎周きっちりマラソンするのはいきもののサガか。


●ふぶき【吹雪 (サガ)】
殺してでも奪い取ろうとするプレイヤーを追い返す一撃。

【ガラハド】や【アイスソード】、【な なにをする きさまらー!】などの項目にもあるとおり、
ロマンシングサガではガラハドを殺してアイスソードという剣を奪うことができた。

当然、リメイク版であるロマンシングサガミンストレルソングでも
多くのプレイヤーが意気揚揚とガラハド狩りに出た
のだが、リメイク版のガラハドは一味違った。
「この盗人め、正義の刃、覚悟しろ!」という台詞とともに戦闘になり、
1ターン目にアイスソードの武器固有術「吹雪」を使用して、
一気に全滅に追いやってくる。古参のプレイヤーほど呆然としたことだろう。
ガラハドに勝つにはこの「吹雪」の一撃に耐えれるまでに
レベルを上げるか冷気防御を上げなくてはならない。
長年にわたりプレイヤーに殺されて続けてきた男の復讐、
というより開発スタッフが仕掛けた最大の罠といったところか。

なお、リメイク前のロマンシングサガでは、固定ボスでもあった【フルフル】の必殺術という印象が強い。


●ふるふる【フルフル】
ロマサガ1に登場する妖精系モンスターの最上位敵。
出会い頭に「ふぶき」を使い、600〜700強の全体ダメージを叩き出す超強敵。
下手をすれば開始1ターンでこちらが何もしないうちに全滅、ということもあり得る。

さらにタチの悪いことに、
同じく出会い頭に600以上の全体ダメージ術である「火の鳥」を食らわせるイフリートと一緒に登場することもある。
万が一この2匹と遭遇してしまったら逃げるかハヤブサキャンセルを使うくらいしか切り抜ける方法は無い。

理不尽なほど強い敵が出るロマサガ1を象徴するイフリートとフルフルであったが、
リメイク版であるミンストレルソングにはなぜかフルフルは登場しなかった。(イフリートは登場する)
恐らく妖精系シンボルがミンサガには無いから登場させられなかったのかもしれない。

☆関連語☆
イフリート (サガ)


●まりーん【マリーン】
ロマンシングサガミンストレルソングの登場キャラクターの一人。
無印から追加された闇のブラックダイアイベント関連のキーパーソンであり、正体はウコム神の僕のニンフである。
ストーリーでは主人公サイドの立ち位置にある。
しかし、
・独特の間延びしたしゃべり方
・ニンフ像を探してくれと言った矢先にニンフ像見つかりましたか?と聞いてくる
・街中で主人公に追尾してくる
・港から街に入った場合バックアタック
・イベントでかあちゃんが海に飛び込む
・主人公を海に突き落とす
・ブラックダイアを取った後に出現するボスがまるでマリーンが変身したような演出に見える
等々の理由からミンサガスレ住人達からは腹黒人魚とされ><という顔文字で愛されている。


●みにおん【ミニオン】
ロマンシングサガ、ロマンシングサガミンストレルソングの中ボスキャラ。
封印されている邪神サルーインの部下でありその分身。
ワイル(策謀)、ストライフ(闘争)、ヘイト(憎悪)の三体がいる。見かけは三体ともほとんど一緒。
サルーイン復活のため、世界各地で騒乱や事件を起こし、度々主人公たちの前に現れる。
ロマサガでは「おおーしんじられぬー」を代表とした数々の名(迷)台詞を残す。
ミンサガでは声優の演技の力でさらに個性的に。
そしてミンサガ随一の名曲「熱情の律動」にのって現れるその様は非常に燃えるものがある。
三体とも術しか使わないため、こちら側に知力を下げる技・術がそろっていると
こちら側のダメージが一桁まで下がるため、なんだか弱いものいじめをしているような気分になる。
ラスダンでは三体そろった「トライアングルフォーメーション」で戦うこともあるが、
こちらは油断するとラスボスよりきついので気をつけよう。


●らふぁえる【ラファエル】
ロマンシングサ・ガに登場した若き騎士。
騎士団領オイゲンシュタットの領主ハインリヒに将来を期待されており、
首都ミルザブールの領主の娘コンスタンツと愛し合っている。かなりラブラブ。
美形なのでオイゲンシュタットの若い女性からの人気は高い。
性格は青臭い優男といった感じで、資金がもったいないとモンスター討伐を渋る
騎士団員達に「それでも騎士か!」と叫ぶ場面もあった。
恋人コンスタンツとは何度も逢引を繰り返しており、アムトの赤い月の下で愛し合っていたらしいが、
その途中に背後から迫るモンスターに襲われた上にコンスタンツを攫われてしまった。
ラファエルは背中に傷を負った為に「敵に背を向けて逃げた」と誤解され、
騎士にあるまじき行為をしたとして投獄されてしまった。
ミンストレルソングではハインリヒの正式な後継者として、
竜騎士に会いに行くラファエルを手伝うイベントが追加された。
序盤ではテオドール共々イベントで仲間になってもイベントが終わるか、
騎士団領を出るかすると外れてしまう。
後半のイベントで再び仲間にできることができ、その時外さなければ最後まで一緒にいることができる。
ミンストレルソングでは騎士団領のイベントを一通り終わらせると自由に仲間にできるようになる。
SFC版では青っぽいロングヘアだったがミンストレル・ソングでは黒いショートヘアに。
衣裳は騎士団の制服をアレンジしたものを着用。
ローライズのズボンにピッチリした上着でヘソ出しと少し奇抜なファッションだが、
恋人のコンスタンツの方が凄い恰好をしているので霞んで見えるかもしれない。
SFC版でもミンストレル・ソングでもイメージイラストではコンスタンツと抱き合っている。
声は人気声優の保志総一郎。

追記:EDを短縮するためによく殺されるとか。


●れふとはんどそーど【レフトハンドソード】
ロマンシングサガに登場する武器。
終盤で手に入る神々の武器の一つであり、物語のキーパーソンでもある主神エロールの力を宿している。
性能の方もその設定に負けず、片手剣としては最高の攻撃力を誇る。

当時、英語もロクに知らなかった子供たちは武器名の耳慣れない響きにそこはかとない格好良さを感じたものだが
和訳してしまえばそのものズバリ「左手剣」である。
このゲームにはキャラメイク時に利き腕の設定があり、
左利きのキャラクターでなければこの剣の性能を引き出すことは出来ない。
そして一度決定した利き腕は二度と変更できない。
利き腕という一見すると何に影響するのかわからない要素が最後の最後で大きく影響してくるという
サガシリーズらしいチャレンジブルかつ斬新な最強武器である。
……だからといって最強武器にこの直球過ぎるネーミングはどうなのか。

他にも、使用可能な文字の関係で必殺技の「不動剣」が「ふどう剣」と微妙に情けない表記になっていたり、
最も使用率の高い必殺技が「敵を逃げさせる」という、これまた微妙に情けなくも強力な「王者の剣」であったりと、
間違いなく最強クラスの性能を誇りつつもネタ武器としての側面を持つユニークな存在である。

☆関連語☆
ロマンシングサガ 


●ろまんしんぐ-さが【ロマンシングサガ】
ゲームボーイで発売された「サガ」の流れを汲むSFCのRPGシリーズの1作目。1992年発売。
フリーシナリオ・シンボルエンカウントを特色としていて、
シナリオ発生条件の難解さや選択肢の豊富さによってシリーズ1の自由度を誇るといわれている。
シナリオ発生条件は発売当初はプレイ時間に関係していると噂されたが、
その後、実は戦闘回数であると有志の手によって解析された。
また、シンボルエンカウントは発展途上であったらしく、
敵シンボルの数が膨大であるにもかかわらず、
ダンジョンに入ったとたんに全ての敵から追い掛けられるハメになる。(2・3作目では改善)
よい意味でも悪い意味でも実験的なゲームであったため、バグがかなり多い。
しかし自由度だけは秀逸なので何周もプレイしているファンは多い。
またゲーム内で語られない設定や、アイスソードなどの印象的なイベントもあって長らく愛されている作品である。
10年以上経った2005年、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」として大胆なリメイクがされた。

☆関連語☆
ガラハド アイスソード オナラ キャプテンキャプテンホーク


●ろまんしんぐ-さが-みんすとれるそんぐ【ロマンシングサガ-ミンストレルソング】
2005年4月21日に発売されたSaGaシリーズ10作目にして、
SFCおよびWSCで発売されたロマンシングサガのリメイク作である。略して「ミンサガ」。
世界観とシナリオを継承しつつ、システムはこれまでのSaGaシリーズの要素をいいとこ取りしたものに一新されており、
まったくの新作になったと言っても過言ではない内容となっている。
また、前作の反省からか、チュートリアルも詳しく丁寧なものに改良された。
その結果、アンリミテッドサガの出来に失望感の漂っていた旧来のサガファンを引き戻し、
新規ユーザーの獲得にも成功。初回出荷で消化率90%越えを叩き出し、約45万本を売り上げる。
今年発売のRPGとしては(11月現在で)最大のヒット作となった。
その出来はSaGaファン内部に存在するあらゆる派閥のユーザーを熱狂させ、キャラ萌えの他、
殿下といった新たなネタキャラをも生み出した。
その一方で、キャラクターリメイクを頑として認めない旧作派や、
シリーズならではのフリーシナリオと高難易度の前に挫折してしまった新規プレイヤーとの軋轢も
根深いものとなってしまっている。

☆関連語☆
河津秋敏



▼ロマンシングサガ2


●あばろんのだに【アバロンのダニ】
ロマンシングサ・ガ2のシティシーフ、キャットのこと。
夜のアバロンで泥棒をしている彼女を発見して追いかけていくとモンスターに襲われている現場に出くわす。
「仕方がない、助けよう」と「ははっ ざまあみろ!」という選択肢があるのだが、この時に後者を選ぶと
皇帝が「アバロンのダニが一匹減ったな」と、主人公らしからぬ台詞を口走る。
なお、このときの皇帝はジェラールであることが多いため、
多くの人があまりの性格の豹変ぶりに度肝を抜かれたことだろう。
OPの詩人が「優しきジェラール」と詩っていたのも実は嘘だったのである。

ちなみに、皇帝はお喜びのようだが、放置して帰っても彼女は自力で生還するため
アバロンのダニは減らない。


●ありだー!【蟻だー!】
ロマンシングサガ2において多くのプレイヤーを驚かせたであろう一言。
ある草原の町で一泊すると突然_____という声が聞こえ、
村の真ん中から蟻系モンスターが大量に涌き出る。
このイベントはその穴から巣に入って女王蟻を倒すことで終了するのだが、
イベントには続きがあった。
終盤の頃突然本拠地の街の人間が断末魔をあげながら蟻へと変わっていくのである。
仲間になる戦士達も住んでいるのだが、皆一様に体の中から食いつぶされ死んでいく。
この時はプレイヤーの方が_____と叫んだことであろう。

☆使用例☆
街の人A「皇帝陛下、う、うぐぁー」
あなた「_____」


●いんぺりある-くろす【インペリアルクロス】
ロマサガ2に登場した陣形のひとつで開始直後から使用可能。
主人公である皇帝を中心に十字に仲間を配置する。
皇帝の前方の位置は攻撃を受けやすく、逆に後方は攻撃を受けにくい、
パーティの体力バランスに注目した基本的な陣形。
初出陣の際、皇帝レオンが

「よいかジェラール。
我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。
防御力の高いベアが前衛、
両脇をジェイムズとテレーズが固める。
お前は私の後ろに立つ。
お前のポジションが一番安全だ。
安心して戦え。」

と言うのだが、改変されて

「よいかジェラール。
我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。
防御力の高いベアが後衛、
両脇をジェイムズとテレーズが固める。
お前は私の前に立つ。
お前のポジションが一番危険だ。
覚悟して戦え。」

というネタにされ、ベアとともにロマサガ2を代表するお笑いネタ・コピペとなった。

補足:陣形によって様々なボーナス(デメリットもある)があり、
この陣形は(本来の)ベアの位置は行動後に、ジェラールの位置は行動前に防御強化のボーナスが発生する。
しかしベアは素早さが低く、行動前に敵の行動が終了するためにボーナスが無意味になることが多い。
そのため、本来の防御ボーナスと一致させるためにジェラールとベアを入れ替えるという改変ネタが生まれた。

☆関連語☆
パリイ


●おあいーぶ【オアイーブ】
「ロマンシング・サガ2」の登場人物。数千年以上もの時を生きる古代人の女性。
帝国暦1000年に時の皇帝レオンの前に現れ、七英雄と戦うため「伝承法」を教える。
この伝承法をレオンが受け入れたことが、皇帝と七英雄との戦いのきっかけとなった。
その後は最終皇帝の時代になって伝承法の限界と七英雄の正体を伝えに来るが、
最終皇帝になる前に古代人の町を突き止めて彼女に会うと
「自分達が強くなりすぎた七英雄を追い出した」という事実をカミングアウトし、
「私は殺されても仕方ないが貴方達には罪がないので身を守る術として伝承法を教えた」という。
七英雄を倒せと含みを持たせている、とも考えられる言い方である。

ジェラールいわく「女ギツネ」。
彼にとっては父レオンをたきつけてクジンシーに殺させた女に見えるのだろうが、
帝国が覇業をなしたのも彼女の伝承法によるところがあるため、
一概に悪女とも言えないだろう。


●おーとくれーる【オートクレール】
ロマンシングサガ2に登場する大剣。
中盤のダンジョンにいる守護者という固定敵が落とすレアアイテムで、
しばしば術&大剣ゲーと言われるくらい特に強力な大剣ジャンルの中でも
なんと最強武器クロスクレイモアの攻撃力55に次ぐ攻撃力50を誇り、
しかも即死の追加効果を持つ固有技「一刀両断」まで備わっている、
入手可能時期の割に強力な武器である。

これだけみればなんとしても手に入れたい逸品なのだが…
いざ使ってみると数値の割にダメージはイマイチ、
一刀両断も燃費が悪く即死はあまり期待出来ないというガッカリ武器。
性能に惹かれて苦労して手に入れたプレイヤーは涙をのんだとかのんでいないとか。

なぜかというと、表示上は攻撃力50と書いてあるのに、内部データでは攻撃力が35しかないのである。
一説によると、50を16進数に直すと32となるのだが、
間違えて23(10進数で35)と入れてしまったためじゃないか、とか。

ちなみにロマサガ2には「どんだけ頻繁に入力ミスしてるんだ」と突っ込みたくなるくらい
このように表記と実攻撃力が違う武器が幾つかあるが、振れ幅が2〜3位で収まっている物が多く、
ここまで豪快に数値詐欺をしているのはオートクレールだけであるため
しばしば詐欺武器の代名詞としてネタにされている。

☆関連語☆
南下政策 河津の仕組んだ卑劣な罠


●かつじん-きゃんせる【活人キャンセル】
クイックタイムとためを張る、ロマサガ2の凶悪な裏技。やり方は活人剣という技を選び、
次のキャラの番になったら前の人に戻って、別の技などを選ぶ。そしたらなぜか多段攻撃以外を無効化できる。
クイックタイムと違いノーコストでやれたり、魔法もシャットアウトしたりと便利だが、活人剣は少し覚えにくい技というのが難点。


●くいっくたいむ【クイックタイム】
ロマンシングサガ2の水の術の最高峰。莫大な術ポイントを消費する代わりに敵の攻撃を完全に封じる。
ラピッドストリームの陣形と併せるとラストボスをも無傷で倒せるハメ技が可能。
それ故に【クイックタイム】を使うことを禁止にするプレイヤーもいる。
どんなゲームでもハメ技で勝利するより正々堂々と戦って勝利を掴む方が良いもんだ。

☆使用例☆
七英雄戦は_____なしで戦って、勝つ!!!」


●くじんしー【クジンシー】
ロマサガ2の「七英雄」の一人。嫌われ者のクジンシー。
名前の由来は新宿の逆読みもじり。
アバロンの東部にあるソーモンの町を制圧し、調子こいてアバロンへ侵攻。
レオンの第一子ヴィクトールをソウルスティールで殺害する。
これが、この物語を通しての「皇帝VS七英雄」の構図の皮切りになった。
「オレの技は見切ることは不可能。なぜなら受けた者は必ず死ぬのだからな」と
見事に負けフラグを自ら立てて、レオンが自らの命を賭して、伝承法を用いて
見切りを第二子ジェラールへ伝えることになる。

ジェラールたちに敗れてから千数百年後、最終皇帝の時代になって復活する。
が、自分が戦う前にいちいちザコをけしかけるなど小物臭さが増している上、
負けると「何でオレだけが二回も皇帝にやられるんだ」と哀愁漂う捨てゼリフを吐く。
ついでに、復活したクジンシーを無視してラストまで進めると
「このオレの挑戦を無視したな!」と大人気なく凄んでくるが、返り討ちに遭うのがオチ。
曲がりなりにも親兄弟の仇だった男が、見事お笑いキャラに転身した瞬間である。
もっとも、うっかりソウルスティールの見切りをつけ忘れてくるとこっちが笑われる番になるが。


●こうてい【皇帝 (サガ)】
「ロマンシングサ・ガ2」の主人公。古代人の秘法「伝承法」によって、先代の力を受け継ぎ、
来たる決戦の時まで力を蓄える。より強い力を得るため自害して別の体に憑依すること多数。

☆使用例☆
:あの陣形欲しいから今の__には強制退位してもらおう。


●こうていへいかのごしゅつじん!【皇帝陛下の御出陣!】
ロマサガ2の名も無きモブキャラのセリフにして本作でも屈指の名言
このセリフは以下の場面で発せられた。

七英雄のクジンシーに名君であるレオンは返り討ちにされてしまい
残ったのは優しさが取り柄と言っても過言ではないジェラールであった。
更に追い打ちをかけるようにゴブリンが街を襲撃するという最悪の状況に陥る。
「この国はもう終わりだ」とただ狼狽するだけの臣下
「ジェラールに従う理由なんかない」と悪態をついて命令を拒否する傭兵。
それでも戦う事を選んだジェラールをこのモブキャラが
『皇帝陛下』として送り出すというシーンである。

ジェラールを皇帝陛下と呼び直すと共にBGMが切り替わる等
否が応でもプレイヤーの気分は盛り上がる事必至であり
この瞬間に伝承法の歴史が始まったと言えるのではないだろうか。


☆関連語☆
ロマンシングサ・ガ2


●こうめい【コウメイ】
ロマンシングサガ2に登場する軍師。元ネタは三国志のあの人。
腕力・器用さ・体力のパラメータは最低だが、
魔力・素早さのパラメータは最高という極端なパラ振りをされている。
術法に関する能力は全キャラぶっちぎりでトップ。
ロマサガ2最強とも言われている。
が、いったん混乱や魅了の状態異常にかかると、
最高の素早さでターンの最初に味方への全体攻撃をぶちかまして全滅・・・という笑えない事態になる。
くれぐれも精神攻撃耐性をお忘れなく。


●こども-と-こむー【子供と子ムー】
ロマシングサガ2に登場。
地名。
似たようなのにロマサガ1にはコンスタンツというのがある。
〜の洞窟みたいなのをつけなかったシビアなセンスがナイス。


●ごぶりんのあな【ゴブリンの穴】
ロマンシングサガ2のストーリー序盤に出現するダンジョン。
皇帝レオンが死亡し、国力が衰退したのをいいことに帝都アバロンに侵攻してくる
ゴブリン達の本拠地。
最奥部に待ち構えるゴブリンキングを倒すことによってモンスターが居なくなり、帝国の収入が増える。
ここを潰すのが、帝位を継承したばかりのジェラールにとって最初の仕事となることが多い。
ジェラールにとっても、いきなりクジンシーに挑むのはちょっと怖いというプレイヤーにとっても、
力と自信を付けさせるには手頃な相手である。
しかしその一方で、ちょっと慣れたプレイヤーには全く別の意味を持つスポットになることもある。
実際の話、このダンジョンは攻略してもしなくてもストーリーにはほとんど影響が無いのだ。
さらには入ってすぐに敵シンボルが存在し、何よりアバロンの目と鼻の先にある。

そこから導き出される答えとは、すなわち謀殺スポットである。

謀殺スポットとしてはルドン高原が有名であるが、そもそもそこがそういった用途で使われやすいのは
一にも二にも「アバロンに近いから」であり、ルドンという場所自体に大した意味は無い。
ルドン高原よりも遥かに(具体的にはマップチェンジ二回分)近いゴブリンの穴が
残っている場合は、忌まわしき(?)ルドン高原もついにお役御免となる。

しかし、世界全土をほぼ統一する帝国なのに帝都近辺では未だモンスターが暴れ回り、
さらに歴代皇帝の遺体がその辺にゴロゴロ転がっているというのは、冷静に考えるとおぞましい光景である。
あれ、これってもしかして癒ちゃk(ry

……国民感情としては、大人しくルドンまで遠出してくれた方がよっぽどマシだろう。

☆関連語☆
ルドン送り 先帝の無念を晴らす!


●さいきょうのぼうし【最強の帽子】

ロマンシングサガ2に登場する防具。
防御力は13と、頭防具では固有装備を除いて最強の防御力を誇る。
・・・というのは見かけだけで、ロマサガ2には8種類の防御属性があって、
そのうちの「斬」属性の防御力しか表示されていない。
最強の帽子の8種類の防御力は

13、1、1、1、1、1、1、1

これを詐欺と言わずしてなんと言おうか。
レアアイテムなのでお目にかかることが少ないだけマシかもしれないが。


●ざ・どらごん【ザ・ドラゴン】
ロマンシングサガ2で、龍の穴にて修行を積む格闘家のリーダー。
近くの村はこの格闘家たちによってモンスターから守られていた。
モンスターの巣を叩き潰そうとしたところ、体術が通じないスライム系モンスターが出現。
体術しか使えない格闘家達はどうすることもできず、頭を抱えているところに皇帝が現れる。
皇帝が協力しようと申し出ると、彼はこれを受け入れ、
ボスは我々が倒すからスライムを倒してくれと頼んでくる。
彼の言うとおりスライムを倒してから話しかけると、ボスを倒してくれて仲間になってくれる。

だがここで約束を破り、スライムだけでなく奥にいるボスまで皇帝が倒してしまうと、
我々のメンツが立たんと言って皇帝に戦いを挑んでくる。
カウンターで反撃してくるが、飛び道具や術相手には対処できず、あっけなく皇帝に敗れ去る。
もちろんこの方法では仲間にならないが、後に格闘家を皇帝に据えることによって仲間にすることができるようになる。

奥のボスを倒すかどうかはプレイヤーに委ねられるのだが、
実はボスを皇帝自身の手で倒したほうが得られる収入が多くなるのである。
金欠になりがちなゲームなので、多くのプレイヤーがわざと彼のメンツを潰して収入を増やしている。
ひどい場合はメンツを潰してすぐ皇帝に据えてすぐルドン高原に送られる運命にある。
非道に思えるが、そうしたほうが得というのもまたロマンシング。


●しち-えいゆう【七英雄】
1)スクウェアのRPGロマンシングサ・ガ2に登場する敵集団。
リーダーのワグナス、その同志ノエル、ノエルの妹ロックブーケ、ワグナスの従兄弟スービエ、
乱暴者のダンターグ、ずる賢いボクオーン、嫌われ者のクジンシーの七人。
余談だが、彼らの名前の由来はJR山手線の駅名を逆から読んでもじったものである。

大昔に栄華を誇った古代人の英雄たちであるが、
ゲーム中では各メンバーが世界中のあちこちで暴れまわったり、土地を支配しているため、
世界の統一を目指すバレンヌ帝国の敵として立ちはだかることになる。

どのメンバーも一筋縄ではいかない強さを持ち、
敵ながら個性や印象が強烈であるため、RPGの敵役の中でも人気が高い。

2)ロマンシングサ・ガ2のラスボス。(1)の七英雄たちの本体である。
これを倒さない限り、七英雄の各メンバーは何度でも蘇る。
驚異的な強さであり、「一番強いラスボスは?」などというスレが立つと必ず挙げられるほど。
その理由は全体攻撃や即死攻撃、全体ST異常攻撃など厄介な技が多く、
しかも最終形態になると、それらの攻撃を1ターンに最大で七回も連発してくるからである。
そのため、攻略情報なしで勝つためにはかなりの苦戦を強いられる。
見切り技や補助魔法を揃え、高威力攻撃の力押しで短期決戦を狙えば比較的楽に勝てるが、
それでも十分手強いため、最終手段としてクイックタイムを使って倒した人も多いと思われる。

☆関連語☆
テンプテーション ○○人衆 触手 逃さん……お前だけは ソウルスティール


●じゅうくらうん・せんばづる【10クラウン・千羽ヅル】
見てると力がわいてくる。

詳しく説明
ロマサガ2で最終皇帝がアバロンの町にいる子どもに話しかけると
男の子から10クラウン(クラウンはお金の単位)、女の子から千羽ヅルをもらえる。
最終皇帝いわく、「見てると力がわいてくる」。
実際、使用すると全員の技ポイントと術ポイントが全回復する。
折角子ども達からもらったので使ってやりたいが、大地の精気(技50P回復)や霊酒(術100P回復)
など、回復アイテムが充分揃ってるので、ラスボスの七英雄戦前以外にイマイチ使いどころがない。
結局、片方しか使わないか、両方使わずにゲームをクリアしてしまう場合が多い。


●しょくしゅ【触手 (サガ)】
植物系や水棲系の敵モンスターが使ってくる攻撃方法。
普通のRPGでは特に目立つものではないのだが、
ロマンシングサガ2においては何故か壊滅的な破壊力を持つため、
この攻撃を見るとあの悪夢を思い出す人も多い。
その威力は、最大まで育った味方キャラですら一撃で葬るほど。
しかも困ったことに雑魚モンスターが普通に使ってくるのである。
この理不尽な威力の攻撃を見る人の年齢によっては、
FF3の2ヘッドドラゴンの通常攻撃を連想するとかしないとか。


●すーびえ【スービエ】
ロマンシング・サガのボスキャラクター七英雄の一人で、通称「海の覇者」
主に水棲のモンスターと同化しているため、見た目は下半身がタコ(イカ?)であり
水属性の術を操る。
嵐を巻き起こし、船の航行を封じるなどの強大な力を持つが、やはり海の覇者としての力は
モンスターを吸収してからの性質なためか、彼の生まれ故郷である古代人の集落では
「ワグナスの従兄弟のスービエ」という他人ありきな通り名をつけられていたりする。
終盤までほうって置くと、海の主と合体してかなりのパワーアップを果たすのだが
海に行くのが面倒くさいという理由で、最後に回されがちな存在。
名前の由来は山手線の「恵比寿」から。


●ぜらちなす-またー【ゼラチナスマター】
RS2序盤のイベントボス。物理攻撃、とりわけ殴る攻撃に強く、倒すと格闘家が仲間になる。
ゼラチナマスターと間違って憶えてた奴、俺のほかにもいるだろう?
中学2年くらいのレベルの単語、マター(物質)を知らないで勝手にマスター(主)と脳内変換
ゼラチンの王様かぁ、と納得して戦った子供時代、ネットもない当時、クラスの仲間は皆マスターと信じてた。


●せん-ぎり【線斬り】
ロマサガ2に登場する片手剣技。消費と威力のバランスが良く、覚えれば終盤まで活躍する。
ロマサガ2の片手剣技には料理ネタの技が線斬り(千切り)の他に
みじん斬り(微塵切り)、短冊斬り(短冊切り)の3種が存在し、
それぞれのモーションも実際の包丁の切り方に近いものがある。


●せんてい-の-むねん-を-はらす!【先帝の無念を晴らす!】
ロマンシングサガ2において、特定条件での皇位継承が行われた際、
新たな皇帝がまず最初に発する台詞。
その条件とは、台詞からも分かるように前皇帝の戦死(LP0、または全滅)である。

つまり、「おお勇者よ(ry」等と同じような意味合いの台詞であって
素直なプレイをしている限り、本来あまり目にすることはない……筈なのだが、
何しろこのゲーム、皇帝も仲間も一度決めてしまうと基本的に死ぬまで固定。
そのくせに皇帝の性別やクラスは各所で重要になりがちで、
「しまった、この皇帝じゃイベント進行が難しい」
「新しいクラスが出てきたし、皇帝に据えれば陣形も増えるかも」
「この皇帝、能力低いし技もぜんぜん閃かないな……」
「重装歩兵から全身鎧を調達したいけど、一人だけ殺すのは面倒」
……等というような理由で、能動的に即座に皇位継承したいことは非常によくある。
で、どうするのかはもう皆さんご存じの通り。
多くの人はわざと、何度も、この台詞を言わせることになるだろう。
無念とは何ぞや。

また全滅による継承の場合、最初は皇帝一人だけのパーティになるが
これは再度継承を行うのにうってつけでもあり……

そして今日も、新皇帝は無念を晴らすためにルドン高原へと向かうのだ。

☆関連語☆
ルドン送り


●そうる-すてぃーる【ソウルスティール】
ロマンシングサガ2の巨悪、七英雄の一人クジンシーの専用必殺技。
問答無用で対象のLP(なくなると死亡&復活不能)を残らず奪ってしまう。
反則的な効果であるが、イベントで必ず見切り技を取得できるため、簡単に無力化できる。
しかし、これの見切り技をクジンシーとの再戦前に消してしまうとハマりかねないので注意。
なお、ラスボス戦でも使われる可能性があるため、ラスダン攻略時にも見切りを忘れずに。

☆関連語☆
ハマる 即死攻撃 ライフポイント 見切り クジンシー


●だんたーぐ【ダンタ−グ】
ロマンシングサ・ガ2に登場する七英雄の一人。
名前の由来は山手線の五反田駅から。
他の七英雄とは違い、自身を強くさせることにしか興味がなく、
ナゼール地方の各ダンジョンでモンスターを吸収している。
普通に進めていれば、ダンジョン「子供と子ムー」で必ず遭遇することになるが、
年代やその他の条件によって別のダンジョンに遠征していることもある。
そのためか、他の七英雄が第二形態までなのに対し、彼のみ第四形態まで存在する。
棍棒技をメインに、形態進化すると槍技も使い出し、さらに全体攻撃「ぶちかまし」は脅威。
完全に力技で押してくるため、陣形を防御力の上がるムーフェンスにしたり、
強力な術や技の連発で速攻勝負をかけるなどの対処をしないと苦戦する。

なお、有名な「100年早いわー!」は彼の台詞。
しかし直前の「ここで大人しくしていたら見逃してやる」という皇帝の言葉を受ければ、
ダンターグでなくとも激昂しそうなものだが…。
もっとも、ダンターグ自身も、接触すると「命が惜しければ帰れ!」と言うくせに
避けて通ると「オレを無視するな」と突っかかってくる理不尽ぶりを発揮している。


●てんぷてーしょん【テンプテーション】
魅了・誘惑の意。
ロマンシング・サガ2に登場する敵、七英雄の一人・ロックブーケの必殺技。
効果は「男性キャラ全員を100%魅了状態にする」というもので、その威力たるや
村ひとつの男性すべてを虜にするほど。幼い男の子ですら口を開けば女王様女王様である。

何より厄介なのが主人公が男性の場合、彼が食らうと即全滅(=懐柔された)扱いになる点。
しかも全滅後も魅了は解けず、別の強敵を倒すための駒としてこき使われるなど
名実共に心身共に彼女の下僕と化してしまうのだ。歯向かうことは「一生」不可能。
(死んでも別の主人公に後継出来るシステムなので、これを利用すれば下僕状態を解除出来る)

あくまで男性のみが対象なので、女性や性別不明のキャラでパーティーを組めば無問題。
また耐性装備を付けたり、技の見切りを習得するなどすれば男性でも回避出来る。
この技はラスボスも使ってくるので、それまでには何らかの対策を用意しておきたい。


●なんか−せいさく【南下政策】
ロマンシングサガ2におけるプレイスタイルのひとつで、その通称。
ゲーム序盤、ジェラール皇帝の時代に側近から「帝国内で泥棒が暴れている」という進言があるが
あえてこれを無視し、帝国南部にあるナゼール地方のルドン高原を経由して世界中に足を伸ばすこと。
メリットとして、序盤から世界中のイベントに挑戦できるため、ホーリーオーダーなどの
有用なクラスを早期に仲間にできることや、遠方にあるダンジョンの強力な武具を
やはり早い段階で入手できることなどが挙げられる。
その時点ではかなり強いダンジョンの固定敵を相手に、技をたくさん閃いておくことも出来るだろう。
しかし最大のメリットは、おそらくバグの産物ではあるが無限に資金を入手できることにある。
泥棒イベント中、ある宝箱から大金を入手できるのだが、一定の手順を踏むことでなぜか中身が
復活し、何度でも手に入れることができるのである。
さらに年代が進み、皇帝が変わったとしても、解決するまで消滅しないイベントなので、ゲーム
中盤〜終盤まで帝国に泥棒をのさばらせておくプレイヤーも多い。

しかし、プレイの仕方によっては千年近くも泥棒に悩まされる帝国の警備体制はいったいどうなっているのか。
それでも皇帝を信頼してくれる帝国住人に少し申し訳ない気もする。

☆関連後☆
アバロンのダニ


●のがさん……おまえだけは【逃さん……お前だけは】
ロマサガ2恐怖の言葉。
ラストバトル直前に最後の七英雄を倒してから戻ろうとすると、この言葉が出て戻れなくなる。
ラスボスを倒せない能力でセーブしてしまうとハマリ確定。
レアアイテム収集家にとっても戻れないセーブは強敵。
とはいえ事前に「この先は引き返せないぞ。」という警告があるので、
その警告を無視してセーブしたプレイヤーに責任がある。
なお、皇帝ライフポイントを0にすると戻れるというのはガセネタ。どうやっても戻ることはできない。


●のえる【ノエル】
ロマンシングサ・ガ2に登場する、七英雄一の実力者(と部下に言われている)。
古代人の転移装置を探すため、モンスターを使いテレルテバの塔を調査していたのだが
皇帝が住人がモンスターに脅かされている事を伝えると
住人を困らせるつもりは無かった、と謝罪とともにモンスターを撤退させる。
他の七英雄とは比べ物にならないいい人ぶりである。
一連のイベントを女皇帝でこなした場合、ノエルがモンスターと結託した事が判明した時に
「女の夢が壊された」という旨の発言があるなど、どうやら女性人気も高かったらしい。
謝罪を受け入れず断って戦うこともでき、第一形態だとカウンターをメインに使ってくるので遠距離攻撃が必要となる。
第二形態になっているならカウンターも使わないし1ターン1回攻撃なので楽に勝てる。
どちらの場合も途中から本気を出してくるので一気に倒すこと。

そんな彼も、妹のロックブーケ皇帝に敗れていた場合は問答無用で襲いかかってくる。
この場合は1ターン2回攻撃になっており地獄爪殺法や月影など強力な攻撃を戦闘開始直後から繰り出してくる。
対処法もあるが、まともに戦うにはこちらが相当強くないと厳しい。
ちなみに名前の由来は山手線の上野駅。


●ぱりい【パリイ】
ロマサガ2から登場の回避系片手剣技。
この技を使った同一ターンに使用者が直接攻撃を受けた時、一定確率で回避してくれる。
序盤に習得でき、無制限に使用できるので上手く使えばそこそこ悪くはない…
のだが、ロマサガでは守りはほどほど(やるなら徹底的にやる必要があり、パリイは不安定過ぎ)にして、
攻めに重点を置かなければならないバランスなので、ネタ扱いされていくことに。
後半ではクイックタイムなどの更に強力なものが揃い、
序盤だとこれを使ってまで防御を行う必要があまりないのも拍車を掛けている。

初期メンバーの中で一番速くパリイを習得することが多く、パーティの盾となるベアという戦士とセットでネタにされる。
せめて技欄にあるだけで自動発動とでもなっていれば、扱いもまた違ったのだろうが…

ちなみによく「パリィ」と表記されるが実際は「パリイ」である。

さぁみんなもベアと一緒に

   ヾ〃〃ミミミミ
    |  ヾミミミ      / ̄ ̄ ̄ ̄
    |ト イ / ̄`l   < パリイ!
 ○―ヽ_/´ ̄ `l    \____
  `‐(  ヽ__/
     、_ _/〇__/
     |ノ l   /
      と.」と_」

余談だが、実際にパリイは格闘技において敵の攻撃を弾く、防御の技術として存在している。

☆関連語☆
ディフレクト 閃き インペリアルクロス ワンダーバングル


●べあ【ベア】
ロマサガ2に登場した、帝国重装歩兵の第一席キャラ。
キャラの多いロマサガ2にて指折りのネタキャラとして君臨する。
見た目や名前からしてパーティの主砲及び壁となってくれそうなキャラ(クラス)だが、
見た目より腕力がなく、見た目通り素早さがなく、
体力やHPは格闘家やインペリアルガードといったクラスのほうが優秀と意外と残念なキャラ。
技の面でも剣が得意というが彼(ら)以上に得意なクラスはたくさんある始末。
とただ単に弱いっぽいといった感じでネタにされる・・・と思いきやそれだけ(?)ではない。
彼の代名詞ともいえる技「パリイ」がネタっぷりに拍車をかけるのだ。
パリイとは剣の基本技で敵の接近攻撃を剣で打ち払う回避技。敵の攻撃を回避するだけである。
攻撃が最大の防御であるこのゲームのバランス的にイマイチな感じをかもし出すこの技を、
9割近くのプレイヤーはベアに閃いてもらうことになる。
そしてベア自体長剣での攻撃がいまひとつダメージ源にならないため、
とりあえず前衛でパリイ!と構えさせる。
健気(?)にパーティの囮か壁かになる姿がおもしろおかしく、
そしてかっこいいためここまでのネタキャラに成り上がったのだろう。
ベアにはパリイ以外の技を装備させるのは邪道! だの、前衛はいつもベア! だの、
へんてこなこだわりを持つプレイヤーまでちらほらいる。
ちなみに2chのロマサガスレ・ネタスレではベアの性格や性質も設定付けられているようで、
全クラス・キャラ中最高峰の能力を持つハンニバルやコウメイをライバル視してるらしい。
今日もどこかでドハデな仲間キャラの技を横目に敵の接近攻撃をいまかいまかと待ち構えるベアがいる。

☆関連語☆
インペリアルクロス ガラハド


●へんりー【ヘンリー】
ロマサガ2に登場する帝国猟兵(男)の第一席キャラ。
最初からPTに加わっており、強力な弓技を閃く可能性のある有能な帝国猟兵(女)のテレーズと違い、
全くストーリーに絡まないことと、パッとしない存在感によって完全に空気扱いされている。
これだけなら数多い空気キャラの一人と思われるが、
インペリアルクロススレでは名前を忘れられたり、回想で一人だけ思い出して貰えなかったりと、
これでもか!というくらい徹底的にスルーされることで逆にキャラ立ちしているという
予想外のネタキャラとなっている。

スプリガン    ヴィク ← ソウルスティール ── 新
|           トール ── 流し切り ──→ 宿
グランドスラム                     ↑
↓                       強撃が当たらない
ライーザ ←─── 俺に気があるだろ ────┐|
↑                           ||
重装歩兵女に勧誘                 ||
|                           ||
├────── 頼りにしてるぜ! ───→ ジェイ ──┐
│┌───── さっさとルドン行け ──── ムズ ←┐俺
│├ アッー! ←― 触手 ←― ナイトヘッド   ↑ │  │に
│↓               ┌─ 頼もしい ─┘ |  髪 気
ベ ─── 皇帝陛下 ─→ジェラ ←─ 頼りない ─┘  切 が
 ア ←── パリイ ──―  ール ←─ パジャマ ┐  れ あ
↑│                ↑└ 強くて美人 ┐|   よ る
││エメラルド ─ ファイアーボール ┘         ↓|   │ だ
│└──── 気になるのあの子 ────→ テレ ─┘ ろ
├────── 鎧が汗臭い ──────── ーズ ←┘
│             /\
|             ||
生命の水        霧隠れ
|             ||
└────────アリエス              ヘンリー
         /\
        /   \
       /      \
     /|      |\
      |      |
    ギ ャ ラ ク シ ィ
      |      |
      |      |
        コウメイ ← テンプテーション ─ 池袋

☆関連語☆
ベア 予想外のネタキャラ


●ぼくおーん【ボクオーン】
ロマンシング サ・ガ2に登場する七英雄の一人。
通称・ずる賢いボクオーン。
ステップを拠点に、地上戦艦で暴れ回り
麻薬を作り、エリア一帯を支配しようとした人形使い。
行動次第では、主人公達も地上戦艦に囚われてしまい
装備を剥がれた上で戦わされる事もある(当然回避可能イベントである)。
そのルートで挑む場合は、武器を必要としない体術や
術法中心のメンバーを多く入れるといい。
マリオネットを使ってこちらの攻撃の標的を変えてくるので、
先制攻撃可能な陣形で挑むか、ボクオーンのWPが切れるまで粘ると楽に勝てる。

なお、彼の名前の由来は大久保駅だと思っている人が多いが
山手線にある駅は新大久保駅であるので、間違えないように。


●めい-の-じゅほう【冥の術法】
ロマンシング・サガ2における魔法の一系統。天の反属性。
他の術法が研究所を建てれば覚えられるのに対し、冥の術法はある特定イベントを起こさないと覚えることができない。
ただしそのイベントを起こすと

1.税収が減る
2.サラマンダー一族が仲間にできなくなる
3.プレイヤーによっては島一つを犠牲にしたことで良心の呵責にさいなまれる(しかも島唯一の町に行くと人骨が転がっている)

ので素人にはお勧めできない。
他者の命を犠牲にして手に入れる魔法なのでFF2のアルテマと同系列にあると言える。


●らぴっどすとりーむ【ラピッドストリーム】
ロマンシングサガ2にでてくる陣形の一つ。
確実に先制攻撃をできるかわりに、防御ができなくなるという特徴を持つ。
これとクイックタイムのコンボはあまりにも有名。
やられる前にやるのが基本原則のこのゲームでは、クイックタイムと組み合わせなくても十分な効果を発揮する。


●るどん-おくり【ルドン送り】
新皇帝をすぐに謀殺すること。プレイヤーが新しい陣形を修得し、
用がなくなったクラスの皇帝から新しい皇帝に変更するために、
帝都アバロンに近く、すぐに強敵と戦えるルドン高原に送られることになる。
転じて、要らないキャラを外す際にもルドン送りという単語が使われることもある。

☆使用例☆
ベアが皇帝になった! さっそく__にしよう!


●るどん-こうげん【ルドン高原】
ロマンシングサガ2に出てくる地名。
一見普通のフィールドに敵キャラがうろついているだけの場所だが、
ここでは多くのプレイヤーがいらないキャラを身包み剥がして
謀殺しているという知る人ぞ知る名所である。
夜中に行くと今まで謀殺されたキャラの亡霊がでるとかでないとか。(でません)
仲間に入れたいキャラが出るまでは同クラスのキャラを殺しまくるのが
手っ取り早いという仕様上、ルドン高原は
手軽に味方殺しが行える場所な故に謀殺に利用され続けるのである。

☆使用例☆
「ハンニバルを仲間にしたいからマールバラを_____で殺してくるか」


●ろっくぶーけ【ロックブーケ】
七英雄の紅一点にして、ノエルの妹。
エイルネップの塔の調査を担当しており、現地の男たちを得意技のテンプテーションで魅了して労働力としていた。
男性の皇帝が話しかけると、無力な女性を装って、皇帝に協力を求めるが断ると実力に訴えてくる。
しかし、皇帝が女性だと襲ってこない。
どちらの皇帝でも、協力を受けた場合はエイルネップ神殿の守護者と戦わされ、後に沈んだ塔で決着をつけることになる。
沈んだ塔のほうは退却可能なので、テンプテーションを見切るのはこちらのほうがやりやすい。
見切っておかないとラスボスもテンプテーションしてくるので後で泣きを見ることになる。
男性しか見切ることができないので、必ず一人は男性の仲間を連れていくこと。
なお、テンプテーションで皇帝が魅了されると全滅扱いになり、
女皇帝にチェンジしない限りロックブーケと戦うことができなくなる。
第二形態のロックブーケはテンプテーションのほかに召雷を使ってくるので実力もかなり高い。
七英雄実力一といわれる兄のノエルより強いんじゃないかと思わせる体験談多数。

名前の由来は山手線の池袋駅。
ロック(岩)+ブーケ(花束)が彼女のイメージに合っていただけに、
駅名の逆読みといわれて驚く人も多かったとか。


●ろまんしんぐ-さ・が2【ロマンシングサ・ガ2】
SFCのサガシリーズ2作目。
閃きシステム、ライフポイントの概念、陣形など、サガのシステムはこの作品であらかた完成された。
皇帝の力を「伝承法」によって引き継がせて、領土を拡大し、七英雄を倒すことが目的。
数々のイベントを自分の好きな順番でこなすことで、自分だけの年表を作り上げることができる自由度の高さが魅力。
そのため、ロマサガシリーズの中では一番人気が高い。
反面、中盤以降の難易度が高く、途中で諦めたプレイヤーも多いと思われる。
ラスボスの七英雄は反則的な強さを誇り、ある程度の下準備をしておかなければ勝つことができない。
そのときには既にラストダンジョンから抜けられないため、何も知らないプレイヤーは泣く泣くやり直す羽目になる。
どうしても勝てない場合、クイックタイムラピッドストリームなどの逃げ道も用意されているので、
当時投げた人も諦めないでいただきたい。

追記
シリーズの中で唯一といってもいいが、術法を鍛えておかなければ後で泣きを見る。


●わぐなす【ワグナス】
ロマンシングサ・ガ2に登場する、七英雄の一人にしてリーダー。
主な任務は、ヤウダ地方の占領と、そこに隣接する古代人の集落の探索だと思われる。
一体どのような仕掛けなのか城を丸ごと浮上させて自らの居城とするという大技を見せてくれるのだが、
特筆すべきは、彼の元にたどり着いた時の皇帝との問答。
浮遊城を楽しんでもらえたかと聞き、楽しいとも楽しくないとも答えても、
どちらにしてもお前の人生は終わりだとお約束なセリフと共に襲い掛かってくるのだが、
第三の選択肢「もう帰る」を選ぶと背中に乗せて浮遊城から降ろしてくれるという、妙な親切心を見せてくれるのだ。

彼を最後に残した場合、戦闘前にノエルまでやられたことに恐れつつ、
戦闘後には七英雄こそ最強・・・最強なのだ・・・と自己暗示っぽいセリフを言いつつ引っ込むという
微妙なヘタレっぷりも見せてくれる。

しかし、そこは七英雄のリーダー、それ相応の実力を備えている。
ヘタに戦えば混乱させられたりマヒさせられたりしてパーティーをかき回された挙句、
「熱風」や「ファイアストーム」で吹っ飛ばされてしまう。
特に後半戦に回して戦うと「ファイアストーム」の一発で全員4ケタダメージを食らい
いきなり全滅、とかヒドイことにもなりかねない。
熱属性攻撃を遮断する術「炎の壁」はぜひとも開発しておきたい。
名前の由来は、山手線の品川駅から。


●わんだーばんぐる【ワンダーバングル】
ロマサガ2に登場する最凶の盾。
アイテムの説明は「弓攻撃を100%回避」だが、
プログラムミスにより弓矢だけでなく剣攻撃、殴り攻撃、突き攻撃のすべてを回避してしまう。
所詮バグの産物なので、やりこみプレイではクイックタイム、活人キャンセルと並び禁止にすることが多い。
ロマサガ3以降は説明どおり弓(弾丸)攻撃しか回避できなくなった。



▼ロマンシングサガ3


●あすら-どうじょう【アスラ道場】
ロマンシングサガ3における、技を覚えるための重要なポイント。
ゲーム中の地名で言えば洞窟寺院跡と諸王の都の二ヶ所がそれにあたる。
アスラとは雑魚モンスターの名前である。
このゲームには戦闘中にキャラクターが技をランダムで覚えていく「閃き」システムがあり、
強力な敵と戦うほど技を覚えやすくなっているのだが、
その習得に最も適しているのが、このアスラであり、
そこから転じて、彼が固定敵として現れる場所を道場と呼ぶようになったという。
なお、このアスラはロマサガスレの住人からは師匠などと呼ばれ、
全裸の筋肉天使という外見で、全体攻撃と単体攻撃と状態異常攻撃を繰り出してくる強力なモンスターであり、
その攻撃力だけならラスボスにも匹敵する最強の雑魚であるが、
普通ランダム遭遇することはない。
しかし、イベントの進め方によっては、街中で不利な陣形で強制的に戦わされることもあり、
そのへんはやはり油断大敵ロマンシングである。


●いしづき【石突き】
ロマサガ3の槍技の一種。
ポイント無消費で発動できる上通常攻撃より強く
強力な全体攻撃の大車輪へと派生するため序盤では結構お世話になる。
技の説明としては『槍を回転させて刃のついていない方(石突き)で殴る』
というものだが刃がついている方で単に突くより強いのはどういうことなのだろうか。

☆関連語☆
槍技


●いち【一(ロマンシングサガ3) 】
見ての通り漢数字の1だが、ロマンシングサガ3においては
見た目が似ているからか「ー(伸ばし棒)」と共用されるという謎の容量節約をされている。

「一(いち)」としての使用頻度は「一度」「一人」「一緒」「一通り」「一石二鳥」「指一本」など序盤のイベントに結構あるが、
「ー(伸ばし棒)」が付く単語もキャラ名やアイテム名などに多いため、メニュー画面などで読む時になんだかもやっとする。

開発が間に合わなかった未使用イベントやマップデータなどを入れっ放しにしてるくらいなら
たかだかフォント1個分程度ケチらなくてもいいのに…と思わざるを得ない。

☆使用例☆
「ツィ_リンにスパイダ_ソ_ドとア_メントゥ_ム、ハリ_ドにア_スガ_ドとトロ_ルスト_ンを装備させよう」


●いやです【いやです】
ロマサガ3に登場する仲間キャラクター、詩人が放つセリフ。
ロマサガ3では仲間キャラクターを酒場で自由に外せるシステムがあるのだが、
この詩人というキャラは「パーティーから外せる条件(ちょい厳しい)」が設定されている。
そして、その条件を満たしていない時にパーティーから外そうとすると
「いやです」
とキッパリこう言うのである。
シンプルながらもインパクトがあり、実際の場面を想像するとシュールなため、
アイスソード程では無いが結構ネタにされている。

☆使用例☆
「詩人をパーティーから外せません。外す方法を教えて下さい」
「____」

34 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2012/09/09(日) 01:52:32.43 ID:PwfBDOmA0
物事はハッキリ言うタイプの詩人さんマジパネェっす
でも、詩を聞いただけで勝手についてくるのは勘弁してください
35 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2012/09/09(日) 01:54:48.95 ID:hIV964by0
そして何処かの洞窟で詩人さんは暗殺される


●おうけのゆびわ【王家の指輪】
ロマンシングサガ3に登場する伝説の武具の一つ。
魔王殿というダンジョンの最深部の扉を開けるための鍵となっており、
ゲーム進行のため必ず入手することになる。

装備すると毎ターンHPが自動回復したり、即死攻撃に耐性が付くが、
・戦闘終了時にHPは全回復(戦闘不能もLP0でなければ回復)
・↑のため自動回復よりも、被ダメージそのものを減らした方がいいが、これの防御力は低い
・戦闘不能も通常の回復アイテムで簡単に治せる
・その回復に関しても生命の杖が強すぎて、他の回復手段は軒並み空気
という点から装備することの恩恵があまり受けられない、伝説の割にイマイチな武具… のはずだった。

ところが、別の問題により、多くのプレイヤーが愛用する指輪に化けた。
この指輪、店で売ると2500オーラムというなかなかの大金が得られる。
イベントで使うアイテムなので、当然売っていいような物ではないはずなのだが、
売り払った後特定の店で店員に話しかけると「いい物がありますぜ」というメッセージと共に、
購入した内1個がこれに化ける「きれいな指輪」が10オーラムという異常な値段で売りに出されるのだ。

これにより、王家の指輪を売る→きれいな指輪購入→化けた王家の指輪を売る→きれいなゆ(ry
という流れで、かなりの速さで金が増えていく(ほとんどの場合きれいな指輪の販売店で)。
ついでに別の方法を用いると何個でも王家の指輪が増える。いいのか聖王遺物?

このため、自由に町を行き来できるようになった段階でまず指輪入手フラグを立てるプレイヤーが続出した。


●おうりゅうけん/こうりゅうけん【黄龍剣】
ロマンシングサガ3の剣技の最高峰で、その派手な演出がオープニングデモにおいても目を引く。
ゲーム中の解説文もズバリ「最強の剣技」であり、もちろん基本威力と消費WPも最高であるのだが、
武器レベルの上昇に伴い飛躍的に威力が増加する「分身剣」の威力が遠からず上回ってしまい、
コストパフォーマンスと反撃回避の点からも分身剣に隠れてしまう悲しい技でもある。
最強というからにはもう一つ何らかのメリットが欲しかった。演出は本当にカコイイのだが・・・

ちなみに飛水断ち、五月雨斬りから派生しているが通常攻撃からの方が難易度が低い。

☆関連語☆
閃き 極意 アスラ道場 分身技


●おまえのかあちゃんで〜べそ〜【お前の母ちゃんデ〜ベソ〜】
ロマンシングサガ3に登場する主人公ミカエルの迷台詞。
マスコンバット中の作戦の一つ、おとり作戦を選択すると、
この台詞と共に敵指揮官を挑発し、敵の全軍突撃を誘発させる。

常識的に考えてこんな作戦通用しないだろとか、
5万オーラムもかけて開発するものなのか、など色々突っ込みどころがあるが、
使いようによってはかなり有用であり、しかも必ず成功することを考えると、
ミカエルがものすごくむかつく挑発をしているか、
敵指揮官が皆ものすごい短気であるかのどちらかである。

ちなみに敵指揮官が魔物でも通用するため、
魔物にもヘソはあるのだろう。


●かいけつ-ろびん【怪傑ロビン】
ロマンシングサガ3に登場する正義の怪盗。通称細ロビン。
ヤーマスの町を牛耳るドフォーレ商会に義憤を募らせ立ち上がる。
その正体は酒場の内気な青年ライム。
まんまヒーローものな登場シーンや、その際に流れるBGMの中毒性から、
仲間キャラの多い本作中でも特異な存在感を放っている。
…が、小剣と蒼竜術の二刀流ゆえ、やや器用貧乏な感は否めない。
極めつけとして小剣技最高位のファイナルレターを、
真フォルネウス、もしくはラスボス最終形態でないと自力で閃くことが不可能。
戦力としてはにせロビンの方が上だったりする。

☆関連語☆
にせロビン


●がめつさ【がめつさ】
ロマンシングサガ3に登場する隠しパラメータ。
主人公ごとに初期値が異なり、ハリードが最も高く、モニカが最も低い。
何かにつけて報酬を要求するような選択肢を取ると上昇し、がめつさが最高になると
一部のイベントで選択肢が出現しなくなり、勝手に行動するようになる。
このことによる最大のデメリットは、ウォードから氷湖探索の依頼が受けられなくなることである。
このイベントを行わないとオーロラが出現せず、雪の町に行けなくなるため、
雪だるまを仲間にしたり、氷の剣を入手したりできなくなってしまう。
(ついでに、最強の槍「竜槍スマウグ」の入手も面倒になる)
目先の利益にとらわれてばかりいると後に大きな損失を生み出すことになる、という
製作者からの忠告が伝わってくるかのようである。


●きどらんと-の-ちょうちょう【キドラントの町長】
ロマンシングサガ3に登場する、
名前通りキドラントという町の町長。そして最悪の外道。
理由は以下の通り。

キドラントの近くの洞窟に怪物が棲み、主人公に何でもお礼は十分にするから退治してくれと頼む。
いざ主人公が洞窟に入ると入り口を封鎖し、
「怪物を倒せば開けてやるよ」
主人公が「騙したな!出せ!」と言うと、
「何か言ったかい?よく聞こえんな〜。村のためだ、がんばってくれ」
などとのたまう。

その後主人公はニーナという少女によって助けられるが、
町長はそのニーナを生け贄にする。
そして怪物を倒し、ニーナを救出してキドラントへ戻り町長と会話をすると、
「私が町長です」という台詞を吐くだけ。お礼も詫びも命乞いもなし。「私が町長です」だけ。

おそらく単純なイベントの設定ミスなのだろうが、
このミスのおかげでロマサガ3屈指のネタキャラとなった。

ちなみに町長が「私が町長です」「村のためだ、がんばってくれ」
と矛盾したことを言っていたり、店で売られている道具の質が低いことから村だと思われがちだが、
キドラントは村ではなく町である。


●きょうじゅ【教授(ロマサガ3)】
1)
あ〜ら、いらっしゃい。ここがだれの項目か、ご存じ? きょ・う・じゅ の項目よ。
そう、私が教授よ。そう、私は天才、私は万才、私は3‥いえ、私は20才。
私、頭がいいだけじゃありませんのよ。最高の美しさ、完全なプロポーションも備えておりますのよ。
才色兼備って私のことを言うのね。
ここまでパーフェクトだと、存在そのものが罪なのかも知れませんわね。

2)
ロマンシングサガ3に登場する女性。その名の通り職業は教授。教授さんじゅっさい。
初登場時、専用BGMとともにダンスを披露しそのぶっ飛び振りに主人公に「帰ろう」と言わしめる。

人里はなれた森で一人研究にいそしみ、失敗しては騒ぎを起こす。
森にはペットの怪奇生物が溢れ、逃げ出した天才ネズミがキトランド生贄事件を引き起こし、
ネジを締め忘れて暴走した欠陥車は主人公達のひき逃げ事件を巻き起こす。
その時はさすがに落ち込んでいた・・・が、それは単に自分の失敗に対しての事であり、反省は全くしていない。

だが、身から出た錆とはいえ事件解決には協力を惜しまず、依頼によっては報酬も支払ってくれる。
憎めないところのある明るいマッドサイエンティストであり、
人を生贄にしておいてそ知らぬ顔のどこぞの町長とは大違いである。

トレード物件でも登場し、買収すると固有技が使えるようになるなど優遇されている。
なおサガフロのオマケイベント、開発室によるとモデルは社員の渋谷員子氏らしい。

☆関連語☆
ハイパーゴールドラグジュアリーフルオートマチック真ファイナルヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーン』
スーパーウルトラデラックスファイナルロマンシングドラゴンマシーン


●ぎんのて【銀の手】
ロマンシングサガ3に登場する伝説の武具、聖王遺物の一つ。
中盤のイベントで入手でき、腕防具としては中の上程度。
単純な防御力ではより優れた防具が色々あるが、これの真価は片手武器を二刀流出来るようになる点。
片手武器を二つ装備していれば、使用武器の前にもう片方の武器による追撃が発生するため、
その武器の通常攻撃分だけ威力を加算できる。
手が塞がるため盾が発動しなくなるが、火力と燃費を底上げ出来るため価値は非常に高い。伝説の武具の面目躍如である。

ところで、この銀の手に関して公式で設定などは明かされていないのだが、一つの仮説がある。
仲間キャラの一人にシャールという術戦士が居るのだが、
彼は利き腕の腱を切られたという設定のため、腕力が5、器用さが3しかなく、
それぞれのワースト2と比べても腕力10、器用さ12と断トツで低い。
しかし、この銀の手を装備させると彼だけは二刀流にならず、全キャラ最低の腕力と器用さが
一気に全盛期の数値である腕力21、器用さ19まで強化され、武器術共に平均以上の万能戦士となるのだ。
この効果を考えると、銀の手の設定は
「利き腕ではない方の手を利き腕と同等の能力まで上げる」という考察が最有力説とされている。


●ぐぅえいん【グゥエイン】
ロマンシング・サガ3に登場するドラゴン。
ヤーマス地方の山中に、自身が集めた財宝に囲まれて住んでいる。
聖王と共に四魔貴族の一・ビューネイを倒した巨竜ドーラを母に持つものの、そのドーラが最後は聖王に討たれた為、人間を快く思っていない。

作中ではある一定の条件を満たすとグゥエインと共にビューネイに挑む事ができるようになる。
聖王の伝説そのままに、グゥエインの背に乗った主人公とビューネイの戦いは本作屈指の燃えポイントで本作を遊んだ事無いという人でも
「ドラゴンの背にのったキャラクターが巨大なボスと戦う」という絵をみた事がある人も多いのではないだろうか?
見事をビューネイを討ち果たした後にグゥエインの巣へ向かうと、
「折角来たのだからもっていけ」と自分の財宝から1万オーラムを渡してくれる等、太っ腹な処も見せてくれる。

だが、彼とのイベントはここで終わった訳では無い。
この後、パブ等で情報収集をしているとグゥエインが小さな村を滅ぼしたという情報が聞ける。
試しに小さな村に向かうと、そこは家々が破壊され巨大な足跡が幾も残るだけの廃墟と化しているのだ。
グゥエインに対して人里を荒らすのを辞めろと諫めても、破壊と略奪は竜の本能だと聞く耳を持たない。
そして戦う事を選び、グェウインに勝利すると、
彼は主人公への友情と母ドーラの最後の想いを知りながら果てるのである。

ビューネイとの空中戦、人と竜の友情等、ロマサガ3の中でも特に印象深いイベントが揃う登場キャラであろう。

☆関連語☆
空中戦 四魔貴族


●こおりのけん【氷の剣】
ロマンシングサガ3に登場する伝説の武具、聖王遺物の一つ。
その名の通り、氷銀河の果てにある永久凍土から削り出された氷の魔剣で、攻撃力40。大剣中2位という申し分ない威力を誇る。
また、ロマサガ3の武器の中では珍しく専用攻撃エフェクトと冷属性を持っているなど優遇されている。
更に、魔力依存の固有技「霧氷剣」が使用可能、かつ常時フリーズバリアを纏った状態となりカウンターでダメージを与えることができる。
攻防一体、まさに聖王遺物に恥じない性能を持った武器である。

さてこの氷の剣、上記のような高性能の大剣とあって大剣使いに持たせたくなる所なのだが、そこでちょっと問題がある。
ゲーム中、キャラメイキングが可能な主人公を除くと大剣が得意なキャラはカタリナとウォードと少年の3人。
だが、少年とカタリナは最終パーティには加入不能、となると主人公が大剣使いでなければ適任はウォードしかいない訳だが、
実はこのフリーズバリア、行動前に発動すると行動予約がキャンセルされるため、素早さと魔力が最低ラインのウォードには不適。

また、霧氷剣は剣Lvに依存せず、どちらかというと魔法のような扱いなので、素早さと魔力に優れたキャラに渡すのがベストとなる。
パラメータだけで言えば意外にもレオニード伯爵が適任。特殊な固有魔法しか使えず高い魔力を腐らせている彼の主砲となってくれる。
それ以外にもサラやトーマス、ヤンファン、ボストンなどが向いているので、彼らに使わせてやるといい。
また、一定確率で先制攻撃する聖王ブーツもバリアとの相性が良いのでセットで使わせるのもアリだ。

同シリーズ繋がりの「あの剣」に倣って、手に入ったらぜひ「あの台詞」を言ってあげよう。

☆使用例☆
ねんがんの ___を てにいれたぞ!

☆関連語☆
カタリナ ウォード 少年 ガラハド 聖王ブーツ がめつさ


●さら・かーそん【サラ・カーソン】
ロマンシングサ・ガ3の主人公の一人。
同じく主人公であるエレンの妹で、やや引っ込み思案な性格の少女。
主人公選択時、未選択時ともに特に専用イベントは存在せず、
主人公のときは少年を序盤から仲間にできることと、
仲間のときはぞうを加入させるのに必須なくらい。
その出自は、15年前の死食で生き残った運命の子の片割れ(もう一人は上述の少年)である。

そんな他の主人公と比べるとやや地味目な彼女には、専用イベントの代わりなのか様々な罠が存在し、
・主人公ではない時、四魔貴族をすべて倒した時点でクリアまで仲間にできなくなる
・主人公の時は、上記と同じタイミングで少年をクリアまで仲間にできなくなる
・主人公なのにラスボス直前で離脱、残りの仲間だけでラスボス戦になる

特にラスボス直前で離脱は、主人公が戦闘メンバーではないときに適用される
コマンダーモードという特殊戦法に強制的に変更されてしまうため、
発売当時、何も知らずに彼女を主人公に選んだプレイヤーたちを絶望の淵にたたき落としてくれた。

☆関連語☆
四魔貴族


●しじん【詩人】
ロマンシングサガ3に登場する仲間キャラクターの一人。
是非この項目を読む前に、ロマサガ汎用項目●ぎんゆうしじん【吟遊詩人】も参照にして頂きたい。
さて、いきなり最初に言ってしまうが、このキャラの凄いところ(ネタにされているところ)は
「至る町の酒場にいて、初見ではどう見てもNPCにしか見えない」のに、
「話し掛けただけで勝手に仲間に」なり、
しかも外せる条件が「四魔貴族を倒した直後に外す」という面倒な条件で、
それ以外で外そうとすると『いやです』とハッキリキッパリと断り、
仕方なくLPを0にさせてパーティーから強制離脱させても、
「何事も無かったかのように再び至る町の酒場に佇んでいる」ところにある。

そのため、ロマサガ3初心者はNPCだと思って話し掛ける→
詩人が仲間になってしまう→固有名じゃないし吟遊詩人だから弱そう…という勝手なイメージで外そうとする→いやです→
LPを0に→以後、詩人を全力スルー
という吟遊詩人の項でも触れられている、実に悲惨な末路を辿らされることになるのである。
だが決して能力的に弱い訳ではなく、分かりやすく超簡単に言えば
「全ての武器を使えてステータスも安定しているFF5の吟遊詩人」と言った感じで、
更に序盤も序盤から仲間に出来るため熟練者からの評価は結構高い。

☆関連語☆
吟遊詩人 いやです


●しつれいけん【失礼剣】
ロマンシングサガ3に登場する剣技。消費WP1。
敵の眼前で後ろに振り向きながら斬りつけるというトリッキーな技で、回避されにくいのが特徴。
威力は低いが、剣レベルが低すぎて通常攻撃が特に弱い最序盤や
その消費の低さを活かして技の達人になった時の無消費攻撃としては重宝する。
と、思いきや技の達人になる頃には強力な技もそこそこ増え、通常攻撃との威力差が誤差程度になるため
あえて技と見切りの枠を一つ潰して入れておくほど価値がある訳でもなく
結局、基礎攻撃力の差が活きる序盤だけが使い所という悲しい技。

とまあ、本編内ではさほど活躍しどころがある訳でもない上に見た目も地味なのだが、主にアクションゲームで
武器を振りかぶって振り下ろす→振りかぶりの時点で攻撃判定発生→完全に振り下ろす前に攻撃動作をキャンセル
というテクニックが使えると、その一連の攻撃方法の代名詞としてこう呼ばれる事がある。
敵の眼前で背中向きのまま、普通に攻撃するより手早く相手を斬り捨てていく様はまさに失礼としか言いようがない。

本編での地味さ加減に反して意外と外部認知度の高い不思議な技である。

☆使用例☆
ラスボス「貴様、一体ッ!?」
A「これぞ必殺、ヴァルマンドゥエ!」
B「__じゃねえかw」


●しゅくはくしーん【宿泊シーン】
ロマンシングサガ2、3で宿屋で泊まる時に流れるシーン。
たいていはベッドで寝ているのだが、町によってはベットの数が少なかったりすることもあり、
あとのメンバーは床で寝てたり、テーブルに座っていたりする。
それでもベッドで寝ているキャラ同様に全回復しているところからちゃんと寝ることができているらしい。

ちなみに寝ているポーズは術を唱えているポーズが使われているため、一部のキャラは妙に寝相が悪く見えてしまう。


●しょうねん【少年 (サガ)】
1)小学校中学年〜10代前半終わり目くらいの男の子のことをいう。
RPGでも主役になる確率が高い。

2)ロマンシングサガ3における登場人物の一人。
サラ以外が主役の場合はある条件を満たせば、サラが主人公なら話しかけるだけで仲間になる。
得意武器は大剣、そのためか最初から東方不敗という刀を装備している。
ストーリー的にはぱっと出てぱっと出番が終わるせいで印象が薄く、
戦力的にはそれなりに使えるのだが最終決戦では必ず離脱するという困った坊や。
しかし、死食を生き延びた二人の子の内の片割れ(もう片方はサラ)であるため、設定的には超重要な意味を持っている。
さらに、彼はかつて魔貴族を率いて世界を荒らした魔王の生まれ変わりではないのかという説も存在する。
ちなみに片割れのサラは聖王の生まれ変わり説あり。
サラが主人公の場合あっさり仲間になるのは、何か運命的なものがあるのかもしれない。
なお、ラシュクータ在住の象のアニキが育てていて、魔物にさらわれ行方不明になった赤子が彼である可能性が高い。
魔王の呪いによって象に変えられた者が、魔王の生まれ変わりの可能性のある子を育てるとは皮肉なものである。

ついでに、東方不敗という刀についてだが、どこぞの機動武闘伝の
変態おさげ爺のように恐ろしいほど強い刀というわけではない。
あしからず。


●せいおう−ぶーつ【聖王ブーツ】
ロマンシングサ・ガ3に登場する伝説の武具、聖王遺物の一つ。
他の聖王遺物は聖王の槍や聖王の兜など。
なんというか、妙にパチモノ臭いネーミングをしており
何故「聖王の靴」あるいはせめて「聖王のブーツ」にしなかったのだろうと
ファンの中でも疑問に思う者が多い。

なおこのブーツの重量は5。その他の靴の重量は0か1。
ほとんどが重量13の全身鎧に比べれば軽い方だが、足を守る防具として考えると異
常に重い。
ちなみに鎧の重量が4〜7なので、この靴は鎧に匹敵する重さを持つ。
それなのに、時々先制攻撃ができるようになる辺り、やはりただものではない靴の
ようである。


●ぞう【ぞう】
ロマンシングサ・ガ3の仲間キャラクターの一人。名前でご想像の通り、まごうことなき象である。
魔王の呪いによって二足歩行する象になってしまった元人間だが、
彼の住むラシュクータという町の住民全員が象にされているため
「ようせい」や「ゆきだるま」と同じく個体名ではない。人間だった時の元々の名前は不明。

さて、仲間としての彼はサラサのシャツという服の固定装備を持っているが防御力は序盤の服と同程度であり、
最序盤級の装備で装備枠を一つ潰す事を強いられるため人間キャラより防御力を上げにくい。
ボストンのように装備種類が鎧ではなかっただけマシと言えないこともないが…
加えてステータスがゆきだるまと似たり寄ったりで攻撃に関するパラメータが微妙、
特に素早さが全キャラ中最低なので活躍させにくい。
そもそも仲間にする条件が少々面倒臭く、仲間に出来る事を知らないままクリアしたり
仲間に出来るようになった頃には主力メンバーが確定していて入れる余地が無いなんて事もよくある話。

ところがどっこい、そこで単なる弱キャラ・ネタキャラとして終わらないのがロマサガ3。
彼には長くて器用な鼻があるのでなんと両手持ち武器と盾が併用出来るという他には無い長所がある。
また体力が高いので毒ダメージに強く、HPが自然回復する装備をつければ回復量が多くかなりのタフネスを発揮する。

そして最大の長所がLPの高さで、なんと36もあるのだ。
普通のキャラは10が標準、12〜15もあれば高い水準と言えばどれだけ規格外かわかるだろう。
ロマサガ3には「被ダメージが全てLP1ダメージになる代わりに全ての技と術がノーコストで使えるようになる」
という蒼竜術「龍神降臨」がストーリー後半で覚えられるようになるため、彼とこの術の相性は最高。
ボス戦で使えば燃費の悪い最強技や最強術も撃ち放題。まさに鬼神の如き活躍をしてくれる事だろう。

彼もまた「ロマサガ3の人外キャラは癖があるけど使いこなせば強い」というジンクスを支える一人(一頭?)である。

☆関連語☆
ボストン ようせい ゆきだるま レオニード 人外パーティ


●そこ-は-でぐち-じゃ-ありませんよ【そこは出口じゃありませんよ】
ロマンシングサガ3のヤーマスの道具屋で、もう一つのドアから出ようとすると言われる。
その先には何があるのか謎。

追記:ロマサガシリーズは開発段階から潰れたイベントが多数ありその名残が残る場所の一つである。
ゲーム中に出てくる見えるけど入ることができない扉はだいたいが上記理由によるものである。


●たいがーぶれいく【タイガーブレイク】
ロマサガ3に登場する体術技のひとつ。周囲の気を自身に集中させて身に纏い、敵に突進してぶつける技。消費WP12。
体術最強技「龍神烈火拳」と双璧を成す強力技で、閃くことが難しい分、最後まで通用する性能を誇る。
基本性能の高さもさることながら、この技の真価は

・体術なので武器不要
・一見近接攻撃技に見えるが、(何故か)後列の敵にも攻撃可能
・カウンター&盾防御&回避不可能で、使えば必ず当たる
・防御力無視のため、通常は打撃攻撃が通用しない無機質系や幽霊系などあらゆる敵に効き、ダメージも安定する
・使用する度に腕力と体力が上昇する。特に腕力の上昇によって使うごとに威力が目に見えて上がる
・投げ技ではないので、盾orガーターによる防御行動が可能

という他と一線を画す付加性能の優秀さであり、この点から、
消費WPが15と多く、付加性能もなく、防御されることがある龍神烈火拳よりも、こちらを体術最強技と見る人もいる。
条件次第でカンストダメージを叩き出せる分身技を除けば間違いなくゲーム中1・2を争う最強技で、
体術の地位をトップクラスにまで押し上げている要因のひとつといえるだろう。
むしろバランスブレイカーすれすれな超性能のため、極意を取って全員に使わせたりすると
戦闘がつまらなくなりかねないので注意。

ちなみにブルクラッシュがウォードの代名詞であるように、
仲間にしやすい&人気キャラというスタメンへの入りやすさと、体術の閃き適正とを兼ね備えたエレンが閃くことが多く、
彼女のイメージといえばこの技か龍神烈火拳のどちらかを挙げる人が多い。

またその見た目から某スーパーロボット必殺技の「シャインスパーク」を連想したり、
2chのロマサガ3関連スレではエフェクトとモーションの格好良さについて賛否両論だったりと色々話題の多い技でもある。

☆関連語☆
閃き アスラ道場 龍神烈火拳 エレン バランスブレイカー


●とーなめんと【トーナメント】
ロマンシングサガ3に登場するイベントの1つ。
内容は単純で、ツヴァイクという街の城で開催される武術大会に参加できるというものだが、

・ビートルズ (ビートルズ4人に見立てたビートル4匹と、小野洋子に見立てた淫婦=インプ1匹)
・じごくのかべ (同社SRPGフロントミッションに登場する陸戦部隊 「地獄の壁」に見立てた重装騎士6体、同作のスキルに見立てた技も使う)

といったパロディネタのチームがいたり、マスタードビー、レッドドラゴンなどの強くて技が閃きやすい敵などもおり、
トーナメント終了後は結果いかんに関わらずパーティーが全回復するため、序盤〜中盤の技道場としても有用な場所。

ちなみに、優勝するとツヴァイク公の肖像入りのありがた〜い優勝メダルを貰えると同時に別のイベントのフラグも立つのだが、
主人公の1人であるモニカだけ序盤にツヴァイク公の息子に嫁がされる予定だったため立場上参加できず、
モニカ主人公のプレイヤーは「聖杯と竜鱗(双方貴重なアイテム)がとれねぇ」
「ヤミーと戦えねぇ」、「ポイゾンギアン先生に会えねぇ」、などとほぞを噛むことになる。

☆関連語☆
フラグ 閃き 道場 師匠 先生


●とーます=べんと【トーマス=ベント】
ロマサガ3の主人公候補の一人。メッサーナの名族。
村一番の豪農の息子で、他のシノン組主人公達の良きリーダーとして慕われている兄貴的な存在。
「シノン家の人間は戦いから料理までできなくてはいけない」と爺さんからいろいろなことを仕込まれているらしい。
そのためか、シノン組の中では初期HPや装備が若干高めで、主人公キャラの中で唯一最初から術を覚えている。

彼がパーティーにいることが条件で発生するイベントには、完成度が高く面白いミニゲームのトレードや、
聖王遺物を入手するための鍵になるイベントがあるため、OP終了後に高確率でパーティーに参加することになるのだが、
彼を主人公にしなくては見れないイベントは存在せず、 仲間にした場合の能力値もいまいちぱっとしないため、
OP終了後、彼を仲間にすることで発生するイベントが終了し、仲間の頭数がそろい次第、即解雇されやすい悲しいキャラ。

そんな地味な彼だが、主人公に選択しステータスを術よりに調整すると、突然化け物に生まれ変わり、

・OP〜序盤
他のキャラが単体攻撃で100弱のダメージを与えている中消費1の全体術で100強のダメージを与える。
・序盤〜中盤
他のキャラが単体攻撃で500ダメージの技を覚えてる頃には既に全体術で与えるダメージが軽く1000突破。
・終盤
ラスボス相手に9999ダメージを叩き出す。

といった感じに、2のコウメイも真っ青な大活躍をしてくれる。

☆関連語☆
コウメイ


●とれーど【トレード】
旧スクウェア社から発売された、ロマンシングサガ3に収録されていたミニゲーム。
その内容は会社経営と名のつくM&A(合併)合戦という経済的なもので、他に類を見ず画期的。
主人公はゲーム上に実際にある都市に設定された様々な産業・会社
(ex.港町では海運会社、山奥の村なら木材会社など、その他にも鉱物や農産物など多岐にわたる)を、
ライバル企業体と札束のひっぱたき合いで買収していくことになる。
買収合戦は擬似リアルタイムの駆け引きで行われ、
ライバル企業体と主人公の会社の買収額を示す左右2つの皿に降り注ぐ金貨の山は圧巻。
ゲーム後半はその額も圧倒的になり、主人公パーティーが、
万単位で装備を揃えるのに苦労している一方で億、兆といった単位の金が飛び交う。
その中で使われる駆け引き技も「賄賂」「根回し」「偽情報流布」「敵子会社独立工作」など、
非常にリアル。幼少期にプレイした人間のその後が危ぶまれる。
ロマンシングサガ3はこの他にも戦術級戦争ゲームであるマスコンバットなど、
完成度の高いミニゲームを擁している。
根強いファンの間では「ミニゲームだけ切り離して売っても大丈夫」などと言われる。

追記:ゲーム後半に発生するマクシムス討伐イベントを発生させると、
神王の塔のトレードエージェントがイベントのためトレードをしてくれなくなる。
こうなると神王の塔にある物件は二度と手に入らなくなってしまうので、
場合によってはトレード自体がクリア不可能になってしまう。
ゲーム進行には問題ないが、トーマスが主人公の場合EDに影響を及ぼすので注意。


●にせ-ろびん【にせロビン】
ロマンシングサガ3に登場する正義の怪盗。通称太ロビン。
ちょっとお間抜けなのはご愛嬌。 その正体は酒場の主人トラックス。
偽者にも関わらず本家ロビンよりも素早さが高い。なぜか魅力も高い。
初期術を持っていないので小剣のエキスパートとして活躍できる。
さらに、加入時から小剣の高位技であるスクリュードライバーを習得しているので、
極意取得のためにお世話になることも多い。
また、ラスボス戦時に彼がパーティーにいると「キサマがラスボスか!」という素敵な台詞を吐いてくれるので、
シリアスな雰囲気が一気に腰砕けてしまう。


●はいぱーごーるどらぐじゅありー ふるおーとまちっくしんふぁいなる
ヴぁーちゃるろまんしんぐときめきどらごんましーん
【ハイパーゴールドラグジュアリー フルオートマチック真ファイナル
ヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーン】

ロマサガ3に登場する術戦車の名前、スーパーウルトラデラックス
ファイナルロマンシングドラゴンマシーン
のネジを1つ締めそこなった結果こうなったらしい。


●はかい-する-もの【破壊するもの】
ロマサガ3のラスボス。
かなり強くいやらしい攻撃が多い。
直前に居る四魔貴族を倒しているかどうかで大きく能力や攻撃パターンが変化する。
倒した後の演出がやられた時の演出と最初の30秒ぐらいがまったく同じで、
倒すのをせかすような台詞も出るため(「アビスの力が世界にあふれる」「もう僕達には抑えきれない」)
倒しきれなかったと勘違いするプレイヤーも多かった。
引き返し不能の場所に居るために絶対に倒せない状況に陥り、
始めからやり直す羽目になった苦い経験をもつ者も多い。


●ぶるくらっしゅ【ブルクラッシュ】
ロマサガ3の大剣技のひとつ。 大きく振りかぶって爆発的なインパクトで大剣を叩きつける、スマッシュの上位技。消費WP6。
数ある大剣技でも上位の威力を持っており、かつコストパフォーマンスが優秀で、中盤から終盤まで使える技である。
一見火属性っぽく見えるが属性技ではないため、力が強いキャラに使わせれば四魔貴族を筆頭とした強敵にも十分通用する。
大剣技の中では1、2を争う優秀技で、覚えただけで強くなった気分になれるが、
この技に頼りすぎてパワープレイで進めると前列単体しか攻撃できず、
シールド防御もカウンターも発動されるし、大振りなためかたまに当たらない時もあるという
付加性能の乏しさによって後々苦労することになるかもしれない。

ウォードというキャラが閃きやすい派生元のスマッシュを最初から覚えており、更に技を閃く適正などがきっちり揃っているため、
彼がこの技を閃くことが多く、赤い服と豪快な人物像がこの技とぴったりマッチして、
一部のプレイヤーはブルクラッシュと言えばウォードというイメージを持っている。
そしてそのウォード自体も戦士系のキャラとしては優秀で、他に大剣使いとして素養のあるキャラが非常に少ないため、
ブルクラッシュを覚えさせるために連れ回してたはずが、いつの間にかパーティーのスタメンとして君臨していたというのも珍しくはない。

特に初回プレイなどでは最強技がなかなか揃わず、このクラスの技でラストまで行った人も多いと思うが、
真・四魔貴族や破壊するものなどはアスラ先生よりも閃きランクが高いため、
決戦中に使用技から派生した最強技を閃くという非常に熱い展開が起こりうるのがロマンシングな所でもある。

☆関連語☆
アスラ道場 少年


●ぶんしん-わざ【分身技】
ロマサガ3における強力な技のカテゴリ。
武器レベルの上昇に比例して攻撃回数が増し、威力が飛躍的に上がる。
代表的な技は、敵の周囲を円を描くように高速移動し連続で斬る剣技「分身剣」や、
敵の頭上にジャンプし、回転しながら降下して敵を八つ裂きにする竜槍スマウグの固有技「ラウンドスライサー」など。


●ぶんだんさくせん【分断作戦】
ロマンシングサガ3内のミニゲーム「マスコンバット」での作戦の一つ。
"鉄壁の兵法"の一種であり、その効果は
「自軍の半分を敵陣に飛び込ませ、敵軍を分断して敵の兵力を分ける」という物。
これによって分断された敵軍の前衛部隊は士気が下がるが、
自軍も半分を敵陣に突っ込ませることになるので使いにくい……

と、思いきや、
この作戦は一瞬で自軍の半分を敵陣ど真ん中に突っ込める作戦である事を利用して
開戦直後に分断作戦を使い敵軍に一瞬で送り込んで、そのまま情報操作等を使い敵を無防備にし
その隙に敵大将を画面外に押し出して瞬殺する、と言った戦法が作られたり
情報操作以外にも前列突撃など相性がいい作戦が多く、様々な攻撃手段が編み出された。
この戦法を手に入れるために最初のマスコンバットで守りを固める戦法を採り
鉄壁の兵法5種の中からランダムでこれが出るまでリセットする事も小慣れたプレイヤーにはよくある事。

攻撃は最大の防御と言う意味では確かに鉄壁の兵法なのだろうが、
その余りの攻撃性能はどこが防御用の作戦なんだと突っ込まざるを得ない。

☆関連語☆
ロマンシングサガ3 マスコンバット


●ぼすとん【ボストン】
ロマンシングサガ3に登場するロブスター族の戦士。
二足歩行するエビという、なんともシュールな外見のキャラクターだが、
仲間になる人外キャラが多いロマサガ3では一見すると特になんという事もないキャラ。
しかし他の人外キャラはようせい、雪だるま、ぞうといったように
単純な種族名が名前となっている者が多く、人外キャラで名前があるのは彼だけである。

ちなみに最終決戦に臨む時の台詞は
「最果ての島から終末へ
 ‥‥おもしろい」
意外にも渋い人格が伺われる。

性能面ではロブスターメイルという彼自身の外骨格を連想させる固定装備がある。
防御性能がなんとも微妙で、水属性には強いが物理防御は平凡、打撃に弱い、魔法防御は最弱の部類、 と散々な性能。

これだけだと体防具が防御力の要と言えるこのゲームでは悲惨な性能のネタキャラだが、
彼の真価は体術基本攻撃の「パンチ」が「ハサミ」になる点。
実はこのハサミ、体術Lvと剣Lvの合算で攻撃力が上がるため、
両方をしっかり上げておけば2000超のダメージを 無 消 費 で 叩き出す恐ろしい威力を持つようになるのだ。
(2000というダメージは武器Lvを一線級まで鍛えたキャラが使う分身技除く
各種攻撃技でも 上 位 〜 最 強 技 並の威力)

無消費で毎ターンこの威力を出せるキャラは他に誰も居ない。
また体術技の一つ、カウンターの威力も同様に上がるので、
ハサミが2000超えるような状態で使えば消費1で3〜5000ダメージというトンデモ性能になる。
極端なまでに防御を捨て攻撃に特化した彼もまたロマンシングの名に恥じない、
一つのロマン体現者と言えるのではないだろうか。


●ますこんばっと【マスコンバット】
ロマンシングサガ3の中のミニゲームのうちの一つ。通称マスコン。
端的に言えば、自軍を操り、敵軍を倒すという一見するとシンプルなもの。
陣形、策略、タイミングなどによって結果が大きく変わるので、ハマる人は猿のようにハマる。
同じくミニゲームのトレードとは違い、主人公がミカエルでないと2、3回しかできないというのが悲しいが、
このためにミカエルを主人公に選択するプレイヤーも多くいるくらいである。
後、全てのマスコンを好きな時にできるわけでもない(ボスを倒さないと駄目とか)ので注意。
ちなみにこのマスコン、難度は結構高い。
最終決戦で敵を全滅させることができた人は自慢して良いほどだろう。


●みかえる・あうすばっは・ふぉん・ろあーぬ【ミカエル・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ】

フルネームがやたら長い、ロマンシング・サガ3の主人公候補8人の内のひとり。
ロアーヌ候国領主であり、民衆から慕われ「名君」と称される、お忍びの外出が趣味の侯爵。

・・・という設定で、本当かどうかは不明。なぜなら、

・臣下の寝返りが無ければ、反乱6000の兵(とモンスター4000)に対し2000で戦おうとした
・しかも兵法が前進、後退、退却、突撃の4つくらいで貧弱
・配慮が足りないばかりに自分の妹や臣下を危険に晒す
・妹と傭兵の意見だけで一介の開拓民に妹の警護を任せる
・↑の末に2人で駆け落ちされることもある

その他、理想の女性像が「文武両道、かつ容姿端麗」と異常に高かったり、
5万の金をかけて開発した戦術が「お前の母ちゃんデ〜ベソ〜」という挑発だったり、
税を取ることで下がった民衆の感情を上げる方法が「影武者に政治を任せてモンスター退治に出る」だったりなど、
迷君疑惑が尽きることがない。

しかし、見方を変えてみれば、臣下が寝返ると根回しor予見し、基本兵法のみでも勝利を収める指揮能力を持ち、
限度を理解し、被害ゼロで最大限の効果を挙げる囮を仕立てることができる。
駆け落ちされても平然としており、短期間と少ない情報で人間性と行動を完全に把握しており、
その人心掌握能力を以て、どんな指揮官に対しても全軍突撃を誘発させられる。
まさに名君ではないだろうか。

エンディングでは妹に「早く結婚しなさい」と発破をかけられることもあれば、
国威も産業も充実させ、ロアーヌ王を名乗るまで出世することもある。

結局、彼は名君か?それとも迷君なのか?未だ決着はついていない。

☆関連語☆
お前の母ちゃんデ〜ベソ〜


●もにか-あうすばっは【モニカ・アウスバッハ】
ロマサガ3の主人公候補の一人。ロアーヌ侯ミカエルの妹でお姫様育ち。
仲間キャラとしてはパラメータも微妙で加入するのも遅めで初期レベルも全部0なので使い勝手は悪いが、
主人公にしてパラメータを良いほうに調整すると無類の強さを発揮する。
ただしオープニングイベントが厳しいので少しは鍛えておかないと泣きを見る。
お姫様萌えの人に絶大な人気を誇り、レトロゲーム板にモニカ単独スレまで立てられている。
ローカルルール違反なのですぐ削除されるのだが、またすぐ住人の誰かが立てるといういたちごっこが続いている。
このためモニカ信者は悪質と思われており、アンチモニカも相当多い。
好きか嫌いかがはっきり別れるキャラ。

なお、彼女かユリアンのオープニングイベント中にモニカが日向ぼっこするシーンで、
「ポカポカ」と吹き出しが出現するが、本当に彼女が口で言っているのか、
ただの効果音なのかは謎である・・・


●ようせい【ようせい】
ロマサガ3に登場する仲間キャラクター。性別不明、年齢不詳の妖精。星は太白。
見世物小屋に捕まっているのを助けると、後々妖精の村で仲間にすることができる。
愛らしい見た目や名前とは裏腹に、かなり優秀な戦士。
特に槍の扱いはダントツで、自分より何倍もの長さがあるだろう槍を使い敵を貫き、薙ぎ倒す。
そんなようせいの弱点は、性別不明のために男女両方の敵から魅力攻撃を食らってしまうこと。
見切りがあれば問題はないが、もし魅力された場合、
自分より何倍もの長さがあるだろう槍を使い味方を虐殺します。
ちなみにラストバトル前のメッセージは、
「あんまりひどいことするとおしおきよ。」
非常に恐ろしい…もとい頼もしい言葉である。


●ゆきだるま【雪だるま】
雪国でよく見かけるオブジェクト。愛嬌があるためか、妖精として出てくることも多い。
特に女神転生シリーズでは、雪だるま姿のキャラがマスコットとして存在する。

追記:ロマサガ3にも仲間として登場。かわいいが戦力としては正直微妙である。
しかし一定の条件を満たせばその命と引き替えにあるボスを倒してくれるため、タイムアタックには必須のキャラと言える。
…と思いきや、仲間にするための手間が結構かかる(氷湖クリア、HP350以上、永久氷晶入手)ため、
実力で粉砕したほうが実際にはタイムが短く済むという罠。
とはいえ永久氷晶による熱・冷気完全防御やスタン無効は
防御性能として意外と侮れないものがある。
よくロマサガ3のゆきだるまは「さよならなのだ」というネタが振られるが
実際散る時にはそういう台詞はない。

追記2:雪だるまといえばロマサガ3を忘れてはいけない。
広義の意味では氷河の国の住人全てがそうなのだが、
通常は仲間になる彼だけを指す。「〜なのだ」の語尾が印象的で、
見かけによらず体術を中心とした戦闘力はかなり高い。そして何より、
彼を連れて四魔貴族の一人である魔炎長アウナスとの戦いで全滅した時のシーンは、
ロマサガファンなら語り継ぎたくなるほどの名シーンである。


●よんまきぞく/しまきぞく【四魔貴族】
ロマシングサガ3の四大ボス。アビスと呼ばれる魔界からの使者で、
古から人間界をしっちゃかめっちゃかにしようと企む魔神達。
人間界では仮の姿で君臨し、アビスではちゃんとした本体がある。
ゴルベーザ四天王のように個々に得意属性がある。

・アウナス…炎【朱鳥】を司る。通称魔炎長アウナス。
「宿命」に固執し他の三人とは別の風格を漂わせる。おそらく4人のリーダーなのだろう。
仮の姿は炎を纏い大鎌をもつ戦士で本体は炎を纏った老人。
ジャングルの奥にある火術要塞にアビスゲートを構える。

・ビューネイ…風【蒼龍】を司る。通称魔龍公ビューネイ。
貴族の中で唯一の女性型。空を飛び回り地上で生きるもの達を見下す嫌な女。
仮の姿は女性に様様な怪物達が融合している姿。
本体は亡霊が纏わりついた女性。コンビネーション攻撃を得意とする。
霧が深くて登れないタフターン山の頂上にある「巣」にアビスゲートを構える。

・フォルネウス…水【玄武】を司る。通称魔海侯フォルネウス。
実力1の猛者で台詞通りの強さを持つ。仮の姿は巨大な怪魚で
本体は緑の長髪でトライデントを持つ美青年。海中の宮殿にアビスゲートを構える。

・アラケス…地【白虎】を司る。通称魔戦候アラケス。
接近戦が得意だが4体のなかで最も組みやすい。性格は台詞から好戦的で残虐なイメージ。
アビスゲートも人間界最大の都市ピドナの中に作っちゃってる。
筋肉バカ?な感じだが実際頭を使った策略も得意とする。


●よん-まきぞく-ばとる/しま-きぞく-ばとる【四魔貴族バトル】
ロマンシング・サガ3の大ボス「四魔貴族」とのバトルで流れるBGM。作曲は伊藤賢治氏。
戦闘曲においてコアな人気を持つ伊藤賢治氏の曲目の中でも、特に高い支持を受ける戦闘曲である。
幻影の四魔貴族とのバトルで流れる「四魔貴族バトル1」と
真の四魔貴族とのバトルで流れる「四魔貴族バトル2」の2種類があり、
どちらも名曲ではあるが、どちらかというと1の方が人気のようである。

戦闘曲と言うと「激しく熱い曲調」というのが常識ではあったものの、
中世ヨーロッパ風の世界観のRPGで、激しくエレキギターをかき鳴らすメタル曲を
使用するというのは当時としては例に乏しく、多くのプレイヤー達のド肝を抜いた。
この曲で伊藤賢治ファンになったという人も少なくない。

☆関連語☆
戦闘曲 BGM


●らどむ【ラドム】
ロマンシングサガ3に登場するNPC。
主人公の一人、ロアーヌ侯ミカエルの部下。地位は将軍。
曲がったことが嫌いで部下からも好かれているが、ゴドウィン男爵が反乱を起こした際、
妻がゴドウィンの娘であるという理由でゴドウィン陣営につく。

ゴドウィン陣営との戦いはマスコンバットという、大軍を指揮して戦う特殊バトルで行われるが
このマスコンバットの第1戦は、ゴドウィンの雇ったゴブリンキングとの戦いとなる。
プレイヤー軍の倍の兵力を持っているため、システムに慣れていないとやや苦戦することになるだろう。
しかしその戦いの最中、突然、敵部隊を謎の騎兵部隊が襲う。
続いて伝令が届く。

「ワレラ ゴブリンニミカタスルモノ イッペイモナシ


 ラドム」


ラドムの援軍によりプレイヤー陣営は大幅に有利になり、一気に勝利を掴むことになる。
その後のラドムは特に登場シーンも無く、要するに序盤に登場する脇役の一人なのだが
上記の伝令イベントのインパクトが非常に大きいため、プレイヤーの間では認知度の高いキャラクターである。
演出の持つ影響力をまざまざと見せ付ける男。
なお、伝令が何故、電報風なのかは永遠の謎である。


●ろまんしんぐ-さ・が3【ロマンシングサ・ガ3】
SFCのサガシリーズ3作目。
システム的には2とほとんど変わらないが、細かいところが改良されている。
イベントの数はさほど多くはないが、戦闘システムの完成度はシリーズ屈指。
絶妙な難易度に美麗な演出、戦略性の高さなどにより今でも根強い人気を誇る。
また、トレードマスコンバットなどの凝ったミニゲームが人気。
しかし、2ほどではないがやはり難易度が高く、データも飛びやすかったため途中で投げたプレイヤーも数多くいる。
ラスボスも正攻法で倒すしかないため、ラストダンジョン突入時の戦力で倒せなかった場合泣く泣くやり直すことになる。




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