シャドウハーツ


▼シャドウハーツシリーズ

【アナスタシア】
【犬神蔵人】
【ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ】
【漢祭り】
【オルバス(シャドウハーツ2)】
【G】
【シャドウハーツ】
【シャドウハーツ2】
【シャドウハーツ フロムザニューワールド】
【ナイトメア(SHシリーズ)】
【なんじゃ、こりゃぁーーーーーっ!!】
【ブランカ】
【武器拾いイベント】
【メタルギア・ソリッド?】

【もめんの白ぱんつ】
【ヨアヒム・ヴァレンティーナ】
【リングの魂】
【ルチア】
【ロジャー・ベーコン】


▼シャドウハーツシリーズ


●あなすたしあ【アナスタシア】
シャドウハーツ2に登場する主人公の仲間の一人。
ロシア帝国第四皇女で14歳。
武器は戦闘能力を備えたイースターエッグ。
特技は敵の写真を撮影し、HPなどを調べる「スナップ」
撮影した敵によっては、戦闘中に写真から呼び出して特殊な技を使うことも出来る。

キャラとしては「我侭お転婆姫」を絵に描いたような感じだが、
お姫様にありがちな世間知らずといった面などは描写されていない。
というか、普通に歳相応の女の子である。
仲間の一人の犬神蔵人に一目惚れしており、彼の前では態度がガラリと変わる

パーティー内ではボケもツッコミも担当でき、特にパーティーメンバーの一人ヨアヒムとは良いコンビである。
特にヨアヒムのイベント「漢祭り」においては、
主人公ウルが目の前で繰り広げられるガチムチでアッー!な展開に引きまくる中
キラキラした瞳で事の顛末を見届けていた。

モデルは実在した人物の、ロシア帝国ロマノフ朝の皇族アナスタシア。
趣味は写真撮影であったと言われており、彼女の特技「スナップ」もここから来ているのであろう。
ロシア革命の際、一家揃って皆殺しにされている。
だが、その事実をソビエト政府が隠蔽していたために近年まで生存説が噂されており
「アナスタシア伝説」を元に結構な数の小説、映画が作られている。
詳しくはwikipediaを参照しよう。
ゲームでは、エンティングで「自分達の望む世界」に飛び犬神蔵人とともに蔵人の故郷に向かった場面が書かれている。


●いぬがみくらんど【犬神蔵人】
シャドウハーツ2に登場する仲間の一人。17歳。
主人公ウルとは血縁関係にあり、彼と同じく魔物の魂と融合して変身するハーモニクス能力を持つ。
中世的な顔立ちの美青年であり、物腰穏やかで年齢に似合わない落ち着いた性格をしている。

濃いキャラクターが目白押しのシャドウハーツ2では数少ない常識人の為か初登場イベント以降あまり見せ場が無く、
筋肉マッチョに故郷の宝(ハニワ)を堂々と持ち逃げされたり、
年下の少女の強烈なアプローチに戦々恐々としたりと仲間の行動に振り回される様が目立つ。

そんな彼の最大の見せ場が物語終盤にある二つ目の変身形態取得イベント。
彼が背負う宿命が母親によって語られ、それに立ち向かう決意の表明と共に
新たな姿に変身するシーンが美麗なムービーによって彩られるシリアスな場面である。
しかし、これにもやはり落ちがありイベント後に母親を訪ねると
「蔵人はね、立派に成人式を済ませたの。あんなに荒々しく、固くて大きいのを振り回しちゃうんだもん!」
と怪しげな想像を掻き立てる発言を聴くことが出来る(ちなみに彼の新しい変身形態は巨大な金棒を武器とする鬼に似た半裸姿)。

ラスボス戦後のエンディングでは、唐突に仲間の一人であるアナスタシアと手に手を取り合って旅立つ姿が描かれており
プレイヤーを驚かせるが、その後に続くさらに衝撃的な結末のせいか多くのプレイヤーからあまり注目されないのが悲哀を誘う。


●うるむなふ・ぽるて・ひゅーが【ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ】
SH1、SH2の主人公。愛称はウル。自らの内に眠る魔物の姿へ変身することの出来るフュージョン能力を持つ。
戦闘中は体術とフュージョン能力を駆使して戦う。
性格は一言で言えばガラの悪いチンピラ風で、
後にパーティメンバーとなる女性キャラ達と出会った際も確信犯的なセクハラ発言をするなど、
RPGの主人公としては珍しいタイプ。

フュージョン能力の発現以降、頭に直接響いてくる謎の声に導かれてヒロインのアリスと出会い、
彼女を守るうちに、いつしか世界の崩壊を賭けた壮大な冒険にその身を投じていく。
ホラー&ダークな空気の漂うゲームであったが、
それをものともしないようなコミカルな言動を繰り返していた愛すべき主人公であった。
旅の中で、その心に破壊神であるアモンの魂を宿すこととなる。

その後、SH1の旅の終わりにアリスを失い、彼女を故郷であるスイスのチューリヒに埋葬した後、
ドンレミ村という田舎の村に落ち着き、
その村を第一次世界大戦の戦火から守るべく、フュージョン能力を用いてドイツ軍を蹴散らしていた。
だが、サピエンス・グラディオと名乗る悪の秘密結社がその村を襲撃した際に解除不可能な呪いをその身に受け、
その呪いの解除方法を求めて再び旅に出ることとなる。

SH1でもSH2でもコミカルな言動の目立つ人物ではあるが、
SH1と比べるとSH2ではブッ飛んだネタキャラが増えてしまったためか、ツッコミ役に回ることも増えていた。
身に纏う雰囲気も、アリスを失ったことから、やや影のあるものとなっている。

また、その独特の言動に言及されることが多いが、
アリスに対する一途な想いも彼というキャラクターを構成する重要なファクターであり
SH2の後半で彼とアリスが束の間の邂逅を果たすシーンは、作中屈指の名場面となっている。


●おとこまつり【漢祭り】
シャドウハーツ2終盤に開催される漢の漢による漢のための祭り。
世界の平和を守るため明日を切り開くために、仲間キャラ・ヨアヒムが挑む男の尊厳を賭けた戦いである。
大正時代の日本橋に出現したカレー臭いリングの塔(プロレスリング100段重ね)を駆け上がり、
頂上で師匠と熱い暑い拳を交えた先に何が見えるのか…。
師匠ことグラン・ガマ役の千葉繁氏の熱演もあり、作中最も濃いイベントとなっている。
変な方向に走りやすいシャドウハーツスタッフの真骨頂といった所か。
ガチンコでウホッでアッー!な展開なので、友人などにいきなり見せるとドン引きされるので注意が必要。

続編のシャドウハーツFNWではリオデジャネイロにある漢寿司で開催。
聖闘士星矢をまんまパクった黄道12宮にて、酢飯臭い戦いを繰り広げる事になる。

追記:2の漢祭りの元ネタはキン肉マン


●おるばす【オルバス(シャドウハーツ2)】
PS2ソフト、シャドウハーツ2に登場する、隠しダンジョンのボスモンスター。
ゲーム中の扱いとしては、ストーリーに絡む主役級のボスと同等の魔王というそれなりに格のあるお方。

なのはいいのだが、地下遺跡で目覚めて早々に主人公達と出会ったのが運のつき。
目覚めて何をするのかと問われ「世界征服」と答えたはいいが、
とりあえず言ってみた感が強かったため、
ちょうど不機嫌だった少女アナスタシアにやり込められることになる。

また、戦闘後、アナスタシアに懐柔され敬語まで使って下僕に成り下がり、
一時期のRPGにとりあえず世界征服しようという魔王が多かったことへのメタイベントであるが、
本来最高級の魔王であるはずの彼の扱いは、
他の仲間に「気の毒だった」と言われ、ファンからも「かわいそうなボス」と呼ばれている。

以下イベントセリフ
「わ、我が名は、オロ、バ、ス…聞く、のだ…、お、愚かな人間どもよ…
 め、目覚めし、我が声を、聞くのだ…」
「ちょっとアンタ!何かいいたいことがあんの?あるならさっさと言いなさいよ!」
「…え?フフ…、わ、我が目覚めたのは…こ、この地に眠りし、力を…」
「じれったいわね、グズ!!もっとはっきりしゃべれないの!?眠りし力を、なによ?どうしたのよ?」
「だから、眠りし力を使って、この世界を征服し・・・」
「かあー!またそんなこといっちゃってるわけ!
 本当にあんた達ってそればっかりね。そんなに世界征服したいの?」
「そうだ、地上に君臨し、世界をこの手におさめた後は・・・」
「おさめた後は?どうすんのよ、その後は?」
「…その後は… その後、考える…」
「うわ、やっぱり何も考えて無いのね!?世界征服なんてチープな目標立てて、
 それでもいっぱしの怪獣のつもり!?笑っちゃうわね、ダッサー!!」

世界征服を目指す魔王の皆さんへ ビジョンはいつ聞かれてもいいように明確にしておきましょう


●じー【G】
ゴキブリの隠語。そしてSHシリーズに登場するゴキブリ型の敵の事も指す。


●しゃどうはーつ【シャドウハーツ】
2001年にアルゼより発売されたRPGで、第一次世界大戦前の中国、欧州を舞台にし、ウルという青年が主人公の物語。
戦闘での攻撃時、目押しで成否を判定するジャッジメントリングと呼ばれるシステムが売りで、
これに失敗すると致命的な攻撃を受けることもあり、戦闘時は常に緊張感が漂うようになった。
しかし発売元がパチスロメーカーだったり、発売後すぐにFF10が控えていたこともあり、売り上げはいまいち。
それでもゲーム中に漂う微妙にホラーな雰囲気、グロテスクなモンスターや、
主人公のウルのキャラに魅了された者も多く、結構な数のファンを獲得した。


●しゃどうはーつ-つー【シャドウハーツ2】
2004年に発売された、シャドウハーツの続編。
物語的には完全に1からの続きなのだが、BAD ENDの続きだという事実はプレイヤーたちに衝撃を与えた。
主人公は引き続きウルで、世界は第一次世界大戦に移行。
システムやグラフィックは大幅に向上し、前作の売りであったジャッジメントリングもパワーアップした。
しかし何故か急激に路線変更をし、1の特徴であったホラー、グロな雰囲気はほぼ皆無に。
代わりにパロディネタやギャグ、そして濃いキャラクターたちのあふれる、どこか軽いノリのお笑いRPGへと変貌した。
ギャグは普通に面白かったり、感動できる場面もあったりで2からのファンを獲得することには成功したのだが、
その一方で設定の後付け、こじつけ、矛盾が多かったり、
急激な路線変更やパロディネタについていけずに離れていってしまう1からのファンも多かった。
ちなみに売り上げは、1に引き続きいまいち。


●しゃどうはーつ-ふろむ-ざ-にゅー-わーるど【シャドウハーツ フロムザニューワールド】
2005年に発売された、シャドウハーツシリーズの今現在での最新作。
「新世界から」というその名のとおり、舞台、メインキャラを一新。
主人公はジョニーという少年に代わり、舞台は南北アメリカ大陸に移動。
システムは2の時よりもさらに向上し、戦闘はさらに緊張感漂い、2で言われていた「戦闘のヌルさ」も解消された。
だがシナリオは、と言うと「2を薄くした感じ」で、
寒いパロディネタが減ったかわりにシナリオも全体的になんとなく内容が減少。
「一応面白いんだけどももう少し」が今のところの定評である。
シナリオも続編ではなく新作で、グラフィックやシステムも合格レベルなのでシャドハ新規にはおすすめ。
ちなみに売り上げは、2の時よりさらに減少。続編が出るかどうか危ぶまれている。


●ぶらんか【ブランカ】
シャドウハーツ2の仲間キャラクター。
れっきとした狼だが、ネット上では犬呼ばわりされ、関連イベントからロリコン狼ともよばれる。
物語冒頭、主人公ウルと共に戦火から村を守っていたが
飼い主の少女の死をきっかけにウルの旅に同行、以後ウルの相棒として活躍する。
人間並みに頭がよく、性格は冷静で知性派。というか色々犬離れした行動も多い。

性能は、魔法使いよりの万能戦士で、攻撃・回復双方に優秀な特技をもち最初から最後まで頼りになる。
ちなみにステータスはINT(知力)がパーティ中トップである。犬より馬鹿な人間達…

そんな彼が一番輝くのが、特技習得イベント「ウルフバウト」
世界各地の狼達と戦い世界一の狼を決めるというどこぞの機動武闘伝もどきの戦いで、
戦いの前後に短い会話イベントがある。
普段は鳴き声くらいで全くセリフのないブランカだがこのときはCV池田秀一で熱く吼える。
池田氏といえばガンダムのシャアだが、パロディ満載のシャドハの事、ウルフバウトでも
「坊やだからさ」
「地球の重力に魂を引かれたか」等の名セリフを吐いてくれる。
しかも犬が、というギャップが更なる笑いを誘い、人気の高いイベントである。

また、天下の池田秀一氏に犬を演らせるというので話を持っていくときはビクビクものだったらしいが、
逆に面白がって本番はかなりノリノリでやってもらえたとの事。

☆関連語☆
シャドウハーツ2 めたるぎあそりっど?


●ないとめあ【ナイトメア(SHシリーズ)】
シャドウハーツ1,2で使用される、大変大きいゴキブリ型モンスターの特殊攻撃。
キャラクターには大ダメージあるいはHP1攻撃を与え、
プレイヤーには生理的嫌悪と精神的ダメージを与える技である。
特に「2」における表現がすさまじく、どこからともなく現れた大量の「バグス」が画面を埋め尽くす。
ある方法で味方が行使することができるが、
エフェクトはやはり同じであるため発動中はチャンネルを変更するプレイヤーが多い。
SHプレイ動画で「戦闘中グロ注意」と書かれている場合は
大抵G型モンスターを含むかこの技のエフェクトを含んでいる。注意されたし。


●なんじゃ、こりゃぁーーーーーっ!!【なんじゃ、こりゃぁーーーーーっ!!】
シャドウハーツ2の主人公「ウル」がヤドリギの杭を打ち込まれた際の叫び。
イントネーションは「な↑ん↓じゃっ(溜め)こりゃああああアアアアアアアア↑」。

元ネタはドラマ「太陽にほえろ!」にてジーパン刑事が腹部を撃たれたシーン。
後々ウルはヤドリギによって心を殺されてしまうのでパロディとしてのニュアンスは合っているのだが
そこまでが「キサマの命、我が武勲とさせてもらうぞ!」とか言っちゃうシリアスな展開であったため、
プレイヤーの想定斜め上を突き抜ける結果となった。


●ぶきひろいいべんと【武器拾いイベント】
シャドウハーツシリーズで発生する、
町中やダンジョンのオブジェクトを武器として拾うイベント。
それ自体は目新しい要素でもないのだが、問題はその武器となる物。

2ではロッカーやポスト、最高級本マグロなどおよそ武器と形容すべきではない物ばかり拾う。
特にマグロは入手時のイベントが屈指のネタっぷりを発揮、時期も中盤の山場であるため、
魔神や堕天使相手にマグロで殴りかかる姿がそのネタ度をより高めている。

Fはというと、2と違って忍者刀の刀身として武器を拾うことになる。
こちらもサボテンにおでん、カジキマグロと刀とは言い難いものばかり。
途中、某聖剣の如く台座に刺さっている伝説の剣を入手するイベントがあり、
ようやくまともな武器が登場するのかと思いきや、
台座を剣の先っちょにつけたまま振り回す姿があった。

ふつう武器って宝箱から拾ったり、お店で買ったり、イベントで手に入れたりするもんじゃないの?

☆関連語☆
マグロ ヨアヒム・ヴァレンティーナ 抜けなかった聖剣


●めたるぎあそりっど?【メタルギア・ソリッド?】
RPG「シャドウ・ハーツU」にて展開される一つのシナリオ
捕らわれた主人公達を助けに仲間のブランカ(犬)が助けに行くのだが
人に見つからないようにしなければ・・・と言う事で
人目につかないようにうまく隠れながら行動しアイテムを獲得してゆく
敵の気配が近くなると効果音が鳴るので上手く隠れる(ちなみに音は本家と同じ)
更に、犬なのに二本足で立ち上がり壁に身を隠すという犬と思えない行動を起こしまくる
ここまで、本家の方をそのまま起用して大丈夫なのか?と思いきや未だに何も起きていないので
大丈夫なようだ。


●もめんのしろぱんつ【もめんの白ぱんつ】
シャドウハーツ1、2において、条件を満たすとロジャー・ベーコンが提供してくれる装備品。
丈夫な生地で乙女を守り物理攻撃のダメージを半減する効果がある。さらに下着の色が白に変わる。
反対に特殊攻撃のダメージを半減し、かつ下着の色が黒になる「シルクの黒ぱんつ」も存在するが、
これは手に入れるのがちょっと難しい(1、2ともライブラリコンプリートが条件で2周目必須となるため)。

現代を基準に考えたら色気ねーよと思われるかもしれないが、この物語の時代は1900年初頭で、
やっと下着が上下で分割されてズロースが出てきたくらいの時代である。ショーツなんてもちろん存在しない。
にも関わらず、何故か女性陣はデフォルトでショーツを、しかも全員色つき下着を着ている。
その事実の前に、この白ぱんつは「神聖な一品」で「邪な目で見てはいけない」ものとなってしまうのだ。

こんな乙女のための装備品であるが、2においては装備できてしまう男性キャラがいる。
しかもそのキャラはジジイ(ゼペット)。
どんな性癖だ…と一瞬疑ってしまうが、
装備しているのは彼の娘がモデルの操り人形、コーネリアというオチがある。
(装備すると「人形の」下着の色が変わります。)


●よあひむ・う゛ぁれんてぃーな【ヨアヒム・ヴァレンティーナ】
シャドウハーツ2に出てきたシリーズきっての変態にして筋肉バカ
初登場時は「グランパピヨン」と言う正義の味方と言うことで出てくるが
蝶のアイマスクと言うどう見てもヤバイ人にしか見えない格好で出てくる。
この格好から、少年ジャンプで連載されていた「武装連金」のライバルキャラクター、
蝶野攻爵が元ではないかと言う話もあるが・・・実際の所は不明である。

キャラクターとしてはパワー系なので武器は鈍器・・・・なのだが
これも変な方向へ行く、最初は角材なのだが途中から、郵便ポスト、土管、冷凍マグロ
挙句の果てには潜水艦・・・と、どんどん訳の分からない武器?へ変貌してゆく
一部を除いてこれらが店に売り出されるのも謎だが、シャドウハーツだからこそなのだろう。
とにかく、戦闘においては強いが戦闘でさえ雰囲気をぶち壊すんで、シリアスなところでは気をつけよう?

☆関連語☆
シャドウハーツ2 漢祭り


●りんぐのたましい【リングの魂】
SH2に登場。運命を司るジャッジメントリングの魂を名乗る存在。
フィールドのどこかに隠れており、見つけると攻撃回数を増やすアイテムを主人公たちに授けてくれる

初期は神秘的な雰囲気を漂わせ、威厳のある口調であったが、
主人公であるウルの独特のペースによって段々と本性が暴かれ
時に不貞腐れ、時に逆ギレし、そして最終的には友情を芽生えさせた。
実は妻子持ちらしく、奥さんの名前は雅、娘さんの名前は亜弥というらしい。
ちなみに、作中で奥さんの物真似を披露してくれる事もあるのだが、
それを見る限りでは奥さんは大分ブッ飛んだ口調の持ち主のようだ。

続編であるSHFには娘の亜弥が登場、
各地に散らばっているリングのかけらと交換で攻撃回数増加のアイテムをくれる。
徐々に意外な一面を見せてくれた先代とは違い、こちらは最初から友達感覚のフランクな口調で接してくる。


●るちあ【ルチア】
シャドウハーツに登場する仲間の一人。
イタリアはフィレンツェ出身の占い師にして踊り子。28歳。
その妖艶な雰囲気で多くの男性を虜にしている。
踊り用の扇子を武器に、アロマテラピーによる能力強化と、タロットカードによる占いで戦闘を行う。

もっとも、タロットカードはこのテのキャラには良くある「運次第でプラスにもマイナスにも成り得る」代物であり
アロマテラピーの方は、道中で入手できるアロマオイルの中から二種類を組み合わせることで様々な効果を生み出すのだが
効果が多すぎて覚えるのが大変だったりと、微妙に使いづらい。

キャラとしては間延びした喋り方が特徴の、のんびりお姉さんタイプ。
ポリゴンモデルの方は、そのキャラクター通りにエキゾチキックな雰囲気を持った美女なのだが
何故だか会話画面などで表示される顔グラが、異常なほど顎がガッシリとしたものになっており、そのギャップに戸惑わされる。

紆余曲折を経た後、主人公と敵対する組織に所属する姉弟子を止めるためにパーティー入りするが、
その姉弟子は中盤で死亡し、物語の舞台からは退場。
一応、最後まで旅には同行するが、旅を続ける理由自体が無くなってしまったためか、パーティー内での存在感は薄く、ほとんど空気。

そんな彼女の最大の見せ場は、シャドウハーツ名物「拷問イベント」だろう。
彼女の姉弟子も関わるイベントなので、その色っぽい声で悩ましく喘ぐ姿を思う存分堪能しよう。

追記:一応、フォローのつもりなのか、ディレクターズカット版では彼女絡みのイベントが2つ追加されている
もっとも、その片方もアナスタシアに食われてしまっている感があるのだが…


●ろじゃー・べーこん【ロジャー・ベーコン】
シャドウハーツシリーズの全てに登場する皆勤賞キャラ。
シャドウハーツとストーリ上の繋がりを持つクーデルカにも出て来ている。
イギリスのウェールズ地方で合体変形でもしそうな家に住んでいる700年を生きる魔術師。
見た目はミイラかガイコツのようだが、一応善人であり主人公たちの味方として
物質瞬間移動装置や、原子力で動く飛行艇といったオーバーテクノロジーで力を貸してくれる。

SH1では初登場時に名前入力画面があり好きな名前を着けられる(デフォルトでは「へんないきもの」になっている)
…と思いきや、それはトラップであり、入力完了すると本人から
「仲間になると思った!? ならないんだなぁ〜、これが」とカメラ目線で大はしゃぎされる。
この名前入力ネタは以降の作品でも受け継がれ、一種の定番ネタと化している。
ちなみに、どの作品でもそこで入力した名前は一切無駄となる。

他にも主人公の持つエロ本を欲しがったり(それと交換で重要な古文書をくれる)、
月まで飛ばされたり、女性物の下着をくれたりと何かとコミカルな言動が目立つが
物語に置ける重要人物の一人であり、決める所はしっかり決めてくれる。

こんな設定の彼ではあるがモデルは13世紀に実在した人物であり(名前もそのままロジャー・ベーコン)
モデルの方は近代科学の先駆者と言われている。
だが、時代に先駆けた過ぎた才能が異端の「魔術」とされ、
背びれ尾びれのついた「魔術師」としての伝説の方が強調されている。



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