聖剣伝説/マジカルバケーション

▼聖剣伝説シリーズ/マジカルバケーションシリーズ

※聖剣伝説4はジャンルが「RPG」ではなく「アクションアドベンチャー」なので、
特に意見がなければ聖剣4ネタはタイトルを除いて収録しない方針です。

▼聖剣伝説シリーズ汎用

【ウンディーネ】
【エナジーボール】
【カウンタマジック】
【サボテン君】
【サラマンダー】
【ジン】
【聖剣伝説シリーズ】
【聖剣伝説4】
【大砲屋】
【ちびっこハンマー】
【ドリアード】
【ノーム】
【フラミー】
【マナの剣】
【マナの女神】
【ルナ】

▼聖剣伝説1(新約含む)

【アマンダ】
【外伝ヒロイン】
【新約ヒロイン】
【聖剣伝説】
【レベルアップですぜ】

▼聖剣伝説2

【子午線の祀り】
【神獣】
【人面岩】
【タイガーキメラ】
【ニキータ(聖剣2)】
【プロテクター(聖剣伝説)】
【プロテクター、ニードルヘルム、ガントレット】
【ランディ】

▼聖剣伝説3&HEROES of MANA

【曲変化バグ】
【航海日死】
【ジェシカ】
【聖剣伝説3】
【聖剣伝説 HEROES of MANA】
【ダンガード】
【でち語】
【デュラン】
【フェアリー】
【ブラックカース】
【ブラックラビ】
【ホークアイ】
【幽霊船バグ】
【リース】

▼聖剣伝説LegndOfMana

【アウラ】
【アマレットちゃん】
【エスカデ編】
【ギルバート】
【禁断の書】
【聖剣伝説LegndofMana】
【聖剣伝説LegndOfMana情報差し止め事件】
【聖剣伝説LegndofMana漫画版】
【ただいま・・・】
【ドラゴンキラー編】
【武器防具作成】
【フィーグ雪原】
【宝石泥棒編】
【魔法学園の学生】
【槍ハメ(聖剣LoM)】
【ラ・バン】

▼聖剣伝説DS Children Of Mana

【聖剣伝説DS Children of Mana】

▼マジカルバケーションシリーズ

【アミーゴイベント】
【アミーゴシステム】
【カエルグミ】
【グミの洞窟ルフラカン】
【ヒゲのオキテ】
【マジカルバケーション】
【マジカルバケーション 五つの星がならぶとき】


▼聖剣伝説シリーズ汎用


●うんでぃーね【ウンディーネ】
出典:聖剣伝説2、3、新約、LOM、DS、4
聖剣伝説2から登場する水の精霊。
2のときは精霊らしく落ち着いた口調で、回復魔法の使い手として欠かせない存在だった。
3では回復魔法を使えなくなり、なぜか関西弁(しかも一昔前のオバサン語)で話すため清楚なイメージが崩れた。
あまりの性格の変わりようにがっかりしたファンも多かったが、特徴ができて嬉しいという人もいたらしい。
そして回復魔法を使いたいと思っても使えないので、
―そのうちウンディーネは関西弁をやめた。と同時になんの特徴もないキャラになった。


●えなじーぼーる【エナジーボール】
聖剣伝説シリーズに登場する月属性の魔法。

聖剣伝説2と3では効果はクリティカル率アップで、
聖剣伝説チルドレンオブマナでは攻撃魔法になっている。

2では敵に与えたダメージを吸収するムーンセイバーと並び非常に優秀な魔法だったが、
3では何故かクリティカルという現象が存在しないため、使っても無意味というネタ魔法になってしまった。


●かうんたまじっく【カウンタマジック】
 1:聖剣伝説2・3で登場した補助魔法、属性は木。
効果は、2では回数性、3では特定の魔法を除いて無制限であらゆる魔法を跳ね返す。
ただし、攻撃魔法を使う敵はその魔法と同じ属性に耐性があることが多いため、跳ね返すくらいなら普通に殴った方がいい。

2では、味方の回復や補助魔法も跳ね返し、なぜか敵にかかってしまう、いろいろ困った魔法。
3では普通に味方に有効な魔法は受けてくれるのだが、使えるキャラが限られており、且つ代用アイテムがレアだったので
一回もお目にかけずにゲームクリアした、という人も少なくない。

 2:聖剣伝説2における、簡単レベルアップ&大金稼ぎを可能にする裏技。方法は以下の通り、
@ レベルを上げたいキャラ以外の装備を全て外す(正確には死にやすくする)。
A 敵のいるエリアに行き、誰でもいいのでカウントマジックをかける。
B 再びそのキャラにカウントマジックをかけると、跳ね返して敵に魔法がかかる。
C カウントマジックのかかった敵をレベルを上げたいキャラが魔法で攻撃する。
D 跳ね返した魔法が他の味方に直撃し、戦闘不能になる。
(一度跳ね返した魔法は二度は跳ね返らないので、カウントマジックがかかっていても有効)
E なぜか戦闘不能にしたキャラに応じて大量の経験値とお金を手に入れる。
F 同じ要領でもう一人の味方も殺す。その後は宿で回復。

魔法が使えない主人公はこの裏技を行使できないが、他二人はこれを繰り返すことで楽に育てることができる。
仲間を殺してレベルを上げるという極めて外道な方法だが、それ以上に気になるのは、
共有であるはずのお金がなぜ仲間を殺すことで増えるのか?という謎である。

☆ 関連語
裏技 魔法反射 パーティアタック


●さぼてん-くん【サボテン君】
聖剣伝説LOM及び新約聖剣伝説に登場するサボテン。
LOMでは主人公の家2Fに、新約ではサボテンハウスにいる。
サボテンのくせに手足があり、彼?が外に出て一人旅をするイベントもある。
普段は植木鉢の上で大人しくしており喋りもしないが、
何らかのイベントを終わらせた直後に話しかけると、主人公が部屋から出た後に日記をつけてくれる。(サボテン君日記)
この日記は主人公が体験した出来事に対するサボテン君のコメントで、
全平仮名文、心和むゆるめの文体、話題の展開がシュール と、非常に特徴的である。
彼?の日記に魅力を感じる者は多いようで、この文体を真似した発言が関連スレで時折見られ、ネット上の同盟まで存在する。

なお、以下は前述にあるサボテン君自身が旅をした話「サボテン」における日記の内容である。

ぼくもぼうけんしたくなった。
こころおどるぼうけんだった。
くさむしくん、たこむしくん、
ぼくにえがおでこたえてくれた。
せかいをすくったきがした。
きがしただけでじゅうぶん。

☆関連語☆
植物人間 日記 平仮名


●さらまんだー【サラマンダー】
出典:聖剣伝説2、3、LOM、新約聖剣伝説
聖剣伝説2から登場する精霊、属性は「火」、約すると「火蜥蜴」の名前らしいデザインと
燃え盛る杖、熱い性格が特徴。有名ではないが「サラームちゃん」のあだ名がある。
聖剣2ではスコーピオン団によってストーブにぶち込まれ、
「極寒の地で快適な環境が楽しめる」レジャー事業に利用されていた。
聖剣2、3では「水」のウンディーネと対極に位置し、
聖剣LOMでは「土」のノームに対し優位に立ち、「水」のウンディーネに対し不利になる。
つい先日新約聖剣伝説の最新記事に登場した。今回も熱い性格は変わらないようだ。

補足:石綿のこともサラマンダーと呼ばれるが、
これは、石綿が初めて欧州人に知られる様になった当時、
伝説のサラマンダーの皮膚と説明されたため。
ちなみにマルコ・ポーロはこれをチンギンタラス地方の特産物として紹介している。


●じん【ジン】
出典:聖剣伝説2、3、LOM
聖剣伝説2から登場する精霊、属性は「風」、「〜だすー」といった口調と風船みたいな体が特徴。
聖剣2ではポポイの故郷に生き残った「じっちゃん」の使いとして登場し、
聖剣2、3では「土」のノームと対極に位置し、
聖剣LOMでは「水」のウンディーネに対し優位に立ち、「土」のノームに対し不利になる。
あと本作では、他の4大精霊(サラマンダー、ウンディーネ、ノーム)はでているが、
何故風属性のポジションが「シルフ」でなく「ジン」なのかはいまだ不明である。

補足:日本におけるファンタジーの原点「ロードス島戦記」において、
「ジン」は「シルフ」の上位精霊といわれている。
別に風属性のポジションが「ジン」でも問題はないはず。

補足2:アラビアの精霊の一つで単数形はジニー
アラジンの魔法のランプにおけるランプの精霊が有名
堕天使イブリスの配下で、精霊ヒエラルキーの第4位
(マリード>イフリート>シャイターン>ジン>ジャーン)


●せいけん-でんせつ-しりーず【聖剣伝説シリーズ】
旧スクウェア及び現スクウェアエニックスで発売されているFF、サガに次ぐ看板作品。
『マナ』と呼ばれる不思議な力や、『マナの樹』、『マナの女神』、『聖剣』、『精霊』などの
キーワードを持った独特だが正統派のファンタジー世界を基本とし、
ARPGとしての「動かす楽しさ」や極彩色の「温かみのあるグラフィック」で定評がある。
2005年に“THE WORLD of MANA”というプロジェクトが開始されて以降、
それ以前に比べてかなり高い頻度で作品が発売されている。
シリーズラインナップは2007年09月現在以下の通り。特に断りがない限り、ジャンルはARPG。

・聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜 (GB、'91.06.28発売:携帯アプリ、'06.08.16配信開始)
・聖剣伝説2 (SFC、'93.08.06発売)
・聖剣伝説3 (SFC、'95.09.30発売)
・聖剣伝説 LEGEND OF MANA (PS、'99.07.15発売)
・新約 聖剣伝説 (GBA、'03.08.29発売)
  〜'05 THE WORLD of MANAプロジェクト開始〜
・聖剣伝説DS CHILDREN of MANA (NDS、'06.03.02発売)
・聖剣伝説 FRIENDS of MANA (ネットワークRPG、携帯アプリ、'06.10.18配信開始)
・聖剣伝説4 (アクションアドベンチャー、PS2、'06.12.21発売)
・聖剣伝説 HEROES of MANA (リアルタイムストラテジーRPG、NDS、'07.03.08発売)

一応、FF外伝から4までのナンバリングタイトルがシリーズのメインで、
“〜 of MANA”とタイトルの付くものが外伝的作品と言えるが、
その中でも作風やジャンルが大きく変わっていたり、
外伝の外伝が出たり、外伝が先に出たり(下記参照)、と基準はよく分からない。
シリーズ全体を通しての時間・空間的繋がりはないが、FF外伝=新約(リメイク)、
聖剣3〜HOM(同じ世界の過去)、LOM〜COM(同一のキャラ・地名が登場)、
COM〜聖剣4(同じ世界の過去)、と一部世界観を共有している。
それぞれのタイトルに他にはない特徴と魅力があるためファン層は様々に別れるが、
プロジェクト発足以降の作品は、全体的に評価が低迷している。

☆関連語☆
石井浩一


●せいけんでんせつふぉー【聖剣伝説4】
10年ぶりの聖剣シリーズ最新作。
・・・なのだが、何故だかジャンルは「アクションアドベンチャー」。
RPGではないので板違いなのだが、今までの聖剣が本編・外伝共にすべてRPGだったため、
このRPG板でもやたら名前を聞く、不思議な存在。

ちなみに内容は、グラフィックと音楽だけはそこそこの人気があるものの、
肝心のシステム部分やシナリオは誰も擁護できない。
スクウェアの中堅タイトル同士ということで、第二のアンリミテッドサガとも呼ばれている。


●たいほうや【大砲屋】
聖剣伝説2・3に登場した施設。その内容は、
プレイヤー達を大砲で別の所に吹っ飛ばすというもの。
序盤では大砲を使わないと行けない所が多いため、よくお世話になる。
なお共通して打ち上げ失敗のため目的地でない所に飛ばされるイベントもある。

しかし、大砲で打ち上げられたキャラ達は一切ダメージを受けない事に始まり、数多くのネタがある。
聖剣2では、
・パーティメンバーの誰かが死んでいると 「死神さんはお断りだ」と言って利用させてくれない(なぜ)。
・「ガイアのヘソ」という序盤のダンジョンに飛ぶと、そこにいる蜂型モンスターの真上に落下、
 この落下に攻撃判定があり、モンスターは最大HPの半分ほどのダメージヲ受ける。
・しかも3人で大砲に乗ると、3人目が追撃するように落下して倒してしまう。
BGM切り替わりのため無音の中、こいつの骨が砕ける音が鳴り響く光景はシュールの一言に尽きる。

 聖剣3では大砲の火薬を入手するお使いイベントがあるが、
その火薬はニトロ。そんな危険なものを使った大砲で人を飛ばすなよと。
 しかもシャルロットがパーティメンバーでない時、主人公達が苦労して封印を解き
いざ進まんと入り込んだ森の中に大砲だけを使ってあっさりと潜入。
 そもそも竜で空を飛ぶような世界で大砲で大陸を越えるな(ry


●ちびっこ-はんまー【ちびっこハンマー】
聖剣シリーズに登場した、対象をちびっこにしたり戻したりすることができるハンマーで
ピコピコハンマーみたいな形をしており、イベントで手に入れる。
主に、イベントなどで小さくならないと入れないところへの移動や、ちびっこにされた際の回復に用いられる。
また、3ではちびっこになると他のステータス異常がなくなるため、
ちびっこハンマーを2回使用して、ステータス異常を回復することもできる。
ルーツは「一寸法師」の打ち出の子槌と思われる(3の攻略本の解説では、打ち出の子槌をベースにしたとあった)

☆関連語☆
ミニマム ちいさくなーれ(サガ2)

☆(間違った)使用例☆
「________!光 に な れ 〜 〜 !!」
「○オ○イ○ーヲタはカエレ(・∀・)!」


●どりあーど【ドリアード】
出展:聖剣伝説2、3、LOM
聖剣伝説2から登場する精霊、属性は「木」、木をそのまま擬人化したような少女である。
聖剣2、3では「月」のルナと対極に位置し、LOMでは「金」のアウラと対極に位置する。
聖剣2、3共に最後に登場した。2では最終決戦の鍵を握っていたが、
逆に3では「最も力が強い」と言われながらもほとんど出番がなく、使用頻度も低かった。
(といっても木の魔法が使えるのは、ソードマスターのデュラン
光のクラス3になったケヴィンと光クラスに進んだホークアイだけであるが)
聖剣3の極度なまで弱気な性格は「萌える」と「ウザ過ぎる」に分かれているとかいないとか・・・
名前の由来は樫の木に宿るニンフ(妖精)であるが、髪の部分はヤシの木ぽいのが気になったりする。


●のーむ【ノーム】
出展:聖剣2、3、LOM
聖剣伝説2から登場する精霊、属性は「土」ひげの生えた老人の姿をしている。
2ではポポイを親分と呼び、3ではフェアリーにベタボレするなど結構調子のいい奴である。
聖剣2、3では「風」のジンと対極に位置し、聖剣LOMでは「風」のジンに対し優位に立ち、「火」のサラマンダーに対し不利になる。
由来はヨーロッパ地方に伝わる妖精で、いつ頃かは忘れたが同名のアニメがあり、ノーム風習や生活が描かれていた。
(覚えている限りだと、握手代わりに鼻をこすり合わせ、地下に家を作り、寿命は400歳など・・・)
なお、サガフロンティアではリージョンバカラにある巨大カジノのオーナーとして登場している。

追記:昔は錬金術において、ノームの位置にコボルドがいた。
ちなみにコバルトの語源はコボルド


●ふらみー【フラミー】
聖剣伝説シリーズに登場する飛行生物。アイテム「風の太鼓」で呼び出せる。
聖剣シリーズのメルヘンチックな雰囲気に相応の、愛くるしい姿をしている。
軽快な音楽と共に大空を駆け巡るのは、なかなか爽快。
3で判明するが、実は女の子らしい。
まだ子どもではあるが、背中に人間を三人乗せられるほど、その身体は大きい。
2のラスボスである「神獣」はフラミーそっくりであり、
マナの剣発動、名曲「子午線の祀り」などの演出もあって、
名ラストバトルとして聖剣プレイヤーの記憶に残され続けている。
3では空中戦に一役買う機会も。
背中の上で暴れまわろうと、頭に剣を突き立てられようと動じない強さも兼ね備えている。

ゲームキャラ板には「聖剣伝説のフラミーはエロカワイイ」というスレがあり、
一部のファンの心を掴んでいる。確かに可愛いとは思うがいかがなものか。


●まな-の-けん【マナの剣】
聖剣伝説シリーズに共通して出てくる伝説の剣。

1:主人公が最終的に装備する最強武器「エクスカリバー」。
攻撃力が圧倒的…とまではいかないが高く、ラスボス戦では装備しておきたい。
最後の最後まで手に入らないのは最早お約束であろうか。
新約ではただのイベントアイテムに成り下がっている。

2:レベル8の剣「ドラゴンバスター」に魔法「マナ」を使用することによってレベル9のマナの剣へと進化する。
ラスボス専用武器だけあって他のレベル9の武器と比べても頭一つ飛びぬけた性能を持っている。
あるバグ技を使うことによって常時振り回すことが可能。

3:主人公(正確にはフェアリーか)の目的の一つ。
速攻で敵に奪われる+武器じゃないことからどうでもいいような扱いを受けがち。

LOM:最終ダンジョン「マナの聖域」を生み出すアーティファクト(町やダンジョンを生み出す物体)。
ある理由から果樹園の隣に作られることが多く、ご近所にラスダンというシュールな光景が見られる。

COM:イベントアイテム。それ以上でもそれ以下でもない。


●まなのめがみ【マナの女神】
聖剣伝説シリーズにとってかかすことのできない存在。
マナと呼ばれる聖なる大樹を守護する存在だが、実体はなくマナの大樹と同化している。
悪と善の概念を持っておらず、ただあるがままに世界を見守っている。
レジェンドオブマナではラスボスとして登場して驚かせた。


●るな【ルナ】
出展:聖剣伝説2、3、新約聖剣伝説
聖剣伝説2から登場する精霊、属性は「月」、淡く光る神秘的な身体をもつ精霊である。
聖剣2、3では「木」のドリアードと対極に位置する。
2では正真正銘月にある月の神殿で、3では年中真っ暗の所に建つ月読みの塔で仲間になる。
3ではケヴィンのライバル、ルガーを赤子にすることで助けるなどかなり力の強い精霊らしい。
(といっても肝心の月の魔法が使えるのは、ソードマスターのデュラン
闇のクラス3になったケヴィンと光クラスに進んだホークアイだけであるためなかなかお目にかかれない)
どこか包容力のあり、劇中気に入った花を持ち帰る(多分主人公の頭の内に・・・)などかわいらしいキャラのため結構人気が高い。
聖剣LOMでは金のアウラに譲る形となり、彼女のファンはがっかりした模様。
しかし新約では見事復活、その姿を再び見せてくれるようだ。



▼聖剣伝説1(新約含む)


●あまんだ【アマンダ】
FF外伝聖剣伝説および新約聖剣伝説に登場した女性。主人公の奴隷時代の友人。
圧政者デビアスに呪いをかけられてしまった弟を救うため、
生き血に呪いを解く効果のあるメデューサを倒すため主人公に同行する。
しかしメデューサを倒したもののメデューサにかまれてしまい(かまれると自分もメデューサ化する)、
半分怪物化した上で自分を殺して生き血を採取するよう頼み、主人公の手によって死を遂げる。
このシーン、屈指の号泣場面になるはずであったが、アマンダ自身にも経験値が設定されており、
彼女を手にかけた瞬間レベルアップしてしまって失笑した人も多いだろう。
また、その後戦うことになる仇であるデビアスとの戦闘では、
主人公に深く関係のある敵でしか流れない「戦闘2 〜勇気と誇りを胸に〜」という曲が流れる。
非常にカッコイイ曲として伊藤賢治の評価を高めている名曲であるが、
新約ではこの曲は対デビアス戦では流れない。
つまりそれほど重要な敵ではないという評価がされてしまったといえるため、
いっそう不幸ぶりに拍車がかかってしまった。

☆関連語☆
メデューサ


●がいでん-ひろいん【外伝ヒロイン】
FF外伝聖剣伝説に登場するヒロイン、固定の名前は決っておらず好きにつけられる(多いのが好きな女の子の名前)
ブロンドのストレートヘアに裾の長いドレス姿と聖剣シリーズ1清楚な格好をしている。
戦闘能力はなく「そうだん」によりヒーローのHPを一定時間回復させることが可能(FFでいうリジェネ)
特に回復時の台詞「お怪我は大丈夫ですか?」にときめいた人も多い。
当然ヒロインの名に恥じぬさらわれっぷりを3回も披露してくれる。
(とはいっても3回ともヒーローの不注意によるところが強く
「隣に寝てたのにさらう音などに全く気がつかなかった」
「知り合ったばかりの赤魔導師の男を信用してヒロインを任せてしまった」
「シャドウナイトと一騎打ちをしてヒロインを置いてきぼりにした」といったところである。)
衝撃のラストで涙した人も多いことも有名。(一説によると好きな女の子の名前をつけたため余計泣いたという説もあり)


●しんやく-ひろいん【新約ヒロイン】
新約聖剣伝説に登場するヒロイン、固定の名前は決っておらず好きにつけられる。
(さすがに今回は好きな女の子の名前つけて自滅する奴はいなかった模様)
立場的には外伝ヒロインと同じ・・・いや立場だけ外伝ヒロインと同じで他は別人と言ってもよい。

・まずデザインが違う、積極的なポーズにポニーテール。一応服はドレス系だが裾が短く活発的、さらに武器を携帯している。
・次に性格が違う。外伝ヒロインのおしとやかさはなく、逆に積極的に動くタイプ
 滝の小屋にいたヒーローを公国軍の追っ手と勘違いして殴打したりした。
・そして戦闘能力があり、杖と光の魔法で戦うことができる(特にヒーローが物理一辺倒だと彼女の魔法が意外に便利だったりする)
・最後に彼女を主人公として使える、これによって女性ユーザーも安心してできるようになる。

といったところから「外伝ヒロインと別人」をとっとと認識しないと魂が身体から抜けかけないので注意すべし。
ちなみに彼女がさらわれるのは一回のみで、彼女がウェンデルの安全と引き換えに自ら捕まった。
しかも捕まった先の飛空艇の動力室を破壊し脱出している。
ここまで変わっても衝撃のラストは変わらなかった。


●せいけん-でんせつ【聖剣伝説】
スクウェアから発売された、ゲームボーイ用ソフト「ファイナルファンタジー外伝 聖剣伝説」のこと。
後にGBAでリメイクされた「新約聖剣伝説」や同シリーズの作品と区別するために、
初代、FF外伝、旧約などと呼ばれることが多い。
グランス公国で奴隷剣士として見世物にされていた主人公は隙を見て脱走を図り、落ち延びた先でヒロインと出会う。
そのことがきっかけとなり、主人公は仲間と共に、マナの力を狙うシャドウナイトを倒すため、戦っていくこととなる。
ゲーム自体はマップ見下ろし型の「ゼルダ」系アクションRPG。
マップを歩いて、ストーリーを進め、さまざまな種類の武器や魔法を手に入れて、
それらを駆使してダンジョンを攻略し、ボスを倒していく。
ブリザドで凍らせた敵を利用してスイッチを押すなど、ちょっとした謎解き要素もある。
伊藤賢治氏による本作のBGMはかなりの人気がある。
アイテム・魔法の装備などが面倒だったりするが、ゲームボーイの名作だと思う。

タイトルに「ファイナルファンタジー外伝」と書かれているように、
この「聖剣伝説」が最初のFFのスピンオフ作品である。
なので後の聖剣伝説シリーズに出てくる精霊やアイテムなどがまだこの作品では出てこない。
ちなみに海外ではFinal Fantasy AdventureとかMystic Quest(FFUSA ミスティッククエストとは別)と呼ばれている。
「ファイナルファンタジー外伝」とつけた理由は、店の発注を増やしてもらうためといわれている。
最近携帯電話のアプリとしてリメイクされた。

☆関連語☆
外伝ヒロイン


●れべるあっぷ-ですぜ【レベルアップですぜ】
初代聖剣伝説における名(?)台詞。と言うか、ナレーション。
正確に言うと『レベルアップですぜ あんたもせいちょうしたもんだ』
ただ『レベルアップ!』とだけ言えばいい所でなぜこのような言い回しをする必要が
あるのか。かなり謎。
神の声と言うには、あまりにも馴れ馴れし過ぎやしないだろうか……
また、アマンダを斬り殺した際にこのメッセージが表示されると
あまりの空気の読めなさに何とも言えない気持ちになる事請け合い。

類似品に、アイテムが一杯の状態で宝箱を開けた時の
『そんなによくばってはいけませんぜ』というものもある。

☆関連語☆
アマンダ



▼聖剣伝説2


●しごせんのまつり【子午線の祀り】
聖剣伝説2のラストバトル曲。
作曲は菊田祐樹
最終ボス神獣戦に突入する直前から流れ出すこの曲は、その前のランディ達の会話や
マナの剣発動の効果もあって非常に熱く、かつ人気が高い。
曲の進行が始まり→終わり→始まり…という感じになっているが、
神獣の行動パターンは完全な一連行動なので、おそらくそれに合わせて作曲されたと思われる。

なお、タイトル自体はゲームに全く関係ない演劇のタイトルだが、
聖剣2の曲のタイトルの多くは小説などから取っており、更にそのセンスや曲自体も良いのであまり叩かれていない。

☆関連語☆
神獣


●しんじゅう【神獣】
聖剣伝説2のラストボス。
ポッと出ではあるがそれなりの動機、強さなどはあり、
特にラスボス曲「子午線の祀り(しごせんのまつり)」はかなりの名曲。
倒す方法も、主人公ランディが持った剣に、
仲間二人(プリム、ポポイ)が「マナ」の魔法をかけ「マナの剣」を発動させるというもの。
マナの剣発動時にはエフェクトがあり、ラスボスを倒すという意欲を高めてくれる。
また、神獣を倒すとポポイともう会えなくなることや、
神獣が今まで一緒にいたフラミー(飛行生物)に酷似しているなどもなかなか盛り上げてくれる。
結局、ポポイ自身に活を入れられ「マナの剣」を手にしたランディは神獣を倒すことになる。

ちなみにマナを発動しなかった場合、与えられるダメージはせいぜい一桁。
MPを残さずに行くとそのまま蹴散らされるだけである。(マナは時間で切れるので何回もかける必要あり)
更に、倒した後も聖剣2特有の、ボス撃破後のハマりはあるのでそれで泣くプレイヤーもちらほら。
また、3人揃っていないとマナが発動しないので死なないことも重要(復活魔法はプリムのみ、復活アイテムは4つまで)

ちなみに、聖剣伝説3でも神獣が登場するがほとんど空気なボスなので、神獣というと大抵はこちらのことを指す。


●じんめんいわ【人面岩】
聖剣伝説2のフィールドに存在する謎の物体。ちなみに二つある。
一つは、地図で見て北東の海上。
もう一つは、帝国領にある山岳地帯の山腹。
なお、どちらの岩もフラミーに搭乗し、トップビュー(見下ろし視点)に切り替え、
海面or地上ギリギリまで近付かないと確認できない。
何をやっても変化やイベントは起きないため、FF5のモアイ像と同じくスタッフの遊び心(?)かと思われる。

余談だが、スクウェア社のRPGには、他にも人面岩が結構登場する。
(例:聖剣1 ガイアの洞窟、リメイクFF4 隠しダンジョン入口、LAL 原始編荒野)


●たいがーきめら【タイガーキメラ】
聖剣伝説2のボス。おそらく何の攻略情報もなしに初見で勝利を手にすることは不可能に近い。
初見ではランディ達のレベルが低く、あれよあれよという間にHPが削られて全滅…というパターンが多い。
またコレは聖剣伝説2全般において言えることだが、ボスを倒したからといって安心はできない。
なぜなら例のバグのせいで、ストーリーが先に進まないこと(ボスを倒しても何も起こらないこと)があるからだ。


●にきーた【ニキータ(聖剣2)】
聖剣伝説2に登場するネコの行商人である。語尾などに「ニャ」がつくのはお約束。
最初の村近くで自分の店を持っているが、他にもパーティーの行く先々に現れては商いをしている。
金がありそうな人には媚びを売り、貧乏そうなのには露骨に無愛想な口をきく、分かりやすい奴。
ゲーム開始からわりとすぐ会えるくせに殆どの消費アイテムを最初から取り扱っており、
道端で出会った時はセーブもしてくれる。アイテムの所持制限が厳しい本作品、
特に回復魔法も使えない序盤戦ではとてもありがたい存在であり、
MP回復アイテムはしばらくコイツからしか買えないので、魔法を覚えた後でも頼りになるが、
その代わり値段は通常の2倍というぼったくり商会ぶりも披露しているので嫌われがちである。

中盤になってパーティーが強くなり普通の店の品揃えも良くなる頃には、彼の有り難味も薄れてくるが、
物語がクライマックスを迎えると今まで出会ったNPCたちにまぎれてこっそり登場し、
店で買える防具の中では最強の装備品を売ってくれる。
全員分そろえるには途方もない金が必要になるものの、あるとないとではこの先の攻略難易度が
本気でケタ違いになるため、この時ばかりは彼に改めて感謝した人も多いのでは。
もっとも、最後に彼が出て来るマップは本当に人が多いのでうっかり見落としがちで、
存在を知らずに終盤のダンジョンに突っ込んで、雑魚敵にブチのめされるという苦い思いを味わわされる事もある。

もしゲーム開始からクリアまで殆どニキータの世話にならず突っ走れたら自慢してもいいかも。

☆関連語☆
〜にゃ ぼったくり


●ぷろてくたー【プロテクター(聖剣伝説)】
聖剣伝説2の鎧。
何の変哲もない名前の割に、防御力は一つ前の鎧の2倍近くを誇る。
かなり高価だが、店売品最後の鎧なので所持金を使い切ってでも全員分買う価値はある。
買っておかないと雑魚敵から3桁ダメージをくらう(この時点での最大HPは400〜500ぐらい)
ちょっと見つけにくい場所で売られているため、存在に気付かず先に進んでしまい、
理不尽なダメージを受けて投げ出したプレイヤーも少なくない。
初回プレイで気付いた人は幸運だが、一度は買わずに進んで地獄を見てくれ。


●ぷろてくたー-にーどるへるむ-がんとれっと【プロテクター、ニードルヘルム、ガントレット】
聖剣伝説2の最強クラスの装備。
店売り最強であり、これ以上の物は敵からドロップするのを待つしかない。
もっとも、クリアする分にはこれらで十分であるのだが。

大神殿クリア後、同所の二キータから購入できるようになる。
しかし、元々の価格が高く、さらに売値が倍というニキータ仕様なため、購入に躊躇するプレイヤーが続出。
次の目的地のマナの聖域にこれまでの装備で向かうプレイヤーも少なくなかった。

そして、洗礼を受けたプレイヤーは泣く泣く時間をかけて金を貯め、装備を購入するのであった。


●らんでぃ【ランディ】
聖剣伝説2の主人公。
いじめられっ子で気の弱い少年だったが、偶然滝壺から落下した先で
聖剣を抜いたことから、それまで育ってきた村を追放されて旅に出ることになる。
冒険当初はゴブリンに捕まって食われそうになったりと情けない面もあるが、
次第にマナの勇者としての自覚も見せるようになる。
その一方で終盤でようやく再会した母親(マナの樹)を目の前で殺されたり、
ラスボス直前で世界を救えば仲間を失わざるをえない状況に陥ったりと、悲惨な場面も多い。
しかし、ラスボス戦直前→マナの剣発動の仲間とのやり取りや展開は、
ラスボス曲「子午線の祀り」とあいまってゲーム中屈指の熱い場面である。

ついでに彼は、物語でまったく恋愛のれの字もない(ヒロインは別の男性が最初から最後まで好き)。



▼聖剣伝説3&HEROES of MANA


●きょくへんか-ばぐ【曲変化バグ】
聖剣伝説3にあるバグの1つ。
ラスボスでBGMが変化した瞬間に、レベル1必殺を連続で入れると、ダメージが跳ね上がるというもの。
BGMが変わるHPは下記の通り。

・ヒュージドラゴン → HP21,500以下
・ダークリッチ → HP10,000以下
・アークデーモン → HP20,000以下

この中でダークリッチのみ、このバグを利用して瞬殺することが可能。


●こうかいにっし【航海日死】
聖剣伝説3の中盤にさしかかった頃、何気なく港で乗った船が幽霊船だった!
なんとか脱出しようと船長室に行ってみると航海日誌らしき書物が無造作に置かれている。
読んでみると・・・

「航海日…死死死死死死死死死死死死死死死死
 死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死
 死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死
 死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死」

という不吉なメッセージがいきなり現れて、更にプレイヤーキャラが呪われて幽霊になってしまう。

ちなみにこのイベントを起こすと幽霊になったキャラは地縛霊にでもなったのか離脱してしまい、
幽霊船を脱出するまで2人パーティーで頑張らなくてはならず、(別のメンバーと交代はできる)
当時のお子様たちはここでけっこう全滅してしまったため、色々な意味で忘れられない迷シーンとなった。
そのため「ゲームでトラウマになった場面」などというスレが立つとほぼ確実に挙げられる。


●じぇしか【ジェシカ】
聖剣伝説3に登場するキャラ。
砂の要塞ナバールの領主フレイムカーンの娘であり、主人公候補の一人であるホークアイの恋人。
・・・と思われていたが、続き物の作品である聖剣伝説HOM発売前にファミ通が、
「ホークアイがフレイムカーンの孫」という情報を流してしまう。
つまり二人の関係はおば・甥だったということである。
結局HOMではホークアイの母ファルコンとジェシカは腹違いの姉妹ということにされたが、
それでも恋人同士になるのは血が近すぎることに変わりはない。


●せいけんでんせつ すりー【聖剣伝説3】
旧スクウェアが発売したアクションRPG。SFC用ソフト。
聖剣シリーズでは初めて6人のキャラの中から主人公を選び、
主人公の選択によってストーリーが変化するというシステム。

SFCの後期に出たゲームだけあってグラフィックはSFCとしては最高レベルで、
BGMの評価も高く、概ね良作とされる。ただ、

・主人公の選択によってストーリーが分岐するが、実質3通りしかなく、どれも大差ない。
・魔法や武器レベルが廃止。武器のジャンルもキャラごとに固定。
・全体的に見て自由度が激減している。

などの理由から「聖剣は3から糞になった」という声もある。
とはいえ一部のキャラ(特にリース)が絶大な人気を博していたり、
いまだファンが多く、リメイクを望む声が多い人気作である。

前作の評価が良すぎて全うに評価されにくくなった一例といえよう。


●せいけんでんせつ-ひーろーずおぶまな【聖剣伝説 HEROES of MANA】
ニンテンドーDSで発売された「ストラテジーRPG」というよくわからないジャンルの聖剣伝説。
マップは半熟英雄オウガシリーズのようなリアルタイムSRPGだが、戦闘もリアルタイムで行われ、
あるユニットが戦闘中に他のユニットに指示を出したりもできる。
開発は新約と同じくブラウニーブラウンが担当した。
聖剣伝説3の19年前の世界が舞台だが、設定を再利用しただけでゲーム性などは全然違う。
シナリオ担当は加藤正人氏であり、ナマデンこと生田美和氏は関わっていない。
オウガシリーズで有名な松野泰己氏も関わっていない。
なるべく聖剣3の設定をぶち壊さないようにした努力の跡は見られるが、
やはり矛盾点がいくつかあり、単独としてなら良いシナリオなのだが聖剣3のファンにとっては不満が多いようだ。
別に聖剣3の続編である必要はなく、ウケ狙いで半熟の続編として出せばいいのにという声もある。
ストーリー以上に不満が多いのがシステム(特に移動面)で、

・視界が狭くてマップのどこあたりに敵がいるか確認できない
・味方ユニット同士で進路を妨害し合う
・妨害されると勝手にルート変更して進むため運が悪いと敵陣に突っ込んでいってしまいボコられる
・ボコられたのが不要ユニットならまだ許せるが主人公だったらゲームオーバー
・よりによって主人公は攻撃力が高く守備力が低く不意の事故であっさり死ぬタイプ

など色々問題があるが、聖剣4がアレだったので学習した人が多かったのか
売り上げは伸び悩み、2ch本スレの伸びも他の作品に比べて遅い。


●だんがーど【ダンガード】
聖剣伝説3に登場する風の神獣。弱点は土闇。
フラミーに乗り、空で戦う姿は最早有名。

他の神獣に比べ地味で、弱点も突きやすく、
「後に残しておくほど神獣の強さが上がる」というシステムがあるにも関わらず、
「いつ倒しても大して変わらない」とよく言われる。

しかし、この神獣だけは倒したときに貰えるルク(お金)が4倍ぐらい多い。
他の神獣を最初に倒した時のルクは5666ルクであるが、ダンガードは22664ルクもらえる。
更に倒した順が後になればなるほど金額も上がり、7番目なら31688ルクになる。

お金が必要になる後半ではこのシステムを知ってるか知らないかで難易度が大きく変わる。

・・・ちなみに、経験値は全ての神獣で統一されている。
なぜかお金だけ優遇されているのだ。


●でち-ご【でち語】
出展:聖剣伝説3
聖剣3の主人公の1人シャルロットの口調で
固有名詞以外を平仮名でしゃべったり「さん」を「しゃん」と言ったりするが、
もっとも特徴的なのが語尾に「〜でち」とつけることである。
たまに聖剣の雑談で口を滑らせてしゃべってしまうことがあるらしく、かなりはずかしいようだ。
聖剣シリーズに後継者はいないようだが
一部のスタッフが同じ、マジカルバケーションに登場する虫の精霊バズが「〜でち」としゃべるのが確認されている。


●でゅらん【デュラン】
聖剣伝説3の主人公候補の一人。
プレイヤーキャラ六人中ただ一人の剣士であり、ゲームとして「聖剣」が重要なキーワードであるため、
おそらく初プレイの主人公として最も多く選ばれたキャラであろう。

しかし実際のところ
・攻撃力は高いが、通常攻撃が1ヒットしかしないのでダメージ蓄積率はケヴィン(獣人格闘家)より劣り、
 ステータス次第ではホークアイ(盗賊)より劣る場合がある(前述2人は一回の攻撃で2ヒットする)
・さらに攻撃がヒットするとゲージが溜まって必殺技を出せるという仕様のため、ケヴィンやホークアイよりゲージのたまりが遅い。
・光にクラスチェンジすると回復魔法、闇にクラスチェンジするとセイバー(属性付加)魔法を覚えるが、  どちらもある所で購入できるアイテムで代用可能の上、他のキャラクターでも同じ能力を持つキャラがいる  (つまり魔法、特殊攻撃に関しては専用のものがない)
・光にクラスチェンジすれば盾を装備できるが、回避率しか上がらないため敵の必殺技や魔法には意味がなく(絶対必中)
 回避率自体の数値の差がはっきりせず、また盾買うのに余計金もかかる。
 と、能力面ではいまいちパッとしなかったり。

旅の目的も(途中でフェアリーの聖剣探しに全員強制変更されるが)
「手も足も出ずに敗北した紅蓮の魔導師(敵キャラ)に勝ちたい」というものであり
他のキャラの「祖国復興」「友達の蘇らせる」などと比べると、目的の重みが軽かったり。

肝心の聖剣(マナの剣)は今回ただのイベントアイテムであり、
入手してもデュランが装備して使うことができなかったりと妙にひどい扱いを受けている。

聖剣3スレでは占いババの「ヒヨコ剣士」発言からしばしば「ヒヨコ」と呼ばれている。

ただし、聖剣3は6人から3人選んでプレイするシステムため、余程の組み合わせでもなければ彼を「使えない」という人はいないだろう。
能力的に見ても、攻撃力はリース(女戦士)より上、耐久力もケヴィンに次いで高く打たれ強い、セイバー魔法、回復魔法も戦闘では非常に有効。
前述のアイテム代用もホークアイを除けばほとんどのキャラの魔法、特殊能力は代用できるため別に彼に限った話ではない。
あくまで、他のキャラのほうがシステム上優遇されているだけだ。


●ふぇありー【フェアリー】
聖剣伝説3に登場するキャラ。
マナの聖域に生息していたが、マナが少なくなったことに危機感を抱き、
マナの聖域でマナの剣を抜く者を探しに外の世界へとやってきた。
その際4匹のうち3匹が力尽き、残った1匹だけがフェアリーの光を追ってきた主人公と出会い、
半ば強引に主人公の頭の中に入り込み(そうしないと死んでしまうため)ともに旅をすることとなる。
戦闘には参加しないが、主人公のナビゲーター役として要所で活躍。
最終決戦でラスボスに殺されてしまうが、
主人公たちとの絆で新しいマナの女神(=マナの樹)に生まれ変わり、めでたしめでたし。

…だが、何度もプレイしているとどうもこいつを信じられなくなってくる。
疑わしき行動は以下のとおり。

・主人公の頭の中を勝手に覗き見する。それが命の恩人に対してすることか。
・主人公6人にはそれぞれ目的があり、フェアリーの目的と一致しない主人公は嫌がるが、
 その際に「マナの女神なら〜」「マナの剣があれば〜」と言って強引に目的を「マナの聖域でマナの剣を抜く」にしてしまう。
・シナリオ進行上役に立つのは滝の洞窟だけ。それもほぼチュートリアルのようなもので、本編では全く役に立たない。
・マナの剣を手に入れた瞬間、さっきまで主人公のすぐ近くにいたはずなのにタイミングよく敵に捕らわれてしまい、
 マナの剣との交換条件となり結局マナの剣は敵に奪われてしまう。
(つーか主人公にくっついてなきゃ死ぬんじゃなかったのかおまえ。かなりの間離れてるのになんで生きてるんだ)
・そして8体の神獣が復活してしまい、全部倒さなきゃならない。
 が、苦労して8体目を倒した直後に「あっ、しまった!これはワナよ!」と、これまたタイミングよくミスに気付く。
・倒した神獣の力は全部敵に奪われてしまった。そんな敵相手に特攻し犬死に。というか目的があっての自殺である。
・一緒に旅立って力尽きた仲間のフェアリー3匹のことは完全に忘れてる。最後まで忘れられたまま。
・最後には自分だけマナの女神として生まれ変わる。どう見てもライバルを蹴落としての出世です本当に(ry

聖剣3スレではこいつが物語の黒幕で聖剣3自体「フェアリーがマナの女神になるために」仕組んだ計画という設定が定着している。
また「これはワナよ!」の台詞は同スレでネタとしてちょくちょく使われる。


●ぶらっくかーす【ブラックカース】
聖剣伝説3に存在する魔法。
取扱説明書では、「敵に呪いをかけて、武器攻撃で受けたダメージをそのまま相手に返す」となっている

・・・という情報だけ見れば恐ろしいカウンター魔法なのだが、攻撃を跳ね返すことなど一切できない。
何故かと言うと、説明書の解説は間違いであり、基礎知識編という攻略本の、

・パワーダウン、プロテクトダウン、マインドダウンなどの効果を兼ね備えた、最強の能力低下魔法

が正しい効果である。

だがその効果だけならまだ普通の弱体化だが、ミラージュパレスのボス「ゴーヴァ」はこれを連発してくるのだ。
弱体化されきったメンバーで倒すのは非常に困難(面倒)なので、
解除するなりアップ系で上書きするなりしてしまおう。

☆関連語☆
エナジーボール


●ぶらっくらび【ブラックラビ】
聖剣伝説3に登場する隠しボス。出現する場所が限られているので特定の主人公しか遭遇できない。
グラフィックは名前の通り、聖剣シリーズの最弱モンスター「ラビ」の色違いだが、ラスボスを遥かに超える強さを持っている。
特に、ある程度HPを減ってきたときに使ってくる全体攻撃のラッシュは高レベルのパーティーすら壊滅状態に陥れる。
たちの悪いことに、ラッシュの際に自分自身に闇属性魔法を撃ってHPを回復する(ブラックラビは闇属性を吸収する)。
回復するだけならいいが、ちょっとダメージを与えると再びラッシュのスイッチが入ってしまい、
ラッシュ(全体攻撃+回復)→ダメージを与える→ラッシュ…の悪循環が起こってしまう。
こうなってしまったらいずれは回復の手段が尽き、倒されてしまうだろう。
なお、ブラックラビの最大HPがプログラムの最大値である65535であること、闇属性を吸収することを利用して、
あえて闇属性攻撃をしてオーバーフローを起こし、HPを激減させるという反則技を使えば瞬殺できる。


●ほーくあい【ホークアイ】
聖剣伝説3の主人公候補の一人。砂の要塞ナバール出身のシーフ。
長身の美形キャラでキャラクター人気が高いのだが、
リースが仲間にいてホークアイが仲間にいないときに起きるイベントで、
「嬉しさのあまりホークアイがリースにキスをするという」ものがあり、
一部の(リース)ファンからは快く思われていない。

戦闘面では、一発の攻撃力自体は高くはないが一回の攻撃で2ヒット(2ヒットするのはホークアイとケヴィンだけ)
するため実際の攻撃力はけっこう高い。
またクラスチェンジによって光クラスではレアな木、月魔法。
闇クラスではダメージに能力低下の効果も付く忍術などを習得すると特技も優秀な万能キャラになっている。

聖剣3では17歳とされていたが、聖剣3の19年前を舞台とした聖剣HOMでは既に生まれていたことが判明、実年齢は19歳以上となる。
このことについては、反発するユーザーもいれば、結構どうでもいいよって感じのユーザーもいる。
(ちなみにホークアイの母親ファルコンはHOMで仲間になる、しかも強いと評判)

ちなみに現首領フレイムカーンの娘で、冒頭に殺された親友イーグルの妹であるジェシカとは恋人と思われていたが…
聖剣LOMでは、とある店名に「ジェシカの片思い」(=両思いじゃない)とあったり
聖剣HOMでは、ホークアイの母親ファルコンはフレイムカーンの娘でじつはホークアイにとってジェシカはおばだったりと
(ちなみにHOM劇中でファルコンとフレイムカーンの親子の縁は切れており、ホークアイも捨て子の一人として育てられている)
間接的にスタッフから否定されている。

☆関連URL☆
ttp://rotten_c.tripod.com/seiken3_002.gif(リーススレ画像倉庫)


●ゆうれいせん-ばぐ【幽霊船バグ】
聖剣伝説3に存在する致命的なバグ。
起きたら必ずセーブが壊れる。

バグが起きる条件は以下の通り。

1.幽霊船に入る前にクラスチェンジしたキャラがいる
2.クラスチェンジしたキャラを呪わせる
3.呪いイベント後、幽霊船内でセーブする

この条件をこなすと、ボスを倒した後にタイトル画面に戻り、セーブしたデータがロード不可能になる。

幽霊船の前にクラスチェンジできるのは、「風の回廊」だけだが、
ここでクラスチェンジできるレベルまで上げるのは(もらえる経験値的に考えると)困難である。


●りーす【リース】
聖剣伝説3に登場する主人公の一人。風の王国ローラントの王女。
武器は槍で成長によって味方の能力上昇または敵の能力低下の魔法を主に覚える。
金髪ロング、真面目で礼儀正しい性格のアマゾネスという設定からか、
聖剣3が発売されて10年以上たち、特にリメイクもされていない現在においても、
いまだに萌えキャラとして同人で使われたりするほど、非常に人気の高いキャラである。
おそらくこれほどの人気っぷりは、このゲーム内だけに限ったことではなく、
スクウェアのゲームソフト史上においても、一二を争うレベルだと思われる。



▼聖剣伝説LegndOfMana


●あうら【アウラ】
出典:聖剣伝説LOM
聖剣伝説Legend of MANAに登場する精霊で、属性は物質の頂点に立つ「金」属性。「木」のドリアードとは対極に位置する。
前作までこのポジションは「月」のルナであったが、製作者サイドが「木の反発関係を強く打ち出したい」ため誕生した。
(事実、「木」と「月」の関係は曖昧だが、「木」と「金」なら「自然物」と「物質」のように反発関係が明確になっている)
が、旧作ファンの中には「ルナたん…ハァハァ」な者も多く、
ルナが追放されて背景オブジェにまで成り下がったため、彼らには嫌われている傾向にあるようだ。


●あまれっとちゃん【アマレットちゃん】
聖剣伝説 Legend of MANAのイベントの一つ「サボテン」の最難関ワード。
「サボテン」のシナリオはサボテン君が主人公の弟子バドの病気を治すための薬を探しに家を出て行ってしまうもので、
主人公はサボテン君の足取りを追っていく形で各ランドを回ることになるが、
イベントの終盤サボテン君に薬を渡した、海賊ペンギンのデイビッドは、サボテン君の帰りを「アマレットちゃん」に任せたという。
しかしその「アマレットちゃん」今までの人物とは違いまったく聞き覚えがなく、人物図鑑でもその名前はない。
そして各地で「アマレットちゃん」の行方を探し回った果てに、
偶然立ち寄ったドミナの町はずれによくいる郵便ペリカンに話しかけてみると、
「サボテン君を配達」したと話し、そしてマイホームのポストには丸々入ったサボテン君の姿が。

つまり「アマレットちゃん」というのは「郵便ペリカン」の本名だったのだが、
前述の通りこれらの情報は一切なく、郵便ペリカンも本名があるなどという伏線もない、
せいぜい「送り届けた」→「郵便配達」と無理やり連想するぐらいしか予想できない。
そのため、この「アマレットちゃん」探しで詰まるプレイヤーが続出した。
(ちなみに「サボテン」発生中はサボテン君がマイホームにいないためクリアまで一切「サボテン君日記」をつけることができず、
病気のバドも家の一階で倒れっぱなしであるという非常に気まずい状態になってしまう。)

本作をプレイしたユーザーからは忘れられないフレーズとなっている。


●えすかでへん【エスカデ編】
聖剣伝説LOMにおける三つのメインシナリオの内のひとつ。
悪魔アーウィンに力を奪われ、年老いた身となってしまったマチルダと、三人の幼馴染を巡るストーリー。
他の二つのシナリオとは違い、結末がハッピーエンドと言い難いのが特徴。
また、他のシナリオのキャラが何らかの形で成長を見せるのに対し、このシナリオでは全員が己がエゴのために動く。
悪魔アーウィンは立場に縛られたマチルダを開放するため、
聖騎士エスカデはマチルダから力を奪ったアーウィンを討伐するため、
僧兵ダナエはマチルダに力を取り戻させ、彼女の老衰を食い止めるために動く。
また、幼馴染である彼らが争いあうのを嫌いながら、
己がエゴと人々の自由を名目に彼らが争うのを許すマチルダは、罪を許す聖者のアンチテーゼ的なキャラクターだといえる。
なお、エスカデ編と銘打ってはいるが、エスカデは死亡することもある。
むしろこのシナリオの主軸と言えるのはアーウィンとマチルダであろう。

☆使用例☆
「____っていう割にはエスカデ酷い扱いだよな。弱いし」
「連れてくの忘れると死ぬしな」


●ぎるばーと【ギルバート】
 聖剣伝説LOMに出てくるNPCの一人で馬。
「愛の詩人」と自分で言っており、ゲーム中でも文字通りのポエムっぷりを発揮。
しかし彼、肝心の恋愛に関してはなかなかの苦労人であった。

以下、彼に纏わるイベントと彼に降りかかる苦労
 ・ ランプ屋を営むセイレーンと共に暮らすことを望み、彼女が作る高額なランプを買い取るが、
結局破局し、彼はその町を去ってしまう。
しかもランプを売る時プレイヤーの行動によっては、売り上げ金の一部をぼったくられる。

 ・ 港町で別のセイレーンに一目ぼれするが、その強引さとポエムっぷりに彼女はドン引き、
一応終盤で彼女の心を開くことに成功するが、それは居合わせた海賊のおかげであり、
その後彼は海賊らによって海に沈められたとか…

 ・ 学園の教師にアタックするが、全く相手にされず、
逆に彼女に利用された挙句に石にされてしまう。
そして石となった彼は、高山の落盤を抑える目的で持ち出され、まさに一人ぼっちに。

 ・ 最終的には、一番初めの恋仲だったセイレーンと彼を助けることになるのだが、
攻略本に「全ての選択肢で3番目を選ぶと…」と書いてあり(実際その選択肢も笑いを誘う)、
多くのプレイヤーは、イベント失敗と知りつつ一度は彼を粉々にする。
また無事に彼が生還したとしても、結局彼はランプ屋に置き去り…

ポエムだけで恋を語るな、ということを伝えたかったのだろうか?


●きんだん-の-しょ【禁断の書】
聖剣伝説LOMの本編クリア後、2週目より本棚に並ぶドクロが表紙の書物。
選択すると「地獄を見たいか?」「未来はあるのか?」と問われ、
それに応じると、敵のレベル基準値が増大する仕組みになっている。

簡潔に言うと、アクションゲームにおけるハードモードのようなものなのだが、
ほぼ全てのモンスターがレベル99、限界まで強化されるので甘く見ていると泣きを見る。
ごく稀に、これを利用したレベル1クリアを目指す猛者が表れるが、真性のマゾヒストに他ならない。


●せいけんでんせつれじぇんどおぶまな【聖剣伝説LegndofMana】
PSで発売された聖剣シリーズ4作目。LOMまたはレジェマナと略される。
製作はサガフロスタッフ(の半分)…とはいいつつもサガフロ自体もSFC聖剣スタッフ(の半分)がかかわっているので
正確には「サガフロスタッフの一部を加えた聖剣スタッフ(の半分)」といったほうが適切なのかもしれない。

タイトルから見てもわかるとおり、今までの2、3とはいろいろ異なり。

・一本道ではなく60本以上のショートシナリオで物語が進む
・主人公はほぼ傍観者、第三者の立場でシナリオに関わる
・マップはランド(町やダンジョン)ごとに分割されている、フラミーや大砲屋はなし
・人外多数(獣人から魔法生物まで)というか純粋な人間は主人公ぐらい

と発売当初は前作とのギャップが大きすぎて非難されることもあったが。
(イラスト:結城信輝→亀岡慎一、音楽:菊田祐樹下村陽子の前作からの変化も大きい)

・PS時代、最高峰の2Dドットグラフィック(第四回ゲーム大賞グラフィック部門賞獲得)
・一癖も二癖もあるシナリオ、
武器防具作成、ペット育成などの作成育成関係の充実

などによりユーザーの評価は高く、未だにプレイを続けるユーザーも多数。

またファミ通Brosで連載された漫画版も、
ゲームのシナリオをなぞりながらも明快なストーリー構成で高い評価を得ており、
作者である天野シロ氏の代表作としても有名である。


●せいけん-でんせつ-れじぇんど-おぶ-まな-じょうほう-さしとめ-じけん
【聖剣伝説LegndOfMana情報差し止め事件】

今は亡き、プレマガで99年6月に聖剣LOMの情報が一切スクウェアから差し止められた事件。
事の発端は、本誌に新設された編集長が日記形式でゲーム業界の動向やイベントを編集するコーナーで。
レーシングラグーンのプレイした感想を「レーシングRPGというジャンルに期待したが、
普通のレーシングゲームだったのが残念だった」といった記事を書いたのに対し、
スクウェア側が「雑誌の編集長である人物が、個人的観点で発売前のゲームを批判するのは何事だ!」みたいなことを言い勃発した。
その後双方とも和解し、8月ごろに編集長が実際にLOMを直接購入、プレイして感想を書く記事が作られた。
しかし、聖剣LOM自体の記事は問題なく書かれたが、読者コーナーでも聖剣人気は高かったためにこの事件のダメージは深刻で、
99・00年を境にプレマガは廃刊してしまった。(この事件が原因かどうかは知らないが)


●せいけんでんせつれじぇんどおぶまな‐まんがばん【聖剣伝説LegndofMana漫画版】
月刊ファミ通Bros.にて連載されたLegndofManaの漫画版。天野シロ作。全5巻。

メルヘンというかメンヘルというか電波ゆんゆんのLOMのシナリオに、強烈な個性を持った主人公を登場させ、
大まかな世界観は壊すことなく見事にアレンジしたことでファンに好評。
中でも、後味が悪く考えさせられるエスカデ編やゲーム内ではほぼ説明なしの終盤の展開を
オリジナルのストーリーで進め、LOMという世界に対する一つの答えを出したことは高く評価されている。

ラビ虐待ネタやFF8のキスティスのフィギュアなどはっちゃけたギャグも多く、それも人気の理由である。
いまだにLOMファンの間ではぜひ読めと勧められる作品であるが、もちろん元のゲームを知らない人でも楽しめる。

それにしても、ファンタジー漫画の主人公にフィギュアオタクという設定をつけ(劇中では病気呼ばわりされる)、
しかもそれを重要な伏線として活かしきった漫画はあとにも先にもこれぐらいのものだろう。

ちなみに天野シロは現在ガンガンにキングダムハーツ2漫画版を連載中。
こちらははっちゃけたギャグはなく普通に進む。やはり某ネズミ王国の影響なのだろうか。


●ただいま・・・【ただいま・・・】
聖剣伝説レジェンドオブマナの主人公がゲーム中で発した一回きりの言葉。
宝石泥棒編のラスト、石になってしまった主人公が元に戻って自分の家に帰り、
同居人であるバドとコロナに出迎えられた時に発する。
絶対喋らないと思われていた主人公が喋ったことと、
感動的なシナリオラストに多くのプレイヤーは衝撃を受けたり感動したり忙しかったとか。


●どらごんきらー-へん【ドラゴンキラー編】
エスカデ編宝石泥棒編と並ぶ聖剣伝説LOMのメインシナリオの一つ。
復活のため、世界を支えるドラゴン殺しを命じる竜帝に仕えるラルクと、
彼を止めようとする姉のシエラが物語のキーパーソン。
世界とドラゴンの絆、ドラゴンとそれに仕えるドラグーンの絆、シエラとラルクの姉弟の絆と、
シナリオ中でははっきり描写されないが「絆」がテーマになっている。

主人公はラルクと共にドラゴンを殺していくうちにドラゴンの役割を知り、
最終的にシエラと共に竜帝を討つことになる。
イベントごとに白妙の竜姫、真紅なる竜帝など、色がつけられているのが特徴。
また、メインシナリオの中で一番イベント総数が少ないが、一番ラストダンジョンが難しい。

ちなみにエスカデ編、宝石泥棒編、ドラゴンキラー編のいずれかをクリアすると、
最終シナリオ・マナの聖域編が開始できるようになる。


●ふぃーぐ-せつげん【フィーグ雪原】
聖剣伝説レジェンド・オブ・マナに存在するランドの1つ。
レイリスの塔で真珠姫からもらえる「とけない心」を配置すると出現するランドである。

一見、普通の雪原マップなのだが、このランドには
ゲーム中唯一「ドラゴンヒナ」というヒナを拾えるゾーンがある。

このドラゴンヒナは非常に高価で、売る・捕まえる・売るを繰り返すだけで資金を生み出せる。

更に、ポケットステーションを所持している人は、

1. ポケステにおでかけをさせて、セーブしないで終了する。
2. 同じモンスターを売る。
3. 1と2のくり返し。

を行うだけで、一定の金額のヒナを無限に売ることができる。
しかし、ランド発生条件のレイリスの塔が非常に面倒なので、後回しにされやすい若干可哀想なランドでもある。


●ぶきぼうぐさくせい【武器防具作成】
聖剣伝説Legend of Manaに登場したシステム。
簡単に説明すると、主原料を用いて武器防具を作成した後、副原料を用いてそれらを改造するというもの。
この説明だけだと単純なもののように思えるが、実際には膨大な内部データが存在し、
攻略本や攻略サイトを使ってもそのシステムを理解するのは非常に大変。
ただし、その分見返りも大きく、全ての状態異常を防ぐ防具や、
ラスボスをも一撃で粉砕する武器などを作成することすら可能。
本編そっちのけで工房にこもり改造に明け暮れる人も少なくない。


●ほうせきどろぼう-へん【宝石泥棒編】
聖剣伝説LOMのエスカデ編ドラゴンキラー編と並ぶ中核シナリオの一つ。
美しい容姿と永遠の命、胸に核である宝石を持ちながらも、
涙を忘れたせいで滅びゆく種族・珠魅を巡るシナリオ。
(※珠魅は涙を流すことで自分の命を削るが、その涙からできた涙石で仲間を癒す)
物語のテーマは「相手を思いやる気持ち」である。

珠魅の一組・瑠璃と真珠姫とともに、珠魅殺し(=核の宝石を奪う)を重ねる宝石泥棒サンドラを追ううちに、
珠魅はなぜ滅んだのか、サンドラはなぜ珠魅を殺すのかが次第に判明していく。
全シナリオ中で完結までの道のりが一番長く、アレクサンドルやフローライトなど、
宝石にちなんだ名前が各イベントに付けられているのが特徴。
また最大の特徴として、完結イベント「ティアストーン」で今まで喋らなかった主人公が
一言だけだが喋るということが挙げられる。

ちなみにシナリオ担当は色々叩かれている生田美和氏だが、
この宝石泥棒編は話や設定が深く練られており、なかなか面白い。

☆関連語☆
生田美和 種族


●まほうがくえんのがくせい【魔法学園の学生】
聖剣伝説LOMに登場するキャラクター達。
城塞都市ジオの魔法学園で魔法を学んでいる。

10人以上登場し、全員が名前を持ち性格付けが成されており、
見かけも言動も子供っぽいが、ちょっぴり辛口で時折寸鉄人を刺す発言をすることも。
授業を総出でボイコットしたり、元生徒の仲間キャラを連れて行くと掛け合いを始めたり、
個性派ぞろいの教師の指揮の元に魔法の実験と称して大騒ぎを起こしたりと、何かと和ませてくれる。

なおこの魔法学園、学費を滞納した学生は石にされて売り飛ばされるという噂があり、
とある村の道具屋にガラクタにまぎれて石にされた生徒が置いてある。
なおその石像に関するイベントは一切無い。彼が解放される日は来るのだろうか・・・


●やり-はめ【槍ハメ(聖剣LoM)】

聖剣伝説レジェンド・オブ・マナにあるテクニックの1つ。
このゲームは、攻撃が当たると必ず怯む仕様なため、
その逆手を取り「死ぬまで相手を怯ませ続ける」というもの。

その方法は

1.槍を装備する
2.相手に攻撃1をいれ、怯ませる
3.相手の怯みがとける寸前に再び攻撃1を入れる

という非常に簡単なもの。
リズムは「トン、トン、トン、トン」という感じで○ボタンを押せば大体上手くいく。

・・・と、ここまで見れば素晴らしい技だが、「マナの女神」と「アーウィン」には通用しない。

上記2名は、怯みキャンセルで攻撃を放つことができるので、必ず成功するわけではない。
ただし、ドミナの街でもうひとつのメモリーカードからサブ主人公を呼び出し、
2Pに設定していれば、交互に○を押すだけでこの2名もハメられる。

実は片手剣でもできるが、あまりにもタイミングがシビアで、実用的ではない。


●ら・ばん【ラ・バン】
聖剣伝説LOMに登場する中ボス。
鉱山内に生息し、イベントで踏み入った主人公達を待ち構えている。
そしてこのボス、LOMプレイヤーから公認の壁ボスとして認識されている。
その理由は、ラスボスを軽く超える異常なタフさがあるにも関わらず、
当たると即死するような攻撃を連発してくることにある。

このボス、本体は天井に張り付いており、そこから2本の触手が垂れ下がっている。
本体には直接ダメージを与えることができず、代わりに触手を倒すことで、本体はHPを削って触手を再生する。
が、この触手にもHPがあるのだが、本体のHPとは独立し、明らかに本体よりタフなのに、
本体がその触手を再生するのに消費するHPは、レ ベ ル に 関 わ ら ず 一 定 値。
当然、高レベルの方がHPが高いので、Lv99のこいつと戦うと、1時間で終わればまだいいという始末。

またこの触手、右側は魔法を連発し、地面に落とすと自爆する。自爆に巻き込まれると即死。
左の触手はたいした攻撃こそないが、耐久力が高く、ボス一匹を倒すくらいの時間がかかる。
LOMではHPのゲージが、緑→青を繰り返し、少なくなると黄色→赤となるのだが、
こいつとの戦いでは延々と青→緑→青→緑とを見せられることになり、上述の行動も含めて萎えまくる。

ラスボスを含む他のボスが強力な技やカウンターで軽く屠れる中、当然公認の壁ボス化。
やり込みや縛りプレイにも当然のように顔を出す存在となっている。

予断だが、こいつと戦う時には一人で戦うことを推奨する。理由あ、バカなAIキャラが
 ・自爆寸前の触手をこちらに吹き飛ばしてくる。
 ・触手は地面に落とした後が面倒なのに、両方の触手を落とそうとする。
 ・こちらが技を放つ前に魔法などで吹き飛ばしてしまう。
など事故死に繋がる行動を頻繁に行うためだ。


●るり【瑠璃】
聖剣伝説LOMに登場する男NPCの一人。
ラピスラズリを核とする珠魅の剣士で、剣を使って戦う。
性格は、初めは他人を全く信じなかったが、終盤では主人公に心を許すという典型的ツンデレ。
これに加え、彼はさまざまなネタを兼ね備えている。

1:彼の初期装備武器「オプシダンソード」は、原料と攻撃力の変動がおかしい。
通常のキャラは、武器の原料が、鉄 → 銀 → 金などとランクアップするのだが、彼だけ原料がそのままで攻撃力だけが上がる。
2:初めに主人公が訪れる町の酒屋でバイトの女を尋問しているのだが、
それを無視していると、町のマップ中、しかも明らかに離れている所から主人公を呼ぶ。
3:パートナーの姫を守る、と豪語しながら、その姫がよく行方不明になる。
そして、いなくなってから騒ぎ出し、関係のない人々を尋問し出す。
4:塔の最奥部で玉座に気絶している姫を見つけた時、在り得ない速さで玉座の前へ向かう。
ついでに瑠璃がいるとこの時のボス戦の難易度が極端に上がる(注1)。
5:最終イベントで、「煌めきの都市」に向かうメンバーとして彼とパートナーの姫のどちらかを選ぶのだが、
姫を連れていくとボスを楽に葬れる、AIがバカなのでNPCはたいして使えない、限定アイテムの剣がもらえる、どうせなら女の子の(ry
という理由で彼は置き去りにされ、ボス戦前には殺されている(一応後で復活するが)。
6:そのもらった剣は伝説の剣で、「一度だけ全てを切る」と言われているのだが、
武器性能は、それを手に入れた建物の左隣にある建物で買える金属で作った剣に劣る。(注2)
初めの一戦だけ強化される事もなし。というか普通のアイテムに成り下がっている。
7:彼が持つ技もたいして強くなく、特技であるアビュリティもあまり使えるものでもない。

注1 瑠璃がいない状態だと、範囲も狭く隙だらけな技を連発するのに対し、彼を入れていると、
主人公達を狙って高速で踏みつける技になり、回避系特技や魔法を駆使しなければほぼ避けられない。
しかもボス戦前のコマンド変更が不可能のため、何も知らずに挑むとほぼ積む。
注2 町に売られる金属は、その時のイベントクリア数でランクアップするため、
場合によっては該当の金属が売ってない事もある。



▼聖剣伝説DS Children Of Mana


●せいけんでんせつ−でぃーえす−ちるどれん−おぶ−まな【聖剣伝説DS Children of Mana】
2006年3月2日に発売された、聖剣シリーズ最新作。
発売前は、「久々の新作」ということに加えて、DSでは数少ないRPGということもあって、かなり期待されていた。
しかし一方で、「また新約みたいなことに・・・」という不安もあった。
そして、発売日延期され、あろうことかPSP版VPと重なってしまい、DS派とPSP派の対立が激化。
毎日スレでは、煽り煽られ合戦が続いた。
そして、ファミ通での高得点、フラゲ組の評価が微妙などにより、不安はさらに大きくなる。
その不安は見事的中。ゲームの出来は散々。
具体的には、謎解きがない、町がひとつでダンジョン回るだけ、不思議のダンジョン形式なのにバリエーション少ない、
ストーリーがイミフ、バランスぬるい、仲間がいない(主人公は複数だが一人のみ。選ばなかったキャラは村人として登場。)
オチがむかつく、などが挙げられる。
最初はゲーム性を擁護する意見も出たが、途中でエロネタに走り、今ではそれもなく、スレは廃墟と化している。



▼マジカルバケーションシリーズ


●あみーご-いべんと【アミーゴイベント】
マジバケ肝心のアミーゴシステムが「通信する相手が見つからない」ためまったく使われないことに気が付いた(分かってた?)
スタッフによって開催された企画。
マジバケのアミーゴイベントは東京、大阪で開催された。
特典としてスタッフ側のデータが「愛属性」(普通は不可能)だったり。コスプレしてきた人や先着者にはグッズがもらえ、
スタッフとのじゃんけん五連勝でGCがもらえた。
会場には多数の人が参加し大勢の参加者が100人アミーゴをやり遂げた(筆者もその1人)
その後もサイトなどで自主アミーゴイベントなども企画されている。


●あみーご-しすてむ【アミーゴシステム】
マジカルバケーション(以下マジバケ)と新約聖剣伝説(以下新約)の通信機能の総称。
言い方を変えればブラウニーブラウン作品の特徴でもある。
マジバケではセールスポイントでもあり「主人公の使用属性魔法の増加(レッツアミーゴ)」
「相手の温泉入浴(レッツ温泉)」「相手パーティーとの対戦(レッツ対戦)」
とありさらに100人アミーゴすると強力な闇魔法が使えるようになる。
新約ではマジバケほど重要なシステムではなく「アミーゴの笛入手」「一定数で7賢者のカード入手」が可能になる。
このシステムの弱点は大きく1つ「通信する相手が見つからない」ことで、そのため一部では泣く泣くもう一本買ったそうだ。

☆関連語☆
アミーゴイベント


●かえるぐみ【カエルグミ】
マジカルバケーションシリーズで登場する回復アイテム。
GBAでは3色あり緑(メロン味)→青(ソーダ味)→赤(イチゴ味)の順でHP回復量が増す。
(NDS版では通信アイテムとして種類が増加している)

入手法は「店で購入」「宝箱などから入手」のほかに「フィールドにいるカエルグミを捕まえる」方法があり、
頻繁にフィールドを徘徊している(取り過ぎるといなくなる)
しかし、本作ではカエルグミを捕獲してしまうと「後半の愛の精霊が仲間にならない」といったデメリットのため、
コンプリートのためにはいかにカエルグミをとらないかがポイントになる。
しかし、後半に入るとカエルグミが集団で進路妨害したり、触れただけで勝手に捕獲してしまうダンジョンが出現し、
無捕獲の攻略が難しくなってしまう。(もちろん、回復アイテムの供給がなくなることでの難易度上昇もある)

さらに隠しダンジョンでは仲間になるカエルグミまで出現、もはや「回復アイテム」の範疇を超えてしまった。


●ぐみのどうくつるふらかん【グミの洞窟ルフラカン】
任天堂DS用ソフト マジカルバケーション 五つの星がならぶとき にて
主人公一行が訪れる最後のダンジョン。

かの欝ダンジョンとして有名なバイオベースを髣髴とさせるダンジョンで、
中では捕らわれた人たちがグミとなりダンジョン最奥にいるラスボスのえさとなっている。
グミとなった人に話しかけても応答が無いのはバイオベースとは異なるが・・

またダンジョン中盤あたりまで進んでしまうと このダンジョンから脱出する手段が無くなる 。
(出ようとすると仲間に咎められてしまう)
さらにラスボス倒したらエンディングでクリア後セーブも無いから、ずっとダンジョンから出られない。
どこでもセーブすることが可能なのでラスボス前でデータを上書きしてしまい
このダンジョンから脱出できなくなったプレイヤーが続出した。
(隠しダンジョンあるのに・・)

ストーリーだけでも欝なのに さらに脱出不能に陥ったプレイヤーの心境は計り知れない。
ここまでされると隠しダンジョンのためもう一周プレイしなおすというのは苦行だろう・・


●ひげ-の-おきて【ヒゲのオキテ】
マジカルバケーションで登場する技術者ドワーフのエリート達が集う総本山ギードモンガ内で働くドワーフたちの台詞の総称。
その内容は…

「ヒゲはキライだべか?」
「オラむかしはここでカントクやってただ今じゃカントクはやめちまったんだけどヒゲだけはそらね―かんな。」
「ヒクウテイ作りてえけど、作れねぇだ。パテントの問題があってよ。」
「オラはもうこの仕事イヤでイヤでたまんねぇんだけどよ、この塔から出てセイコウしたドワーフはいねんだな。わっはっは。」
「ここの仕事はキビシイぞ。もー、キビシクて、キビシクて、何人もやめていっただ。だけんども、やめたらやめたらでその後にはしつこいイヤガラセがあるんだ、これが。他の村では働けねぇよーにネまわしする、いんわゆる、『ヒゲのオキテ』ってヤツだ。」

…と一見働く会社員の愚痴のようなものだが。
製作元であるブラウニーブラウンのメンバーの経歴や「ヒゲ」から連想される人物などを連想すると。
当時の某社を皮肉っているような内容に見えなくともないのである。
(ちなみにギードモンガで働けるドワーフもほんの一握りで、ほとんどのドワーフは入ることすら出来ない。主人公達も「古代機械である仲間の改造」の特例でやっと入ることができた)

マジバケ発売当時某社関連のスレで話題となり、マジバケ及びブラブラを話す上で外せないものとなった。


●まじかるばけーしょん【マジカルバケーション】
GBAで2001年末に発売されたRPG。製作は元スクウェアスタッフ。
魔法学校のクラスメイト達が臨海学校で謎の生物にさらわれしまい、
それを主人公が助け出すためにプレーン(平行世界)を冒険する。

タイトルに『マジカル』と付くだけあって魔法が主体のゲームバランスとなっており、
あらかじめ召還した精霊の数だけ威力が倍加(最大128倍)する『精霊コンボ』が特徴。
グラフィックやデザインなど見た目はライトだが、ストーリーは所々重い(反してライトなイベントもある)
『数』が多い作品でもあり、クラスメイトは15人(人外6名)属性は16種、
敵モンスターは500以上とボリュームややりこみ要素も『無駄』にある。

聖剣シリーズ(とくにLOM)のユーザーの他、当時スクウェアと任天堂が決裂状態(来年修復)だったこともあり、
「任天堂ハード持ちのスクウェアファン」などにも支持されることとなった。


●まじかるばけーしょん-いつつのほしがならぶとき【マジカルバケーション 五つの星がならぶとき】
2006年5月に発売されたRPGで、ハードはニンテンドーDS。開発はブラウニーブラウン
前作はプレーンと呼ばれる平行世界が舞台だったが、今回はタロタロ太陽系という惑星系が舞台。
主人公達は、宇宙海賊が引き起こした事件に巻き込まれ行方不明になった
マドレーヌ先生を救出するため、タロタロ太陽系内を飛び回ることになる。

全体的に出来が良かった前作のキャラの一部が、今作においても続投するということもあって、
ファンは続編の発売を大いに喜んだ。しかし、蓋を開けてみると…

・キャラの絵柄の変化及びグラフィックの劣化(それまでの水彩画風から一転してベタ塗り調に)
・戦闘は全てタッチペン操作。ペンが苦手な人にはとっつきにくい
・存在を消された精霊
・クラスメイトが15人から5人に減らされたため、属性の数も減少
・主人公を含め、クラスメイトがほとんど出てこないムービー
・前作の斜め上を行く、救いようのない鬱イベントと鬱台詞の数々(特に後半)

しかし、戦闘面は敵味方のターンが入り乱れ素早い者ほど結果的に多くの行動が可能になったり、
加護を受ける星が特定のエリアに入った時にのみ魔法の威力が倍化する「オーラ状態」の存在など、
より戦略性が上がったといえるバトルシステムを採用しているなど意欲的な要素も多い。
シナリオ面に関しても特に太陽系の未来のために自ら犠牲となった少女や
巨人の壮絶な最期に衝撃など印象に残るイベントも多く、涙腺を緩ませたプレイヤーは少なくない。
また、主人公への某クラスメイトからの告白(相手は固定。性別でキャラが違う)では、
告白にいたる伏線もほとんどなかったため、突然の事態に唖然となったプレイヤーもこれまた少なくない。

ブラウニーブラウンのゲームでは恒例のアミーゴシステムだが、
今回は重要性が薄いため、無視しても特に問題はない。

前作と比べると不満点はあるものの、RPG単品としての出来は悪くはない。

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