その他のRPG(4)


▼その他のRPG(4)

※ここではメガドライブ、PCエンジン、セガサターン、ドリームキャスト、
 Nintendo64、ゲームキューブ、Xbox、その他マイナーなハードや、
 複数ハードで同一タイトルを出しているRPGをを取り扱います。

▼その他作品名


▼その他作品名(MD)

【ヴァーミリオン】
【ダンジョン・マスターU スカルキープ】
【レンタヒーロー】

▼その他作品名(PCE)

【アルナムの牙 獣族十二神徒伝説】
【Xak】
【邪聖剣ネクロマンサー】
【BURAI】
【プロテニス ワールドコート】
【Linda3
【ワンダーボーイ モンスターランド】

▼その他作品名(SS)

【AZEL -PANZER DRAGOON RPG-】
【エアーズ・アドベンチャー】
【英雄伝説3 白き魔女】
【三国志英傑伝】
【真説サムライスピリッツ 武士道烈伝】
【大冒険セントエルモスの奇跡】
【デバイスレイン】
【ドラゴンスレイヤー】
【ファンキーファンタジー】
【プリンセスクラウン】
【マリカ〜真実の世界〜】
【ラングリッサー3】
【リグロードサーガ】
【Linda3

▼その他作品名(DC)

【エターナルアルカディア】
【エルドラドゲート】
【クライマックス ランダーズ】
【聖霊機ライブレード】
【セガガガ】

▼その他作品名(Nintendo64,GC)

【エターナルアルカディア】
【バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海】
【バテン・カイトス2 始まりの翼と神々の嗣子】
【RUNE】

▼その他作品名(Xbox,Xbox360)

【ラストレムナント】
【ロストオデッセイ】

▼その他作品名(マイナーハード・複数ハード)

【イシターの復活】
【友情伝説 ザ・ドラえもんズ】

▼その他マイナーハードネタ

【「R・P・G」は(株)バンダイの登録商標です】
【イグナイト・ファング】
【潤いさらさらヘア】
【エクス・ランドライト】/a>
【オルガ】
【Chaotic dance】
【キャラクター図鑑】
【ギロ】
【ケアル】
【氷の洞窟(ロードス島戦記)】
【これはひどい】
【サルサ】
【シェラタン】
【死にキャラ(ドラゴンフォース)】
【ディードリット】
【トウヤ】
【バーサーカー(ネクロスの要塞)】
【パックマニア】
【8歳児パーティー】
【フレデリック-フランソワ-ショパン】
【フレア(ラングリッサー3)】
【プロット兄妹】
【平八】
【ホーワンゲール】
【ホロホロ鳥】
【マグナス】
【亡者咆哮】
【リージョン】
【リュード】



▼その他作品名(MD)


●う゛ぁーみりおん【ヴァーミリオン】
1989年セガ発売のMDソフト。
当時メガドラで遊べるRPGがファンタシースター2以外になかったのでRPG至上主義の当時セガ人に歓迎された。
大量生産したのかよく完品100円とかで売っている。
特徴は街などは普通の2Dマップだが、平原やダンジョンは3Dマップ+2Dマップとなっているのが特徴。
しかし地図を貰うor見つけると2Dマップ部分が見えるので実質的には3Dマップは意味をなさない。
しかしこんなものはどうでもいい。このゲームにはコンシューマー唯一を誇る腹上死イベントがあるのだ。
男ども全員がさらわれた村の宿屋で人妻が主人公を誘惑し、誘いに乗るとHPが半減する。
そしてHPが1の時に誘いに乗ると宿屋のSEと共に主人公の断末魔が聞こえ、
教会で主人公父の説教され、罰としてLvが1、所持金0の状態で再開してしまう。

ちなみに製作はセガ体感ゲームの創始者のAM2研で、続編?にレンタヒーローがある。


●だんじょん・ますたーU スカルキープ【ダンジョン・マスターU スカルキープ】
3DARPGの草分け、ダンジョン・マスターのコンシューマ3作目。ハードはメガCD。
前2作とストーリーの繋がりは全くなく、当然ロード・カオスやグレイ・ロードも出てこない。
画面レイアウトはほぼ同じだがシステムはかなり変更されており、主だったところでは
・貨幣経済が導入され、アイテムの売買が可能。
・前半は戦闘中心の野外、後半はパズル中心の城内の二部構成。
・両手がアクションハンド(利き手)になり、二刀流が可能。これにより盾がいらない子に。
・戦闘、荷物運搬などに仕える魔法生物ミニヨンの追加。
が挙げられる。
序盤から食用モンスターが無限に復活するので飢え・渇きに悩まされることはほとんど無く、
後半のパズルの難度も前2作に比べると同等かそれ以下なので、トータルではシリーズ中最も低難度と言える。
(パズルの難度についてはPC版の前作「カオスの逆襲」の高難度に対する反省という説も)
エンディングが異様に簡素だが、これは本来ダンジョン・マスターU3部作の1作目であったため。
しかし大元の海外PC版を制作した米FTL社は本作を最後に倒産、2009年8月現在版権を買い取った企業も無いため、未完に終わっている。


●れんたひーろー【レンタヒーロー】
メガドライブで発売されたアクションRPG。
主人公「やまだたろう」がひょんな事から手に入れたコンバットアーマーを装着し世のため人のために戦う!!
……のだがアーマーはレンタルなので料金を払わねばならず、動力の乾電池も自腹。
さらに序盤の仕事は小学生のパシリやラーメンの出前など(さすがに終盤には悪の組織と対決したりするが)。
そんなB級のノリからファンが多く、格闘ゲーム「ファイターズメガミックス」にテーマ曲付きで参戦したり、
DCでリメイク版の「レンタヒーローNo.1」が発売された。



▼その他作品名(PCE)


●あるなむのきば-じゅうぞくじゅうにしんとでんせつ【アルナムの牙 獣族十二神徒伝説】
1994年にライトスタッフから発売されたPCエンジン用RPG。
当時としては美麗なビジュアルシーンが話題となり、PCエンジン雑誌に大きく取り上げられるなどプレイヤーの期待も高かった。
しかし、デバッグをしてるのか疑いたくなるようなバグが沢山判明。
例としていくつか挙げると、

・ある技を使うとフリーズする
・特定の時期にレベルを上げすぎると先に進めなくなる(最初からやり直すしかない)
・女キャラの顔グラフィックがオッサンの顔に

これらのバグと酷い戦闘バランスのせいで、多くのプレイヤーはがっかりした。
しかし、「人種差別」をテーマにしたストーリーだけはかなり高く評価されている作品である。
ちなみに、その後PSではADVとしてリメイクされたが、バグやフリーズがなくなった代わりにゲーム性も皆無。
ただのビジュアルノベルになってしまい、売り上げは全く伸びなかった。


●さーく【Xak】
マイクロキャビン製作のアクションRPG。
いわゆるイースの後釜にのった作品だったため、埋もれがちな作品。
しかし、高低差をうまく表現できていた視点と適当なゲームバランスにより、なかなかに人気のある作品。
ただし、シューティングステージはかなり難しかったりする。
なお、このゲームを語るときに、MSX版とSFC移植版の看護婦の話は欠かせない。
続編も出ており、特に最終章の3は傑作との声も多い。


●じゃせいけん-ねくろまんさー【邪聖剣ネクロマンサー】
PCエンジン初の本格RPG。発売元はハドソン。
当時としては先端を行くグラフィックを駆使したホラーテイストを前面に押し出した世界観、
仲間の人選によって難易度が激変するゲームバランス、
いくらなんでも限度ってものがある最強武器の攻撃力、
骨太と言うにはあまりに極端すぎなザコモンスターの強さのインフレ、
エグい・グロい・気持ち悪いの三拍子揃った敵グラフィック、さらに
動く・蠢く・血しぶきが飛ぶの三拍子揃った嫌アニメーション、
エンディングが鬱、
といったすごい個性を放った力作である。ゆえに評価は人によって賛否両論の両極端らしい。
コワイヨゥ


●ぶらい【BURAI】

今は亡きリバーヒルソフトから発売されたRPG。
シナリオの長さから前後編に分けられて発売される予定だったが、後編が発売されたのはPCエンジンだけであった。
光の神を闇の神の手から救うため、8色の玉に選ばれた8人の戦士が戦うと言う、当時からしても王道ストーリー。
キャラクターデザインは聖闘士星矢の荒木伸吾で、ハードもPC98・メガドライブと今一パッとしない物だったため、知名度はかなり低い。
前後編を銘打っておきながらデータの引継ぎが無い・やりこみ要素が非常に薄い等、今となっては地味な不満点が多いものの、
8人PTと大人数ながらも優秀なゲームバランス・後編のクリスタルキングのメンバー今給黎博美が担当したBGM・豊富な登場人物の複雑な人間関係等
着目すべき点が多いのも特徴で、埋没させるにはいささか勿体無い秀作である。
しかし、現在RPGのブライと言えばヒャド使いの爺さんしか連想されず、元々地味な秀作だった本作は時と共に地味さに拍車がかかっている。


●ぷろ-てにす-わーるどこーと【プロテニス ワールドコート】
1988年にナムコから発売された、PCエンジン用ソフト。れっきとしたスポーツゲーム。

このゲームで遊べるモードの一つに、RPG風テイストを織り交ぜた「クエストモード」なるものが存在する。
魔王に困ってるんで勇者がんばれ、というありきたりな理由で主人公が旅立つわけだが、
ゲームシステム自体はその辺のRPGと大して変わらない。
単に、エンカウントした敵とのバトルが、コマンド選択じゃなくテニスの試合だったり、
購入する装備が、剣とか鎧とかじゃなくラケットやテニスウェアやシューズだったりするだけである。

「テニス」と「ドラクエ1」と「チャイルズクエスト」を足して4で割ったようなものと考えてくれればいいだろう。多分。


●りんだきゅーぶ【Linda3
知る人ぞ知る桝田省二プロデュースのRPG。
PCエンジンで発売されるも、そのあまりにもグロいシーンや
人種差別・宗教差別・性表現・医療現場の倫理問題・動物愛護
のメッセージがあまりにもエグかったため、
コンシューマ史上初の18禁ゲーム(確か)として業界に伝説を残す。
後にPS・SSに移植されるが、それでも強烈なニオイを放つえげつない作品として
マニアから定評がある。
(個人的に名も無き村人A・Bのセリフに至るまで味をもたせている所が好感度高し)
ちなみに大まかなあらすじは、8年後に滅んでしまう惑星から人間含む全動物を
「箱舟」なる謎の宇宙船につがいで乗せて新たな星に脱出しよう、というもの。
「レベル1の状態から既に世界の端まで行ける」
「例え物語の大きなヤマ場であっても、ボス直前であっても、
ノルマの動物を集めさえすれば無視してエンディングに突入できる」など、
ほとんど反則に近い自由度が与えられている。
それにしてもヒロインが一緒に寝ている主人公に「しよう!」(声つき)と
露骨に誘うシーンを通したソニーは凄い。


●わんだーぼーい もんすたーらんど【ワンダーボーイ モンスターランド】
販売:セガ 開発:ウエストン
稼動環境:アーケード マーク3 ファミリーコンピュータ PCエンジン PS2

1987年に稼動したアーケードゲーム。ジャンルはアクションRPG。
前年に稼動開始したワンダーボーイ(別名:高橋名人の冒険島)の続編。

アーケードゲームとしての特徴は難易度が低めでかつ1周が長いことから
インカムの低いゲームとして見られている。そのため、当時は地方中心で稼動を
していたが、そのプレイ上の手軽さ、及び、スコアリング性の高さから現在は
レトロゲームでもかなり見かけるゲームでもある。

このゲームにおける特徴はジャンルがアクションRPGでもあるように
道中で装備を購入し、能力を上げていくタイプのゲームである。

そのことから、コンシューマ向きのゲームとは現役稼動時から言われていた。

しかし、その声とは裏腹に移植度の高いゲームにも恵まれず(唯一ほぼ移植
されているというレベルであったPCE版はビックリマンワールドという版権ものであった)
現在に至っていたが、2007/03/08に完全移植レベルの作品が発売されたことを
もって彼等の旅は終焉を迎えるであろう。

――――――さ ぁ レ バ ー を ふ る わ す が い い



▼その他作品名(SS)


●あぜる ぱんつぁーどらぐーんあーるぴーじー【AZEL -PANZER DRAGOON RPG-】
1998年1月29日にセガが発売したセガサターン用RPG。
もともと3Dシューティングだったパンツァードラグーンシリーズだが、3作目はなんとRPGとして登場した。
世界観がナウシカに似ていると言う声も上がっているが、
更に前に出版されていた海外SF小説「デューン 砂の惑星」がモチーフではないかと言う声もある。
平均クリアタイムが短い(20時間程度)などの批判はあるが、
ドラゴンに乗って空を飛ぶ爽快感や、人々の生活をしっかりと描いた街中の様子は素晴らしい。
残念ながら売り上げはあまり振るわなかったものの、プレイした人間からの評価は高い。

戦闘の方はシューティングの頃の名残を残そうとしたのか「位置取りシステム」という変わったシステムになっている。
戦闘にはいるとリアルタイムで時間が過ぎていくと言うのは現在のRPGでは当たり前だが
こちらは、そのリアルタイムの中で空中を自由に動きながら自分にとって有利な位置をとりながら戦闘して行くというタイプになっている。
当然、敵側もこちらにとって不利な位置を狙ってくるので常に気を配りながら戦闘する事になる。
実際にプレイしてみると擬似シューティング的な雰囲気を味わえるので
シューティング要素を上手く取り入れる事が出来たRPGとも言える。


●えあーず・あどべんちゃー【エアーズ・アドベンチャー】
1996年に発売されたサターンのRPG。
とにかく、世間からはクソゲーと言われているが、ぶっちゃけ電波寄り音楽(三枝成彰氏)と、
アート(永野護氏)となっている分、そのおかしな世界と滅茶苦茶なストーリーが更に目立ってしまったのだろう
賭博やら横領などで公開処刑される寸前の主人公を助けるお姫様(何の義理があるんだか分からんがまあ主人公だからだろう)
そして、なにも考えず秘密結社に入るが裏切ってそいつらを切り殺す主人公、
その後、女であればすぐに手を出すのが当たり前な主人公に普通についてくる姫とよく分からん妖精、
もう、滅茶苦茶である。
・更には装備品が空から降ってくる
・宝箱がトラップであってもガッツポーズをとる主人公(その後戦闘)
・そして、戦闘に関してはクリティカル攻撃が「ぐーぜんのいちげき」
・・・・ゲームは一日一時間という意味がよく分かるゲームでもある。

ちなみにエンディングは伏せておくがスタッフロールでは今までの名シーン(迷シーン?)が延々と流れる。
更に曲がゲーム中に流れた音楽をただ繋げただけというのは秘密である。


●さんごくし-えいけつでん【三国志英傑伝】

【三国志英傑伝】


●しんせつさむらいすぴりっつ-ぶしどうれつでん【真説サムライスピリッツ 武士道烈伝】
対戦格闘ゲーム界で有名なサムライスピリッツのRPG版。SNK発売。
いくらサムスピシリーズといってもRPGは初の試みであり、ユーザーの間では期待と同時に不安が高まっていた。
しかしSNKは相当自信を持っていたらしく、無謀にもネオジオCD・セガサターン・プレステの3機種で同時発売した。

独特なのはやはり戦闘面。
格闘ゲームと同様、操作キャラ(主人公)を自分で選ぶことができる。
選べるのは覇王丸、ナコルル、橘右京、ガルフォード、牙神幻十郎、チャムチャムの6人。当然キャラ性能にも違いがある。
基本攻撃に小斬り・中斬り・大斬りがあり、威力と命中率が違う。
必殺技入力にはリストから選ぶ直接選択式と、格闘ゲームのようなコマンド入力式がある。
確実さなら前者だが、格闘ゲーム好きなら後者を選ぶだろう。
サムスピ恒例の怒りゲージによる攻撃力変化、怒りマックス状態での超必殺技などもある。

格闘ゲーム好きなら楽しめる作品ではあるが、やはりRPGとしてはどこかシロウト臭がする。
シナリオは天草編とミヅキ編の2種類あるのだが、ほぼ完全に一本道で、サブイベントはほとんど存在しない。
主人公によってイベント内容も多少変化するが、やることは同じだったりする。
謎解きなんてものは存在しないと言ってもいいレベル。
その後サムスピシリーズは再び対戦格闘に戻り、10年たってもRPGの続編は出ていない。
・・・もしかして黒歴史?

なお発表当初は3本のオムニバスシナリオを各ハード別に2本づつ収録して発売する予定だったが、
そのうちの一つ、「魔都封滅之章」は没となり、
結局どのハードでも「邪天降臨之章」「妖花慟哭之章」の2シナリオが遊べる物となった。

☆関連語☆
ファンなら買い 黒歴史


●せいれいきらいぶれーど【聖霊機ライブレード】

【聖霊機ライブレード】


●だいぼうけんせんとえるもすのきせき【大冒険セントエルモスの奇跡】
1996年にパイから発売された、大航海時代を舞台にしたシミュレーションRPG。
行方不明の父に代わって主人公が魔物退治をするというのが大まかなストーリー。

セガサターンを代表するクソゲーであり、セガサターンマガジンの読者評価ランキングでは
かのデスクリムゾンが登場するまで毎回のように最下位を独占し、「超魔海王」の称号をつけられた。
その理由はグラフィックがファミコン並み、シナリオが薄くエンディングは夢オチ、
役に立つ情報がゲーム内でほとんど提示されない、誤字脱字や画像の使い回しが多すぎる、
ほぼ全ての人間キャラが無個性、全体的に作業感が強い、などといった点である。

また、この作品の特徴としてモンスターの電波満載のセリフが挙げられる。以下は例。
「ぴるぴるぴる 弱いものをいじめる こんな快感って 他にないよな ぴるぴるぴる」
「ぷち ぷちって あり殺すのやめろよなぁ かわいそうだろぉぉぉー たーいせつな 命だからなぁー」
「空がぁぁぁぁぁぁ、マブシイィィィィィィッ!ギャオオオオオーーーーーー!」
「ぶて ぶってみろよ 痛いの快感! ぶて おい ぶてよ おいいい」

PSで「大冒険DELUX〜遥かなる海〜」というリメイクが出たが
こちらは特に笑いどころもない普通のつまらないゲームになってしまった。

☆関連語☆
クソゲー これはひどい 電波

☆このゲームの固有項目☆
【これはひどい】


●でばいすれいん【デバイスレイン】
メディアワークスより発売されたSRPG。
ストーリーはとある兵器の鍵となる少女を中心に事件に巻き込まれた少年・少女の戦い。
キャラクターの個性が立っており、かつ声優陣も実力派を集めた作品。
中でも終盤のイベントでの岩田光央氏が演じるオカマキャラ『ジョーカー』の啖呵は必見。
現在、中古市場で見かけることは滅多になく、同時発売されたSS版の存在は絶望に近い。

―以下、ネタバレ(に近い)―
中盤から出現する敵キャラJ・Bは序盤から登場する高校の校医・備前淳也(イニシャルがJ・B)。
J・B自体は『裏切り者』を意味する。
あの変わりっぷり(J・B←→備前)や戦闘能力も凄いが何より凄いのがCV。
J・Bは三木 眞一郎氏、備前淳也は関 俊彦氏。
これでキャラは同一人物だという。当時の筆者は納得しなかった。
EDでは生存しているのでは?の意見が立ったが続編が発売されないので真相は闇の中に。

―ネタバレ終わり―


●ふぁんきーふぁんたじー【ファンキーファンタジー】
SSで発売されたSRPG。メーカーはなんと吉本興業。
タイトルがファイナルファンタジーのパクリなのは言うまでもない。
主人公は、とある国の王女として育てられた一般人。
「実は王女だった」の逆パターンというのは珍しい気がする。
人物は体がポリゴンなのに顔だけ実写取り込みなので気持ち悪い。
実写版セーラー○ーンとかに耐性がない人は遠慮してください。
キャラは名前こそ「リキ・サカキ」とか「オルター・キーヴ」とかファンタジーチックなものの、
どう見ても吉本の某芸人の顔です本当に(ry

主人公がモンスターを召還し、部下のユニットがそのモンスターを操って敵を倒していくシステム。
ゲームとはほぼ無縁のメーカーが出しただけあってバランスはムチャクチャ。
さらに寒いダジャレや吉本ギャグが何の脈略もなく飛び出したりして、やる気をそがれる。
いろんな意味で「人を選ぶ」ゲームなのは間違いない。


●ぷりんせすくらうん【プリンセスクラウン】
1997年にセガサターンで発売、セガとアトラスの共同制作作品。
2005年にはPSPに移植された。

若干13歳にして王位を継承しヴァレンディア国の女王となった主人公グラドリエル。
彼女はある事件で妖精アーリアから助力を求められ、それをきっかけとして国の内情を知るための旅に出る。
その旅の中、20数年前に先代女王である母が死闘の末に世界より放逐したはずの魔族が再び現れることを知り、
魔族との戦いに身を投じるという物語……の本を老婆が孫娘に読み聞かせているという形で話が進んでいく。

アクションRPGだと大抵は聖剣伝説やゼルダのように俯瞰視点からフィールドを見下ろす形が多いのだが、
本作は横スクロール型のステージを進む形式。
戦闘時には攻撃防御等にパワーゲージを消費し、これがある限り攻撃し続けられるがなくなると一定時間行動不可となる。
こう書くと面倒くさそうに見えるが、基本的に戦闘は一対一であることや回復・補助アイテムが入手しやすいこと、
そしてそれらの効果が高いことから難易度は低め。

ゲームシステムの出来そのもので見た場合、凡庸と言わざるをえないが特記すべきはそのグラフィックだろう。
ドットグラフィックの極みとも言うべき緻密な絵と、そこから表現されるキャラクターの豊かな表情や仕草は
3Dポリゴンでの表現が主流であった中で大きな衝撃をもってユーザーに受け入れられた。
特に作中でたくさん出てくる食べ物類は本当に美味しそうに見えると評判。
キャラクターに関しても主人公グラドリエルの愛らしさに魅せられるプレイヤーが続出し、現在も根強い人気を誇っている。

なお、余談だが本作のタイトルを略すと「プリクラ」になりアトラスの「プリント倶楽部」と被ることからタイトルの変更が要求された。
しかし、開発陣の強い意向によって「プリンセスクラウン」のタイトルがそのまま採用されている。


●まりか〜しんじつのせかい〜【マリカ〜真実の世界〜】
1997年にビクターから発売されたセガサターン用RPG。18歳以上推奨作品。
超能力に目覚めた美少女3人が日本転覆を目論む悪の機密結社ファクトと戦うというストーリー展開。
これだけなら単なるキャラ萌え中心のお手軽ギャルゲーと思われがちだが
仮面ライダーを初めとする70年代の特撮テイストをふんだんに盛り込んであり、その手のネタに詳しい者なら狂喜乱舞してしまうような内容となっている。

正直、お粗末なシステム、旧世代的なグラフィック、冗長な戦闘シーン、アクが強すぎて人を選ぶキャラクターデザイン等問題点は山ほどあり
18歳以上推奨作品である理由も主人公側も敵側含め登場人物がことごとく死にまくり、エログロも今では再現不可能なほどエグイという猟奇描写によるものであり
とても人にお勧め出来る内容ではない。
だがそれをはるかに凌駕する魅力あふれる世界観や人物&ストーリー描写が素晴らしく、最後までプレイしたユーザーからは絶賛している者も多い。
特にラスボスであるトゥルーマンはもう一人の主人公とファンから認識されるほど絶大な支持を受けている。


●らんぐりっさー3【ラングリッサー3】
SSで発売されたSRPGでラングリッサーシリーズの3作目。
時系列では1より昔、シリーズ中最も過去のエピソードである。
戦闘システムが大きく変わり、それまでのオーソドックスなターン制ではなく両者が同時に行動する独特なものになった。
が、思考が遅い、戦闘シーンに時間がかかるなどあまり評判はよくなかった。(実際4では廃止されている)
しかしシナリオ面ではタイトルにもなっている聖剣ラングリッサーの誕生や
シリーズを通しての敵である闇の王子ボーゼルの正体が明かされたりとなかなか面白い。
任意のヒロインに告白できるヒロインセレクトも搭載されたがフラグ立ての厳しさもあって賛否両論であった。

なおラングリッサーシリーズは他機種への移植が非常に多いのだが
この作品だけは移植されずSSのみだったためファンからは移植が望まれていた。
それを受けてついにPS2への移植が行われたのだが……

・女性キャラのイラストが改変されている
 (全体的に露出度が低下。ご時勢なのかもしれないがこのシリーズはうるし原氏による女性キャラの魅力が大きな売りである)
・シナリオセレクト、超ショップなどの裏技の削除
 (これらはシリーズ恒例でいわばお約束であった)
・出撃準備画面が不親切に
 (敵配置が見れなくなったり装備アイテムの確認がしづらくなっている)
・戦闘シーンの劣化
 (カメラワークが変わるようになったがすべての職種の攻撃グラフィックが同一になってしまいさらに各キャラの戦闘テーマ曲が削除されてしまった)
・戦略性の低下
 (防御コマンドの効果が簡略化されてしまいバリケードを築く戦法が不可能に。HPが少なくなっても回復せずに突っ込んでくるなど敵の思考パターンも単純化している)

etcベタ移植どころか明らかな改悪が多数あり待ち焦がれていたファンを激怒させた。

☆このゲームの固有項目☆
【フレア(ラングリッサー3)】


●りぐろーどさーが【リグロードサーガ】
かつてセガサターンで発売されたSRPG。
ゲンユウサイという異国の覇者によって国を奪われた王子が、賢者の助言により仲間を集め、
その仲間達とともにゲンユウサイを倒し(裏切り者が一人いるが)、さらに事件の黒幕を倒すという物語。
移動した距離によって使える技が制限されたり、敵にぶつからないように移動しないといけない場所があったりと、
今では結構珍しい要素があった。



▼その他作品名(DC)


●えたーなるあるかでぃあ【エターナルアルカディア】
2000年にドリームキャストで発売されたRPG。
空賊のヴァイスと幼なじみのアイカが、偶然ファイナという謎の少女を助けたことで、
彼女を追う帝国と争うことになる、ある意味王道すぎるストーリー。
フィールドは平地が存在せず、全て飛空艇で空を移動する。
戦闘も、キャラクターが戦う通常戦闘と、主人公が乗る船と船同士が戦う艦隊戦の二種類存在する。
中盤からギガスと呼ばれる古代文明の遺産である超巨大生物?と艦隊戦を繰り広げることになるが、
そのシチュエーションの熱さがエターナルアルカディアの人気を一段階上げていると言っても過言ではない。


●えるどらどげーと【エルドラドゲート】
ドリームキャストで発売されたカプコンの冒険心が炸裂したRPG。
全24話の話を、2ヶ月に一度2800円程でリリースするという、前代未聞すぎる試み。
最終巻を買うと付いてくる全巻収納ボックスには、カプコンの漢気を感じる。


●くらいまっくす らんだーず【クライマックス ランダーズ】
1999年9月にセガの出した、ドリームキャスト用RPG。
VM対応ミニゲームが10種類以上収録されていることも売りの一つ。
タイトルの「クライマックス」は製作した会社の名前で、
クライマックスとつながりの深い、玉木美孝氏がキャラクターデザインを担当し
そのタッグが手がけた作品からのゲスト3名がプレイヤーキャラとして使える。

原始時代から宇宙船のある未来まで、様々な世界が切り取られ
貼り付けられた世界が物語の舞台。切り取られた世界(ピース)の中に居合わせた
主人公ソード達が、この世界から抜け出すために、手がかりを知っていると語る
「マスター」と名乗る人物に導かれて奮闘する。

形式はランダムダンジョンRPGなのだが、リアルタイムのシンボルエンカウント方式となっている。
入るたびにレベル1になるが、アイテムの持ち込みも可能で様々なスキルもあり
仲間もいるため、難易度はかなりヌルめ。一応装備、スキルには制限、仲間のいるデメリットもある。

謎解き要素がほぼゼロのアドベンチャーパートもあるが、
混沌とした世界に送られてしまった住人達が、別のピースで友人を作ったり、
恋を見つけたり、まるで変わらなかったりと、様々な生き方をしている様はなかなか面白い。

累積上昇レベルで変化する称号、取得スキル、アイテム図鑑、モンスター図鑑、キャラクター図鑑などがあり、
コレクション要素を埋めていくのが楽しみな人にはお勧めできるが、
難易度の高さを求める人にはあまり向いていない。スキルの取得しすぎなどのバグにも注意。

コレクション要素の中でも伝説のアイテム(という区分の装備品)は優秀だが
(固定の三つ以外は)出現率は非常に低い。


●せががが【セガガガ】
セガがDCで発売した「セガ・シミュレーション」を冠する作品。
当初は通販専用だったが後に店頭版も発売された。
西暦2025年。かつて隆盛を誇ったセガも今ではシェア3%にまで落ち込んでいた。
そこでセガは起死回生の策として極秘プロジェクト「セガガガ」を発動する…
というあらすじなのだがこの作品の発表と同時期にセガのハード撤退が報じられたため大きな話題となった。
ゲーム内容は大きくRPGパートとSLGパートに分かれている。
RPGパートでは「過酷な開発のストレスでもはや人間ではなくなってしまったスタッフ」
(原文まま)達がひしめきダンジョン化してしまった開発室に乗り込むことになる。
イベントを進めて開発室を開放しつつスタッフと戦い、仲間にしていくのだ。
戦闘はシンプルなターン制だが攻撃が説得になっているのが特徴。
主人公は「サンダル履きはどうかと…」
「机の上のフィギュアはなんですか?」など業界人にはきついことを言い、
敵は敵で「アイディアだけで金がもらえるか!」
「ロクに寝れない、フロにも入れないぞ!」など現場の生々しいことを言ってくる。
……中にはプレイヤー本人が精神ダメージを受けそうな言葉もあるので注意しよう。
無事開発室を開放するとゲームを開発するSLGパートが可能になる。
なかなか本格的なSLGになっており、予算やスタッフ間の協調などにも気を使いながら進めなくてはならない。
マスターシステムからDCまで歴代セガゲームが実名で開発できるのでコレクション性も高い。
ちなみにこちらも最も安い宣伝が「掲示板への書き込み」だったり、
完成率が100パーセントになっていなくても発売できるあたり妙に生々しい。
この二つを繰り返し、セガのシェアを伸ばしていく。
またこのゲームで特筆すべきは凄まじいまでの自虐とパロディの嵐である。
任○堂のマ○オに負けたアレックスキッド、ライバル社のネガキャンイベントで「セガなんて死んじゃえ!」(声付き)、
最終章で突然STGになりしかもボスは実写のセガの歴代ハード(スタッフの私物)、
挙句の果てにはセガの汚点であるパソナルームまでネタにしてしまうスタッフのハジけっぷりにはもはや笑うしかない。
こんなゲームは後にも先にもセガにしか作れないしセガしか作らないだろう。

しかし一見ふざけているだけに見えて根底にあるのは深いゲーム愛。エンディングではほろりとさせてくれる。
セガマニアはもちろんゲームを愛する全ての人にプレイしてほしい傑作である。

☆参考☆
セガガガ最終話(隠しシナリオになっている)のクライマックス・ムービー
http://www.youtube.com/watch?v=Hhhs5UpGrRE

セガガガ・ラスボス戦〜先に言っておくがこれはRPGである〜
http://www.youtube.com/watch?v=7Yz_Oi_6w0Q

☆このゲームの固有項目☆
【「R・P・G」は(株)バンダイの登録商標です】



▼その他作品名(Nintendo64,GC)


●ばてん・かいとす‐おわらないつばさとうしなわれたうみ
【バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海】

モノリスソフトとトライクレッシェンドが共同開発し、ナムコから発売されたGC用RPG。
GCにはRPGがほとんどなかったため、発売前は多くのGCユーザーの注目を集めた。
一方で「GC版ドルアーガの塔(予約特典)のおまけ」と言われることも少なくなかった。
しかし、鮮やかなグラフィックや桜庭統氏による音楽、
マグナス(攻撃、アイテム、魔法などが封印されたカード)の概念を使った斬新な戦闘システム、
捻りの効いたストーリー展開が評価され、多くの信者を生み出すにいたった。

シナリオは、Disc1こそ邪神の力が封印されている各地を巡り、
その復活を阻止すべく主人公達が奔走するという、よくある話なのだが、
Disc2冒頭で黒幕の正体が暴かれ、とある重要人物が裏切った後は急展開が繰り広げられ、
数々の伏線が次々に消化されるとともに、内容自体も非常に熱いものになっていく。
その出来の良さはバテン・カイトス総合スレのテンプレの一文、
『Q.評判いいから買ってみようと思うんだが云々
 A.買え。そしてクリアするまでここには来るな。』
から推して知るべし。

ただし、欠点として戦闘テンポがとても悪いことが挙げられ、
ロードは短いものの、仕様として敵も味方も終盤には一度に5回も6回(最大9回)も行動し、
戦闘演出が飛ばせず、かつ全体攻撃が存在しないため、ザコ戦ですら数分かかる。
ただ、それを見越してか戦闘システムは色々と工夫されているため、
面倒臭がりなプレイヤーでものめりこめるかもしれない。

続編に1の約20年前を舞台とした、バテンカイトス2 始まりの翼と神々の嗣子がある。
☆このゲームの固有項目☆
【リュード】


●ばてん・かいとす2‐はじまりのつばさとかみがみのしし【バテン・カイトス2 始まりの翼と神々の嗣子】
2006年2月に発売されたGC用RPG。1に引き続きトライクレシェンドとモノリスソフトの共作
前作が好評だったためGCユーザーからは大変注目を集めた…と思われたが、
既にGC末期でありFF12発売直前ということでほとんど注目を集められず売上は3万本弱とサッパリだった。

いざ発売されると、マップは前作の使い回しがほとんどで
致命的なバグも多く、ムービーも紙芝居に近い独特のものになっており
開発費や時間が不足していたのだろうと思われる点が多く見受けられた。
スタッフ曰く「前作に比べ会社間の連携がうまくいかなかった」らしい。

しかし、前作よりも戦闘のテンポが改善され、スピーディな戦闘は
他RPGでならぶものがない程のおもしろさになった。
また、音楽担当の桜庭氏本人が続編を望んでいたというだけあって、音楽も素晴らしい。
シナリオも、前作の加藤氏こそ関わっていないものの、終盤でのどんでん返しは健在で
世界観やシナリオの整合性を壊す事なく、前作の20年前の話を完成させている。
「音楽がいいRPG」「戦闘がおもしろいRPG」「世界観がいいRPG」など
それぞれの分野で高評価を得ている。

ちなみに、2chのバテンスレでは発売後数年たつにも関わらず
前作、続編ともにストーリーのネタバレが禁止されている。
ネタバレが致命的になるストーリーなのもあるが、未だに口コミで
新しいプレイヤーが増え続けているからだ。
バグがなく、GC全盛期に、宣伝費をかけて発売されていればどうなっていたのかと
売れなかった良作に仮定は付き物だが、このゲームに関しては心からそう思う。

ちなみに主題歌を歌っているのは桜庭氏の娘の美音ちゃん(当時9才)。
その歌唱力は良い意味で圧巻の一言だがその起用に親バカだと言われ、
以後ゲー音板では桜庭氏の親バカネタが使われることが多くなった。


●ルーン【RUNE】
フロム・ソフトウェアから発売されたカードアクションRPGシリーズ。
初作はRUNE世界内の五王国の一つオランジュ国のお姫様カティアが主人公であり、
クリーチャーが封印されたカードとそれを操る王家伝来の秘宝「鍵」を手に
世界中を襲った黒い霧の異変に立ち向かうという物。
テレビCMでは「RPG史上最弱の主人公」とひどい言われようだった。
攻防を完全にカードと鍵に依存しているが、彼女自身は至って常人である。
後述の続編主人公と違って倹約精神はあまりないので手札交換を行う時にそのまま捨て札として投げ捨てる。
そんな最弱呼ばわりの彼女も一度カードを手にすれば、戦場を駆け抜け、
ドラゴンを蹴散らし、作中世界の破壊神もカード1枚で即死させる世紀末救世主。
お前の様な最弱の主人公がいるかと言いたくもなるが既に遊戯王が通った道であった。

続編は前作より後の時代で主人公リズは盗賊団の女団員。
育ちのせいか初代主人公と比較して持久力や耐久力に欠けるが、
手札交換の際にデッキの一番下に戻して再利用する倹約精神でそれをカバーする。
前作と比べて手札調整がやりやすくやカードの使用方法も進化した。
カードは使えば使う程熟練度が上がっていくが、カード使用には魔法石というリソースが必要。
不足分は自分のHPを代用にカード発動する事が可能なのだが、
中継地点の回復ポイント付近でHPがギリギリになるまでカードを連発し、
瀕死になったら回復してまたカード連発とサイヤ人向けの修行法を実践するプレイヤーが後を絶たない。

ゲームバランスはフロムとしては珍しくアクション難易度はそこまで高くはない。
デッキに枚数制限があるため、1ステージ中に何を持ち込んでどうやりくりするか構築を悩むパズル志向。
同社がリリースしているアーマードコアのような派手さがないためいまいち人気が伸び悩んだが、
対戦や隠しダンジョンや隠しボス等やり込み要素が充実している佳作。




▼その他作品名(Xbox,Xbox360)


●らすとれむなんと【ラストレムナント】
2008年11月20日に発売された、Xbox360のRPG。開発・販売はスクウェア・エニックス。
CMでは「スクウェア・エニックスが世界に託す、完全オリジナルのRPG」と謳っていたが、
開発スタッフの多くはSaGaシリーズを作っていた「旧第二開発部」のメンバーであり、
ユーザーからは「これは実質的にSaGa新作だなw」「良くも悪くもSaGa」と言われている。

それだけあって、SaGaシリーズのお約束である「気を抜くと雑魚戦でも全滅するバランス」「戦略性の高い戦闘システム」を始めとして、
「豊富なサブイベント、やり込み要素」「パーティ編成の自由度」「閃きシステム」「戦闘後にHP全回復」なども受け継いでおり、
さらにトドメとして、「大乱れ雪月花」「ヴァレリアハート」「クジンシー」など、SaGaファンならニヤリとするネーミングだらけ。
そのため、旧SaGaファンからは大好評・・・と言うか、いつものように廃人や信者を量産している。

その反面、やはりSaGaシリーズだけあって、初心者・ライトユーザーや、あまりSaGaが好きでないユーザーからのウケは最悪。
SaGaシリーズの問題点である「序盤から難解、というか説明不足なシステム」「処理落ちや、ちと長いロード」なども受け継いでしまっているため、
2008年に発売されたRPGの中でも、トップクラスに「賛否両論が激しい作品」となっている。
特に中盤の「地獄門」と「六拠点イベント」は、SaGaファンでさえ苦戦する高難易度であり、
達成感があって良いという意見もあるが、やはりもう少しライトユーザーに優しくするべき、という声が大半を占めている。

余談だが、クシティ(カエルのような種族)の可愛さは異常、というところは、信者もアンチも認めざるをえないだろう!
いつか、クシティだらけのパーティで隠しボスや「真の力を解放したラスボス」を倒してみたいものだが・・・無理だろうか・・・

●関連語
サガシリーズ 河津秋敏 六拠点

●ろすとおでっせい【ロストオデッセイ】

2007年12月6日に、ミストウォーカーがXbox360で発売したRPG。
ミストウォーカー設立当時から話題になっていたタイトルであり、
坂口博信、植松伸夫を初めとする豪華な製作スタッフのお陰もあって
Xbox360の和製タイトルの中では、圧倒的な知名度を持っている。

このゲームの特徴は、何と言っても「千年の夢」だろう。
主人公は記憶喪失という設定なのだが、何か記憶を思い出すたびに
重松清が書いた5分〜10分のサウンドノベルが挿入されるのだ。
RPGの途中にサウンドノベルという異色の組み合わせは最初は敬遠されていたが、
意外と上手くまとまっており、内容の良さも相まって今では概ね好評である。

それ以外にも、坂口イズム溢れる世界観、王道ながら重みがあって感動的なシナリオ、
植松伸夫による名曲・迷曲のラッシュ、美しい風景、意外と多い探索要素、
そしてオーソドックスな(良い意味で古臭いとも言える)システムなどのお陰で
「これこそ本当のFF」「RPGというジャンルを見直した」などという声が多数あがった。

その反面、やたら長い+頻度の多いロード時間、キャラによって演技力に差がありすぎるボイス、
イベントシーンやムービーの多さ、街の異常な広さ・迷いやすさなどのせいで批判する人も多い。
特にロードの長さは致命的であり、ファンでさえここは批判している。

恐らく、2007年に発売されたRPGの中でももっとも「賛否両論」となったRPGではないだろうか。
合えば神ゲー、合わねば糞ゲー。
もし興味があれば「大当たり」かもしれないので、挑戦してみるのもいいだろう。

関連語
ミストウォーカー 坂口博信



▼その他作品名(その他のマイナーハード)


●ゆうじょうでんせつ ざ・どらえもんず【友情伝説 ザ・ドラえもんズ】
1995年、4月7日に発売された3DO用のゲーム。
ドラえもんシリーズ初の3Dを使用したゲームであり、
また今ではお馴染みになった世界各国の文化を反映したドラえもん達、ドラえもんズを助けるため
のび太とドラえもんが冒険をする、といったストーリー。

全4章で構成されており、アメリカ、中国、アラビアを攻略したあと
ラスボスが潜む城へ到達する流れになっている。いつものごとく
ドラえもんが道具を失くしてそれを取り戻しながら話が進んでいくが、
漫画「ドラえもん」をオマージュしたキャラクター達や謎解き、
ミニゲームなどの遊び心が作品に反映されており、ファンはニヤリとさせられる。
ストーリー性は置いておくとしても評価の高い作品である。

しかし、当時のPS、セガサターン、そして1996年発売のニンテンドー64により
完全に人気を奪われた3DOと共に消滅していた幻の作品である。

余談だが、ドラえもんズは後に強烈なキャラクター性が評価されたのか、
1995年から2002年までドラえもん映画の短編全てに出演している。

☆関連語☆
秘密道具 友情テレカ ドラえもん


●いしたーのふっかつ【イシターの復活】
『ドルアーガの塔』の続編として登場したアーケード初の(そしておそらく唯一の)RPG。
つーか普通アーケードでRPG作ろうなんて思わんだろうに。
コンシューマには『ナムコミュージアムVOL.4』に収録される形でPSに移植されている。

前作は塔の最上階まで到達し、悪魔ドルアーガを倒して主人公ギルの恋人カイを救出するのが目的だったが、
今回はドルアーガを倒した影響で廃墟と化した(ゲーム上は128の『部屋』に分断された)塔から脱出するのが目的になる。

プレーヤーは2スティック2ボタンでギルとカイの二人を操作し、
戦士ギルの直接攻撃と魔術師カイの魔法を駆使して 塔からの脱出を目指す・・・のだが、
正直ギルは特に序盤では弱すぎて使い物にならない為、
主力はどうしてもカイの 方になる。と言うかシステム自体明らかにカイの方がメインに作られている。

HPを持つギルと違いカイは敵に触れると即死だが、その代わり飛び道具である攻撃魔法が使えるので、
当然これらを 使って経験値を稼いでいくわけだが、
初期の攻撃魔法はちょっと強い敵には通用せず(威力的に、ではなくそもそも全く効かない)
MPはマスクデータでプレイ中残量を知る手段は無く、
そもそもゲーム中MPの回復手段は皆無で、
さらにいくら経験値を 稼いでもそのプレイ中は一切成長しないと言う極悪仕様で、
1コインクリアは絶対不可能な仕様になっている。
これらは元々アーケードゲームと言うことで、
プレイヤーから可能な限り多くの百円玉を毟り取るための仕様だったのだろう。



▼その他マイナーハードネタ


●あーるぴーじーはばんだいのとうろくしょうひょうです
【「R・P・G」は(株)バンダイの登録商標です】

セガガガにて表示されるメッセージ。ゲーム内でRPGという単語が使われるたびに毎回表示される。
自虐とパロディの塊ともいえるセガガガの中でもそのしつこさ故に印象に残るメッセージである。

なお余談ではあるがセガガガの発売元であるセガはバンダイとの合併に失敗したという過去を持つ。

☆参考☆
ttp://www.nicovideo.jp/watch/1180032261


●いぐないと・ふぁんぐ【イグナイト・ファング】
Xbox360のRPG「インフィニット・アンディスカバリー」に登場する技。
グスタフという、熊の仲間が使うのだが・・・

そのスクリーンショットが公開された途端、
その滑稽なモーションがAA化。
ゲーム系の板を中心に一気に広まってしまった。
そもそもファングって牙じゃね?これ殴ってね?というツッコミは厳禁。

             〈〈〈〈 ヽ
              〈⊃  }
        /|      |   .|
   ∩―−/ |      .リ   ,|
 / (゚) 、_ `ヽ    ./    |
./  ( ●  (゚) |つ _/    |
| /(入__ノ   ミ        リ
、 (_/    ノ       ,リ
\___ ノ゙         /



●うるおいさらさらへあ【潤いさらさらヘア】
バテン・カイトスに登場するマグナス。
マグナスとは、戦闘やイベントで使用される、
その物が持つ本質を閉じ込めたカードのこと。

このゲームには時間経過によって変化が起こるマグナスが多々あり、
この「潤いさらさらヘア」は、
「シャンプー」のマグナスを時間経過により変化させることで入手出来る。
ただ、大抵のマグナスが長くても1日程放っておけば変化するのに対して、
このマグナスの変化にかかる時間は何と約14日。桁が違う。
これだけ入手に苦労するわりに、マグナス図鑑を埋める以外の用途は無し。
普通にプレイしているとまずお目にかかることのないマグナスだが、
図鑑コンプを狙うプレイヤーは泣く泣く14日間本体の電源をいれたまま放置する羽目になる。


●えくす・らんどらいと【エクス・ランドライト】
PC・360・PSPで発売されたダンジョンRPG「円卓の生徒」の主人公。
かつて円卓の騎士の一員として魔王に挑むが敗北。
100年後に転生し、新たな円卓の騎士…すなわち円卓の生徒達を育てながら再び魔王に挑む。

ストーリー上は基本的に先生と呼ばれるのだが
プレイヤーからはもっぱら歌手と呼ばれる。
というのもユニオンスキル(連携技的なもの)の発動に必要なポイントを回復するスキル「勇者の歌」が非常に便利で
特にボス戦では各種ユニオンスキルを連発する事になるため
ほぼ毎ターン歌いっぱなしというのがデフォなのだ。
時々音痴になって逆にポイントを下げてしまうのはご愛嬌。


ちなみにキャラメイクで性別を女にした場合、女生徒と百合関係になれるのだが
男にしても男生徒とアッーな関係にはなれないので注意。


………なれなくてよかった。


●おるが【オルガ】
PCエンジンで発売された「聖夜物語」、
およびリメイク作としてセガサターンで発売された「エイナスファンタジーストーリーズ」の登場人物。

齢 9 3 歳 に し て 現 役 の 老 婆 剣 士で、若い時には強くて美人の剣士であったと近隣の町の爺さんに賞されている。
主人公の職業が剣士であれば連れ去られた育ての親に代わり技を教え、また敵である邪教集団に対する斥候役も務める。
主人公の職業が剣士以外であれば序盤のイベントから行動を共にしてくれる。
かつて同門であった男が邪教集団の幹部になっているため、必然的にストーリーに絡んでくる。
戦闘においても、戦闘中1回のみ使えるコマンド「奥義」で攻撃力を倍増したり、敏捷性を高めたり、
一撃必殺の衝撃波を放つなど頼もしい(奥義コマンドの効果自体はランダムであり、時には物忘れのため何もできないこともある)。

問題はこのキャラ、下ネタが多いのだ。それも某娘調合RPG顔負けの・・・。
・昼寝していたところを弟子に叩き起こされると、「ああ驚いた。強姦されるかと思ったよ」と言う。
・王都の宿屋に泊まると
「起きてるんだろ・・・分かってんだよ・・・こっちをお向きよ。今夜はアタシの秘奥義でタップリと・・・」
と夜這いしてくる。
・上記夜這いイベントの後、再度宿屋に泊まると懲りずに夜這いしてくる。主人公は予め部屋を替わっておいたため難を逃れるが、
「チッ、部屋間違えちまったよ。ま、アンタでもいいや・・・」と別の仲間キャラに迫る。
尚、この時襲われるキャラは主人公の職業によって代わる為、場合によっては魔法少女(CVかないみか)だったりする。
・戦闘中の奥義コマンドで「ああ・・・感じちゃう・・・もうガマンできないぃぃぃ・・・」と言い出して敵一体一体に誘惑し、小ダメージを与える。
相手は人間の男女どころか、亜人、ドラゴン、虫、魔法生物、異次元生物(ラスボス)など種別を問わない。
尚、この『誘惑』は幽体属性の敵にも効いたり、獲得経験値が多かったりなど利点がある。
・クライマックスで生き別れの母親と再会した主人公がすぐさま最終決戦場に転移されられ、堪えきれず涙する場面で
「メソメソすんじゃないよ。濡らすなら、アタシの股ぐらにしておくれ!!」と叱咤激励する。

現在では確実にCEROの規制に引っかかるが、こんなキャラがJ-RPGに一人くらい居たっていい・・・のか。


●かおしっく-だんす【Chaotic dance】
GC用ソフト「バテン・カイトス」で、仇敵ジャコモ(と仲間たち)との戦闘で使用されているBGM。
同2のジャコモ戦では、アレンジされた『Chaotic dance2』が使用されている。

どちらも共通して、かなりハイテンションな曲調であり、なぜかラップであり、激しい戦闘を盛り上げるのに大きく一役買っている。
さらにジャコモの奇抜な(ある意味浮いた)風貌と強さと、とても良くマッチする。
おまけに、このジャコモが壁ボスとなり得る為、プレイヤーによっては何度も何度も繰り返し聴くこととなり、その脳裏にこびり付く。。
以上の要素から、非常に強い中毒性を持ち、ネタとしても、良バトルBGMとしても、強力な話題性を獲得した曲となった。

なお、このゲームの音楽担当は桜庭統氏である。
同様に彼の手掛けたSO3にもオサレラップがあったが、彼はラップに何かコダワリがあるのだろうか?

☆関連語☆
バテン・カイトス  戦闘曲  桜庭統  Bitter Dance



●ぎろ【ギロ】 バテン・カイトス2に登場するキャラクター。
金属製の人形で、男性の声と女性の声が混ざった声で喋る。
イバラのヌサカンという地に埋まっていた所を、主人公に掘り出されたらしい。

以下ネタバレ
自分が何のために作られたのかを思い出せずにいたが、
終盤のイベントにて「太古に作られた、神を殺すための人形」であることが判明する。
声が二重に聞こえるのは、二人がかりでギロに魔力を込めて動かしていたためであり、
本来人形であるはずのギロが意思を持っているのは、魔力を込めた魔道師の意識が残っていたためである。
素性が判明した後も主人公達と行動を共にするのだが、ラストダンジョンから脱出する際、
死にかけている主人公を捨て身で助けようとするヒロインの身代りになり、
ラストダンジョンと共に消え去った。
このシーンでのギロとヒロインのやり取りに涙したプレイヤーも多いだろう。
ネタバレ終わり

戦闘では強力な魔法の数々を操って戦う。
その魔法の威力は絶大で、最強のEXコンボ(*1)「絶対零度の女王祭+」を食らってなお立っていられる敵はほんの一握りしかいない。
パーティ1(といっても主人公パーティは3人しかいないのだが)頼れるアタッカーである。
その反面打たれ弱く、集中攻撃を受けるとあっさり戦闘不能になる。
強敵との戦闘では、戦闘不能になった時のボイスである「少し休憩だ」を嫌というほど聞くことになる
…かもしれない。

なお、なぜかイベント中は魔法をほとんど使わず、体術を使って相手を粉砕することが多い。
その上、銃撃の雨を体を張って防ぐなど、なぜか戦闘中とは全く違う活躍をしている。
戦闘中もそれだけ堅かったら…と思うのは贅沢だろうか。

(*1)特定の順で技を選ぶと威力が増加したり、追加効果が付いたりするシステム
例)小攻撃B→大攻撃→氷華閃でEXコンボ「守りの氷閃(防御力上昇効果付き)」が発動。


●けある【ケアル】
PCエンジンのRPG「天使の詩」の主人公。
彼の特徴はそのFFの回復魔法みたいな名前と、ものすごい人の良い性格と、
そして、あまりにも不幸な境遇にある。
特にその不幸さはRPGの主人公の中でもトップレベルである。以下、ネタバレ。

幼馴染のクレアと結婚して新婚旅行にでかけるというトップクラスにハッピーな旅立ちだったのだが、
魔物にクレアをさらわれてしまったことから、あっという間に苦難の魔物退治の旅に早変わり。
なんとかクレアを助け出したと思ったら実は天上人の王女だったというクレアの都合で、
今度は魔物のボスである覇王ルキフェルを退治する旅につきあわさせられることに。
その後、覇王ルキフェルを倒してやっとゆっくり新婚生活をと思いきや、
クレアは自分の命とひきかえに覇王ルキフェルを封印していなくなってしまう。
そこへやってきたクレアの母マリアがクレアを復活させてくれたのだけれど、
あろうことかマリアはクレアを天上界に連れて帰ってしまう……。
結局、クレアを助けるために旅に出たはずのケアルは一人で地上に取り残されることに。
あのエンディングでケアルが見せた苦悩に満ちた表情はオープニングの幸せ絶頂の笑顔からは
想像もできないぐらい悲惨なものであった。


ついでに、おまけのもし世界は平和だったらという内容のミニドラマでも
結局、ぶくぶく太ったオバタリアン化した嫁の尻に敷かれまくるとやっぱり不幸だし。
さらに続編じゃ不死の呪いをかけられて死ねないまま=クレアに会えないままだわ
キャラデザが冨士宏から結城信輝になったせいで別人になってるわで、やっぱり不幸。

なにより、名前がFFシリーズの回復魔法みたいだというのが不幸。

追記:2のその後が描かれたSFC版では天上界でクレアと結ばれ子供まで生まれている。


●こおりのどうくつ【氷の洞窟(ロードス島戦記)】
ドリキャス末期のARPG『ロードス島戦記 邪神降臨』に登場する、ゲーム史上類を見ない極悪ダンジョン。
コンクァラー城地下5階の更に奥に存在し、最下層にはカーディス神殿がある。
地下6階序盤でいきなり8階まで転送され、上に戻るたびにモンスターが強くなるという一風変わった構造。
8階はこのゲームの難易度を堪能しているプレイヤーにとってさほどな事はないが、
7階以降はヘルロード、ギガンテス、メデューサ、パドルクイーン、
ゴーレムなどのそうそうたる顔触れが一堂に会す。
散々攻撃しまくって倒したモンスターは物の数秒で復活し、集団リンチ、通せんぼ、
石化ビーム5連発とかは当たり前である。
5000ダメージとかありえない数値を叩き出す、ミスリルゴーレムのパンチを目にした日にゃ、
普通の冒険者はそれこそ裸足で逃げ出すぜ!
対する主人公も、その頃には量産される魔族の王を10万ダメージで虐殺し続けられるわけだが。
その反面、王道と言っては難だが、チョークなモンスター共と同様レアアイテムの質は
GBサガ2のいじわるどうくつに匹敵する。
ストーリー上のイベントは全て下層に存在するので、この洞窟を攻略しなくてもゲームはクリアできる。
出入りを繰り返すごとに宝箱は復活する。


●これ-は-ひどい【これはひどい】
セガサターンのRPG「大冒険セントエルモスの奇跡」のオープニングで出てくる言葉。
画面のひどさとあいまってその後サターンユーザーに一気に普及した。
しかもセガサターンのRPGには一部を除いてなんとも微妙な出来の作品が多かったため、必然的にこの言葉の使用機会も増えた。

☆関連語☆
ぴきぴき 夢オチ


●しぇらたん【シェラタン】
バテン・カイトス2 始まりの翼と神々の嗣子に登場する村。
主人公であるサギの出身地で、何の変哲もない平和な田舎の村なのだが、
前作、『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』のヒロインの名前が
「シェラ」であるため、この村の名前を聞いた時、
つい「シェラたん」などと考えてしまい、笑ってしまった人も結構いるのではないだろうか。
スタッフも何を思ってこのような名前にしたのだろう。
ちなみに「バテン2のシェラタンは村カワイイ」なんてスレも過去にはあったりする。


●しに‐きゃら【死にキャラ(ドラゴンフォース)】
ドラゴンフォースというSRPGにおいて戦闘に負けた際、「負傷」とならずにいきなり死んでしまう武将。
ストーリーとなんの絡みもない能力の低い武将がほとんどだが、なぜか本来死なないはずの各国の重要武将まで死んでしまうときがある。
そして死んでしまっていてもなぜかEDのムービーに出てくる……。

☆使用例☆
「グレイスにゴーレム連発されてジョシュア死んじゃったんだけど、こいつ____なの?」


●でぃーどりっと【ディードリット】
ロードス島戦記シリーズに登場し「エルフ=耳の長い人」というイメージを
定着させる原因になったといわれる、日本一有名なエルフ。
だけど、中の人が男(具体的に言うと山本弘氏)だということはあまり知りたくない事実。

☆関連語☆
エルフ ロードス島戦記


●とうや【トウヤ】
Xbox360及びPS3で発売されたエンチャントアームに登場する、主人公の親友キャラクター。
熱血バカの主人公とは対照的に、冷静沈着、頭脳明晰で人望のある好青年。
序盤のチュートリアルで戦闘システムから宝箱開け方まで親切丁寧に解説をしてくれた後、
悪役に拉致、洗脳され、敵として主人公の前に立ちふさがる。
このトウヤを救出するのがこのゲームの大きな目的の一つである……のだが、ユーザーにやたら親切なこのゲーム、
上記の戦闘チュートリアルがメニュー画面からいつでも見られるのだ。
つまり主人公がトウヤをさらわれて落ち込んでいたり、またはトウヤを助け出す決意を固めたシーンの直後でも、
メニュー画面さえ開けばいつでもトウヤが親切に解説をしてくれるのである。
いくらシステム上の話とはいえ、囚われのお姫様役といつでも会話可能と言う状況は、
脱力すること請け合いである。


●ばーさーかー【バーサーカー(ネクロスの要塞)】
PCエンジンの知る人ぞ知る名(迷)作RPGネクロスの要塞の主人公の一人で
3章、6章及び選択することで最終章で使用可能。
目の焦点があっておらず作中のセリフの大半が「フンガー!」
ジャンプ/横に避ける、分身、ワープ、sけ止めるなど多種多様な方法で回避するこの作品で
唯一回避アニメが存在せず、その代わり攻撃を喰らうだけ喰らって
「バーサーカーはかんじない!!」の一文でダメージをゼロにしてしまう素敵キャラ。


●ぱっく-まにあ【パックマニア】
バテン・カイトス2に登場するクエストマグナス(イベントアイテムのような物)。
とある場所で入手出来る「パックマン」のマグナスにエサを与える事で、
このパックマニアに進化し、入手することが出来る。

クエストマグナスには、持っていると何らかの効果をもたらす物が多いのだが、
(例:エッチな小説のマグナスを持っていると主人公のHPが10%上昇)
このパックマニアの効果は「味方の攻撃が必ずクリティカルになる」という、
「どう見てもバランスブレイカーです、本当に(ry」と言いたくなる凶悪なものとなっている。
しかし、パックマンを育てるために必要なエサというのが、
「パックマン以外のほぼ全てのクエストマグナス(全147種類)」であり、
その中には
・入手できる期間が限られている物
・長いイベントをこなしていかないと手に入らない物
・時間経過で変化させるのに数十時間かかる物
・マグナミクス(クエストマグナスを混ぜて、新しいマグナスを作るシステム)
 でしか入手出来ず、その材料を揃えるのに膨大な手間がかかる物

等々、とてつもなく入手に手間がかかるものがあり、
それを1種類ずつ食べさせなければいけないため、
1からパックマニアを作っているとプレイ時間が軽く3桁に到達することは必至である。

また、次周にデータ引き継ぎを行っても、
何故か147種類中78種類しかパックマンに食べさせたことにはなっておらず、
残りの69種類をもう一度食べさせなければ進化しないため、
次周に行くのが非常に面倒くさく感じる原因となる。


●はっさいじぱーてぃー【8歳児パーティー】
トラスティベル〜ショパンの夢〜で大抵のプレイヤーが1度はやるパーティー編成。
ステータス画面にAge.8(=8歳)と表示されるキャラを戦闘に出すこと。

メンバーは以下のとおり。
・ビート(CV小林由美子)
 銃身にハンマーが付いたクラリネット銃という武器で戦う男の子。
 近距離では銃身での打撃、遠距離では射撃を行う。
 父親の形見であるカメラによる写真撮影が可能。
・サルサ(CVかないみか)
 通称だべ子。太陽のリングという円月輪で戦う女の子。
 口癖が「〜だべ」「ダントツ〜」「ぶっ飛ばす」などやや粗暴。
 3人のうち1番のアタッカー。
・マーチ(CV斉藤千和)
 月のリングという円月輪で戦う女の子。
 サルサの双子の妹だが、声優が全く違う点はつっこまない。
 年齢の割りに礼儀正しく謙虚。必殺技発動セリフがカッコイイ。
 姉がでしゃばる所為で影が薄いが、状態異常誘発技が全メンバー中最多保持という特性が光る。

トラスティベルの戦闘では攻撃を一定数ヒットさせる毎に溜まる"エコー"というシステムがあり、
エコーを消費することで必殺技の威力が増すため、
ビートの遠距離での連射やサルサ、マーチの素早い攻撃が有利に働く。
また、エコーを消費して出した必殺技をヒットさせて溜めなおすことも出来るので、
ヒット数の多い技を持つサルサ、マーチをかつようできる。

回復技を持つメンバーがいないためアイテムに頼ることになるが、
戦う幼女の姿をカメラに収めて、写真屋という一部のマニアに売れば金は手に入るので心配ない(道具屋でも可)。

☆関連用語☆
スー(グランディア) ・・・8歳児繋がりで何となく


●ふれでりっく-ふらんそわ-しょぱん【フレデリック-フランソワ-ショパン】
ポーランドを代表するピアニスト、1810年生まれ1849年没39歳の若さで肺結核により生涯を終える。
雨だれ、英雄ポロネーゼなど有名な曲をいくつも作曲したピアノの詩人で、
現在でもショパンコンクールの名で全国各地でピアノコンクールが開かれている。

全然RPGとは関係無さそうな人物であるが、
トラスティベル〜ショパンの夢〜で物語の根底を成すパーティキャラとして登場。
タクトを武器にモンスターをタコ殴りにする、
少年少女ピアニストが見たらいらぬ誤解を招きかねないアタッカーキャラであった。
実在ピアニストがRPGにアタッカーキャラとして登場する例はあまりないんじゃないだろうか。

●ふれあ【フレア(ラングリッサー3)】
ラングリッサー3のメインヒロインであり、隠しヒロインでもある。
というのも彼女は当初敵として何度も戦い、その際説得行為を規定数行い、
好感度を一定以上で最後の説得をしないと仲間にならない。
それだけなら別に無視してもかまわないように見えるが、
彼女を仲間にしないと闇に堕ちたライバルを救うことができないのだ。
(そして、真のエンディングを見ることができない)

簡単に親を裏切れないのはわかるがもう少し説得が簡単だったら・・・という声をよく聞くことになる。
(その親は蟲に取り付かれ性格が非道になっている)


●ぷろっときょうだい【プロット兄妹】
リバーソフトのBURAIに登場する8人の主人公の兄妹。
大柄な兄と小柄な妹で、両親を殺した仇を探して旅をしている。
前編では仇と思っていた九尾の狐との誤解もとけ、世界を救う勇士として活躍するのだが、
後編では一転無職になり、ゴミ箱を漁って食べ物を探す毎日。
アルバイトをしようと一念発起するも、行く先々で『勇士を雇うなんて恐れ多い』と断られ、
苦労の末に旅劇団を立ち上げるも、6000年前へタイムスリップさせられ、
戦争中に劇団なんてとんでもないとまた無職になり、とうとう山賊にまで身を落とす事となった。
かつての勇士がボロボロの衣服に身を纏った姿を見た町の人の反応は、「だらしがない」である。
もとより定職についていた訳ではないRPG主人公の就職活動は大変厳しい。


●へいはち【平八】

ロストオデッセイに登場するサブキャラ、ヌマラ国将軍カカナスの事。
イベント時のいちいち大仰でコミカルなリアクション、
そしてどことなく「鉄拳」シリーズの常連キャラ三島平八にそっくりな外見から、
誰が示すでもなくいつの間にかネタキャラとしてこう呼ばれている。
また、カカナス本人だけでなく、彼が敵キャラとして駆り出して来る戦車なども「平八キャノン」等と呼ばれ親しまれている。

参考:
ttp://www.tekken-official.jp/tk6ac/characters/heihachi.html
ttp://images.google.com/images?hl=ja&lr=&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E3%82%AB%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%82%B9&num=50&um=1&sa=N&tab=wi


●ほーわんげーる【ホーワンゲール】

ラストレムナントに登場する雇用ユニットのひとり。
初見だと微妙に発音を間違えそうな名前だから…なのかどうかは分からないが、
何故かスレ住人からはまともに正しい名前を読んでもらえず、
ホーゲンだのホーなんとかだのバーゲンだのハーゴンだの酷い時にはザー○ンだの、
かなり好き勝手呼ばれていじくられている。

ちなみにゲーム中でもだいぶ気のとち狂った性格をしていたり、
戦闘終了後ステータスアップした時なんかはいい年こいた大人のはずが「見たか!?今見たか!?」とはしゃいだり、
サブクエストでゲスト参戦した時でも勝手に敵に突っ込んで範囲攻撃を誘発し勝手に死ぬ等といった様が見られたりと、
地味なネタ性にも事欠かず、不思議と地味に愛されているキャラでもある。


●ほろほろどり【ホロホロ鳥】
バテン・カイトスUにて、ディスク2突入直後に遭遇するボス。
正式名称は「ホロ・ホロの巨大鳥」といい、雛を連れて餌を探す習性があるらしい。
バテン・カイトスUはボスが軒並み強かったりウザかったりするゲームなのだが、
このホロホロ鳥はその中でもトップクラスのウザさを持っており、壁ボスとして認識されている。

以下、特徴を列挙
・雛鳥2匹&親鳥のセットで出てくるのだが、雛鳥を倒すと親鳥が卵を産み、雛鳥復活。
・親鳥が弱ると、雛鳥が親鳥を大回復させる。
・雛鳥を放置すると、親鳥が全体ダメージ+ダウン効果(=行動不能)の攻撃を放ってくる。
・雛鳥の攻撃はヒット数が多く、一定回数ダメージを受けると大抵の防具が外れてしまうという
本作のシステム上、防具が役に立たない。

さらに、ディスク交換直後に戦闘突入するため、ディスク交換時にセーブしてしまうと
レベルも上げられず、新たにアイテム等も入手できないため手詰まりになりかねない。
事前にこいつ用の戦術を考えておかなかった場合、なんとか勝てたとしても
戦闘開始から勝利するまでに30~50分程経過していることなどザラである。
対策としては、その時点で撃てる最大火力のコンボで親鳥を瞬殺する、
雛鳥を攻撃しながら全体攻撃でチマチマと親鳥のHPを削る、
敵一体を眠らせる「ふとん」を使う、の3つが挙げられる。


●まぐなす【マグナス】
バテン・カイトスシリーズに登場するカードの名称及びその作品内の全て。

作品内では物体の本質を収納する役割を持っている。
しかし、中には冷たい罵声や笑えないギャグなど物体でないものも存在する。

戦闘中もこれを使って戦うのだが、何故かご飯が炊けたりその物体が腐ったりと
時にカオスで時にファンタスティックなその演出が、
ファンの心を掴んで離さないとか離すとか。

☆関連語☆
時間経過で変化するアイテム


●もうじゃほうこう【亡者咆哮】
ロストオデッセイのラスボス(ラストガンガラ)戦BGMで流れるBGM。
ロックと和太鼓とラップと聖歌が混ざったような曲であり、
FF6の妖星乱舞やブルードラゴンの封印解放などに似ているのだが、
曲の中盤に差し掛かると「ソイヤ!ソイヤ!」と言う和太鼓+掛け声の後に
「すべて無から生まれ落ちた最後覆うもの黒に・・・」
だの
「なぜかなぜかイタイイタイ我慢できぬほどに痛い・・・」
だのといった物騒な歌詞が、歌というよりお経やラップのように流れだす。
そのためプレイヤーに強いインパクトを残し「お経ラップ」という異名もついた。

なお、作曲者植松伸夫本人も「お経ラップ」と呼ばれている事は知っているようで、
サウンドトラックのコメントで苦笑していた。


●りーじょん【リージョン】
SF系TPSアクションRPG「MassEffect」シリーズの2作目から登場するキャラ。
作中に登場する機械生命体ゲス(geth)の一部。
ゲスはソフトウェアのみで全てを共有思考する種族特性を持つため、
機械の体は1体のみだがリージョン内部には1183ものゲス群体が相互に作用する事で知性を発揮している。

1作目でゲスは対話不能(実は発声機関を搭載してないだけ)な地球人類の敵対種族として描かれていたが、
2作目ではそれらは全体からわずかに内部分裂した勢力にすぎない事が明かされ、
リージョンは分裂した勢力を敵とみなし分離派に対して敵である主人公シェパード少佐と
敵の敵は味方理論に従って共闘をするために仲間となる。
元々は宇宙人によって作り出されたロボットだったが、進化の果てに自我を獲得。
結果、創造主に恐れを抱かれて破壊されそうになったが返り討ちにして母星から追放した過去を持つ。
そんな歴史があるため宇宙の様々な有機生命体からは危険視されロボットに搭載するAI開発を制限する法律が作られた程。
とはいえ、彼ら自身は有機生命体を容認しており、自らの未来は自らの意思で切り開いてほしいと考えてる様で、
創造主に対しても敵意があったわけではなく自己防衛が過剰すぎただけに過ぎない。

とここまではSF物にありがちな機械キャラにすぎないのだが、実はこのゲーム屈指のネタ(萌え)キャラ。
2作目冒頭から公には死亡扱いになった主人公を探すために調査に来るのだが、
何をどう間違えたのか作中に登場するゲームの廃人プレイヤーと化してしまう。
オンラインゲームでは運営側からBOTではないかと疑われたり、
機械なためか、恋愛シミュレーションに手を出したらものすごく下手だったり、
自分の種族を題材にしたゲームを買ったのに積みゲーにしたりと調査とは一体何だったのか疑わしくなる遊びぶり。
後にも先にもオンラインゲームで挑発行為をしたあげく運営にアカウント停止を食らった機械生命体はこいつだけであろう。


●りゅーど【リュード】
バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海に登場するアルファルド帝国の軍人。
名門貴族の出身で将来を約束されていたエリートだったが、
皇帝の下した非道な作戦命令に反発し、雲の国ディアデムに左遷される。
後に帝国がディアデムに出兵した時、その卑劣な振る舞いに怒りを覚え、
遂には祖国を裏切ることとなり、主人公達と行動をともにする。
・・・こう書くと反骨精神旺盛な不良キャラに聞こえるかもしれないが、
プレイヤーのほとんどは彼をこう位置づけるだろう。ヘタレと。
以下その理由。

イベント面
・仲間になって早々、敵に操られて重要アイテムを渡してしまいそのことで落ち込む。
・出自不明の別の仲間を帝国の手の者ではないかと疑うものの、主人公達にスルーされる。
・仲間の中に裏切り者がいることが判明した時、誰も何も言っていないのに自分から
 「僕じゃない! 僕は絶対に盗ってなんかいない!」と言ってうろたえる。
・帝国軍人の兄達と対峙して銃を向けられたとき、「駄目だ、兄さん達には銃を向けられない!」
・パーティーメンバーのほとんどが敵に捕まるイベントで、一人だけ諦めかけている。
・いい加減話も終盤だというのに亡くなった兄や乳母の幻が現れた時、思いっきり苦悩する。
・仲間の中で唯一泣き顔の顔グラがある。

戦闘面
・全ステータスが平均して低い、悪い意味でのサマルトリア型。
・専用マグナス(他のRPGでいう必殺技)が全体的に極端なまでに攻撃力が低く、種類も少ない。
・攻撃マグナス(他のRPGでいう通常武器)が入手しにくく、どうしても装備欄をアイテムで埋めざるをえない。
 (このゲームは戦闘システムの関係上、装備欄が30〜70ほどある。)
・このゲームでは一回の行動で複数のマグナス(武器やアイテム)を組み合わせて攻撃するのだが、
 彼のマグナスは光と闇の属性が多く、この二つは相反するため組み合わせると威力が減る。
・彼の最強のマグナスの一つが「光るラッパ」。
・↑にも関わらず戦闘中のセリフがやたらと強気。

ただ技がかっこいい、戦闘中のセリフが面白いなど、性能とは別の部分を気に入る人は多く、
上記のヘタレっぷりもあいまって今やバテン系のスレで最も愛されるキャラの1人である。



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